March 14, 2020

the long winter vol.3


センバツ甲子園の中止が発表された。スキあらば来週からの関西シリーズの合間に高校球児と甲子園本体に御挨拶へ出向こうと思っていた。

目にも見えない物体に様々な事が潰されていく。所詮人間なんて自然の前では成す術もないんだろう。

当然オリンピックも中止でオーケー、思いながら、オレは断固関西へ行き、ツバを飛ばしながら唄おうと思っている。パイロットが操縦してくれる限りは。

もうムチャクチャだ、矛盾だらけで。

どうやら全ては人頼りだ。布団があり眠れて、ブーツがあり歩けて、ニベアがあり肌が潤う。全ては発明した人物のオカゲだ。オレに出来る事など皆無に近いらしい。

そして今、気掛かりなのは「世論とは寝ない男ランク」ボクのナンバー1、ボブディランがジャパンツアーを敢行するのか否かだ。

オリンピック中止なんてある訳がないと思っているヤツも居れば、中止で決まりだと思っているヤツも居る。

御国を上げての戦争どころか御国自体で戦争が起こるぜ。馬鹿らしい。その列に加わる気は毛頭ない。

何処に行けどもいいヤツが居て悪いヤツが居るってそれだけの話だ。北朝鮮にいいヤツも居ればカンボジアに悪いヤツも居る。香港に醜いヤツも居ればアメリカにイカすヤツも居る。

御国や土地柄でカテゴライズするなんてダサ過ぎる。大阪にも面白くないヤツはわんさか居るってのと同義だ。

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ここまで書き残した直後、ボブディラン来日中止のニュースが飛び込んできた。その足でライブバーへ出向いた。満席だった。

「オレの立場になればオレが正しく、君の立場になれば君が正しい」、ボブディランの言葉だ。


 


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March 04, 2020

登場人物全員気狂い '20


「オレって本当は間抜けだったのか?この不幸は全て自分で招いているのか?ありうる話だ。実はオレってオツムの足りない、生きているだけでも御の字な奴って事も充分にありうる 
(ヘンリーチナスキー)


電車降りる前に我先にと乗り込んでくるゴミ、改札の出入口で大荷物を抱えて立ち止まっているカス、下を向いて歩く逆スマート野郎、自らの不注意で忘れ物をしたクセに店員に八つ当たりする腑抜け、そして驚いた事にとりあえず謝ってみる店員。

面白くないヤツほどデカい声で喋る。不思議な事に誇らし気なツラを晒しながら。

阿呆にヤラれる前に逃げろ。しかし逃げども逃げども大量に溢れ、目に余る光景。怒りよりも恐怖、嘆きよりも悲哀、登場人物全員気狂い、IQなら2.8ってところ。

何事にも目を瞑り、何も感じない振りをする人間を「大人」と呼ぶなら、オレは永遠のポッピンボーイのまま死に至りたい。

もう10年ほど前、今村竜也氏がオレに云った言葉を今も鮮明に憶えている、

「そんなガリヒョロじゃイチャモンつけてもヤラれちゃうよ」

オールオーケー、オレは殴り合いも水掛け論もしない、宇宙人と闘うよりタチが悪そうだから。

さて、昨今の情勢から、コロナビールの売り上げが落ち込んでいるらしい。オーマーシー、もう許して下さい。

デマ騒動でトイレットペーパーは売り切れ、ライヴは軒並み中止、そして東京マラソンには7万人の観衆。

主催者がヌカす、「集まっちゃいました」。ハニーベイビー、IQなら2.8ってところ。

この世はペテンとイカサマ、洗脳された右向け右の精神、ソレを恥ずかしい事だとは思わないどころか、正しい事だと信じて疑わない図太ささえも持ち合わせているらしい。

コレがラジオ番組ならオレは直ちに一曲お届けするだろう、ヒートウェイヴで「トーキョーシティーダイアリー」。

「気を付けます、受け止めます
マニュアル通りに街を歩き、とにかく何とか生き延びます」

この詩を真正面から捉えるか皮肉と受け取るかはそれぞれの感性だ。

よく居るだろう、「自分らしくあれ!」ってな類いの作られたヒットシンガーの曲を額面通りに受け取って、デリカシーの欠片も無い行為を繰り返しながらも「これがボクだ!」とかホザきたがる輩が。

帰れよ、くれぐれもそのヒットシンガーにも迷惑を掛けん様に静かに。

オレはインターネットなどには引っ掛からないヒップなナンバーを沢山知っている。右向け右な連中には誇らし気なツラを晒してやろう。

しかし奴等の返答は残念ながら火を見るよりも明らかだ、「で?」。プリーズシュガー、仲間なんて無理してまで増やすものじゃない、気付けばそこにあるものだ。絶対に忘れるな。

思いのままに書き殴りながらオレは今もモダンソファに腰掛けて、ニュースを読んだりしている。嫌気が差しては本を読み、本を読んだら頭が動いて止まらなくなる。

体重計に乗ったら+2kgの表示が出た。頭以外、ほとんど動かしてないからだ。

ナニモノでもないオレが品のない言葉を並べながら、同時に脳内では冒頭の言葉を繰り返している、

「オレって本当は間抜けだったのか?この不幸は全て自分で招いているのか?ありうる話だ。実はオレってオツムの足りない、生きているだけでも御の字な奴って事も充分にありうる

電気ストーブがあるなんて奇跡だぜ。IQなら辛うじて8.93はほしいところ。

 


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February 27, 2020

the long winter vol.2


気付けば近頃はレコードさえも裏返してないな、と思っている。

そもそも音楽自体をほとんど聴いていない。

ターンテーブルにはアールボスティックのベスト盤が乗ったままだ。

オレは回す気がしない、今はただただ自らと向き合う季節らしい。

普段、24時間中17時間は座っているであろうモダンソファが置いてある猿小屋には窓がない。

何処に居るよりも落ち着くが、同時に何処に居るよりも気に障る空間だ。矛盾は永遠のテーマだ。

明確に寒いってのが嫌いだ。まるで虫って事になる。そんな訳で北海道には住めない、こんなに愛しているのに。

すなわち、電気ストーブと魂だけが頼りだ。ほとんど外に出歩く事もなく、答えのない答えを探し続けている。

しかし、そんな事を繰り返していると煮詰まるのも当然らしい。閉じ篭っていても答えなんて永久にやって来ないだろう。

それ以前に「答え」なんてないって事をオレは誰よりも知っているってんだからタマラナイ。

さて、埒が明かんのでターンテーブルのレコードを加川良大将の「教訓」に置き換えて回した。最高だ、根本の美学。

そして新宿へ友川カズキ先生の「どこへ出しても恥かしい人」というドキュメンタリーを観に出向いた。完璧だ、独自の哲学。

大嫌いな新宿が、危うく大好きになってしまいそうなくらいだ。

重要なのは、知らん間に訳の分からんレースに巻き込まれて競い合う事ではなく、脇目も振らず自らが目指す山の頂を狙い続けられるか否かだ。

寒さのせい、時代のせい、タイミングのせい、それ、全部引っ括めてお前のせいだろう。

心底笑う日の為には笑えない期間ってのが必要だ。

宇宙に一人ぼっち、望みもせんのに連れて行かれた様なAM05:18、モダンソファの上で、大声で唄わせてもらおう。




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February 11, 2020

the long winter vol.1


近頃は無の季節だ。何をやっても満足とは程遠い。

イカしたコップを手に入れても次の瞬間にはこう思っている、「ソレがどうした」、

ニクい映画を観たとて「オレはなんだ?」、曲を書こうにも「一体どうやって?」、

何時だって笑える為には笑えない期間ってのが必要だ。

ほとんどパジャマ姿のままで、朝も夜もなく日々が過ぎていく。外はいつも暗いままだ。

どうやら肩が凝っている。無意味な力が入り、まるで誰かが後ろに乗りかかっているかの様だ。

そう感じ、
オレが今まずやるべきコトは風呂釜をピカピカに磨き上げ、何も考えず凝り固まった肩と頭を労る為に湯舟へダイヴするコトだと踏み、文字通りピカピカに磨き上げた。風呂があるなんて奇跡だ。

そしてお湯をふんだんに使い、のぼせかけた今はこう思っている、「もう風呂に入った様なモンだ」。

肩は凝ったままだ。湯舟にダイヴするのは明日へ持ち越しだ。


さて、持ち越した後、満を持して二日連続で湯舟にダイヴした。入浴剤だって手に入れた。「ロマンティックジャスミンの香り」、小粋なネーミング頼りだ。

感想はこうだ、「で、オレはどうだ?」。肩と頭は凝ったままだ。

先日、2020に入ってから初めて外でお酒を呑んだ。それは愉快且つ痛快なトークで終始笑いと再会で溢れていた。しかし次の日にはこう感じていた、「ソレがどうした」。

危険だ、何をやっても満足とは程遠い季節。

空き物件を見つけては、「此処で昔ながらの弁当屋をやったら絶対に流行るで」などと勝手にそんなコトばかりを考えている。そんな時、店の名は断固「NAKED LUNCH」でキマりだろう。

しかし、残念ながらオレの夢は弁当屋になるコトじゃない。

季節を越せるかはお前次第だ。




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January 18, 2020

the light up '20


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2020.01.18 AM07:55

誰かの揚げ足を取るコトでしか笑いを取れない奴等の声が左右から聞こえてくる。

オレは笑う気がしない、愉快とは程遠いから。

下を向いて歩く連中が持っているソレと、連中をかわす為に常時左右に目を凝らしているオレとの温度差。

あの電話機の名称をいい加減変更してくれ。文明の利器が悪いんじゃない、許せないのは言葉選びを誤っているって点だ。

しかしオレには名称を変える力などない。クダラナイ事柄は考えるだけ時間の無駄だ。喜びは自らで探すしかない。

近頃は電球のコトで頭がいっぱいだ。街の何処を見てもあれは何ワットだ、あれがLEDなのか、あれの口金はどうだなどと一人ごちている。

この研ぎ澄まされた感覚はレコーディング時のソレと瓜二つだ。何を聴いても音の鳴り方と録り方のコトで頭がいっぱいになるアレだ。

電球よりもレコーディングのコトで頭を満たしたい、思いながらオレはピンクの豆球の下でコレを書いている。

思うにいつも一月二月ってのは忍耐の季節らしい。目覚めれば暗く寒い。モッズコートとブーツだけが頼りだ。

目を覚まし元気になる頃にはもうどこもかしこも閉まっている。電気屋も文房具屋も。

好きだった店がどんどん潰れて行く。隣にあったレンタル屋の家賃は月100万で、その隣にあったスーツ屋の家賃は月260万だったらしい。

そしてこの街のシンボルだと勝手に思っていた天狗神社は知らん間に姿を消していた。

さて、気付けばメインストリートはガールズバーの呼び込みだらけだ。今、この時間もやっている店、それはどうやらガールズバーだ。早朝サービスって頃合いか。

オレは行く気がしない、意気揚々と豆球の話をされてもガールズが困るだろうから。



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January 12, 2020

ローソクと静寂 '20


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2020.01.08 AM06:38

世間の丑三つ時を突破したこの時間、最も元気なのはやはりボクなのですか?ってな静寂。

おみくじだとか占いだとかの前に、イカす年に出来るか出来ないかってのは自ら次第だ。

いい曲が出来た後でいい珈琲やいいお酒を嗜みながら映画や本を読むのが幸福であり、ただいい映画やいい本を読んだだけでは真のイカす一日とは呼べない。


今年はまたアメリカに行きたいなと漠然と思っていた。 しかし情勢はどうにも穏やかではないらしい。

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この辺りまで書いて文章を止めていた。今は2020.01.12、やはり丑三つだ。一昨日はPM17:38に目を覚まし、昨日はそのまま30時間起き続け、今日はAM06:43から起きている。

相変わらずどこまでが昨日でどこからが今日なのか、いつが朝でいつが夜なのかってのが定まらない。

とりあえず今日でも昨日でも思っているのは「東京オリンピック期間中は根こそぎ丸々この街を抜け出していたい」ってコトだ。茶番には飽き飽きとしている。能天気と悪はイコールだ。

猿小屋に閉じ篭り、イカす一日を目指し頭の中を整理する。

PM17:28、高松からライヴを演りに来た男に会いに渋谷のライヴハウスへ出向く。ようやく外に出る時だ。

高松の知った顔の何人かが渋谷に集まれば、そこはもはや高松だ。気分がいい。

気分はいいが途中で抜け出し猿小屋へ舞い戻る。まだ一日は長い。

帰り道、立ち寄った公衆トイレで何やらやかましい外国人三人組と出くわす。何喰わぬツラで横にいる奴等をさり気なく窺いながら、「奴等が突然襲ってきたらボクがまず取るべき行為は?」なんて勝手に自問自答している。

「来るなら来やがれ」、勝手に覚悟したものの奴等はほとんど見向きもせずに出て行った。頭の中の整理に終わりは訪れないって仕組みだ。

真のイカす一日を狙い気付けばAM06:09、世間の丑三つ時を突破したこの時間、最も元気なのはやはりボクなのでしょうか?ってな静寂。

灯していたローソクの火は今、二つとも消えた。

さてオレは今、ローソクにまた二つ新たな火を点けて、この静寂にギターの音を突き刺したいと思っているところ。
 


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January 04, 2020

モダンソファに腰掛けて '20


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気付けば三日振りに風呂に入った。すなわち、2020初の風呂に。

別に忙し過ぎたってワケじゃない。他のコトを優先させていたら風呂はもう後回しってだけだ。

「お正月はジャズ」という格言がある。まぁ、2009年の年明け頃にボクが勝手に作った戯言だ。

今年の年明けはそんな気分でもなかったが、昨日辺りから一気に火が点いた。今はチャールスミンガス大将の「道化師」を回している。タイトルからしてピッタリだろう?

無事に元旦を迎えて早々に初詣へと出向いたが、そこには長蛇の列が出来ていたのでおみくじだけ引いて引き上げた。

帰り道、2020年初の買い物をした。不要な買い物はしない。しかし、ボブディランのコンサートチケットは必要だ。

その日の夕方、次の日の夕方も神社へと訪れたがまだ長蛇の列は続いていた。引き上げた。神様もお忙しいでしょう?ってコトで。

そして本日、列が短くなったコトを確認し遅ればせながらお参りをした。沢山笑えます様に。

お参りをする直前に見つけた神社の張り紙にはこう書いてあった、

「おみくじはお参りが終わった後に引くのが神様への礼儀です」。

オーベイビー、堪忍してほしい。

40になる前に頭の中に抱えている様々な事柄を形にしたい。誰かの芸術を観て批評だけして満足みたいな輩には生まれ変わってもなりたくない。

そんな輩にこそ神様、罰を当ててやってくれよ。

「今年も宜しくお願いします」の前に、宜しくやってもらえるか否かってのはこちとら次第だと年々強く思う。

オーケー、誰かにとっては「そう思うならまずは風呂入れ」ってコトになるだろう。

このファッキン情報社会、全員の意見に耳を傾けていたらもはや残るモノはたったの一つ、「何も行わない」って行為だ。すなわち、御免だ。

オレは今、ミンガスを止めて、昨夜降ってきた曲を完成に導こうと思考しているところ。

沢山笑おう。
 


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December 17, 2019

39 for Talking Blues 2019


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'19.12.13(fri)
【Akinori Taka 39th Birthday Oneman Show! 39 for Talking Blues】
  at 下北沢RHAPSODY


-CAST-
高哲典-Akinori Taka-

-GUEST-
ヒガシショウゴ(The Sundance)
Jenny

-DJ-
Tatta

♦第一部

1, 死んだ街で笑え
2, 破れたズボンの後ろポケットから
3, ピースフロムマインド
4, マーケットに春はない -can't buy spring-
5, ピースタイムラヴァーズロック(仮)
6, ロマンのど真ん中
7, 思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
8, ワイルドサイドを歩け - with Tatta-
9, スリッピン&スライディン
10, ロールオンザストリート
11, 愛すべき日々

♦第二部

1, ラウンドミッドナイト
2, 珈琲の匂いのする方へ
3, アウトローバカヤロー - with ヒガシショウゴ -
4, Three Little Birds - with ヒガシショウゴ -
5, 死にたくない(あのことやるまで)- with ヒガシショウゴ -
6, 風来坊ソング - with Jenny -
7, トレイントーキングブルース - with Jenny -
8, 友達 - with Jenny -
9, トップオブザワールド - with Jenny -
10, スポットライトを照らせ - with Jenny -

♦encore 

1, ヘイトアシュベリー - with オールスターズ - 

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39になった。今こそ10歳時分のオレに伝えてやりたいコトがある、「貴様はまだ生きている」。

ヒガシショウゴ(The Sundance)、ジェニー、Tatta、生きている今、会えて嬉しい。そして40へ向けての疾走がもう始まっているらしい。

これからも宜しくやってもらえる様にボクがやるべきコトはまず一つ、これからも宜しくやってもらえる様に思考を止めないってコトに他ならない。

従って労って無難に愛されている内に平凡で終わるのはゴメンだ。

ステージに立っている間中、ずっと左足がつりそうな状態だった。クダラナイコトに神経を持っていかれるのだけはゴメンだ。

12歳の天才もいれば88歳のド阿呆もいる。年齢なんて断固どうだっていい。

足がつったままでもダンス、それが理想だ。

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目が覚めたら朝日に笑いかける、
小鳥が三匹、玄関先でピーチク
スゥイートソング唄う、ピュアなメロディに乗せ云った、
「これはお前達へのメッセージ」

don't worry , about a thing
cause every little thing
gonna be alright

Bob Marley "Three Little Birds"


ヒガシと唄ったボブマーリーが脳内永久ループ。音楽は手段だ、生きる為に必要な手段。

生きて会おう。敬具。




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November 22, 2019

タイトル未定 '19


頭上からモノが落ちてこないなんて奇跡だぜ
生き長らえていられるのも全部誰かのオカゲだぜ

罵り合う声が聞こえる、ならば大音量でジャズを聴け
耳を塞いでいた方が良い事だってあるんだぜ

スマートとは呼べないモノをスマートとは呼びたくないのさ
いがみ合う前にやるべき事があるのさ、今直ぐ着手しよう

頭上からモノが落ちてこないなんて奇跡だぜ
臆病者はいつも、頭上と足下を気にするさ

便利過ぎるのも良くないぜ、行動がモノを云うだろう
便利過ぎるのも良くないぜ、針を落とせ

皮肉とは呼べないモノを皮肉とは呼びたくないのさ
いがみ合う前にやるべき事があるのさ、今直ぐ着手しろ

通り魔がお前を狙っているかも知れないぜ
臆病者はいつも、上下左右に気を付けろ

誰かのせいにはしたくない、だから殺されるのは御免だぜ
生き長らえていられるのも全部お前のオカゲだぜ



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November 15, 2019

the step to 2020


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旅から戻り、ブーツを修理に出し、ハットの埃を取り除き、スーツをクリーニング屋へ持ち込み、唾まみれになったギターを磨き直す。

ギターの穴はまた少し大きくなったみたいだ。

気が付けば11月中旬、扇風機をしまい、電気ストーブの目前に座っている。

体験、経験した事を一から百までダラダラと書き綴るのは困難だ。

スタート時から容量100%超えの荷物を詰めたトランクを担いで旅に出た。バスで名古屋へ着いた時、外は雨だった。

降り止まなそうな雨を見て、先を見越して傘を買った。その二日後、傘は捨てた。邪魔以外のナニモノでもないからだ。

それからはずっと快晴だった。オレは相当天気に恵まれているらしい。

スーツは移動着兼作業着、
「覚悟を決めたら一気に突っ込め」を信条に十七夜を突き抜けた。

旅に馴染み、物販が徐々に減って行き、トランクが日毎に軽くなって行く感じ、その喜び、分かるかな。

苦しみよりも喜びが勝れば、旅ってのは何時まで経っても終わりがない。何時まで経っても終わらせたくないモノ、それが旅だ。

セットリストをいくら直前まで考えていても、ステージに上がれば根こそぎチェンジしたりする。足りない頭でも回転させながら、「こんなところまで来てヘマは出来ない」ってな胸中を一丁前に抱え込みながらコトに挑む。

そして一夜終わる度に解放感に包まれる。呑んでは愉快な話、真剣な話も繰り広げ、また移動、そして本番、繰り返しながら毎夜違う夜がある。

オレは今、早急に2020年の日程について思考しているところ。向こう二年分のスケジュールがほしい。口癖の様に呟いている。まだ闘いたいし、生きる目的になるから。

まだ行けると思わせてくれる人達がいてくれるオカゲで今がある。血湧き肉躍る夜を何度でも思い返す頭がオレにはある。

さて、真っ赤な色にトランプ柄を随所に散りばめたハイカラ靴下を履いたオレにお母ちゃんが笑いながら云った、

「39歳が履く靴下やあらへん・・・」

もうこのまま行くで、 ありがとう。

 


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