May 2007

May 31, 2007

遊説者

俺は今、一切声をかけられたくない席の真ん中に鎮座している。早く抜け出して、ロニー・レイン(small faces)の映画を見に行きたい。そして明日は休みだ。数々の素晴らしい時間を過ごしたい。うん、そうする。

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May 30, 2007

舌打ちで気付け

俺は動物園の檻に入れられた猿じゃないんじゃ。

デリカシーをほんの1ミリも持ち合わせてない輩。それを直接本人には言わず、こんなところで書き殴る自分がもどかしくもある。俺はあんな時、優しく言葉をかける事なんか出来ん。何回したと思う、舌打ちで気付け、せめて気付いてくれ、舌打ちで。

本日の一曲

マニュアル・ライフのアニマル 
アベレージこそがハッピー
ポリシーははがれ落ちてもOK

ノーダメージなイメージ
カロリーオフならハッピー
ココロの栄養失調はOK

もちろん皮肉を込めて。

the pillows「インスタント ミュージック」。


P.S デリカシーの欠片もない輩に舌打ちが耳に入るわけもないのね。嗚呼、無念。

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May 28, 2007

Fucker

俺の価値観で、面白くもない奴と話はしたくない

俺の価値観で、下らん話に笑う事はない

俺の価値観で、帳尻合わせをする必要はない

俺の価値観で、謙遜する必要はない

俺の価値観で、お前の価値観に興味はない

俺の価値観で、一匹狼で大いに結構

俺の価値観で、俺は生きる

Fucker Fucker Fucker

俺の価値観で、俺は死にたい



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P.S 酒井泉水(ZARD)が亡くなった。別に好きでもないし、嫌いでもないけども、感慨深いモンある、ある。何が起こるか分かったモンじゃない。



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詩・「雨が降ったって大丈夫」

「雨が降ったって大丈夫」

雨が降ってきた夜に 口ずさむ唄がこの世にはない
パトカーのサイレンが聞こえる様に 自然な感じで唄いたい

あの娘は陽気な口笛で 冴えん一日を乗り切ってみせる
俺はといえば口々に 声に出すのさ

もう帰ろうぜ

雨が降ってきた夜に 口ずさむ唄を作りたい
パトカーのサイレンのリズムで 小粋な感じで唄いたい

雨が降り止む気配はない 傘の骨は突き出しているし
濡れて歩いてみるのも良い そっちの方が似合ってるって

言われたとしたら 思わず俺は笑顔で
有り難うだとか 口にしてしまう様な気がするね

寂しくなってきたら 誰かに電話したりしないで
布団の中に潜り込んで 思考回路を変えてやるんさ

雨がやり切れん思いを 全て流すとか言ったりするけど
俺はそうは思わない どうしてかって聞かれたりしたら

だって雨って 神様の涙って
思ってる方が幸せになれる気がするの

お気に入りの傘を見つけたよ 雨が降ったって大丈夫
お気に入りの長靴見つけたよ 雨が降ったって大丈夫

雨が降ってきた夜に 喜び勇んで外へ飛び出した
怖いモンはこの世にないんだと いった雰囲気で飛び出したんだ

雨が降ったって大丈夫 雨が降ったって大丈夫

アメニモマケナイ男になりたい


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May 26, 2007

謝るな

昨日、フジロック事務局より届けられた一枚の葉書。すなわち、「ROOKIE AーGOGO」審査結果。「落選」、「貴意にそえず、申し訳ございません」。行く準備は何時でも出来とるけどしょうがない、唄ったら駄目なのね。でも俺は何時も何処かで唄っとるから、謝るなよ。

P.S BGMは「ミスター・タンブリンマン」。そう、グイグイくるヤツ。

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耳をつんざくハーモニカ

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仕事を終え、くたびれた足取りで向かった先、吉祥寺。二度目のいせやにて焼鳥とウーロンハイをかるく平らげ向かう先、バウスシアター。ここはロック映画を爆音で上映する事で名を馳せるイカシた映画館(足を踏み入れたのは初めてなのだけれども)。そして「65 revisited」観賞。耳をつんざくハーモニカ、大画面の迫力。DVDがあるにも関わらず、映画館で見る価値は充分にあった。俺は昨日今日で、「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」のプロモーションビデオを10回位見たと思う。いつ見ても何回見ても決して色褪せる事がない。これぞ本物。

P.S もっと色んな事を書きたいが、また明日。

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May 24, 2007

「レコード・レコード」 -振り向くなー

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⑨BOB DYLAN「DON’T LOOK BACK」(DVD)

遂に姿を現した、ドント・ルック・バック、DVD版。ビデオではもちろん見たが、これは特典映像がとんでもない(まだ見てないけれども)。それ以前にジャケット+特典ペーパーバックの時点で俺の中の壁は軽く突破した。さぁ、見よう。

P.S 明日の夜は吉祥寺バウスシアターへ、DVD発売記念、「ボブディラン・ナイト前夜祭」へと出向く。すなわち「65 revisited」上映+トークショー。すなわちしばらく、ボブディラン三昧。


ばかやろう

先日、スカイパーフェクトTVと再契約を結んだ。チューナーはあるが、ほとんど見る時がなく、支払いは滞ったままだった。その未納料金、5638円を払い込み、電話をして再契約を結んだ。その際、番組表(TVガイド・定価500円程)は要るかと問われ、俺は「要らない」と答えた。そして昨日。ポストには番組表と思われる大きな封筒が入っとった。これはサービスだと受け取った。「気が利くのね」と封を切ってみると、まさかの「5月号」。もう一回、「5月号」。もういいかい?「5月号」。サービスである事に違いはないが、5月23日。「6月号」出る頃だぞ。どうせ送ってくれるなら「6月号」にしてくれんか。「5月号」送るのと「6月号」送るの、手間は何一つ変わらん筈だぞ。頭が悪いというか、狂っとるというか、俺は別に怒りはせんけど、妙に力が抜けてしまうのです。だってな、発送が多少遅れたとしても、例えば6月5日に届いたとしても、それが「6月号」だったらその方がよっぽど素直に喜べるやろ。

P.S 京都の東寺で行われる、「LIVE EARTH」にYMOが出演する。そう、「HUMAN AUDIO SPONGE」ではなく、「Yellow Magic Orchestra」と名乗って。

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May 23, 2007

魂は頭蓋骨の一点に宿る

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山手線渋谷駅構内に張り巡らされた「大日本人」ポスター。例えば、どれだけ好きなミュージシャンのポスターが駅前に張ってあったとしてもカメラを構える事はまずないが、この男の場合、一筋縄ではいかん感がある。数ある「大日本人」ポスターの中で、俺の中で一際目を惹く、「カンヌ(笑)」。ある種、カンヌ映画祭を馬鹿にした感もある。逆手に取った感もある。そして、山手線構内からそのまま向かう先、上野・東京国立博物館「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像-」。向かっとる途中、「上野まで本でも読んで有意義に過ごしたろかしらん」の矢先、新宿駅で降りて行くおっさん達。俺の隣に座っとったと思われるおっさん、定期を置き忘れて行く。俺は定期を手に取り、構内に出る。出たはええが、どのおっさんか分からずじまい。俺は仕方なく電車に戻る。手には定期、「3万6千円」と書かれた3ヶ月分の定期。これはいかん。次の駅、「新大久保」で飛び降りる。車掌を探すが見つからず。そこでたまたま反対線路から来た新宿へと向かう電車がやって来る。俺は車掌さんのもとへと走る。それは、走る。車掌は定期を、「ありがとうございます」と受け取り、電車は新宿へと向かう。そして俺の乗ってきた電車は、俺を乗せず上野へと向かう。俺はひどく後悔する。なんで新宿駅で降りた時、定期に書かれた名前を大声で叫ばんかったんかと。そして思ってくる、錯覚してくる、俺は悪い事をしたんじゃないか。もとを正せば、定期を忘れるおっさんが一も二も悪い。しかし、俺が新宿駅で機転を利かせとけば、俺もおっさんも気分が良かった様な気がする。そこで、「俺は悪い事したんかも知れん」に繋がる。なんでこんな気分にならんといかんのかと。俺は色んな事を含めて、部屋を一歩でも出ようモンなら、必ず機嫌が悪くなる。「そんな大事なモン置き忘れんなや」とおっさんに言ってやりたいが、今回は俺も悪い事をした感がある。怒りをぶつける先がなくなる。他の輩なら、「俺は良い事したぞ!」と勘違いするか知らんが、俺は色んな事を考える。「中途半端な優しさ」を出してしまったと考える。中途半端は決して良くない。定期を盗むよりは100倍ええ事に違いないが、あんな事で「ありがとう」と言われても俺は素直に喜べんし、嬉しくはない。なぜかこっちが「ごめんなさい」になってしまう。ガラスのハートの持主このワタシ、例えば音楽の事で、「君の良さは全く分からないね」などとほざかれても「やかましい」で充分事足りるが、こういう出来事に関しては深く深く考えてしまう。そして、そんな事を考えながら、もって行き様のない不愉快な気分を味わいながら電車は上野に着く。本は読む気にもならず。そして本題、「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像-」。じっくり内容を理解しながら見るには4時間を軽く要する。俺は閉館時間の関係上、3時間ちょっとしか見れんかったが、もう凄いとか何とか軽い言葉で言っとる場合ではない。内容を書きたいが、もはや書き方すら分からん。とにかく何から何まで法則がある。数学の哲学レオナルド。建築物の如く作品を操るダ・ヴィンチ。俺は「阿呆やなぁ」とぶつくさ呟き続けた(もちろん良い意味)。きっと、とんでもなく面倒臭い人だったのだろう(もちろん良い意味)。とにかく、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」を多少でも知る事が出来て嬉しい。嗚呼、ハッピーエンド。

P.S 次回「モディリアーニ」、そして「大日本人」と芸術鑑賞の旅はまだまだ続く。

May 22, 2007

帰りたいけど帰らない

俺がもってる悪い癖 あたりかまわずぶちこわし
あばれまわって 夜が明ける


うんざりするぜ ひとつもうまくいきゃしねぇ
いらいらきちまった おもしろくなんともありゃしねぇ
たいそうえらぶったまぬけ面さげやがって
ぼうふらみたいにどっぷりつかったどぶの中



口ずさむのはルースターズ。多くは語らん、夜しか泳げない。夜だけが穏やかな心持ちでいられる。

P.S 井上富雄の活躍には目を見張るモノがある。あれぞ、プロのお仕事。


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May 21, 2007

能天気にハッピーではない

仕事か?休んだ。俺は、仕事がある、という有り難味を、分かっとる様に見せかけておいて、実はほんまの意味では分かってなかったりする男なんか。カンヌ映画祭に飛び込んだ松本人志を見た。高須光聖と倉本美津留が一緒に映った。あの三人は、どんなバンドより、最高のトリオなのではないか、と感じる能天気にハッピーではない夕暮れ時。

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死んどる様に生きて堪るか

昨日は新宿ロフトに5時間以上もおった。気分が晴れやかになる事はなかった。真夜中、下原元気はやって来た。昼過ぎに起きてシャノアールでコーヒーを飲んだ。部屋に戻ってセッションした。ワクワクした。夕方、日比谷野外音楽堂へと急いだ。SPARTA LOCALS。休憩はさみ二部構成、すなわち、浜田省吾の如き時間割。「トウキョウバレリーナ」はやっぱり名曲だった。ルースターズのカバーを聴いた。嫉妬した。あんな、「バンド」っちゅう感じのメンバーと、俺も演りたい。日比谷野外音楽堂で演りたい。このまま終わって堪るかっちゅう感じ、あるある。

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May 19, 2007

ご機嫌如何ですか

起きた瞬間、叫んだ、布団の中で暴れた、気がする。仕事を休んだ。嗚呼、体たらく。俺は、「負けた」のか。「ご機嫌如何ですか」と自分に尋ねてみる。「さぁ、何とも言えん」。ニュース番組を苦笑いで眺めた。事件が終わった後で、「あの時はこうするべきでしたね」やら「動機はこうですね」などと、分かるわけもない癖にしたり顔で、全国ネットで羞恥を曝すあの評論家に唾をかけてやりたい。あんなの俺でも出来るんじゃないか。本日は、北九州からあのコウモリ男、下原元気がまたまたやって来る。天下の「新宿ロフト」で演るのだという。野次でも飛ばしてやろうかと考える、雨模様の正午前。

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喜怒哀楽な男でごめんね

俺は人間が出来てないんか。朝、起き上がった瞬間から気分は悪い。それは、低血圧のせいではなく、ただ機嫌が悪い。勝手に怒鳴る。怒鳴って我に返る。我に返るが、やっぱり機嫌は悪い。お金を稼ぐ為だけに、そして意地も手伝い部屋を出る。当たり前の事か。研修。訳の分からん「新人」、このワタシ。しかし午前中、謎は解けた。「研修」、それはただただかっこつけの言い回しで、単純明快な事を、さも難しい事であるかの様にごじゃごじゃとぬかし、勝手に誰かが決めた専門用語を並べる説明書の様なモン。用件だけさっさと説明して、俺に仕事をやらせろ。やらせてみろ。「百聞は一見にしかず」、実際やってみて疑問があればその都度聞けばええ。実践した方がよっぽど早いし、その場で疑問を解決していった方がよっぽど憶えやすい。俺は読めん漢字はあるか知らんが、頭は悪くない。「やり方」に関して、お前等よりは少なくとも頭は悪くない。何でこんな単純な事が分からんのか。遠回し遠回しで説明だけして、結局やる事といえば、単純明快。あんな教え方で、頭角を現す奴が出てくるとはとても思えん。もし現れるとしたら、それはマニュアル人間以外の何者でもない。俺ならこうする、ぱぱっと要点だけ説明し、「この紙読みながらな、とりあえず電話してみてや。で、分からん事あったらその都度言うてや」。これだけで充分。その方がよっぽど伸びるんじゃないか。嗚呼、偉くなりたい。訳の分からん考えを根本から引っ繰り返してやりたい。そしてようやく実践。早いねと周りは言う。早いのは俺じゃなく、遅いのがお前等じゃ。俺は難しい人間なんか。こんなしょうもない事で俺の「やり方」が潰されて堪るか。仕事に疲れるより、そのあほらし加減に疲れる。無駄な疲労感。休憩時間も一時間、ただただ文句を吐き散らす。俺は頭がイカレてしまうんじゃないか。でも、一つだけ言っとく。イカレとるのは俺じゃなく、狂っとるのは一般人と呼ばれる輩じゃ。ふて腐れた顔して、周りにもきっと迷惑をかけとる気がする。それは良くない事だと分かる。それなら一人の方が良い。帰り際、エレベーターを待っとる時、ただ感情を抑えきれず、ビルの壁を思い切り蹴った。意識する前に足が出た。初期衝動。壁には大きな穴が開いた。開いてしまった。しかし、その場では我に返る事もなく、もう何がなんか分からず、ただ歩いた。早足で歩いた。一刻も早く部屋に戻りたかった。好きな事が自由に出来る、愛すべき部屋に。ラム酒をジンジャエールで割って呑み干し、顔を赤くした。今、この場で二つ謝りたい。帰り道、人混みの中、歩き煙草をした。いつもは嫌という程周りを気遣うが、すれ違った人の顔に煙がかかった気がした。気がしただけかも知れんが、俺はその事についてはすぐ後悔した。もう一つは、壁に穴を開けた。「物を誰より大事にする」精神が聞いて呆れる。この先どうなるか、そんな事知ったこっちゃない。俺よりも大変な奴なんか多分いくらでもおるのに、俺は我儘者か。自分の事で精一杯。

小さな事で大いに喜んだり 些細な事で蹴散らしてやったり
優しくされて淋しさ込み上げたよ それでも楽しい夜を過ごしたい

喜怒哀楽な男でごめんね ごめんね

普通な事が普通じゃなくなって 普通じゃない事が普通になりつつある
普通の定義が何か知らんけど おいらはおいらのままでいれば良い

単純明快な男でごめんね ごめんね


これ、唄いたい。嗚呼、旅に出たい。

P.S 拝啓・オグリ昌也殿、新しい仕事に馴染む事は出来たかい?企画は心から楽しめるモノにしてやろうぜ。

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May 18, 2007

感情

何時まで慣れん仕事を繰り返すんか。今朝、部署異動になった仕事にはとても行く気になれず、嫌気がさして叫んだ。自分の為と言い聞かせ、重い足取りで仕事に向かう途中、色んな事を思い出した。俺は何も変わってないし、これからも変わらん気がする。19歳の時、東京に出る事だけを目的に3つの仕事を掛け持ちでやった。1日の始まり、新聞配達に行く前、俺は「東京に行く」というはっきりとした目的を掲げとるにも関わらず、「今日も仕事で塗り潰されるんか」と夜までの事を想像し、「だるい、だるい」と繰り返した。「だったら行きなさんな!鬱陶しいなぁ!」とお母さんは怒鳴った。ごもっともだと思いつつも、俺はぶつくさ言い続けた。東京に出てきて、三軒茶屋のパチンコ屋で働いとる時、出勤時間に間に合わん時間に目覚めた俺は、時間に縛られとる自分に苛立ち、そして、ちゃんと起きれんかった自分が悪いのを棚に上げ、部屋の壁を叩き蹴りながら暴れた。壁に大きな穴があいて我に返った。派遣会社の言いなりで、電車を何本も乗り継ぎ、1時間以上かけ鎌田のパチンコ屋へ行っとる時、「好きな事出来るのはこの生活のおかげ」という事を棚に上げ、「俺はこんな事しに東京来たわけじゃないんじゃ!」と勝手に怒鳴った。数え上げればきりがない程、勝手に暴れた。きっと色んな人に迷惑を掛けた。疲れた振りがしたい訳じゃない。ただ、感情が抑えきれん。俺は精神が伴ってないんか。何時まで慣れん仕事を繰り返すんか。部署異動になった仕事場はとても気が滅入った。唯一の望みは、異動する前同じ部署だった友達が何人かおるだけで(それは大きな事ではあるが)、仕事はまた全くのゼロからだった。訳の分からん「新人」だった。「今ここで抜け出したらどうなるか」などとばかり考えた。研修。好きな事をやる為には、好きじゃない事も学ばんといかんのか。やっぱりそうか。分かってもないクセに、さも分かった様な振りをして「はい、はい」と頷く。それは俺にとって帳尻合わせのトーク同様、気が滅入る。まるで適応性がない様に思える。また、適応して堪るか、と思ったりもする。周りの奴等は平気なんか。それとも平気な振りをしとるだけか。俺は時に、割り切る事も出来ん様になってしまう。教えてくれる人に悪気はない。でもあの人は俺の事をどう思うか。眠たい顔して、眉間にシワよせて、質問にも答えず苦笑いしかせん男の事を。逆の立場ならどうする?「お前もう帰れ!」とか何とか言ったりするんじゃないか。俺は自分勝手か。とにかくどこに行っても適応する事がない。とても周りの奴と他愛もない事を話す気にはなれん。仕事があったらあったで、なかったらなかったでぶつくさ言ってしまう。帰り道、持っとる傘を人混みの中で振り回したい衝動に駆られた。初期衝動。身も蓋もないので、抑えた。ラム酒とビールを手に入れて部屋に戻った。歩くのがやっとだった。部屋に戻った時、「帰ったぞ!俺は帰ったぞ!」と気狂いの様に叫んだ。喜びを噛み締めた。仕事場におる時間よりも長く、好きな事がやりたかった。しかし。ラム酒をストレートティーで割って呑み、クッキーを食べた後、また歯が痛み出した。何もする気がなくなった。うんざりした。言葉にならん言葉で叫んだ。知らん間に眠って夢を見た。そして1時間半前、起き上がった。明日も俺は起き上がり、仕事に出る。当たり前の事だ。きっとまた気が滅入ってしまいそうだ。しょうがない事か。そのお金でラム酒が買える。レコードが買える。音楽が出来る。

髪の毛は伸び放題 生活は荒れ放題
前が見えん前が見えん 前髪で前が見えん

生活を投げやって 髪の毛を掻き毟って
旅に出たい旅に出たい 色んな事感じて歩きたい


これ、唄いたい。嗚呼、旅に出たい。

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May 16, 2007

一言

首をいきなり持って来られて見せられたその警察も、人間だぜ。


P.S またも部署移動になってしまったこのワタシ。「教えてあげて」という言葉を聞いただけで虫唾が走ってしまうこのワタシ。初対面でタメ口の輩。俺は近い内、奴を殴ってしまうんじゃないか。おぅ、分かっとる。生活の為ね。

at 20:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │日々 

May 15, 2007

キューバ好き

真夜中、7、8年越しで遂に実現した「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」観賞。すなわち、一日二本の映画三昧。キューバ音楽、ラテンのリズム、90歳の渋々じいちゃんに首ったけ。じいちゃん人生楽しんどる。最後のシーン、ニューヨーク・カーネギーホールでラストコンサート、アメリカ人の客席に「キューバの国旗」を堂々と掲げ、拍手喝采。そう、「音楽に言葉も国境もない」とは、これ見れば一目瞭然。

P.S 知らん音楽、知らん本、知らん映画、その他、まだまだ知らん事が多過ぎる。まだまだ知りたい事が多過ぎる。多分これ、死ぬまで尽きる事はないが。「何もやる事がない」「暇だ」などと嘆いとる輩に真顔で訊ねたい、「それで満足出来るか?」(ほっとけ、と言われればそれまで)。俺はどれだけ色んな事を知ったとしても一生満足出来る事なんかないと思う。でも少しでもそれに近付きたいの。嗚呼、旅に出たい。

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ゴッホ好き

「炎の人・ゴッホ」観賞。2週間程前に下北沢の品揃え悪めのレンタルショップにてたまたま見つけ出し、「気になるモノは何でも見とけ」精神のこのワタシ、観賞するに到る。しかしいざ見るとなると、何分ある映画かも分からず、敷居が高い感があったが、見出すとあっと言う間。1956年の映画で、ゴッホの生涯。展開が早く、それでいて分かりやすく、気付けば2時間弱。これは良い。今まで見た映画で10本の指に入る(まぁそんなに言う程映画自体見ないワタシですが)。俺は伝記映画が好きだ。まして気になる人物のそれなら尚更。ゴッホ役の名も知らん俳優が、ゴッホ本人にしか見えんかった。見た風景全てを絵に残さんと気が済まん、ある種病気の様なゴッホが好きだ。好きだ。

P.S NHKの番組で見た。広島の山奥に、夜景を見る為でなく、高級レストランがあるわけじゃなく、ただただ「紙飛行機」を飛ばす為だけに作られたビルがあるという。その建物に大人も子どもも上り、ただただ「紙飛行機」を飛ばすのだという。これ考えた人、これに許可下ろした人、絶対嘘のないええ顔しとると思うなぁ。とてもセンス溢れる、夢とロマンが同居しとる話です。

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May 14, 2007

「レコード・レコード」ーレコード屋論ー

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しかし何年も前から思っとる事ではあるが、俺にとってレコード屋とはまさに「夢の国」。ディズニーランド?(それも良いが)ノーノー、比じゃない。一生かけても聴けん程のレコードが、所狭しと並べられとるだけで胸躍る。「長く聴けるレコード」が例え10枚の内1枚だけだとしても、それはそれでまぁ、俺の中では「有」だ。100円で手に入る物に158円出すのは俺にとって無駄以外のナニモノでもないが、その点に関してだけは、あまり無駄だとは思わん。新宿ディスクユニオンなんか、7階建ビルを全てレコードで埋め尽くしとる、しかも地下まであるという心意気。あれは天国の域だぞ。

レコード屋にて漁りまくる こんな音楽ありゃ良いなって
頭浮かぶそれ 自ら作るんだ

と唄ってはおるが、このロマンからは抜け出せそうにない。

⑦Beck 「Guero」
⑧村八分 「ライヴ」(CD)

先月のBeckライヴの余韻が未だ多少残るこの俺は、遂に「Guero」2枚組レコードを激安価格にて掘り当てた。村八分は「よー考えたらまともに聴いた事ないんちゃうんか」と思い、手に入れるに到った。

’07.5.13(日) 「言葉足らず」の下北沢ロフト

’07.5.13(日) ライヴ アット 下北沢ロフト

1.自由
2.明大前にて
3.雨が降ったって大丈夫(新曲)
4.深夜高速バスブルース
5.首ったけ
6.その日暮らしの哲学
7.ガラクタミュージック
8.何を想う
9.スポットライトな生き方

カバー曲を演る隙間はない。お腹イタイイタイは何処吹く風、声の調子は抜群で気持ちが良い。しかしそれだけで「良いライヴ」ではない。歌詞が飛ぶ、ギターに気をとられ歌詞が飛ぶ、MCは言葉足らずで、俺の中では伝えきれた感があんまりない。まぁ、それもこれも含め全て自分の責任で、見とる客には別に何ともない事も、演っとる俺としては細かい部分がやけに気になる。しかしあれもそれも含め、全て次回、「’07.6.4(月) 下北沢 mona records」で取り返すのです。取り返してやるのです。

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P.S でもそんなん言うても、良かったっちゃ良かったよ。ライヴとは毎回毎回違ってなんぼや。

May 13, 2007

唄います

朝7時15分。俺はあまりのお腹の痛さに飛び起きた。1時間以上神経ごと飛んで行ってしまいそうな程の気分に耐えた。本日のライヴもキャンセルするしかないか、という事まで考えたが、世界三大薬「正露丸」に頼り、何とか事無きを得た。まだくすぶっとる状態ではあるが、唄える状態にはなった。だから本日も、大声で唄う。

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May 12, 2007

毎日「母の日」やないかい

俺は一日何回舌打ちをしとるか。70回か、はたまたもっとか。それはそれは自然と出てくるもので、数える術はない。

明日はライヴだ、気付けば2ヶ月振り、

’07.5.13(日) ライヴ アット 下北沢ロフト

雨が降ったとしても問題はない。だって「雨が降ったって大丈夫」唄う時、ワクワク感抑え切れず飛べるかも知れん。

明日は母の日。しかし俺には母の日などない。いや違う、俺にとっては毎日「母の日」みたいなモンで、明日が特別どうとかいう話じゃないという意味(去年も同じ事を書いた気がする)。毎年同じ事を思っとるという事だね。世間が勝手に決めた「母の日」だけじゃなく、俺には毎日「母の日」で、明日はただその中の一日というわけだよ。わけなのだよ。

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May 11, 2007

確信

真夏の様な日差しの下、ホットコーヒーをカップすれすれまで注ぎ込み、開く本はもちろん、村上龍「69 sixty nine」。69年とロックの単純なダブルミーニング。昨夜は、先日スタジオに入った際に録音したMDをヘッドフォンで聴き込み、新たなアイディアがポンポン湧いてきた。1時間弱、同じ曲を繰り返し繰り返し聴いたが、飽きる気配が微塵もない。一人ぶつくさ呟く言葉は、「明らかに飛び抜けとる」。誰も言ってくれんかったとしても、俺はそう確信しとる。俺はその点、幸せ者かも知れん。嗚呼、スタジオに入りたい。スタジオに住みたい。スタジオ作りたい。

P.S 真夜中、約7年越しに実現した、「ゴッド・ファーザー」観賞。まだ途中なのだが、とてもとてもそそられる感有り。

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May 10, 2007

「レコード・レコード」開催

今月より、手に入れたレコード(CD・DVD含む)を写真に残し、月末にその中から「今月の一枚」を選び抜く、「レコード・レコード」(二度目の「レコード」の読みは「記録」と捉える)という、自分だけが満足したいが為の企画を開催する。これで何時そのレコードを手に入れたかも一目瞭然で分かるという、俺にとっては一度で二度おいしい企画なのである。

P.S 写真は現時点、今月度の6枚。あぁ、こりゃ楽しい楽しい。


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昼夜問わん生活

「雨が降ったって大丈夫」(仮)を口ずさみながら、バイクで三軒茶屋まで一っ飛び、止まる寸前の水道代をすべり込みセーフで払い込み、雷が鳴る前に戻ってきた。BGMは、ミッシェルガンエレファント「I was walkin’&sleepin’」、雨降る直前に聴く音楽。お供にジンライム。昼夜問わん、そんな生活が理想。

昼間っから酔っ払って アイツがやって来る
世間体なんてまるで気にしちゃいねぇ
どんな生き方しようがそれで良いのだ
お楽しみはまだまだこれからじゃないか

これ、木村充揮。「はい、その通りです」と声を大にして言おう、そうしよう。

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May 09, 2007

広がる宇宙

近頃、音楽の話が日々繰り広げられて嬉しい。近頃、お酒がおいしく呑めて楽しい。先日、仕事を終え勇み足で向かった先、スタジオ。

・「深夜高速バスブルース」
・「自由」

セッション。広がる宇宙。2時間は瞬く間に過ぎ去っていった。俺の曲の世界を広げようと、詩を伝えようと、そう思って集まってくれる奇跡のメンバーがおる事実が嬉しい。分かり合える同士が、自然と集まってくるのが楽しい。弾き語りでライヴを演ってきた成果が、こんな形で表れて嬉しい。スタジオ後、また「210」に集まって、録音したMDを聴きながら、お酒を嗜みながら語らった。レコーディングしたい、音源を残したい。俺がいつも曲を作って思うのは、「こんな曲がもしラジオから流れてきたら、俺だったらすぐレコード探しに行くなぁ」という事だ。自意識過剰か自己心酔か知らんが(そんな容易いモンじゃないが)、これからもまず、自分自身がそう思える音楽を作ってやりたい。むしろ、そう思えんなら音楽など辞めてまえ、とまでは思わんが、それに近いモンはある。そう思ってないんなら、自分自身と、客と、メンバーに失礼にあたる、あたるぞ。

P.S 今日は11時間半位、話し相手がおらん仕事場におった。いくらデリカシーのない客に呆れたって、イラついたって、俺の頭の中には音楽が鳴っとった。鳴っとったぞ。

スタジオで、知らん間にギターをぶつけ、腰にダメージを負ったこのワタシ。興奮しており、その時は全く気付かんかったが、今日になって痛み出した、痛み出したぞ(それもまた良し)。

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May 08, 2007

音楽論

ソウルフラワーユニオンとザ・コレクターズ。どっちが良かったかと訊ねるのは愚問の中の愚問であり、全く違う音楽を演るこの二組を比べる術などない。でもどちらも同じ「音楽」に違いはなく、そんな二組が、お互いを尊重し、同じステージでセッションをしとる姿を見るだけで、俺なんかはワクワクして、一人嬉しくなってしまう。

P.S 今夜、お互いを尊重出来そうなメンバーを引き連れ、俺もスタジオに入ります。

May 07, 2007

ラム酒は売り切れ

夜20時から草木も眠る真夜中までをもくぐり抜け、ジャズをバックに明け方4時半までただただ呑みながら話し続けた。そして、考え方は違うがお互いを尊重し、ばっちり気の合いまくる(これが重要)イカレたドラマーを引き連れ、明日早速スタジオ・イン。BGMは「The Flying Burrito Brothers」。風吹く午後の音楽。

P.S 本日、ザ・コレクターズ、ソウルフラワーユニオン観賞。新宿ロフトはダンス・フロア。

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May 06, 2007

音楽家の集う部屋

「私の彼はドラマー 太鼓叩き

ちょっとイカレてるけど あれのリズムは最高だってよ」

と、昔、浅井ベンジー健一さんが唄っとったな。今夜は、イカレたリズムを引っ提げて、「210」に一人の男がやって来る。北九州にて出会い、意気投合したその男。あれから僅か2ヶ月ちょっと、「イカレたリズム」を職業にして、東京に乗り出して来た男(2ヶ月前はそんな話一切なかった)。ストレートに書くと、俺はこの男とバンドが演りたい。そしたら、俺の未来はパッと明るくなる気がする。それ程思える、稀に見る「イカレたリズム」の持ち主。北九州で一緒に演った時、セッティングの仕方と椅子の高さ、そして雰囲気を見ただけでこれはイケると思った。その男が、人を介して俺に連絡を取ってきた(連絡先は交換してあるにも関わらず。そう、男は俺に気を遣ったのだ。この照れ屋め)

「会いたい」

「こちらこそ会いたい」

一方通行ならそれまでの話だが、これ、まさに相思相愛。俺の勢い、止まらん、止まらん。今夜も幸せ感じる夜になれば良い。




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散文・「忘れないで」

「忘れないで」

ワタシは何も信じてない

人から道を尋ねられた時

その人が急に飛び掛ってくるかも知れないと疑い

電車に乗れば

こいつがナイフで刺してこないとは限らないと疑う

ワタシはある種何も信じてない

「こうこうこうだから絶対こうだよ」とぬかす輩に

「その情報はどこで仕入れたの?」と尋ねてみる

返事はたいがい決まっていて

「だってテレビで見たぜ」

「友達が言ってたよ」などと返ってくる

ワタシは自らの目で見てもないものに

何の確証もないその事柄に

誰かが言っていたという理由だけで

100%の信頼をおいてしまう程無神経ではない

今こちらに向かってきているあの車が

ワタシを目掛けてこないとは限らない

ドライバーに保障はなし

バイクのタイヤに保障はなし

食料品に保障はなし

ワタシはジェットコースターには乗らない

「点検に余念はない」と言われたところで

点検している現場を見た事はなし

見てもきっと分からない

だからワタシは

ジェットコースターには乗れない

怖いのは

ジェットコースターに乗る事ではなく

死ぬる可能性

ワタシは臆病

何にでも疑いをかける事を忘れない

疑いを持つ事を忘れない

忘れないで








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コンコンチキ

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ソウルフラワーユニオンを久し振りに聴いたら無性にポーグスが聴きたくなりたまたま取り出したCDが「ラム酒、愛、そして鞭の響き」。そしたらお酒を嗜まんとつじつまが合わん気分になってきてラム酒に炭酸の抜けたコーラを入れて頂くに致る。いつから俺はこんなのが好きになったのか。しかし俺はお酒が好きというよりただこの雰囲気を楽しみたいだけのコンコンチキ。もちろん電気は消して。

May 05, 2007

この男の事に関してだけは素直になれる

松本人志が、あの「さんまのまんま」に出演する。もう一回書きたい、あの松本人志が、「さんまのまんま」に出る。いやもう一回、松本人志が「さんまのまんま」に。これはG.LOVEとこの俺が、新バンドを結成するというニュースに匹敵する程の驚きがある。フジテレビの回し者でも何でもないが、書こう、6月1日オンエアー。

P.S 「大日本人」がカンヌ映画祭の何かの賞に選出された。その時の監督のコメントが、

「僕の映画を認めたカンヌは、僕も認めます」。

嗚呼、拍手喝采。渋過ぎる男。本物の男。


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酔える音楽

夕方、あまりにも天気が良く、俺は部屋の窓を大きく開け、寝転びながら青い空を眺め、スピーカーから聴こえてくるレコードの音にただただ耳を傾けるという、何とも粋な行動に出た。そんな時、とてもしっくりくるレコード、


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ジャケットの時点で、音を聴くまでもなく即合格のこの方。もちろん中身も素晴らしく、俺は青い空を眺めながら音楽に浸っとるだけで、ある種酔っ払う事に成功した。このおっさんとの出会いは何年か前、新宿のレコード屋。「俺は損ないよ」とこの顔でグングン訴えられ、有無を言わさず俺をレジへと向かわせたのだ。


そして夜、電気を消して聴く音楽、


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音楽というのは、電気を点けて聴くのと、電気を消して聴くのとでは、聴こえ方が全く違うという事を再確認。電気を消して聴いたら、それこそ音楽に吸い込まれて行く感じが手に取る様に分かる(ヘッドフォンなら尚良し)。そんな話を京都の「BLUE NOTE」というジャズ喫茶の兄ちゃんと、初対面にも関わらず4時間位したなぁと、そんな事も思い出した。またあのジャズ喫茶に行きたい。


部屋を殆ど一歩も出る事なく、今日は様々な音楽に浸った。さて次は俺の番だ。この、俺の中の大御所達に俺も負ける訳にはいかんのだ(別に競ってないけど)。さぁ、新曲をつめよう。更に新曲を仕上げよう。


May 04, 2007

2007年5月3日(木) 快晴

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まず、快晴にお辞儀を。半袖シャツでお散歩中、ローソン(すなわちコンビニエンスストア)へと立ち寄り、永遠のロングセラー「フランクフルト」、そのお供に「エビス・ビール」を真昼間から頂きながら歩くという快挙。あの事故から丸16年、下北沢の外れでこんな快挙を達成出来ると誰が思えるか、コンビニエンスストアでビールを手に入れる事自体(それでも多少迷ったが)、普段の俺では考えられん事だ(スーパーの方がお買い得やろ)。嗚呼、特別。そして第一目的、「ちょっとしたDJやる時に大活躍のレコードケース」。まぁ、「ちょっとしたDJ」やる機会なんか滅多にないし、自分の曲を織り交ぜて回さん限りDJ自体にそんなに興味もないが(何回も言う様に、「人のフンドシで取る相撲」代表格やろ)、とにかくレコードケース。俺の部屋の徒歩20秒位の場所に、気の利いた雑貨屋兼レコード屋が鎮座しとる。「いつでも来い」と言わんばかりに、大きく口を開けて遅くまでやっとる。そこで2週間前に発見し、「取り置きは1週間しか出来ん」という多少態度のでかい店のおっさんの方針に則り、1週間は誰の手にも渡らず何とか乗り切り、そして1週間前に内金を2割程先に納め、この時点でとりあえず俺のモノとし、苦労を重ねようやく部屋に持ち帰る事に成功した一品(だって5月3日じゃないと意味ないんだもの)。そしてこの一品は、俺の部屋を更に広くする事にも成功した。そしてもう一品が、「ジャンベ」とかなんとか呼ばれる楽器のミニチュア版で(まぁ俺に呼ばせれば「タイコ」で何の差し支えもないが)、これもちょっと前に発見して以来、俺の心を離さんかった。コイツがまた良く出来るヤツで、これから先、レコーディングでもセッションでも活躍する事請け合い。またあの男達と、この「タイコ」も加えセッションが演りたい。上手いとか下手とか、楽器が出来るとか出来んとかほんまに関係ない、楽しいと感じる事が出来るなら、それなら一緒に楽しみたい。何年経っても音楽に関わる事に自然と心動かされ、喜べる自分が嬉しい。夜、下北沢の裏道にひっそりと(それでいて賑やかに)鎮座する、赤提灯がぶら下がっとるだけで「即合格」の、風格漂う汚い汚い呑み屋でウーロンハイを何杯か呑み、部屋に戻りお母さんに電話をし、「今日何の日か知っとるけ?」と問い、その問いにようやく「あぁ、事故した日かいな」と特別興味もない雰囲気で、「そんなモンかね」と大いに笑い、その後、「タイコ」を早速駆使し、男達とセッションした時にレコーディングした「深夜高速バスブルース」に「タイコ」を加え、「これは最高だぞ!」と一人で勝手に盛り上がった。この「深夜高速バスブルース」には、「一人で別録りして全部やったとしてもこうはならんぞ」という大事なフレーズが随所に含まれとる。これぞ、バンド・マジック。嗚呼、「第二回」の日程をそそくさと決めてしまいたい。俺は「自分の楽しみ」を知っとる男だ、まだまだやりたい様にやる。

P.S レコードケースにしまい込んだブルースのレコードをとっかえひっかえ取り出し、ヘッドフォンで味わい、A面B面を交互に裏返し、この文章を書き上げた。嗚呼、気持ち良い。

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May 03, 2007

生きとる喜び感じる夜

煙草とお酒と男と音楽、これ演り放題のこの部屋にまずはお礼を。家賃も払い込んだし今月もこの「210」は俺のモノだ。大げさか知らんが、俺はやっぱりこういった夜にこそ、生きとる喜び感じる。セッションしとる間に、何時の間にか「5月3日」を迎えさせるという男達の気の利いた演出(まぁ、男達にそんな気は微塵もないに違いないがな)。この喜びを文章にするのは、それはそれは至難の業であり、無論そんな気はない。ただただ俺の胸ポケットに、大事に大事にしまっておけば良い。毎年「5月3日」がやってくる度、「あれからもう3年かぁ」などと感慨に浸れれば良い。俺は喜びに溢れていたが、終電を逃がした男達は真夜中、行く当てもなくどこかに消えていった。その点、知らんがな(大爆笑)。

P.S 写真無断掲載、文句は言わせません。今日もまだまだ「ビッグ・パーティ」は続く。



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May 02, 2007

スーパーセッション アット 210

今宵「210」(お部屋)にて、それはそれは鮮やかにして軽やかなセッションが開催される。ギターもベースも口ドラムもコーラスさえも交え、何曲か一発録りレコーディングしてやろうという目論みである。心配事は、音が出せるかではなく、5人が「210」に収まる事は可能か否か、これに尽きる。しかしそこはさすが「やれば出来るぞ精神」の持ち主このワタシ、もし収まらん場合は収まる様にすれば良いと、他人事の様に思うだけ。

P.S このセッションを俺は、「5.3の前祝い」と勝手に位置付けさせて頂く事とする。

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May 01, 2007

夢の2デイズ

’07.6.4(月) 下北沢mona records
’07.6.5(火) 下北沢daisy bar



まさに青天の霹靂。まさかの2デイズ、まさかの「下北沢mona records」からの誘いを、まさかこのおいらが断る事はなかった。実は少々迷ったのだが、「やりたい事は何でもやっとけ精神」の持主このワタシ、勢いでこれは演るべきだとフンだのだよ。決まったら後は演るだけで、この2デイズでおいらの「良い所」を充分に見せつけ、まずは自らがその「良い所」に痺れたい。何でもええけぇ2日間共見に来てくれ、そうじゃないと困るのだよ。


夢の映画

Q.完璧に近いと思われる映画は?

などと質問される機会があったならば、俺はさぞ興奮気味にこう答える

A.モンスターズ・インク!!!

見せる事だけに神経を研ぎ澄ませた職人が作り出した、一時間半の夢のファンタジー。
見とる側を100%架空の「モンスター会社」に引き込む事に成功した、一瞬の妥協もない様に感じる俺の中の最高傑作。作り手の顔が見てみたい。


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テレビの言う事など信じるな

【映画「バベル」を見て体調不良に】なる見出しが出とったので、仕事の空き時間を利用してその記事を拝見してみた(まぁ本日も8時間空き時間の様なモンだったが)。無論、俺は「バベル」とやらに何の興味もない(というか知らんがな)。なんでもクラブで踊るシーンで、照明が激しく点滅する場面で何人かが吐き気を訴えたとの内容だった(全員なら大事件か知らんが、あくまで7人ほど)。さぁ、本日も行って(言って)みよう。こんな事をいちいちニュースにするなと俺なんかは言いたい。照明で気分が悪くなるくらいなら映画館なんかで見るな。もしそれでもどうしても見たいんならそんな事で文句を言うな。お前の体をもっと丈夫に作り上げてから出向け、タコ。あれを立派なニュースとして取り上げる方も取り上げる方で、俺には裏がある様な気がしてならん。「バベル」を突き落としてやろうと、そんな意図がある気がしてならん(俺は別に「バベル」の味方ではない)。もしあのニュースを見て、「見たかったけど、気分が悪くなるなら止めとこう」などと思ったりする輩が現れたとしたら、俺はその輩が哀れで哀れで仕方ない。俺が「バベル」の映画監督だったりしたら、「そんな人に見られてもこの映画の価値が伝わるとは思えませんね」とか何とか言うなぁ。言ってやりたいなぁ。嗚呼、そんなん言える立場に回ってみたいぜ。

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