January 2008

January 31, 2008

動き出す時

俺はといえば本日より二週間、業務変更に伴う研修中。行き場と話す相手のない俺は休憩中渋谷の外れをぶらつく。昔、警備の仕事の休憩中、誰かと一緒におるのが嫌で便所で御飯を食べた。そこが一番落ち着く場所だった。その傾向は今も俺に根付く。団体行動、一緒に歩いて研修場所まで向かう時、やけに恥ずかしさを覚え自然に脇に逸れる。コミュニケーション障害、対人恐怖、そんな大そうなモンではないが、とにかくこの研修はまだまだ続く。しかし明日はいよいよブルースバー面接、 俺の中で何かが始まる可能性。


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January 30, 2008

ザ・ブルースナイト

BGMはエルモア・ジェイムズ、昨日はこの大将のEP付ハードカバーブックを定価の8割引以下の値段で掘り出して大いに歓喜した。「STOMP」での面接は2月1日金曜日20時に正式決定した。履歴書は簡単で、写真は要らず、会って話すのが一番というその方針に激しく同意する。かしこまった姿をその場限りで曝したところでお互い何のメリットもない。俺は力を抜いて名刺代わりにCDでも持ち込む事にしようと決めた。

P.S 先日書いた、「マディ・ウォーターズのギターだけのレコードを聴いた」という文章、正しくはそれはサン・ハウスのレコードだった。結局俺はマディ・ウォーターズの音楽は、その二枚組のCDとちょっとした映像でしか聴いてなかった様だ。

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緊張感は増すばかり

音楽の事を色々考えた二日間があっという間に終わる。俺にはまだまだ身についてない部分が山程ある。上田正樹と有山じゅんじのライヴはほんまに観といて良かった。あんな人達を前にして俺はろくに話も出来そうにない。そして。ブルースバーから電話が入った。面接は金曜日を予定。房之助さんを目の前にして俺は一体どんな話をすればええのか。これにはかなりのいてまえ精神が必要になってくるが、自分が喜んで蒔いた種にも関わらず、現時点で激しく緊張感がある。これを武者震いと捉える事が出来るか、これが最大のポイントである。自分が思う事をただストレートに伝える事が出来れば問題はない。

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January 29, 2008

マディ・ウォーターズ先生

マディ・ウォーターズ、初めて聴いたのは二十歳そこそこ。バンド名だと思い込んどったこの俺はタワーレコードの店員に尋ねる、「マディ・ウォーターズってバンドのCD探してるんですけど」。始まりとはいつもこんなモンで、俺は何も分かってなかった。その店員も分かってない様な対応だったが、今思えば見当違いの質問に戸惑っただけだったのか。とにかく二枚組のCDを手に入れ聴いてみるも「良さ」が分からん。それから何度か間をおいてチャレンジするもいまいち分からん。それから時は経ち、俺は徐々に自然の流れでブルースというヤツを嗜む様になってきた。「ラストワルツ」のマディ・ウォーターズはかっこ良かった。レコードも聴いた、ギターだけのレコード。それからさらに時は流れ昨日、真夜中に例の最初に手に入れたCDを取り出してみる。このCDはかなり久し振りに聴く。今の俺にはどう響くのか考える間もなく、音はど真ん中ストレートでガツンときた。味覚が変わる様に何かが変わったのか。マディ・ウォーターズが俺に合わせた訳はなく、いつの間にか俺がマディ・ウォーターズをすんなり聴ける耳を獲得したのだ。シカゴブルースだとかデルタブルースだとかそういった名称は俺にはよー分からんしピンとこんが、この落ち着ける感が俺は好きだ。このCDはジャズの様にも聴こえる。今朝、まさかの早起きに成功したこの俺はコーヒー三、四杯分をいっぺんにドリップし、たっぷりと用意した後に聴く、何を?そう、マディ・ウォーターズ先生を。

理想はずれても良い一日

理想は現実になりえるのか。起床時間は歯医者の予約時間、12時半を少し回ったところ。しかし。予定はずれたがやるべき事をやる男このワタシ、歯医者の予約を15時半に取り直し、起き上がったその足でギターを弾く。先日、MTRに録りためた音源を聴き直した際に発見された1年ちょっと前に作りかけのままだった未完成の曲を作り直す。盗んだ自転車に乗って見える風景ってどんなだいといった類の曲を。歯医者では診察台に腰掛けながれる有線に耳を傾ける。「よくもまぁこんなたわけた唄をしゃーしゃーと作りやがっておまけに堂々と個性の欠片もない声で唄いやがってうわべだけのトンだ恥さらし野郎が、これがそこそこ売れたりしやがるとは世の中一体どうなっとるんや」と考える時、俺の口には、ギュッギュギューガッガガッピュイーンゴリッガリッピュッピュッギュイーンードッドドッドッとF1レースさながらの凄まじい機械音が溢れる。部屋に戻り新宿に出向くまでの小一時間、例のいわくつきのアンプでレコーディングまでやってまえと、試しにセッティングをしてどんな音が録れるかと録音ボタンを押してみる。するとそこにはチープでアナログなイカした音が録音されその未完成の曲は昭和の匂いが漂うナンバーになりそうだと直感する。そして夜はジャズ。新宿ピットインは改装されたのかもとからあんななのか分からんが想像とは全く違う雰囲気。スティックを口で咥えてブラシでドラムを叩く入墨男、叩きつける鍵盤、歪んだバイオリン。つかみどころの無いジャズ、言うならば自由、いわゆるフリージャズ。前半はほんまにつかみどころが無いなと思いかけたが、エンディングに近付くにつれ激しく高揚、興奮。とても良い夜。黒人ジャズ、これも生でいつかどこかで必ず観る事に決めた。帰りは久し振りに立ち寄ったタワーレコードの本屋で前々から気にかけてあった目当ての本を探し出す。吾妻光良「ブルース飲むバカ歌うバカ」。久し振りの本屋では目移りが激しくユリイカ2月号「中島らも特集」、「ジャズを巡る旅」と題した粋な雑誌、ついつい手が伸び4495円。吾妻光良の本をパラパラやってみるとB・B・キング、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスとの対談その他諸々、桁違いに凄い内容で面白い。来月はこの人のライヴを観に行く。これもジャズライヴだ。BGMはソニーロリンズ、さて夜はまだまだまだまだ長い。

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January 27, 2008

理想論ではない

俺は明日から、いや、たった今から音楽三昧。明日は朝っぱらからレコーディング、歯医者をはさみ再度レコーディング、日が暮れた頃には新宿へと出向き、前々から一度は足を踏み込みたかった老舗ジャズクラブ「新宿ピットイン」にて山下洋輔と中村達也という粋な組み合わせを体感する。そして部屋に戻ればレコーディングのおさらい、寝たかと思えば朝九時にはさっぱりとした表情で起き上がり、イメージを膨らませた頭を引っさげてのレコーディングを敢行する。日が暮れる頃には下北沢の街をぶらつき、上田正樹と有山じゅんじというウィットに富んだ組み合わせを体感する。部屋に戻れば興奮冷めやらぬ内に俺はまたも机へと向かいレコーディングのおさらいをやり遂げる。

と、こんなに上手く事が運ぶとは限らんが、明日からの二連休に対する俺の心構えはこれで決定とする。

P.S BGMはフラワーカンパニーズ。日本が誇る素晴らしくバンドらしいバンド。

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January 26, 2008

心あるビターエンド

仕事が終わるまでとてもじゃないが待ちきれんイラチなこの俺は、休憩時間を返上していざファイナルラウンドへ。ためらう間もなくレジにアンプを叩きつけ担当者を呼ぶ。険しい表情を浮かべ、俺は今怒っているのだと主張する。昨日の店員は接客中で、違う人物が現れる。その人物とは、俺が取り寄せを頼んだ店員である。「おいコラおたくの店どないなってまんのや」と一発いきたいところだが、腰の低い店員に声を荒げる事もなく、なるべくはジェントルマンを装う。俺には心があるのだ。しかし告げる、「電車代と電話代は最低でもどうにかしてくれ」と。俺はお金が欲しい訳ではなく、誠意があり筋の通った決着をつけたいのだ。店員はアンプ代千円引きを提案する。「せ、千円??おいコラおたくの店どないなってまんのや」と捲くし立てたいところだが、俺は素直に了承する。俺には心があるのだ。保証書にサインをもらい、電池をサービスで受け取る。この場において「ありがとう」と「すみません」と「白い歯」は何が何でも禁物であるが故、俺は険しい表情のまま告げる、「どうもー!!」(永ちゃんニュアンス)。

話の展開としてはもう一波乱ほしいところだが、これでこの件は片付ける事にした。しかし部屋に戻りアンプを繋いでみる瞬間、心の隅で密かに願う気持ちを発見する、「音がもし出んかったとしたら」。もしそんな事が起きたら大どんでん返しの大波乱、新たなページの幕開け、名付けるは一・二十六事件、話の流れとしてはこの上ない展開となる。はらわたを煮えくり返しながらも、こういった出来事を楽しんどる自分を発見する。こういった類の話をする時、その内容がひどければひどい程、俺はエスカレートしておかしくなり、聞く側には緊張感が生まれる。しかし音はあっさりとしっかりと出て(それでええのだが)、俺はギターを掻き鳴らした。嗚呼、ビターエンド。


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January 25, 2008

煮えくりとかけて運命と解く、その心は、俺

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遂にまだかまだかと待ち侘びたアンプを手に入れた、と書く予定が大幅に崩された。取り寄せを頼んだ際、「三日後位には届くと思いますので連絡します」という言葉だけを信じて早十日。毎日電話を待つもかかってくる気配すらない。品薄なのか滞っとるのか、そんな思いでとにかく待ち続けた。そして本日、仕事の合間にその楽器屋に足を運んでみる、ほんの軽い気持ちで。するとそこには俺の待ち望んだアンプがまさかの陳列、在庫有。その時点で俺のはらわたは充分に煮えくりかえったが、とりあえずは店員に何も言わず仕事場に戻る。仕事をしながらどう言ってやるべきかを考える。俺に連絡も無しにどうなっとるんやコラといきなり怒鳴り散らすか、それとも冷静に対処してみるか、はたまた値引きしろと言ったりするか。どれを取ってもしんどい。その店が単純に俺に連絡するのを忘れたのだ。俺は無論何も悪くないし、待たすだけ待たした果てに連絡の一つもないとは、俺は完全な被害者この上ない。こんな不愉快な事を客に考えさせるだけでその店の罪は大きい。あぁ、KEY楽器。俺は楽器屋が好きじゃない。いや、そこで働く店員が好きじゃない。「楽器の事が詳しいのは分かったが、お前は人間のマナーについては決して詳しいとは言えんな」と一言告げてやりたい輩が多い。とにかく仕事を終え、いらん仕事を片付けるべく再度楽器屋へと出向く。俺は店員の態度を探って、自分がどう出るかを決める事にした。一人の店員を捕まえて経緯を説明する。その店員は何度も謝ってきた。その謝り方次第でも俺は大声を出す覚悟だったが、その店員にあまり怒る気はなくなり、俺は普通に会計を済ませアンプを持って外へ出た。折角の買い物があまり気分がええものではなくなってしまったが、何とか目をつむってみる事にした。しかし部屋に戻り、早速箱から取り出してみると保証書に店舗名が何も入ってない(溜息)。そして、そして、さぁそして、アンプを袋から出したその時、俺は驚愕を二周半以上通り越しての苦笑い。そう、その袋の中に堂々と鎮座するアンプとはまさに俺が最初に見た時に一目惚れした展示品でルックスは最高だがボディの一部が欠けており「欠けてるんでその分安くしますよとにかく音出るかだけ確認しときますね」とか何とか言われ確認したところ音がちゃんと出んかった為「アンプで音が出んとはいくら安くても話になりませんわなー」という事でそれがきっかけで取り寄せてもらう事になったのに何と二週間以上あけて待ちに待ったアンプをようやく手に入れたと思ったらあの時の展示品不良品が巡り巡って今まさに俺の部屋にしかも安くなるどころか定価でこれをつかまされたとはええあーーファッキンー!$%#&#’$%??=%$!”#$???!!。何故俺はいつもこんな目に遭うのか。そういう運命か。連絡すると言ったのにない、そういうものも含め、こんな出来事に遭遇する確率が俺は非常に高い気がする。捉え方によっては、これはほんまに面白い出来事と言えるが、一方ではほんまに堪ったモンじゃない。完全なトラウマ、俺は一体何を信じればええのか、なんて大袈裟か。度重なる不祥事に堪忍袋の緒が切れる音をはっきりと認識し店に即座に電話をかける。この電話代は一体誰が払うのか、電車代は、手間賃は。電話口には例の店員が出る。俺はいちいち説明する。片付いたと思った仕事は明日に持ち越される。言うならばファイナルラウンド。お詫びにギターの一本でも用意してみたらどうだ、おっ。

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January 24, 2008

レコーディング日記

録りまくる。気分に任せて録りまくる。部屋を一歩も出ずに。煙草の数はちょっと増える。レコーディング一曲目は「雨が降ったって大丈夫」。センスだけを音に残す。試しにボンゴを叩いてみたりする。突指の症状が出てきたが、そんな事はどうでも良い。むしろやりがいがある。レコーディングにキリはないが、なるべく録り直しはせず次々と録りまくる。実りある生活を送りたい。例の机は見事に昔の感覚を呼び覚ましてくれた。俺はこの部屋を心底愛する。

新しい事が動き出す年

昨晩、仕事を終え呑み歩く。オグリ昌也と練り歩く。ジャズ喫茶「マサコ」でジンを呑む。あの雰囲気ではお酒もすすむ。気付けば久し振りにお酒を呑んだ。音楽の話、シビアな話、低俗な話を繰り広げた後、場所を変え、ブルースバー「STOMP」に足を踏み込む。入った瞬間、俺が大好きな空間だと分かる。イカした狭い店内を梅酒を呑みながら見渡す。話しやすそうなマスターに声を掛ける、「こういったお店を出すにはどれ位の資金がかかるのか」と。俺は全くのド素人だがそういった事に非常に興味があり、話を色々と聞いてみたい。マスターは俺の幾つかの質問に答えてくれたが、「勉強したいならオーナーに聞いた方が詳しくて面白いと思う」と言ってくれた。この店のオーナーは一流有名ミュージシャン。また来る事を約束した帰り際、一枚の張り紙が俺に完全な火を点けた、<太>「従業員募集!!!」。俺が思っとる事を伝えるとマスターは嬉しそうに聞いてくれた(少なくとも俺にはそう見えた)。オーナーに連絡してとりあえず電話を入れます、そう言われ、確かにそう言われ、俺は名前と電話番号をしっかりと書き込んだ。まだ決まった訳でも何でもないのに、それにしても今の俺の気持ちが分かるか。俺は飛び跳ねて喜びたい心境。時給など初めから望んでもないが、あそこで働けばとにかく何かが変わる気がする。「これは違うな」と仮に思ったとしてもそれはそれで経験になる。勢い、勢い、この勢いこそが時に一発で俺の景色を変える。全てが上手くいきそうな、そんな抑えきれん感情が涌いてくる。勘違い、そうかも知れんが勢いがないよりは遥かに良い。締めに「いーはとーぼ」でイタリアンローストを啜り、そこでも色んな話をした。お互いの事を話し、お互いが楽しめる方向に進んでいければそれが幸せだと、そう思った。

P.S 部屋に戻り急に酔いが全速力で回り出したこの俺は、しこたま吐き、震え、もがき、明け方まで苦しむに至った。しかしそんな事は今、どうでも良い。













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January 22, 2008

ほないこか

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俺は今、嬉しい。BGMは書くまでも無く。

俺は、レコーディングする事に決めた。引っ張り出した例の机は、案の定マジックを生む。

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ぜったいいこか パートⅡ

仕事の合間に電話を掛ける。こういった事柄に関し、スイッチが入った時は抜群の行動力を発揮する男、このワタシ。「チケットあるか?」の問いにちょっと間を置きマスターは答える。

「残り5枚、取り置き無、店頭引取りのみ!!!」。

仕事を終え次第直ぐに向かう意向をマスターに告げる。マスターの「大丈夫だと思いますよ」の一言に多少、心は和らぐ。一刻も早く仕事を切り上げたい。ところで俺はこの興奮を、そう、湧き出るこの思いを誰かに伝えたくてしょうがない。ところが周りにそんな話で心底分かり合える連中は非常に少ない。これは大変悲しい事だと言える。

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January 21, 2008

ぜったいいこか

下北沢に「風知空知」という名の店がある。俺はそれを正月の散歩中に発見した。その看板を見つけた時、何の店かは分からんかったが何となく食べ物屋兼呑み屋であろう事は察しがついた。そして店名からしてブルースと深く関わるであろう事を読み取った。俺はそれ以来その店がずっと引っ掛かっており、今日、インターネットを駆使して、まずは何の店であるかを確認するという行動に出た。やはり食べ物屋兼呑み屋である事は正しかったが、定期的にライヴも演っとるなどと書いてある。そしてほんの軽い気持ちでスケジュール欄を覘いた時、俺は震え、喜び、半泣き、驚愕の大声、そして歓声を上げるに至った。今月29日、上田正樹&有山じゅんじ、題するは泣く子も黙る「ぼちぼちいこか ’08」。限定50名、俺は勢い余って店に電話をかける。オーマイゴッド、定休日。ソワソワする気持ちをどうにか抑え明日に賭ける。限定50名、ノー、何としてでも行く。これを観る事は俺に取ってかなり重要なのだ。

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駆け込み寺は美術館

休みの日の度、昼間は美術館に出向く男このワタシ。今年三発目は国立新美術館「旅展」。名前も知らん画家達の「旅」に因んだ(因んでないのもあったが)絵。手間暇掛けて描いたであろう絵を見てその裏の背景を窺う。この画家達にはきっと「絵」しかないのだ。そして俺は自分が出来る事をやろうといった類の事に思いを馳せる。BGMはニールヤング&クレイジーホースで「グリーンデイル」。何故かは知らんがまるで禁断症状の様に聴きたくなる。


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January 20, 2008

MONT!!

夢の中で、MONT~、という名のバンドを組んだ。続きの名前は忘れたが、MONT なんたら かんたら、と長い名前だった。最高にクールでドキドキした。

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January 18, 2008

あの時の衝動をもう一度

先日、アンカーを見終えて部屋に戻り、思い立ったが吉日の模様替え。俺の部屋、いよいよ足の踏み場がない。そこにきて5年以上前、日夜曲作りに励んだ際に大活躍した、現在は奥にしまってあった机を強引に取り出し再度設置する。かつてE号室という4畳半の部屋で汗まみれで裸になり、スプレーで色を塗りたくった後に専用のペンで文字を殴り書きした机。この頃俺は幾つかのバンドがボツになり、「ロックンロール・シンガーソングライター」などと一丁前に決め込んで一人、とにかく曲を作りまくった。さぁ、あの時の衝動をもう一度。これできっと作業ははかどるが、後ろのレコードを取り出すのには一苦労。狭い部屋では何かが犠牲になってしまうのか。しかし暫くはこのセッティングで様子を窺ってやろうと思う。


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January 17, 2008

新しい事がやりたい

歯医者をすっぽかしてしまい、夕方は「アンカー展」に出向く。アルベール・アンカー、ムンクさんとは全く違うタッチ。150年前の日常描写。俺はこれから何をやればええのか、といった類の事に思いを馳せる。イイモノを見た時、喜びよりも歯痒さが上に立つ。文化村近くにモダンな喫茶店があり、雰囲気に惹かれ近付くと、店は閉まって中には入れんかったが、入り口にアルバイト募集の貼り紙が貼ってある。俺はここで働くべきなんじゃないか、といった類の衝動に駆られ電話番号をメモする。そろそろ日常の景色を変える必要がある気もする。その喫茶店に早い内にもう一度出向き、気に入ったらその場で申し込んでみようかといった心意気。

P.S BGMは一日中ほとんど「グリーンデイル」。何とも言えん味わいがある、ある。

January 15, 2008

演りまくる夜

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俺は未だに、ライヴハウスという神聖な場所へ散歩気分で歩いて行けるというこの感覚が信じられずにおる。下北沢近辺へライヴを見に行く時はもちろん歩いて行き、歩いて帰り、そしていつも不思議な心持ちになる。田舎で育った音楽好きにとって「歩いてライヴハウスに出向く」などという行為は非常に感慨深い。昨日見た二組は、俺が東京に出て来て以来、かれこれ何度も見たバンド。素敵なメンバーとバンドを演りたい。

さて、

’08.3.15(土)

オグリ昌也企画「Asagaya Juke Joint!! Vol.1」

アット 阿佐ヶ谷 Oil City


オグリ昌也の記念すべき初企画にこの俺は横柄にも出演させてもらう事が正式に決定した。タイトルから察しがつく様に、ブルージーな夜、そして焼酎でクラクラが予想される夜。俺は多分、阿佐ヶ谷に行った事がない。これは色んな意味で楽しみな一日。

P.S BGMはニールヤング&クレイジーホースで「グリーンデイル」。音、すかすか(良い意味)。




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悪戯

いつも右前ポケットに携帯電話を入れて持ち歩く。ストレート式であるが故、たまに、滅多に電話をかける事のない人達に知らん間に発信してしまっとる事がある。しかし今日、ポケットから何時間か振りに電話を取り出したその時、俺の目玉飛び出んばかり。画面には「ヤフーケータイ」とかいう訳の分からんシステムに接続された画面。すなわちインターネット接続。俺はそんな機能をほとんど使った事がないし、なくなって微塵も困る事はない。これにはもちろんお金が発生する。何分、何時間そこに接続されたままだったかは定かではないがとにかくお金が発生する。一万円、五千円、三千円、七百円、少なからず発生する。俺のミスの為、誰に怒る事も出来ず一人ハラハラする。ビデオレンタルの延滞金、意味のない罰金、俺は何も残らんモノに対してお金は一円も払いたくない性分。携帯電話、必要のない機能が多過ぎる。俺は来月の請求が来るまで落ち着く事が出来そうにない。じゃあ折りたたみ式にしろ?ノー、それは論外。これはお父さんの悪戯ではないのか、と捉える事とする。

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January 14, 2008

お父さんの日になった日

先日仕事帰り、楽器屋にまたも立ち寄り例のミニアンプを取り寄せてもらう事にした。思い立ったが吉日、善は急げと言い聞かせて。今日はお父さんの命日。丸三年、四回忌。この場合、まだ三年しか経ってないんかと感じる。近い内、線香をあげにお父さんに会いに行こう。本日下北沢シェルター、ニートビーツとスクービードゥでロックンロールな夜を贅沢に。

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January 12, 2008

武道館にて                               

抜群の音と声、

抜群の雰囲気、

あんなバンドが武道館でライヴを。

俺は座って見ながらちょいちょいここはどこだと考えた。

確かに武道館はライヴハウスになった。


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January 11, 2008

愛すべき長い一日

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鮫洲、良い名前。口に出してみるだけでちょっと気持ち良い。電車を乗り継ぎ正午前鮫洲着。電車の中で太宰治を読もうとするも、あまり来る事のない街の風景を車窓から見渡したくなり数ページ読み後ろポケットにしまいこむ。俺は路上駐車をして且つその罰金を未だ払ってないにも関わらずそんな事には一切触れられず(触れられたら触れられたでややこしいが触れられんかったら触れられんかったで何でやねんとなる)、俺は立派な違反運転者かと思ったら何と一般運転者の立場だった。よって講習は一時間、今日も為になる話を聞いたが、あんなのを見たり聞いたりしたら怖くて車の運転なんか出来たモンじゃない(まぁ車の免許は持ってないがな)。飲酒運転の罰金が改正された話なども聞いたが、あんなモンは茶番、死刑まではいかんにしても一億円位に定めれば飲酒運転は一気になくなると俺なんかは思う。五十万円から百万円?ノーノー、そんな事をする輩には、「呑んで運転したら必ず一億円払ってもらいますよ」とその場合は上から目線で言い切ってやればええのだ。「ほんなら何か、百万円払ったらそれでええんか!」とは罵る事が出来るかも知らんが、「ほんなら何か、一億積んだらそれでええんか!」とは想像しにくい。とにかく新しい免許証を受け取り、そこに写った自分の老けた顔を確認し、以前の免許証と照らし合わせてみるとホクロが明らかに増えとる感がある。俺は東京でもう三回も更新をしたのだ。丸一日かかると思った工程が大幅に早く終わり、十三時過ぎには試験場を出る。試験場の近くにそびえ立つ何かの会社の広告看板に「壊す力は生む力」とどでかく書いてあり、ときめく。仕事に行こうかとも一瞬思ったが、すっかり休み気分に切り替わった俺の思考はやはり予定通りしながわ水族館へ出向こうとする。駅までの道のり鮫洲の街並みを歩く。俺はあまり知らん街をただ歩くのが好きだ。何というかゾクゾクする。カメラを持ち歩くのを忘れた事をひどく後悔し、何とかならんモンかと人がおらん隙を見計らって携帯電話で写真を撮ってみる。鮫洲から二駅程度で「大森海岸」、すなわちしながわ水族館近辺。水族館などもう何年振りかも分からんが、俺はずっと水族館を訪れたかった。カップル、親子連れ、おばちゃん団体、それらに混じり一人観賞する。サメに狂喜乱舞し、エイに惚れ惚れし、プラスティック・バッグ・フィッシュなる一流バンドみたいな名前の、買い物袋を好む魚に度肝を抜かれる。オジサンという名前の魚、競馬場のおっさんみたいな顔した深海魚、ウミガメ、泳ぐペンギンを陸地で眺めるペンギン。ロマン溢れる水族館では笑みが薄れる事がない。果てはアシカショー、その一時間後のイルカショーまで観賞する始末。ニヤニヤは止まらず一人ぶつくさ呟く、あれは単純に凄い。エンターテイメント。あれを見て何も感じん様な奴とは友達になりたくない。あのアシカとイルカには高額のギャランティが支払われて然るべき。平凡で終わる筈の一日を、免許更新をきっかけにすっかり塗り替える事に成功した俺は旅を終え渋谷でスケッチブックと鉛筆を手に入れる。ある物、ない物、いや、こんなのあればええがなという物をまた絵に描いてみようと思う。とにかく何かをやってないと落ち着かん。俺の部屋にはスケッチブックが三冊程あるが、それには色鉛筆で描いた絵と一緒に沢山の詩が書いてある。それをかなり久し振りに読み返してみたが、俺は驚く程何も変わってなかった。BGMはミスターチルドレン「深海」。明日は武道館の二階席でバースデイを観賞するという贅沢を。

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January 10, 2008

ゴー 鮫洲 ゴー

俺は重大な事を危うく忘れてしまうところだった。期間は誕生日の1ヶ月前後、すなわち今月13日迄、土、祝日は休み、日曜日は仕事を休む訳にはいかず、すなわち俺に残されるのは明日一日のみ、仕事場に電話を入れ休みをもらう、そして向かうは鮫洲、そう、免許の更新。更新のお知らせの葉書も届かず、俺は来年の事だと思い込み、確認の為、念の為、という意味で免許証を見てまさかの驚愕。俺は確かに、目に見えぬ何かの教えによって「免許証を見る」という行為をしたのだ。あれから3年も経ったんか、と思う。3年前は確か府中の試験場に行き違反講習の時、壮大な2時間講習の雰囲気に原付免許しか持ってないこの俺は場所を間違えたと思い込み、早い話何とか免れる事は出来んモンかと教官の目の前に立ちはだかった。

俺「あの、原付免許しか持ってないんですけど此処場所違いますよねー」

教官「あってるからまぁ座りなさいよ」

俺は壮大な雰囲気と長い長い講習に心底戸惑ったがところがどっこい、いざ始まってみると女指導者のべしゃりは饒舌且つ毒舌で、俺は良い勉強をしたと満足し、全ての工程を終えバスと電車を何本も乗り継ぎ、吉祥寺でレコードを買って家路に着いた。あれから3年も経ったんか。長い髪の毛で免許証写真を撮るのは決して気が乗らんがもう遅い、明日は鮫洲、帰り道はしながわ水族館にでも足を踏み入れてみようか。

P.S 一冊の本を手に入れた。経営のノウハウをちょっと知っときたいと思う。

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ヤツと踊る

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真夜中にエディ・コクラン、足下ふらふら、睡魔と踊る真夜中のセッション。

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January 09, 2008

フェイドアウト

ここ何日か、なにしろ一日中眠たい。朝だけでは物足りず昼も夜も。目がしょぼしょぼして俺が俺じゃない様なたわけた顔。伸びた髪の毛は邪魔以外のナニモノでもなく、禿げたくはないがさっさと丸めてしまいたい。先日、ギターストラップを手に入れに行った際に渋谷の楽器屋で発見した、発見してしまったイカした木目のミニアンプ。そいつが頭から離れずに本日、仕事を終え楽器屋へと走る。そいつでエレキギターを掻き鳴らす事により何かのきっかけが生まれさえすればそれで良い。しかしいざその気になった時、そのミニアンプは無い。いや、ありはしたが現品限りで不良品。何店か見て回ったが何処にもない、嗚呼。羽を伸ばしてまた御茶ノ水に出向くべきか。帰り電車、満員電車に愛想も尽き果て俺はとっととフェイドアウト。

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January 07, 2008

生きる男

一日中ほとんど部屋に閉じ篭もり、様々な分野の「偉大な男」の映像を見続けた。それは野球であり、お笑いであり、音楽であった。俺に出来る事は何だろうか。深く考え続けた。

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January 06, 2008

朝について一言

朝起きてから30分前後、だいたい仕事場に着くまでの時間、俺は全ての事柄が馬鹿らしく思えてどうしようもない。それは仕事に対しての思いというより、単純に朝が苦手で苦手で重たくてしょうがない。朝、頭を駆け巡る思いはあまりに危険過ぎる。

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January 05, 2008

おみくじには様々な言葉

仕事の合間に神社で一年に一度のおみくじを引く。

「神をはなれた心の隙にいつも悪魔が忍びよる」

「雄々しく猛く勇ましく、悪魔をはらいのけねばならない」

歌詞に使わせて頂き、唄いたい。

「就職」の欄には「希望を下げよ 職あり」とある。

「旅行」の欄には「出来れば延期しなさい」とある。

なるほどなるほど。俺は幸せになりたい。

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January 04, 2008

何が出来るか

年末と正月は瞬く間に過ぎ去り、明日からは仕事が始まる。俺には何か大きい事が出来るだろうか。不安は不安を呼び、満足出来る事はない。先日、天狗様にお参りをし、向かったのは上野ムンク展。俺には何か大きい事など出来るだろうか。何をやっても何か違うと思ってくる。BGMはジャズ。ずっとジャズ。


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January 03, 2008

「ラウンド ミッドナイト」

「ラウンド ミッドナイト」

一人きりの夜に 読書灯だけ灯して
ドロップアウトした男の 物語に入り込み

興奮して眠れずに 夜を明かしてる男は
とても健康な者だと 信じて疑わない

ラウンド ミッドナイト

部屋の外の車道は 酔っ払いのストリート
ハイヒールのコツコツと 下手くそな鼻唄と

俺は眠る気がしない 焼酎を嗜んで
物思いに耽るのは 蝋燭の火を点けてから

ラウンド ミッドナイト

どんな事を考える 何歳まで生きるかと
答えのない事ばかり 自分の事考える

本の続き気になって 読書灯だけ灯して
破滅型の男の 物語に憧れる

真夜中に全てを取り払う様な気分で
真夜中に全てが見える



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January 02, 2008

浅草と御茶ノ水とお正月とジャズ

お正月ムードを携えとにかく向かってみる町、浅草。俺は歩き続けて下町散策。純喫茶、赤提灯、ストリップ小屋。ストリップ、あそこには何か重要な手掛かりがある気配すら漂う(のは気のせいか)。初詣で賑わう雷門周辺、あんなにも人が押し寄せたら願いは叶いそうにない。俺は神様の多忙さを気遣いお参りはせず。お正月の下町情緒を味わい、アコースティックギター・ストラップ目当てに向かう先、御茶ノ水。楽器屋の閉店時間は早く、思う程堪能出来ず。しかし駆け込み寺と化すのはレコード屋、すなわち今年最初のレコード漁り。お正月とジャズ、これは毎年何故か相性が良く、数枚手に入れ、現在BGMはチャールス・ミンガス。これがなかなかに難しいタイプのジャズで俺にはまだ理解が出来そうにない。明日は明日とて上野ムンク展。その前に下北沢の神様に願い事を託しに行こうか。三が日、あっという間に終わるな。


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January 01, 2008

新年の迎え入れ方

ギターを弾きながら年をまたぐ。毎年毎年そうやって新年を迎え入れてきた。今年も御多分に漏れず。旅に出よう、旅に。

at 01:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │日々 
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