August 2009

August 31, 2009

閉口で行こう ’09

口内炎の痛みは治まりを知らず、しかめっ面は通常の八割増。

神経を蝕むには充分な破壊力で、やるべき事柄に胸は躍れど体がそれに追いつかず閉口。

レコードプレーヤーの回転数は相も変わらず狂いっぱなし、

狂うどころか回転する事すら止めてしまったその様には閉口。

回転する事を止めたレコードプレーヤー、それはまるで太宰治が一冊も置いてない本屋の様、

すなわち役立たずのあん畜生。

俺はといえば痺れを切らし、八月最後の今日という日に格安ポータブルレコードプレーヤーをオーダー、

一万円をきったその破格値に飛びつき、有無をも言わさぬスナック感覚を駆使して直ちにオーダー。

そして外は雨、破れたパンツの切れ端で愛すべきブーツにミンクオイルを塗りたくる。

文才の欠片もない文章、そんなモノを読むと突発的に唾を吐き捨てたくなる。

それが売られている代物ならば尚更閉口。

それを書いたナスビ作家、それを許可したトウモロコシ編集長、全部全部閉口。

文才の欠片もない文章、それはまるで頭空っぽ美人の様、すなわち中身ゼロのあん畜生。

ヒップな男が言ってたぜ、

「俺は世の中を馬鹿にしているのかも知れない」

そういう事だ、全部敵に回したって良いぜ、君と君と君以外。

ところで俺は年内、アメリカ行きを目指す事にする。

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August 30, 2009

We are world masters!!!番外編

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選挙だなんだと騒ぎ立てたところで俺には正直さっぱり意味が分からない。

申し訳ない位にさっぱり意味が分からない。

それよりも激しく痛む口内炎、ジム・ジャームッシュ最新作、粋な仲間達との会話、

それらの事柄でこちとら頭が一杯。

金髪はそろそろお終い、

暑い時は寒くなれ、寒い時は暑くなれ、

すなわち金髪で一時期を過ごした結果、黒髪に敵うモノ無しの結論、

なんでもかんでも我儘な理論。

リーゼント、サイドカット、坊主、気分次第で可能可能。


「5」の神様信じて疑わず、「5」だけの一点張りで賭け続けた執念のルーレット、

ストリップショーを間近で眺めながらのビール、

異様な雰囲気に包まれたカジノ内、

麗しのギャンブル狂、

名前も知らん世界遺産、

スナック感覚だけを頼りに辿り着いたマカオの地、

「また来ちゃいました」顔でヘラヘラと笑いながら行こう、行こうぜ、

爆発しようぜ、君の手を引いて、お前を誘って、先頭に立って。

奇跡的な仲間達と共に。


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August 29, 2009

ノー・ドラッグ・ノー・アルコールのテーマ

驚異の二時間半残業を強行突破。

時にじゃじゃ馬の如く働く男このワタシ、ごちゃごちゃヌカしながらの強行突破。

傍には最新型の仲間が存在し、時に下品な言葉さえ吐き出しながらつるんでいる。

仕事を颯爽と切り上げれば外でハンバーガーに噛り付きながらロング缶ビールにありつく。

なんだかんだのイカす日々、まだまだ死ぬのは惜し過ぎる。

ところで挨拶に出向いた初対面の女の子が顔を合わすと同時に言ったぜ、

「やさぐれ・・・」

男も女も問わず、どうやら俺はやはり人間を愛している。

ロボットの様な人間じゃない、正常な人間を愛している。

「酔っ払い過ぎじゃないですか?」などと女は笑っていたが、俺は何一つ酔っ払ってなどなく、残念ながらいつだって同じ喋り口調だった。

「それ素面ですか?」

ドラッグ&アルコールには頼らない、バットしかし、それでいて死ぬまで酔い続けてやる。

モッドラングが唄う、

負けるために勝つなんて冗談じゃないぜ

まったくもって冗談じゃないぜ。

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写真は天王寺公園のイカした動物達、そして後ろに堂々と突き刺さりますのはハイカラ通天閣、

すなわちヒップ極めたシチュエーション。



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ハイカラ・グルーヴ・ナウ

仕事場では小粋なマンション名を発見する度にメモ帳に書き記す。

それは胸を躍らす無料の手段、考え方次第で全てが面白くなるという事実。

例えばディアキャビン、

例えばテラスサンタナ、

例えばリバティーンハイム、

幾つかのマンション名を連ねて何人もの男女に問いかけてみる、

「さぁ、この中で住むならどれが良い?」

「おぉ、君はやっぱりそれか!!」

「ほぉ、意外にもお前はこれを選ぶのか!!!」


勝手にアンケート、勝手に盛り上がる。

それ以上でも以下でもただの遊び、バットしかし、ハイカラな遊び、愛して止まない。

そして本日、俺は仕事をはけた僅か20分後には下北沢の小汚いライヴハウスで煙草を吹かしながら生ビールを呑んでいた。

それは日々を色鮮やかに塗り替えるウィット溢れる手段、行動次第で全てが面白くなるという事実。

煙草を燻らせながらコーラスもこなすヒップなサックス吹き、叫び散らかす金髪女ドラマー、

煙草を吹かしてタイトに踊りながら俺の目玉はそれらに釘付け。

レコードを手に入れて、裸のままのジャケットを小脇に挟んで一番街を歩く。

例のモッズセレクトショップの前にはヴェスパが何台も止まっていた。

俺はクスリをやらない、入れ墨を入れない。

哀しませる事はしない、なるべくしない。

5年程前にあの娘が言ったぜ、

「アンタ、そんなんじゃ友達出来ないよ!」

オーケー、オールオーケー、うまくやっとる、心配は要らない。

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August 28, 2009

「パンクな女と恋に落ちたよ」

北九州の酔いどれ、下原元気から電話が鳴る、

「よーよー、元気か?」

久方振りに話し込む。

「パンクな女と恋に落ちろよ」

この男との付き合いは一体いつから始まったのか、

イカれた口調で喋りまくる男、日々の出来事を嬉しそうに喋りまくる男、落ち着きの「お」の字も知らん男、

まるで弟の様な存在、俺は勝手に捉えている。

「ここはまさしく天国だ」

そう呟き、俺の部屋でイカした音楽をリクエストしながら寝ていた男、愛して止まない。

ところでNHK井上陽水ドキュメンタリー観賞、

世の中のテレビ番組が全てこんな教養溢れるモノならば、俺は堂々のテレビっ子にさえ成り得る事実。

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写真は大阪千日前、モダンにも程がある仕立て屋看板、

俺はご多分に漏れず、カメラを取り出さずにはいられない衝動に激しく駆られていた。

ウイスキーコーク&ジンジャーは既に何杯目かも定かではない。

明日は仕事をそそくさと切り上げニューヨークシティ・ガレージバンドのライヴ観賞、

日々は続く、未知なる道へ旅は続く。







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August 27, 2009

女も狂わす Twistin’ Rumble!!!

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狂乱の「TIMEBOMB RECORDS」にて根こそぎ引っこ抜いた「Twistin’ Rumble!!」シリーズ、

この喝采ストリップダンスサウンドに心も体も胸さえも弾まん輩など果たしてこの世に存在するのか、

存在するのだとすればそんなモンただのモグリだ、ほっとけ、用はない。

ところで憂鬱ってどういう意味だ、しょうもない。悲劇を気取るなんてたっぷり116年は早いぜ。

さぁさぁ、今こそ古き良き時代に70000Vのスポットライトを。

気まぐれレコードプレーヤーの御機嫌はどうにか良好、そして俺はただの夢見がちな男。

立て続けに夢を見た、空を飛ぶ夢を、旅に出る夢を。

秋の匂い漂う昨今、北へ北へと向かいたい。

そうそう、「ミ」しか鳴らせん口笛吹いて、ポータブルレコードプレーヤーを大事に担いで。


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August 26, 2009

皆で踊ろう LAS VEGAS GRIND!!

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朝の10時には颯爽と起き上がり、布団カバーを洗ったりしながらレコードを聴き漁っていた。プレーヤーがまたしても不機嫌で回転数は狂いっぱなし、勢い弾けて迫りくる筈のツイストサウンドが回転数が狂うと同時に一気にスローホラーサウンドへと変わり果ててしまう様にはいささか閉口を繰り返すが、それでも俺は右手でレコードを回しながら笑っていた。

そうだ、十条フォークジャンボリー氏に預けてある一万円でポータブルレコードプレーヤーをプレゼントしてもらおう。この発想はイカす。それはとても得した気分を味わえるに違いないし、何たって針を落とす度にそのプレーヤーを手に入れた過程を思い出しながら大笑いする事だって可能可能。

午前の時点でグラスにたっぷりと注がれたアイスコーヒーを軽く三杯は流し込み、「A-BONES」という名のニューヨークシティ・ガレージバンドのチケットを手に入れる。曲や詳細など何一つ知ったこっちゃないが、そんな事は大した問題じゃない。

散歩がてらに一番街を徘徊すればいつの間に出来たのか、クールなモッズセレクトショップがオープンしており驚きは隠せない。

この街は一体なんだ、愛して止まない、そんな休日。

そう、俺は本日もまさかの休日、暇ってどういう意味だ、一生かけても理解など出来ない。

思い出のチェスレコードTシャツを着てトリスウイスキーをぶらさげながら歩く昼下がり、そして新曲はもうすぐ完成。

狂乱の「TIMEBOMB RECORDS」にて根こそぎ引っこ抜いた「LAS VEGAS GRIND!」シリーズ、近所迷惑省みずスピーカーからは爆音ムーディツイストサウンド、外で遊ぶ子ども達がこれを聴いて踊り出すその時、世界は平和で包まれると信じて疑わない。


丁度半年前、今世紀最大の欠落人間が事もあろうか名前も名乗らずコメント欄から俺に喧嘩を吹っ掛けてきた。そう、喧嘩にもならん喧嘩を吹っ掛けてきた、

「お前は欠落した人間だ、今更気付いたのか!とことん残念な人間だぜ!!」

無様な貴様の負け惜しみに今こそ高級モデルガンを突きつけ、八連発で全ての弾を見事に命中させてやりたい心意気。

俺は欠落した人間だろう、バットしかし、反則技は使わない。

よって、まったくもって失礼しちゃうぜ。

君の安否を気遣ってる、残念な人生を送るしか術がない永久の八番煎じボーイの安否を。


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August 25, 2009

人間爆発状態を常時キープオンしろ ’09

甲子園近辺、何故かずっと頭の中でながれていた音楽は永遠のヒッピーバンド、ジ・オータムストーン、早十年前の名曲「neil」、

足しにもならないレコードは捨てて 奪われたモノは奪い返すのみ

兵庫、大阪、そしてバスの中では飽きもせずモッドラング、ビーチズ、シオンなどが収められたMDを聴いていた。

甲子園、レコード漁り、歩き続けて焼き付けた景色、周りに溢れる関西弁、格安ホテルでの一コマ、完全なる自由行動、旅人気取り、新世界、そして昨日の決勝戦、その他諸々、全てが切り離せずに俺は今も興奮冷めやらず状態を断固キープオン。タガが外れたままで人生を生き急ぐかの如く駆け抜けたい。

本日、久方振りに仕事場へと出向く。そこには確かに仲間と呼びたい人間が存在し、俺は男も女も問わず話しかける、

「よーよー、君は甲子園を見たかい?」

「旅に出ないかい?」


ほとんど誰もまともに見てない現実には閉口し、温度差を感じ、まさかの「すいません、あまり興味ないです」の言葉にはもはや笑うしか術がないが、そんな事はもうどうでも良い、俺は自らの価値観でしかモノが言えない哀れなあん畜生、マシンガンの如き口調で話しまくり、いつまでも興奮を持続させたい心意気。

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写真は新宿行きバス乗り場へと向かう道中で発見したイカし過ぎジャズバー看板。

俺はご多分に漏れず、カメラを取り出さずにはいられない衝動に強く駆られていた。

旅に飽きたら仕事仕事 お金を貯めて新しい場所へ

仕事場では一人 難しい顔をして友達も出来ずにやり過ごすけれど
本当の俺を誰も知らない それでも良いよ 無理はしないよ

新しい場所は何処が良いかな ハーモニカ吹いて流れて行く


お金を貯めて一ヶ月位日本中を放浪したい。

その際にはレコーディングしたCDとギター、そしてポータブルレコードプレーヤーを担いで行きたい。

俺は必ず行くだろう、西へ東へ南へ北へ。

そうそう、スナック感覚だけを常時胸ポケットに詰め込んで。



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August 24, 2009

甲子園感涙ラストダンス

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甲子園決勝戦、もはや美し過ぎてモノが言えない。

仕事が休みになって良かった、すなわち金髪にして良かった。

今日が仕事だったならどうだ、

俺はあのシーンも、あの興奮も、あの類い稀なるドラマも全てを見逃してしまうところだった。

危ういところだ。

バットしかし、たとえ今日が仕事であったとしても、そんなモノは手にもつかず、

俺はきっと後の事も先の事も考えずテレビがある場所へと一目散に走った事だろう。

仕事よりも大事な事柄などきっと数え切れん程にあるだろう。

俺は我儘な男だ。感情は抑えられない、悪く捉えればただの子どもだ。

ダイジェスト映像だけでは決して味わい尽くせんあの迫力、

九回表二アウトランナー無から執念の反逆、今世紀最大の反骨精神、

胸が奮えて涙が途切れる事などない。

あそこまでくれば勝ち負けなど一切どうでも良い。

見ず知らずのチーム同士の対戦、

俺はといえばどこの馬の骨とも分からんただの輩、

こんな全く無関係の輩の胸さえもあれだけ締め付けさせられる事実、

あの渦中に居る関係者達は一体どんな心境なのか、考えただけで武者震い、そして興奮してくる。

近所迷惑一切省みず、

「オゥー!」

「ギャーッ!!」

「リャーッ!!!」


飛び跳ねながらテレビに向かって叫び散らかす昼下がり。


アナウンサーも解説者もほとんど何を言っとるか分からん程の興奮状態、あれこそ本来あるべき人間の姿。

完璧な人間などまるで人間らしくない。

四年に一度のオリンピック?

ノー!

ワールドカップ??

ノー!!

年棒何億円のお金を稼ぎながらのプロ野球???

ノー、断固ノー!!!

年棒どころか旅費でマイナス、勝ち進めば進む程に出費は嵩む一方、

それでも高校生活最後の大舞台に全てを賭けるか?

イエス、断固イエス!!!エヴリバディセイズ「YES!!!」。

あんな粋なロマンは他にはない、美し過ぎてモノが言えない。

今世紀最大の反骨精神、俺は忘れない。

閉会式でも事ある毎に勝手に涙は溢れ出す。俺は一体何者なのか、そうそう、人間だ。

叫んだり泣いたり怒鳴ったり甘えたり、如何なる時も慌しく、興奮はいつまで経っても冷める事がない。


P.S 写真は狂乱の準々決勝バックネット裏近辺。

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爆音世界音楽旅

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あっという間の東京着。

誰かが言ったぜ、「いつからか東京が帰る場所になった」。

それほんまやな、いつからこんな事になったのか。

バスの中ではほとんど一睡もしてないが俺は寝ない。

寝て万が一、決勝戦を見逃しでもしたら俺は自らに「大馬鹿者」の称号を与えざるをえない。

そんな訳で朝の6時台から爆音レコード・ジャンボリー。

ガレージ・スゥイング・シリーズは後のお楽しみとしまずはスカ、ソウル、ジャズ、

どれを引っこ抜いてもまったくもってイカす。

俺はレコードが聴きたくてウズウズとしていた。

そんな訳で決勝戦の時間までたっぷりと世界の音楽旅へ。

旅は簡単に終わらせない。


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執念のレコード道中

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バス車内、頭上の荷物置き場にレコード袋を丁寧に置く。

発車から15分、バスの揺れが激しくレコード袋が一つ滑り落ちてきた。それを暗闇の中、見事にキャッチ、近年稀にみるファインプレーをやってのけたのは家族連れの主、まったくもってイカす。

感謝とお詫びを混ぜ合わせた表情を浮かべながらも場所を問わずの厄介者このワタシ、それ以来レコード袋は足下に置くが、バスの最後列は足下がエンジンの影響で非常に熱い。すなわち、レコードが曲がらんかどうか、そしてその他諸々の事で頭は一杯。

旅を愛している。


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August 23, 2009

モダン・トリップ・デイズ

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難波から心斎橋、心斎橋から千日前、伝説の「信濃そば」にてカレーうどんを平らげ、時に喫茶店の看板写真を撮りながら懲りもせず右往左往、歩き続ける。

「生き残り喫茶」どうこうのレベルではなく、この街はモダン喫茶で溢れかえっている。

そしてコインロッカーから荷物を取り出し、レコード袋を誇らしくぶらつかせながら、俺は東京行きの深夜高速バスがやってくるのを待っている。

まだまだトリップを続けたい。バットしかし、じゃじゃ馬の如く働かなくてはならない男このワタシ、渋々とバスに乗り込む。

旅に出る毎に前回の旅を上回りたい。そして俺はご多分に漏れず毎回毎回上回り続ける。

お金を貯めて新しい場所へ。

明日は東京にて甲子園決勝戦観賞、そしてガレージ・スゥイング・ジャンボリー。                       

日々は続く、そうそう、俺が死んでも。それならば生きたモン勝ちの理論に堂々と則り、なんでもかんでも元は取る、取り続ける。永遠に損などしない。


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甲子園発狂ガレージスゥイング

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引っ越しをするかの如く心持ちで格安ホテルをチェックアウト、難波のコインロッカーにリュックサックやらレコードやらを預け一目散に甲子園行き、準決勝二試合を超満員の中観戦するに至る。

甲子園周辺をただただ歩きまくり、現在地難波へと向かう電車内。

そんな訳でまったくもって東京に戻りたくない。レコードプレーヤーを手に入れて、格安ホテルでお金が尽きるその時まで、永遠にガレージ・スゥイングで踊り続けたい心意気。


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心斎橋ガレージ狂い

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通天閣へ上るには待ち時間が30分以上もあったが故、俺はそれを次回のお楽しみとし、直ちに心斎橋へと向かった。スナック感覚にてレコード屋「KINGKONG」に足を踏み込んだところ、何とも言い難い「レコード漁り症候群」に襲われ選りすぐり4枚、一服挟んで「TIMEBOMB RECORDS」、ほんのちょっとの気持ちで駆け込めばまさか、とんでもなくイカしたジャケットの50’s~60’sガレージ・コンピレーション・レコード・シリーズを発見し、それは俺の胸を掴んで断じて離さず、意を決し「もうどうなっても知らんがな」の心意気で計11枚、このシリーズを根こそぎ引っ張り出すに至る。

念の為に何枚かは試聴したが、試聴するまでもなくこのレコードが素晴らしいのは明確で、俺はレコード漁りに何時間も費やし、二店で計15枚合計22878円、内15880円は男のクレジット一括払い、俺は完全にタガが外れたあん畜生。

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そんな訳で東京に戻れば暫くはガレージ&スゥイング・ツイスト三昧、そしてじゃじゃ馬の如く働かなくてはならない。

心斎橋から新世界まで駅にしてたっぷりと三駅分、両手に重みを増したレコード袋をぶらさげ、今世紀最大の不敵な笑みを浮かべて、時にコンビニエンスの気の良い兄ちゃんに道を訊ねながら、時にパチンコ屋のトイレを拝借しながら、時にラーメン屋に立ち寄りながら、雪駄をペタペタと鳴らしながら歩き続ける。

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道を切り開き、大阪と俺との距離はますます縮まり、どこまでも歩いて行ける気がする。

難波駅前では自転車に乗った頭のイカれたおっさんが、

「ヘーイ!そこの彼女ー!難波の駅前で元彼に二回ナンパされた事はあるかーい??」

「ユー!行っちゃいなよー!!」

などと訳の分からん事を叫び続けていた。

このおっさんも数えきれん程の経験を積み重ねてきたのだろうと安易に察し、並々ならぬ哀愁を感じる。

ここまで書いて電気を点けたまま眠りこけた。

本日は有無をも言わさず甲子園へ直行。


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August 22, 2009

喫茶天国うろつく酔いどれに光を

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囲碁クラブに群がるヒッピー、これをイカすと言わずして一体何をイカすと言えば良いのか、俺にはもはや皆目検討もつかない。

甲子園行きを中止にし、太陽の塔に挨拶に行くのを延期にし、ホテルで昼寝しながら甲子園中継を見ていた。

そして現在地三度新世界、クールを極めた完全喫茶「田園」にてカツデミソースライス。粋でモダンなありとあらゆる喫茶店の写真を撮りまくる男このワタシ、この街はもはや粋でモダンな喫茶店しか存在してない。そんな訳で素晴らし過ぎてモノが言えない。そして露店で飲んだ110円バナナジュースは今世紀最大の旨さ、どいつもこいつもこの街に一度は連れてきたい心意気。


通天閣に上るか、哀愁の「TIMEBOMB RECORDS」に繰り出すか、とにかく自由に日本中をうろつき続けたい。

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昭和ヒッピー・ジャイヴス

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天王寺と新世界が同じ区域に位置していたのには閉口している。

「福澤諭吉展」美術館へは歩いた方が断然近かったが俺はといえばまんまと電車で出向いてしまった。バットしかし、こうやって一つずつ賢くなる事実、愛して止まない。
               
真っ昼間の新世界を歩く。ここはヒッピーみたいなおっさんとモノホン喫茶店で溢れかえっている。

そんな訳で俺みたいなモンは所詮ただの若僧に過ぎない。ニヤけっぱなしで練り歩く。


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天王寺先導ダンス

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朝も早よから起き上がり、颯爽と連泊手続きを済ませ、真夜中の新世界にてポスターを発見した、三月辺りに東京にて見逃してしまった「福澤諭吉展」鑑賞の為、急遽甲子園行きを遅らせ現在地未開拓タウン天王寺。

福澤諭吉の先駆け人生に胸躍ると同時に俺は甲子園が気になり終始ソワソワ状態。

一旦ホテルに舞い戻り、そして直ちに甲子園へと向かう次第。


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突き刺さる通天閣に愛を

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「貴様あんまり調子に乗るなよ」

などと訳の分からん輩にヌカされたならば俺は答えたい、

「やぁやぁ俺さ、お調子者だよ」

いつかまたイタイ目に合ったとしてもノープロブレム、そうなったらそうなった時に考えれば良い。

真夜中の新世界をうろつくごろつき人間このワタシ、ある人にとっては救いようのないクズ、ある人にとっては羨望の旅人。

新幹線もゴージャスホテルも一切無縁でオーケー、オールオーケー、出向きたい場所が多過ぎるこの事実、

幸せな出来事だけに俺は今、頭を悩ませ続けている。


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ノー・トリップ・ノー・ライフのテーマ

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昭和の雰囲気、そして思い出の斉藤荘E号室の雰囲気漂う格安ホテルは一泊2300円。最初に入った部屋は何故か禁煙部屋で、俺は部屋を移動させていただき喫煙部屋にて寛ぐに至る。

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元来、明日の深夜高速バスで現実に戻る予定だったが、奇跡の出来事によりバス予約をキャンセル、俺はこの部屋への連泊を企んでいる。

月曜日、すなわち甲子園決勝戦の日から俺は仕事場に戻る予定だった。その事実には閉口していたがまさか、金髪のおかげで休みが一日延びた。

月曜日の仕事場にて、世に言うお偉い方の監査が入るという。その日までに貴様の金髪を直してこいと言われたが無意味な指図には従いたくもない男このワタシ、ノー、断固ノーと相成る。

生意気だなんだとヌカされたところで、俺は通常の倍の仕事をこなす覚悟でそれをチャラにしたい。これで仕事の一つもこなせん様ならただのパープリン星人と呼ばれても文句を言い返す事すら出来ない。


頭の上がらんお世話になりっぱなしの、話の分かるスーパーバイザーが言ったぜ、

「じゃあ月曜日まで休んじゃいなさい、そうしなさい!」

まさかの展開に戸惑いながらも俺は今世紀最大のテキパキ口調にて答えるに至る、

「ヘイ、そうしましょう!!」

金髪がこんなところでモノを言う運命、全ては繋がっていると信じて疑わない。両手を合わせて感謝を忘れない。

そんな訳で準決勝まで甲子園観戦&フラフラ風来坊気取りが可能可能。そして月曜日には東京の愛すべき部屋にて決勝戦観戦、まったくもってイカす展開。

さて、真夜中の新世界を徘徊、俺は死ぬまで旅を止めない。こんなにも自由な旅を止めるなんてただのモグリだ。そうそう、俺はモグリじゃない。

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P.S

「色即ぜねれいしょん」、グッドフィーリング。





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August 21, 2009

大阪クレイジーシャウトナイト

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格安ホテルはとっくにチェックイン済、難波の行きつけロックンロール屋にて自らとの約束の為のシルバーリングを手に入れ、これからレイトショーにて「色即ぜねれいしょん」観賞。

俺は今、完全にタガが外れている。そしてそれで良いとも思っている。


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甲子園狂乱シャッフル

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俺はといえば1600円を叩いてバックネット裏良席を確保、ここは外野席よりも、客が我が出来事の様に狂乱を繰り返している。

九回表に花巻東が同点に追いついた時、興奮抑えきれずフェンスのてっぺんまでよじ登ってガッツポーズを決めるおっさんを見た。警備員は直ちに注意しにきたが、俺はそのおっさんの抑えきれぬ人間の爆発振りに激しく同調し、そのおっさんに拍手を送っていた。



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甲子園崇高ビバップ

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「旅とは歩き続ける事」などと、誰が言ったか言わんか知らんが、懲りもせずいつまでも雪駄をペタペタと鳴らしながら歩き続けていたい。時に疲れ知らずの男このワタシ、わざと最寄りの駅の一つ前で電車を降りてフラフラと歩く。土地勘はそこで育まれ、見知らぬ道はいつの間にか見慣れた道になる。

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目を惹くモノを写真に撮り、目を惹く店に入ってみる。「希望軒」なる昭和の雰囲気漂うラーメン屋にてチャーシュー麺を注文したところ、僅か33秒でチャーシュー麺が目の前に現れたのには心底驚愕したが、そんな気分を味わえたのも全て一つ前の駅で降りたからこそだといえる。すなわち無駄な事など何もない。一つだけ確かな事は、この街には俺の事を知っとる輩など誰一人おらんという事実、俺は自由で俺が自由だ。

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明日は甲子園準々決勝二試合を観賞した後、大阪は新世界の格安モーテルにチェックイン、ご多分に漏れず朝から晩までトリップを続ける予定。

これだけ書いて電気を点けたまま眠った。そしてたった今、甲子園着。ある仲間はきっと電話口の相手に苦戦中、俺は甲子園バックネット裏を狙う。





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August 20, 2009

甲子園喝采ブギ

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三試合を観賞した後、哀愁タウン三宮へと舞い戻り、気の良いポリスマンに道でも訊ねながらようやく辿り着くモダンホテル、第四試合はテレビにて観賞中。

元来フランクフルトにつけるべきケチャップ&マスタードを見事に入れ忘れているコンビニエンスのネエチャンにはなかなかに閉口しているがやはり今、怒るのは止めだ。

夜はまだまだ終わる筈もなく、甲子園以外の出来事、すなわち頭に浮かぶ様々な付加サービスを全て実行へと移す。そうそう、誰も呼びもしないのに勝手にしやがる。


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甲子園灼熱ブルース

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俺はといえば朝の8時台から、「昔はスライダーが得意でしてん」顔をひっさげて堂々の甲子園着。第一試合から白熱の延長十二回攻防戦、まったくもってイカす。

それにしても暑い、灼熱。腕時計温度計は38℃をマーク、バットしかし理解は可能、こちらは甲子園、昨晩の冬の様な夜がまるで嘘の様。                           

適当な階段に座り込んで甲子園近辺の風景を眺めながら哀愁のねぎぶっかけたこ焼きを頬張る白昼、旅人気分は常時キープオン、すなわち自由の立役者。


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八月のクールス

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全てを鮮やかに塗り替える事にしかまるで興味を持たない男このワタシ、そうそう、目指すのはポップアートの危険な住人。

ここがどこなのか俺にはもはや知る術もないが、とにかくバス車内、そして外のあまりの寒さには俄然閉口している。すなわち、ヘンリーネックを頭から被って寒さをしのぐ事だけで精一杯。そう、まるで十二月に気が狂って半袖一枚で飛び出してきたかの如き体感温度、まったくもってどいつもこいつも温度調整魔術師への道は遠い。クールビズってどういう意味だ、しょうもない。

一刻も早く冷房機器はおろか扇風機さえもないあの神聖極まる場所へと行かなくちゃいけない。


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August 19, 2009

目撃者の旅へ

誰かが言っとるぜ、

「何しに行くの?」

「絶対誰にも呼ばれてないでしょ?」

「広島代表はもうとっくに負けたぜ」


ノー、断固ノー!そう、断固ノー!

四年連続勝手に甲子園出場選手このワタシ、

自らの価値観に則りモノを言うならば、

何しに行くもへったくれも俺にはなく、

誰かに呼ばれようが呼ばれまいがどうでも良く、

地元チームが勝とうが負けようがそんな事柄大してノープロブレム、

そんな低いレベルで俺は甲子園を観戦に行く訳でもない。

無名校が有名校を打ち負かす瞬間、

ノーマークが一気に頭角を現す瞬間、

すなわち雑草が夢を掴む瞬間、

大逆転劇の立役者、

愛して止まない。

「何しに行くの?」

自らの価値観でしかモノを言えない男このワタシ、この問いに渋々答えるに至る、

「夢とロマンの目撃者やないかい」

問うた相棒達は笑っていたが俺はその八倍、腹を抱えて高らかに笑っていた。

言い訳ばっかりオリジナル 
I love you baby 取り乱す
誘惑 うっかり好きになって
週末だけの浮気なBoy


アイ・ラヴ・ザ・ビーチズ。

今年は例年にも増して様々な旅へと繰り出す事に決めとる。

あわよくば北海道、あわよくば仙台、そしてあわよくばメンフィス&ニュー・オリンズ、

今年中に繰り出したい。

嫌な思いをしながら、それでいて笑い転げながら稼いだお金をポッケにしこたま詰め込んでゴー。

何たって今、笑う事しか想像出来ない。

毎日毎日、笑う事しか出来ない。








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August 18, 2009

真っ赤なバイクを超える意思でゴー

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唯一後悔している事柄といえば車の免許を取り損ね続けている事くらいなモン、

車があれば俺の人生は大きく変化するだろう。

そんな事は安易に想像がつく。

ワーゲンを夢見て早15年強、夢はまだ夢のまま。

原付バイクの免許は見事18歳で取得、

周りは有無をも言わさぬスピードで車の免許を取得していたが

俺はなんやかんやでそれどころじゃなかった。

「何故この時期に原付免許を?」

周りは笑っていたが俺はその八倍、高らかに笑い返していた。

「ほっとかんかいノータリン!」

真っ赤な原付バイクは毎日毎日じゃじゃ馬の如き扱いで乗り回していたが、

今や、その真っ赤なバイクはエンジンさえかからない。

ヴェスパを夢見て早13年強、夢はまだ夢のまま。

バットしかし、茶番劇は一体誰の為にある?

俺じゃない、残念ながら俺じゃないぜ。

何たって今、笑う事しか想像出来ない。

毎日毎日、笑う事しか出来ない。

どんな輩に裏切られても俺はどうせヘラヘラと笑うだろう。

待っとけ甲子園!俺は俺なりに身の程を弁えて出場するさかい。

待っとけ太陽の塔!誇り高く御挨拶させてもらうさかい。

待っとけ通天閣!呼びもせんのに再び俺から出向くさかい。

すなわち西で東で、真っ赤に燃えた人生とツイストダンス。













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August 17, 2009

神様でトリップ

ニューヨーク・ドールズベーシスト、アーサー・“キラー”・ケインのドキュメンタリー映画「ニューヨーク・ドール」観賞。

これがあまりに素晴らし過ぎてモノが言えない。

ある人にとっては救いようのないクズ、ある人にとっては神様の如き存在。

やっこさん言ったぜ、

「ロックスターも今じゃバス通勤の身の上だ」

その時の表情、哀愁漂う表情、これをイカすと言わずして何をイカすと言えるのか、俺にはもはや分からない。

念願の30年振りの再結成ライヴを演り終えた22日後、男は夢を叶えて突然逝った。

あまりに素晴らし過ぎてモノが言えない。

俺にはまだまだ知らん事が多過ぎるが、俺は確かに激しく興奮している。

ありとあらゆるドキュメンタリー映画を今日まで数え切れん程に観てきた。

どれもこれも愛しているが、アーサー・“キラー”・ケイン、この男の名前も俺は断じて忘れない。

11月には松田優作ドキュメンタリー映画公開、俺はドキュメントをこの目に焼き付けるその為だけに明後日より甲子園行き、

「ドキュメンタリー映画を常に撮られてる気分で居られればそれだけで良いのよ」

マリーは永遠の恋人。


P.S

適切温度のハゥトゥを微塵も弁えてない世間の冷房機器の寒過ぎる温度調整、そして照りつける太陽との温度差に俺の体はまったくもってついて行けず取り残されている。

そんな訳でどいつにもこいつにも「温度調整の魔術師」の称号は残念ながら与えられない。

とある場所では貴様が温度調整の魔術師、俺は俺の温度調整の魔術師。

すなわちある意味、どいつもこいつも温度調整の魔術師。

価値観は如何なる時もずれっぱなし、だいたい風の吹く日に冷房機器など御法度。

例えるなら倒してさえもらえないボーリングのピンみたいなモン、すなわち飾り同然。



at 23:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │映画 

August 16, 2009

ファンタジック・ルームにて

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ゴキブリのキヨシ君、俺のお気に入りのポスター上を我が物顔で這いずった後、部屋を飛び回る。

レコードプレーヤー上にて踏ん反り返りながら俺を警戒するが残念ながら俺はやっこさんが思う程に敵ではない。

何たってやっこさん、そこらに蔓延るドンクサ星人よりも断然頭が切れるってんだからまったくもってイカす。

俺はある出来事以降、生き物という生き物を出来うる限り殺す事を止めた。バットしかし、フライドチキンは笑顔で頬張り、塩サバは骨以外きれいさっぱり平らげてしまいたいあん畜生。

矛盾は永遠のテーマだと唄わずにはおれん男このワタシ、例えばステーキハウスにて牛が笑った絵が描かれた看板を発見したら、豚の家族が仲良く寄り添う絵が描かれた看板を発見したら、何ともやり切れん感情に襲われたりもする。すなわち、それらの看板は動物に対してとても失礼なモノに思えてならんという感情に襲われたりもする。

おっと、詩人の言葉が本日もフラッシュバック、

「ゴキブリの方がよっぽど人生に忠実な気がするぜ」

人間よりも会話の出来ん動物の方がよっぽど賢いという事実、こんな例は腐る程にある。

バットしかし近くには来てほしくもないゴキブリのキヨシ君、やっとどっかに隠れてくれたと、安堵の表情でふと天井を見上げたら、天井をカニ歩きさながらに歩き回っていた。ゴキブリのカニ歩き、クールと捉えて何ら差し支えない。そして再び飛び羽を広げて飛んだ。

甲子園に出向く期間中、もはやこの部屋はやっこさんに任せる。

レコードを回しながら本でも読んで、ウイスキーボトルを足で開けてズーズー鳴らしながら煽ってくれたならそれはとんでもなくファンタジー。

この部屋を愛して止まない。俺はゴキブリと暮らしている、とんでもなく元気に。














at 20:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │短編 

August 15, 2009

酔いどれ気分の常習犯

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右肩上がりの左団扇、右往左往しながらも結局は前しか見ない男このワタシ、休日とはまるで夢の様。

詩人の言葉がフラッシュバック、「冴え渡るリアル原色だらけ」、

ヒップな表現力には脱帽を。

世の中はかの有名な「お盆」のど真ん中、バットしかし、俺は俺のど真ん中、無意識の内に神戸行き格安深夜高速バスチケット&モダンホテル一室はいつの間にか確保、そうそう、巣鴨に行くかの如きスナックファッションで甲子園行き。

真昼間のルートスゥイートホーム、雪駄をペタペタと鳴らしながら歩けば通り沿いの窓を開けたマンションの一室からアナウンサーの白熱した実況中継が聞こえてくる、


「おっと、セカンドゴロー!!」

俺はといえば窓越しの姿を想像してニヤケながら呟く、

「君、良いねー」


これすなわち、夏の風景代表格。そして俺はずっと一人で喋り続けている、

「なぁ、そう思うやろ?」

「おぉ!それほんまか!」


本日の第四試合、九回裏にサヨナラホームランが飛び出した時、俺は確かに目に涙を浮かべて気がフレた様に手を叩いていた。そこには打った選手が喜ぶ姿、応援席が歓喜で震える姿、ただの観客が感動した面持ちで拍手を送る姿、アナウンサーの興奮した実況などが交じり合っていた。そう、夏の燃える甲子園とはもはや「野球」という枠などとっくに飛び越えている。俺が好きなのは野球ではない、こんなロマン溢れる光景だ。アカの他人の目玉にまで涙を浮かべさせる様なこんなロマンを愛している。

夕方には晴れ渡る空を見上げながら「探偵物語」と「傷だらけの天使」を観賞。そう、俺が好きなモノは何もかもロマンに繋がる仕組みだ。

散歩がてらにラーメン屋へと出向けばカウンターだけの店内に客は俺一人、カウンター越しには店員三人がこちらの頼んだ中華そばにツバキが飛び散らんばかりの勢いで与太話を繰り広げている。その話が面白いのならともかく、三百歩譲ってもまったくもって面白くない会話展開であるのには閉口し、ただただやかましく、客の気持ちを察することすら出来んこのノータリンメンマ店員共に特製こってりスープをたっぷりと流し込んでやりたい衝動に駆られたが、この面白さは奴等三人にはどう説明しても伝わらんであろうが故、止めた。いくら怒鳴り散らしてもこのノータリンメンマ店員共には「何にそんな怒ってはるの?」などと素っ頓狂極めた表情で聞き返されそうな恐れ、「怖い人が来た」などと怒らせた原因は棚に上げて言われてしまいそうな恐れ、それにより俺の怒りは増幅する一方になる恐れがあるが故、止めた。

交わる事のない人達、これは何時何処で現れるか分かったモンじゃない。その与太話により、俺は「水もう一杯もらえまっか?」のタイミングさえも失っとるのだ。それにさえ気付けん人間はそれにさえ気付けん人間と仲良くやるんだろう。恐ろしき人間関係、俺はそんな輩には交わらない。ドンクサとうもろこし星人には心を開かない。開き方が分からない。

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帰り際に手に入れる525円チェット・ベイカー。これに525円を使わずに一体何に525円を使えば良いのか、俺にはもはや分からない。針を落として0.7秒、すなわち1秒を待たずしてイカした雰囲気伝わるレコード。

座右の銘「自らの価値観を守る為にはデリカシー忘れるべからず」、平等ってどういう意味だ、しょうもない。俺は行くぜ。


at 20:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

愛すべきハイカラモダーンズ

’09.8.13(木)

ボーリング・ストライカーズの称号をいよいよ独り占めにしときたい男このワタシ、なんだかんだとヌカしたところで仕事場にも存在するハイカラ男、モダンガール、計八人が集い懲りもせずボーリング大会に興じる。

何たって八人もの人間と行動を共にする事自体が稀を極めた行動、俺にとってベストは一人、或いは二人、多くても四人が限度だといえる。

バットしかし、その八人が心開ける八人なら時に団体行動さえも可能可能と相成る次第。男も女も年上も年下も金輪際ノープロブレム事項、俺は時に人間が大好きで、時に人間が必要以上に大嫌いなあん畜生。平等ってどういう意味だ、しょうもない。

仕事場での顔とはまるで異なり、騒ぎ、はしゃぎ、叫び、人間を爆発させながら、一つのピンにのみ全神経を集中させる俺達最新型のハイカラモダーンズ、断じてクール&クール。

ところでボーリング・ストライカーズの称号を独り占めにするどころかそそくさと奪われた感さえ漂う昨今、奪われたものは奪い返すのみで日々は続く。

四人に落ち着き粋な仲間と肩でも組みたい心意気で生ビール、ウイスキー、そして大好物「唐揚げ」なるヒップ食材にありつき、様々な事柄に言及しながら夜は更けていった。

俺は部屋に戻り腕時計をしたまま、快適温度を贅沢にもキープオンしたまま気付けば朝まで眠ってしまった。

甲子園は沸点オーバー中、神聖な仕事場においても俺は一人、激しく激しく熱狂している。

周りが冷めていたとて激しく激しく熱狂している、

「よーよー、甲子園の結果を教えてくれないかい?」

甲子園に出向くと告げた俺に愛情込めた冷たい視線でスーパーバイザーが言ったぜ、

「おいおい正気か?」

イエス、断固イエス!

俺はいつだって本気だ、そうそう、高校球児と同レベルでだ。

俺は知っとるぜ、さほどずれてもないぜ、

俺がずれとるのなら世の中「ずれっぱなし症候群」に陥ってしまうと信じて疑わない。

ごちゃごちゃヌカしながら日々を続けよう。



















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August 12, 2009

ブーツにゴキブリ、踊る白昼

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ブーツにゴキブリ、這っているのさ。

生きているのさ、殺しはしないのさ。

奴等がもっと大きければ堂々と人間を侵略出来るという当たり前の事実、

知っているのさ、殺しはしないのさ。

甲子園は絶賛開幕中、

「オォー!!」

「ウリャー!!」

「エェーッ!!」


ブラウン管に向けて叫び散らす日々。

ところで本日、広島に暮らす二十年来の親友の誕生日。

白昼に電話を入れて告げる、

「よーよー、ハッピーバースディ!」

やっこさん、子どもと妻を抱えて日々を駆け巡る。

五年前の真夏、俺達は鹿児島へ向かう車の中、サービスエリア食堂、

どんな場所でもブラウン管に向けて叫び散らしていた。

「カーッ!!」

「ドラー!!」

「ヒィーッ!!」

「チョー!!」


ご多分に漏れず映し出されていた映像は白熱の甲子園。

ところで俺の子どもは一体いつ生まれるのか。

俺の分身は一体いつ生まれるのか。

幸せとは千差万別、そして俺はどれもこれも掴んでしまいたい目移り激しいあん畜生。

奴は広島、俺は東京、この部屋に移り住んでから数えても丸四年が経とうとしている。

契約は満期、バットしかし、俺は更新料を支払ってまだまだ住む気らしい。

ハロー、ゴキブリのキヨシ君!

一割出しな、もっと快適な住処にしてやるさかい。



at 20:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

ヒッピー・シェイク・ローリング・デイズ

文章とは熱が冷めんその内に書き記すべきスタイリッシュな行動。

次から次に起こるヒップな出来事に俺の頭は常に文字数オーバー制御不能。

以下、なんちゃらサーバー不具合によりこちらに書き記す事が切断されたここ二日間のヒッピー・シェイク極めた類い稀なる記録。


’09.8.10(月)

仕事帰りには、掴んだ二連休に誇らしく気分は高鳴り、ジョージー・フェイムのプレミアチケットはスナック感覚で確保するに至る。

夜は夜とて俺達、ウイスキージンジャー片手にべろんべろんの果てにぐでんぐでんまで辿り着き、下北沢二ヶ月連続企画【ボヘミアン・ロマン】&【レッツ・ゲット・ロマン】、すなわち執念のロマンシリーズフライヤーはいつの間にやら完成。

暑くも寒くもない温度調整の魔術師このワタシ、快適温度は断固キープオン、

俺達そこで「ユーチューブ」なるハイカラ映像機能を最大限に駆使して推奨映像を交互に見せ合い笑いこける。

そうそう、最新型の恋人同士の様に。


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’09.8.11(火)

燃える火曜日、目覚めれば二日振りの甲子園をブラウン管に映しながら、寝るか踊るかだけの為にあるとされるベッドの上でビーチズを聴きながらご多分に漏れず踊り狂っていた。

正午前にはローリングタウン池袋に向かう山手ライン乗り込み、お祭り男の名を欲しいままにするクールな相棒と笑いこけるその為だけに待ち合わせ、まずは「池袋イコール」の方程式が作られて久しい定食屋「玄や」にて五目カタ焼きそばなるハイカラランチタイム。

真昼間から店内に響き渡る笑い声、ウイスキージンジャーの酔いはとっくに消えていたが、それとは別のところで俺達はノーアルコールでも存分に酔い続ける事が可能可能な精神の持主、べろんべろんの如き捲くし立て口調、気付けば迷惑一歩手前の大声で喋り続ける。

ところで五目カタ焼きそばに入れられたどでかい椎茸を残してしまった俺の皿を見て十条フォークジャンボリーが言ったぜ、


「椎茸嫌いなの?残すのは良くないぜ、俺が食べるぜ!!」

言ったと同時に箸を差し出してどでかい椎茸を三つ一気に平らげる男、俺はといえば一瞬で恋に落ちる。

食べ物は残さない主義の代表格このワタシ、バットしかし俺は椎茸、ナスビを嫌ってしまっている。

よってノータリン椎茸野郎、ひょっとこナスビ人間、おまけにドンクサとうもろこし星人までをも軽蔑してしまっている次第。

とにかくこれが女なら「僕とどうかずっと一緒に居て下さいませんか?」とその場で律儀に口説かずにはおれんこの自然な言動、相手がお祭り男であったとしても俺は一瞬で恋に落ちた。

言葉を交わす必要すらない価値観を共有し我が物顔でローリングタウン池袋を徘徊、手を繋いで歩いても何ら違和感ないんちゃうんけ感覚で辿り着くのはもはや聖地、ボーリング場。

ボーリングとは終始笑顔溢れる遊びで、邪念という邪念を全て取っ払って一つのピンに全神経を集中させてやろうってんだからまったくもってイカす。

ボーリング・ストライカーズの名を欲しいままにしたい男このワタシ、ストライクを出してもクールを気取る程のスケコマシ野郎である筈もなく、背中でストライクの音を感じて振り返れる程のヘビーシック野郎である訳でもなく、終始笑顔でまさかの4ゲーム展開。

再びローリングタウン池袋を徘徊すればこの街は既に俺達だけの街だと捉えて何ら問題なく、何ら怖いモノなどない心境を常時キープオン。

ボーリング4ゲームの疲れを文字通りオアシスで洗い流し、辿り着く池袋唯一の生き残り喫茶「伯爵」。伯爵気分で昭和のままの店内を見渡し、話はいつまでも終わる事がない。

俺は以前、友達が少なかった。仲間と呼べる人間が少なくて閉口していた。捻くれ者だと人は呼んだが残念ながら俺は相変わらずで生きてきた。そして今や、肩肘張らずに言葉を投げ合う仲間が自然の流れで周りに増えた。ある奴とは離れ、ある奴とは肩を寄せ合う様になった。紛れもなく重要だったのは俺は俺のままで酔い続ける事だった。変わる必要見い出せず、それでいてまだまだ輪を拡げる可能性さえ持ち合わせている。よって、上辺だけの付き合いで蔓延る位なら、気持ち悪い程に遠回りを愛した方が良いと信じて疑わない。「世界ドンクサ選手権」次期出場候補者には心を開く暇などない。

【レッツ・ゲット・ロマン】開催二ヶ月前に一足も二足も先にロマンを掴んでしまった男このワタシ、男と別れて向かうのは恵比寿「TOKYO NIGHT SHOW」、今度は気付けばロックンロールの渦の中で踊っていた。すなわち慌しく目まぐるしい展開。

そこで俺は遂にルースターズをこの目に焼き付ける事に成功、「フジロック’04」でのラストライヴを見逃した汚点、その前夜祭までも観逃した後悔、その他諸々、俺の中にはずっと取り返しのつかん思いがつきまとっていた。一人欠けたルースターズ、メンバーの異なるロックンロール・ジプシーズ、ソロ、数え切れん程にチャンスを窺っていたが、この四人が足並み揃える事はなかった。

ところが突然颯爽と四人は現れ、「C.M.C」を「ロージー」を「恋をしようよ」を、そしてその他のヒップナンバーを次々と演奏する姿を観た。良し悪しの問題ではなく、俺はこの四人が足並み揃える姿を十年以上も待ちぼうけていたんだからその瞬間、確かに俺は呆然としていた。

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恵比寿から渋谷まで歩きながら、一日の素晴らしい流れを思い返していた。

そして今、ブラウン管には白熱の甲子園映像が映し出され、ひょっとして野球のルールさえ知らん可能性有りの可愛いチアガール気取り姉ちゃんが笑っている。

座右の銘「ルールよりもマナーを守り、生の感情恐れるべからず」、お母さんが俺を怒鳴りつける際に使う言葉、

「アンタはほんまに鉄砲玉やね」

鉄砲玉の名を欲しいままにする男このワタシ、オーケー、オールオーケー、すなわち発射されたら後はトぶだけ。







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August 09, 2009

ノーバディ・ノウズ

右手にボトルコーヒー二本、左手にウイスキーボトル&ジンジャーエール、プラスアルファに食料やら何やら、ぶらさげて商店街を行く。そして折り畳み傘は如何なる時も手放せない。

甲子園は二日目にして早くも雨で順延、これすなわち、雨が降る度に決勝戦も一日ずつ順延、今年は決勝間際に合わせて「有休」なる文明の利器を活用している男このワタシ、この調子でいくと雨が降る度に俺の有休も「一日ずつずらしてはもらえまへんやろか?」などとボスに相談に出向く破目になるが、そうは簡単に問屋が卸さない。世の中そこまで甘くない。とにかく俺はソワソワとしている。

商店街にて以前働いたバーの常連客とすれ違い立ち話。スーパー袋をしこたまぶらさげて立ち話。この街はまるで田舎の様だ。

俺はあの頃よりも稼いでいる。そう、バーで夜中まで働いていた頃よりもだ。あれからまだ五ヶ月も経ってないとは時の流れとは何とも煩わしい。俺は今、あの頃に比べれば時間にゆとりが生まれ、旅に出るタイミングも自由になったが、俺はあのバーで働いた事にとても感謝している。

経験と経験を積み重ねて、俺は遠回りを愛している。

価値観の違う輩には断じて心を開かない。いや、価値観がまるで異なっても根本で繋がる事が出来れば自ずと心は開かれる。

価値観は合わせるモノではなく自らで作り上げるモノだ。同じ過ちは断じて繰り返さない。

BGMは「MOD LUNG」、右手にウイスキージンジャー、待っとけ甲子園、俺が行くぜ。


at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

非合法の如き合法文章

仕事をそそくさと切り上げて向かう街、場違いタウン霞ヶ関。「ライヴ観に行きますさかい」という名目の下、近頃は毎日の様に仕事を早く切り上げさせていただく男このワタシ、電車の乗り換え方法を入念に確認し、イカした気分で向かう街、筋違いタウン霞ヶ関。

ここに来るのは一体いつ以来になるのかなどと思いを馳せ、それはきっと天下の岡林信康を観にきて以来だろうと相成り辿り着くのは日比谷野外音楽堂。

指定された席には断じてつかず、一番後ろの柵に寄りかかって時に煙草を吹かしながらのシオン観賞。

スペシャルズの時とは全く異なる踊り具合で、ご多分に漏れず天下の池畑潤二のドラムには強く引き寄せられ、叩けもせんのにドラム叩く素振りやら足だけツイストやら何やら、天候やら空飛ぶ飛行船やら風やら空気やら何やら、まったくもってグッド・フィーリング。すなわち、まだまだ終わらないでと叫びたくなる様なライヴ展開。

10日間で5本のライヴを観賞し、いくら愛すべきバンドでも気持ち良くない時は良くないが、この5本はどれを取っても美しく、どれを取っても他とは異なり、どれを取っても教養に溢れ、気分は高鳴り続け、俺の中にある不必要であろう悪い毒は全て見事殺菌に成功。

そして肝心の俺はといえば新曲に次ぐ新曲の完成、レコーディングしたい曲は増える一方、観るモノ観た後は全て俺の中で俺だけのモノとし、おまけに甲子園はいよいよ開幕、ついでに10日後にはその甲子園に呼ばれもせんのに我が物顔携えて乗り込む体勢。

平常心を保てという方が無理だ、俺は真っ赤に真っ赤に燃えている。

代々木上原から歩いて帰りながら我に気付いてハッとする、俺は延々、ずっと一人で喋り続けている。勝手な話題を振り撒いて心地良くずっと一人で喋り続けている。

「なぁ、そう思うやろ?」

「おー、ほんまか!!」


ずっと喋り続けている。


「熱闘甲子園」観賞、今年もこれに胸を躍らす季節が確かに始まった。丸々15日間、甲子園ホテルに滞在したい心意気。甲子園との思い出は数え切れん程にある。神聖な仕事場においても大会期間中、俺のソワソワ感が止む事はない。何たって奴等、邪念という邪念を取り払って一つの球の行方にしか興味がないってんだからまったくもってイカす。そうそう、俺も負けずにやる事をやれば良い。

平常心を保てという方が無理だ、俺は俺の価値観でしかモノが言えんあん畜生。

NHK教育「ザ・ソングライターズ」、佐野元春と松本隆の教養以外のナニモノでもない対談観賞。世の中のTVショーが全てこんなウィット溢れる番組なら、俺はまんまとテレビっ子にだって成り得るという事実。

ところでどいつもこいつも麻薬所持、押尾学、あの大言壮語、断じて嫌いじゃない。バットしかし、それがクスリに頼って吐いた大言壮語だったとしたら残念は極まりない。

「アンタはクスリやってそうだね!」

時に誰かが呟くがノー、断固ノー、あんなものに興味をもった例など生まれてこの方一度もない。よって俺は捕まらない、悪い事はそんなにしていない、筈だ。

クスリをやったり物を壊したりポイ捨てする事がロッカーと呼ばれるなら、俺はロッカーでも何でもなくて良い。ただのゴミと呼ばれた方が断然気持ち良い。永遠の夢は雪駄を履いてお母さんにもらった短パン姿でモッズと呼ばれる事だ。

興味という興味はもっと他の場所で激しくうごめいている。












at 00:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

August 08, 2009

ヌーヴェルヴァーグ・アイ・ラヴ・ユー

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「MOD LUNG」、とてつもなくイカす音楽、早3回目のリピート。

そして俺はといえばカポタストを5フレットに装着し、またしても新曲を生み出した。

そんな訳で次回のライヴは全て新曲、こんな空想を描く事さえ可能可能な最新型の男このワタシ、コーヒーカップに染み込んだ騒がしい思い出と灰皿の中に詰め込んだ苦々しい思い出を繋ぎ合わせて今を生きている。

誰かの批評などをするその前に、俺は俺の生き方を誇り高く掲げたい。

すなわち何も問題なく、何も心配ない。


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August 07, 2009

まったくもってイカす日々

好きなモノで溢れている。

好きな人間だけに囲まれている。

嫌いなモノで溢れている。

嫌いな輩に囲まれる事もある。

肝心なのはバランス、唱え続けて15年強。

本日、ハイカラ冷暖房機器の取り替え工事。部屋には先日もやって来た兄ちゃんが入り込み作業に没頭する。暑く、あまりにも狭い部屋での作業を強いられた兄ちゃんに「冷たい麦茶でもどうぞ!」などと気が利く一言でもかけたくなるが、そういった類いのむずがゆくなる様な優しさが最も不得意であるが故、俺はいつまで経っても切り出せずにいる。

その時、俺に唯一出来る気が利く行動といえばヒップなBGMをかける事くらいで、ジョージー・フェイムをチョイスし適度なボリュームで部屋を彩る。

やっこさん、興味もない素振りで作業に没頭し、俺は俺で時間を有効活用し風呂掃除やら洗濯物畳みやら、各々の作業に没頭する。

同じ部屋で女は女で本を読み、俺は俺でギターを弾いて過ごしている様なそんな感覚、気持ち悪い程に愛している。

ところでやっこさん、ジョージー・フェイムも半ばに差し掛かった頃、風呂掃除から出てきたこの俺に向かって突然こう言ったぜ、

「ブルースは良いですね!このリズム、飽きがこないですねー!心地良く仕事させてもらってます!」


おべっかか社交辞令か嘘か本心か知らんが、俺はといえばまんまと「おいおいほんまけそれ!なぁ、ほんまか!」、俺はやっこさんに抱擁とキッスをせがみたい衝動に強く駆られる。興味ない素振りに見えて、実は体を揺らしながら作業に没頭していたやっこさん、まったくもってイカす。

冷たい麦茶の代わりにヒップな音楽を提供し、バランスさえ保つ事に成功している男このワタシ、そして部屋は今、やっこさんの苦労が実り快適温度をキープ・オン。

日が落ちる頃、折り畳み傘を片手に外へと飛び出せば近くの商店街では阿波踊りフェスティバルの本番直前、俺はといえばレコード屋へと駆け込む。店内には抜群の日本語音楽が溢れ、それを調べれば「MOD LUNG」なる聴いた事も見た事もないバンドの音楽だったが、有名だとか無名だとかに金輪際用はなく、良いモンは良いに違いなく、俺はビーチズの新譜、イカしたジャケットのレコードと共に得した気分で三枚手に入れるに至る。

外ではバケツをひっくり返した様なハードレインが降り出し短パンも雪駄もびしょ濡れになっていたが、俺は折り畳み傘をどうにか差しレコード袋を大事にぶらさげ、笑顔としかめっ面を50対50に混ぜ合わせた面持ちで水溜りの中を歩き続けていた。

大雨で中止になりかけていた阿波踊りフェスティバルは無事決行され、街にはやかましい音が溢れ、帰り道にチラッと商店街に目をやれば、チンドン姿の姉ちゃんやら兄ちゃんやら子どもやら大人やらが今世紀最大の独自のダンスでもって踊り狂っていた。まったくもってイカす。

そうそう、踊ったモン勝ちの理論に則り明日も仕事をそそくさと切り上げ日比谷野外音楽堂にてシオン観賞、そして夏の甲子園はいよいよ開幕、トーナメント表は印刷し準備は万全。

あたしは君のメロディーやその哲学や言葉全てを守り通します

椎名林檎のファーストアルバムを時折聴き返したくなる。これを初めて聴いてから既に10年以上が経過しているという驚愕の事実。

BGMはビーチズ、阿波踊りの様に踊りたくなる音楽。

好きな人間だけに囲まれている。

自らの価値観を誇り高く掲げて、好きな事柄だけに囲まれていたい。

目を覆いたくなる様な輩に囲まれる事も多々あるだろう。

バットしかし、罰当たりの俺は懲りもせず期待する。

やりたい事が頭の中で激しくうごめいている。

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「ジャケ買いシリーズ」第238弾のモダン・ブラジル・ミュージック、直ちに聴こう。


at 21:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

踊り疲れたディスコの帰り

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「今日は念願のスペシャルズを観に行くんだぜ!!」

「ハッ?スペシャルズって何ですか??」


気の合う仲間で溢れている様な、気の合う仲間など実は数少ない様な、そんな煮え切らん思いを抱いていた。

俺がその時に望む言葉はたった一つ、

「ほんまか!断じてクールやんけ!」

これだけである。これだけがほしい。

仕事をそそくさと抜け出し、どこかで行われるであろう花火大会に出向く為に浴衣を着た女、浴衣同士のカップルを次々となぎ倒しながら、「貴様等、花火大会よりもかの有名なスペシャルズを観とかんでええのか?」などと自らの価値観でのみブツクサと吐き出しながら向かう街、ホットタウン新木場。

当初一人で出向く予定だったが、二週間前に声をかけたクールな相棒と待ち合わせ、ビールを嗜みながら新木場スタジオコースト。

開場に入り込めばビールを追加し、ホール内に入り込めば雰囲気を察して相棒に耳打ちを、

「これはやばいぞ!」

このバンドがやって来る日を何年も待ち続けていた男このワタシ、気分は最高潮、SEのトゥーツ&メイタルズが響き渡り場内が暗転すればメンバーが颯爽と登場し、一曲目が始まればネックレスを揺らしながら、折り畳み傘を右手に持ちながら、そして汗をダラダラと垂れ流しながら、スカダンスだかツイストダンスだかポゴダンスだか知らんが気付けばラストまで何回転もしながら踊り狂う。

そうそう、文字通り踊り狂う。半径一メートル以内には俺の為だけにしっかりと踊るスペースが設けられ、俺はこのバンドを自分が思っとる以上に愛し、沁みついとる事を強く実感しながら、デタラメな英語で延々と一緒に唄い、跳んだり跳ねたり叫んだりグルグル回転しながら滴り落ちる汗も何のその、ここ何年かの哀しみやら憂鬱やらストレスやらドンクサ星人やら偽者野郎やら何やら、とにかく全てを蹴散らしながら今世紀最大の独自のダンスでもって踊り明かす。

面白くないなら後ろで腕でも組みながら観れば良いと考えていたがそんな事柄ノープロブレム、ルーディ気取りで次から次へと繰り出される名曲に対し、俺は俺の心に忠実に従い踊り明かす。それは以前、レコードを回しながら部屋で踊っていた時とまるで同じ、いや、それよりも激しく踊り明かす。合間合間には相棒に耳打ちを、

「これはやばいぞ!」

アンコールで、俺の心に刻まれて久しい名曲「スキンヘッド・ムーンストンプ」が繰り出された時、俺は誰よりも目立ちたがり屋のあん畜生であるが故、相棒に肩車をせがみたい衝動に駆られたがその時、相棒に目をやれば俺と離れた場所で今世紀最大の独自のダンスでもって踊り狂っていた。まったくもってイカす。

とにかくこんなにも自然に本気で踊ったのは久方振りで、さながら「さらば青春の光」のダンスパーティ映像などを何度も思い出しながら、このバンドを初めて聴いた時の事を思い出しながら、夢の中にいる様な感覚。フレッド・ペリーもサスペンダーも俺には必要ないが、スペシャルズはあまりに特別なバンドだった。

外に出ればボーリングシャツやらタンクトップやらズボンやらパンツやら、近年稀にみる程のびしょ濡れ具合、そんな状況で倒れ込みながら煙草を二本吹かすその瞬間、座右の銘「全てをこの目に焼き付けるべし」が堂々たるフラッシュバック、嫌な思いをしながら稼いだお金でとんでもない見返りを得る。

相棒と御飯を食べながら、ノーアルコールに関わらず酔っ払った様な口調で話しまくった後、部屋に着いたその瞬間、踊り疲れた右足が突然激しく攣った。俺はお爺ちゃんのスタイルそのままに足を引き摺りながら階段をよじ登った。

俺も年を取ったのか。どうでも良い、今を生きる。

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開演前に手に入れたパンフレットは相棒の鞄に預けていた。外に出た時、パンフレットは見事無惨に汗でびしょ濡れで、相棒は「悪いからもう一冊買ってくる」と意気込んだがそんな必要など微塵もなかった。このシワクチャになってしまったパンフレットが目に入る度、俺は踊り狂った今夜の事を思い出せる。

今夜の出来事は何年経っても語り草、俺は何も間違っていないだろう。










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August 06, 2009

ゴミの心意気

BGMはブラインドミウラストレンジャー、とてつもなくイカす。

奇妙な旅をした本日の出来事はまた後日書き記したい。

素晴らしい夏の夜。

明日もそそくさと仕事を切り上げ、長年待ち侘びた念願のスペシャルズでツイストダンス。

全てを蹴散らすツイストダンス。

問題は新木場なるホットタウンに電車を乗り間違えずに辿り着けるかの一点のみ。

喜びと楽しみなどそこいら中に転がっている。

見逃さず拾え、全てを拾い上げろ。

そう、一見ゴミに見えたとしてもだ。

そうそう、ゴミと罵られたとしてもだ。

今はまず、ギターを弾きたい心意気。

ゴミが唄う、充分過ぎるぜ。





at 01:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

August 05, 2009

十年先行くダンスナイト

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昨晩、ベロンベロンも板につき足元もおぼつかん状態、

バットしかし、ギターを抱えればなかなか離さず、

新曲は次から次へと生み出され、

ポーグス・ライヴドキュメンタリーを観賞すれば胸はすこぶる躍り出す。

ジョー・ストラマーとの美しい友情、これはもはや愛だ。

こんな粋な関係、築きたい、俺はアンタと築きたい。

明日は仕事をそそくさと切り上げ、「夜のストレンジャーズ/スクービー・ドゥ」なるタイトでヒップなライヴ観賞。

そうそう、見事な関係を築いて久しいアンタとライヴ観賞、まったくもってイカす。

もう我慢出来ない事が山程あり過ぎて もう我慢出来ない奴等に我慢をしている

四方八方塞がれて逃げ出せやしない 四方八方塞がれて声すら届かない

もう我慢出来ない奴等も道連れにしよう ダイナマイト頭にとぐろを巻き脳天をブッ飛ばす


BGMは勝手にしやがれ「デカダンス・ピエロ」。

回転数のイカれたレコード・プレーヤーでダンス&ダンス。

気の良い仲間を集めて俺は踊るぜ。


at 00:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │ 

August 03, 2009

最新型でゴー

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休みの日には詩が生まれる。

街に繰り出せば瞬く間にそれに曲がつく。

忘れん為の手段、練り歩きながら延々と口ずさむ。

歌詞先行型の曲が続々と生まれて意気揚々、

そんな訳でこんなところにゴチャゴチャと書くその前に、俺には唄にするべき事柄が山程ある。

そして幸せな事に、頭の中は喜びに満ち溢れた事だらけ。

浮いたり沈んだりを繰り返す男このワタシ、今は格別に浮いた状態だといえる。

ところで本日、電気業者の兄ちゃんが室外機の様子を窺いに俺の部屋へとやってきた。

やっこさん、呆気に取られたのかゴミ屋敷と思ったのか、エアコンなるハイカラ機器の調子を見た後、帰り際に言ったぜ、

「ミュージシャンの方ですか?頑張って下さい!」

「ミュージシャン」という言葉も「頑張って」という言葉も俺はそんなに好きじゃないがノープロブレム、俺はやるべき事をやる事に決めとる。

その後、業者の兄ちゃんから電話があり、俺の部屋にある冷暖房機器は後日根こそぎ取り替えられる事となった。

用心深く心配性な男このワタシ、念の為に聞いたぜ、

「その取り替えるお金ってのはオーナーが出すんですね?」

「それはそうですよー!」


兄ちゃんは笑っていたが、俺はその倍高らかに笑っていた。

さぁ、ポーグスのドキュメンタリー映画を観よう、全てを蹴散らしながら。













at 22:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │ 

人間のブルース

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自らの足で踊っている様で時に誰かに踊らされ、

誰かに踊らされている様で自らの足で踊っているかい。

問題ない、頭の中には裏の裏の裏辺りまでの思考は常につきまとっている。

BGMはチェット・ベイカー、一日三回リピートすればいつの間にか心は穏やか。

ところで俺は知ってしまったぜ、天下のジョージー・フェイムが我が物顔で再び来日するという事実を。

同じ過ちは繰り返さず、去年見逃したツケは必ず八倍返しで払うぜ。

そうそう、ソニー・ロリンズの時の様に。

愛すべき「BRUTUS」最新号のヒップな特集を知ってるかい?

「ザ・ソングライターズ」という教養溢れる番組を知ってるかい?

そうそう、俺は自由だ、

そして全てを知ってしまったぜ。

とあるきっかけを経て、経験を積み重ねて、俺は人に優しくする術を覚え、

「これは許さんがな」「これはこうあるべきちゃうんけ」といった事柄を今まで以上に明確に打ち出す術を身につけた。

ある人にとっては底なしのクズ、ある人にとっては人間。

そうそう、俺は自由だ。そろそろ甲子園直行便のチケットを手に入れよう。



at 00:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

August 01, 2009

ロマンしかない下北沢二ヶ月連続企画の全貌

ロマンがロマンを引き連れて、

ロマンがロマンを呼び続けるモンやさかい、

俺は俺に逆らわずロマンを求める旅に出る。



’09.9.10(木)
高哲典特別企画
【ボヘミアン・ロマン】
アット 下北沢ロフト
18時半開場/19時開演/1500円(+1drink)
江崎掌/Loach/渡辺雅弘/高哲典



’09.10.14(水)
高哲典特別企画
【レッツ・ゲット・ロマン】
アット 下北沢BAR?CCO
19時開場/20時開演/1000円(+1order)
今村竜也とウエタケユキオ/十条フォークジャンボリー/高哲典



隠しても隠しても隠し切れず、消しても消しても消し切れんボヘミアンの香り漂うロマンチックな男達と繰り広げる最新型の夜。久し振りの男、初めて企画に出演を依頼した男、好きな男と笑い合うロマン溢れる夜。

あの時、俺が広島にてもみじ饅頭を手に入れてなかったら十条フォークジャンボリーが俺の部屋を訪れる事はなく、あの夜、酔っ払ってなかったら今村竜也氏は俺の部屋に立ち寄る事はなかった。あの夜、偶然の必然で三人はめぐり合い、ウイスキーを呑みながら九割方音楽の「お」の字の話もよそに、いやらしい事柄を話し合い、そして笑い合っていたが、そこで全ては決まった様なモンだった。些細なきっかけを決して見逃さん男このワタシ、九ヶ月振りの下北沢CCOにて繰り広げるロマンをこの手に掴む夜。

とにかく仲が良さそうに見えながら、まるで異なる音楽の表現方法で各々が闘おうってんだからまったくもってイカす。これをロマンと呼ばずして何をロマンと呼べば良いのか、知っとるならどうか教えてくれ、このじゃがいも野郎。

「ところで貴様、特別企画って何や?」と問われたならば「誰が何とヌカそうと俺にとって、願わくば俺達にとって、これはあまりにも特別だ」と答える。

勝手な俺のロマン求める旅に付き合ってくれる我が物顔のボヘミアン野郎が答える、「良い一日にしようぜ!」。

まったくもってイカす。そんな訳で俺は少なくとも、あくまで少なくとも10月の中旬までは生きる義務がある。その10月までの過程にはきっとまた新たなロマンを見い出し、命は永遠に途切れる事がない。

踊るロマンのチミドロで軽くなるだけ 後はトぶだけ

ロックンロールバンドのヒップなナンバーが堂々とフラッシュバック、唄はいつだって頭のジュークボックスに溢れている。

俺は真っ赤に真っ赤に燃えている。ドンクサ野郎には決して心を開かない。

まだ何も終わってないが、俺は心開ける類い稀なる男達に心からありがとうを伝えたい。

BGMはチェット・ベイカー、手にはウイスキージンジャー、嫌われ者でも厄介者でも勘違いされながらでも、スナック感覚で全てはいつかハッピーエンド。


at 22:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │ 

八月のロマン

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誰が何と言おうとー煙草を愛してるー

かの有名な男の唄が颯爽とフラッシュバック。

今日から八月とはまったくもって冗談極まりない話、ところがどっこいすっとこどっこい日付は日捲り曜日は関係ない。四季はいつの間にか移り変わる仕組み、イカす。

甲子園は開幕目前、そして俺はいつだって開幕中、早く帰ってレコードを聴こう。


at 15:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │ 
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