February 2011

February 27, 2011

ざまあみろの行進 ’11


曖昧に稼いだ様なポイントで呑気に浮かれる程、俺はヘビーボーイでもない。

偽のポイントでシテヤッタリ面を決め込める程、俺は気取り屋でもない。

それでも周りのイカすハイカラジョブメン達が「自分の事の様に嬉しいぜ」と歓喜を叫ぶ時、

俺はもはや簡単に泣いてしまいそうだ、「感動を分かち合う」とかいう神聖な行為に。

味方がいるなんて奇跡だ、そしてそれを掴んだのは断じて俺個人のポイントだ、

よって、裏切り合うなんて金輪際止めだ。

うだつの上がらん中途半端な連中の中の一人に数えられるなんて言語道断の最高峰、

俺は嫌だ、みっともない、虫酸が走る×642、断固妥協は許さない。

単なる偶然で得るモノより徹底的な個人戦で勝ち取ったヤツがほしい、

純粋華麗なモノホンのシテヤッタリ面を決め込める様なヤツ。

一見偉そうに見えて実は何をやっとるか分からん輩共に頭を下げる程、俺はお人好しでもない。 

誰からも愛されたいなんて願い出したら直ちに終わりだ、少なくとも俺個人は。

まだまだ武器がいる、ざまあみろと吠え続ける為のエゲツナイ精神の武器。

そしていつか周りのハイカラジョブメン達と盛大にヌカすだろう、

「あんまりナメんなよ」×707、

八倍返しの八連発、指を咥えて見てるだけなんてダサ過ぎて反吐が出る始末。


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February 25, 2011

バイオレンスの独創性 ’11


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「キルビル 2」と「バトルロワイアル」をレンタル屋のお姉ちゃんに預ける時、

目を見開いてその関係性に気付いてほしい。 

桑田佳祐とジム・ジャームッシュをレジカウンターのうだつの上がらん兄ちゃんに運ぶ時、

心を見透かしてその協調性に勘付いてほしい。 

「真面目に好きなようにやんな」と訴えかけてくるエレキギターの弾き語り、

 道無き道を堂々たる心意気で切り拓いてこそだ、紛い者を威勢良く蹴散らす為には。

 連日連夜バイオレンス映画を観ては頭がイカレる間際、

バットしかし、悪夢を見ても次の瞬間に笑える喜びは通常の八割増。

曲が出来る、「胸中と郷愁を混ぜて嗅ごう」と。


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ハッタリ・チャーミング・ソウルス ’11


指図など受けない、受ける必要などない限りは。

フォアローゼスという名のバーボンを毎夜たっぷり3、4杯、或いは5杯呑み続けている、

そしてたちまち空き瓶化、俺はいつだって本気だ、バーボンを口に運ぶその瞬間もだ。

小野雄介氏とその相棒から頂戴した中島らも「今夜、すべてのバーで」を仕事の休憩時間だけを駆使して読破、

俺ってひょっとしてアルコール中毒の一歩手前をふらついてるって類いなのかも知れない×2。

付け添えられたシオリと化した紙には堂々とこう書き記してある、

「祝!30歳!!」

驚いた事にこちとら30男、バットしかし、魂は13歳から断固衰え知らず、

平たい阿呆と博識人気取りの頭空っぽ素っ頓狂には未だ合わせる顔すら持たない始末。

大人しいってどういう意味だ、用のない指図に疑いの余地無く従い続ける哀れな偽ファッションリーダーの事か?

誰かがヌカす、

「貴様は存在自体がやかましい」

大そう立派な褒め言葉だ、俺は残念ながら魂売る程に腐ってもいない、

よって結婚なんて遥か未来の話になるのかも知れない。

ところでそんな戯け大茶番与太哲学はともかく、

「イングロリアス・バスターズ」をキッカケに天下のタランティーノ作品を根こそぎ観返している。

「パルプ・フィクション」を観ながらイヤラシイ事を考えている俺がどこまでバカヤロー、

「パルプ・フィクション」を観ながら助平な事を考えてる俺がヤケに憎いんだ。

俺の唄を聴いたイカす男が呟いた、

「まさかアンタがタランティーノ好きとは・・・」。

ずっと避け続けてきた「キルビル
」でさえ遅ればせながら観賞、

ジャケットと雰囲気だけで今日まで勝手に避け続けていた俺が甚だ憎らしい次第。

痛快極まる復讐心、冒頭に映る「深作欣二に捧げる」という敬意を忘れない心意気、

血の量と同様、熟知し尽くしたその映画愛と日本愛の尋常ではない加減具合、

魂とポリシー、誠実さと懲りない八倍返しの精神、

俺は活きているヤツしか信じない、選ぶ権利をしっかりと持ち合わせている限りは。


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February 23, 2011

皿洗いとロカビリーの理論でヌカせ ’11


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真剣にやっているなら「怖い」なんてもはや当たり前だ、

真面目にやっているなら「怒る」なんてもはや当然の行為だ。

鍵をジャラジャラと鳴らして歩く事がクールだと思っているなら、

そんなモン「勘違い」且つ「筋違い」の代名詞に他ならない。

徒党を組んで初めてデカい口を叩くなんてダサ過ぎる、

ダサ過ぎて眩
暈が止まらない。

流行言葉を駆使して偽のポイントを稼ぎたがるクズにお目にかかる度に襲われる脱力感、

そんなモン「ボクにはセンスもウィットの欠片もありません」と堂々とひけらかしているのと同義だ、

俺は嫌だ、虫酸が走る×642、断固妥協は許さない。

「アンタ生きるの大変ね」

大言壮語を吐く為にはやる事をやるだけだ、

モラルとマナーと最低限の御挨拶くらい弁えとけ、この生涯バッタ野郎共。

「クズに用などない」とほざき続ける為にまずやるべき事はクズにはならないと誓い続ける事だ、

突き抜けたいと思った時にまずやるべき事は突き抜けようと企む気持ちを持つ事だ。

ところで皿洗い時に回すロカビリー、

苦手な皿洗いが通常の787倍楽しくなるというイカす方法を改めて思い出し胸躍らせる今日この頃。

ヤツがくれる一粒のチョコレート、痛みを忘れて笑える生粋のハッタリ英語、

肝心なのは個人的な楽しみと安らぎを見い出し続ける事に他ならない、

一般的、若者的、何ちゃら的、そんな類いは断固暈事項、

俺には永久に「用などない」。 


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February 18, 2011

欲望 ’11


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すっかりと馴染んだブーツを履き、

風吹き荒ぶ中、真打ち「シュルレアリスム展」へと出向く。

イカす名文句の数々に静かに且つ確実に胸躍らせながら、

エゲツナイ程の単純明快さでパリの街まで一っ飛びしようかと考える。

シュルレアリスムだとかビートニクだとかロックンロールだとか何だとか、

どうやらそんな世界を曲がりなりにも知ってしまい、

そしてそれ等に胸を鷲掴まれている以上、

もはや平凡ボンクラ理論など永久に用などないと思えてくる。

来月、久方振りに福山に帰る事にした、三泊四日のブラリ旅。

稼いだお金は全て旅に消えて行く。

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シュルレアリスムで笑え ’11


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かれこれ82356511回以上も眉間に皺を寄せてきた。

いつからかオデコの皺が取れなくなったのはそのせいかも知れないし、

単純に年を重ねたせいかも知れない。

顔にはダニに喰われた様な赤い傷が何カ所も残っている、

そしてイカサマモヒカンも何ちゃらチョンマゲもとっくに止めた、

単純に年を重ねたせいかも知れない。

ファッキン渋谷の街を歩いていたらすれ違いざまに舌打ちをカマすヤツがいた、

非が無い事を悟った俺は直ぐさま振り向き盛大に返した、

天まで突き抜ける舌打ちを。

以前誰かが罵った、「ほら、また人殺しの様な顔をして」、

自らを守るのが生涯の仕事だ、いくら年を重ねても変わらない事も山程ある。

「真面目な振りをしているけれど頭開けりゃ破廉恥な事だらけ」の紛い者には我慢など出来ない、

ウィリアム・バロウズのヒップ極まる言葉を借りるなら「オール筋肉脳味噌ゼロの類い」には。

仕事場の信頼感溢れる人間が社員として別の部署へ移動すると聞いた。

俺は叫んだ、「アンタあっての俺だぜ」、

ヤツは言った、「乗り込んで来て下さい」、

俺は返した、「燃やせるモノがあるなら何でも燃やす」。

ヤツを下の名前で呼ぶのが好きだった、何故なら信頼出来たからだ。

俺は心を開かない、少なくとも訳の分からん紛い者には。

まるで失恋した時の気分で帰り道にガックリときた、俺はヤツと仕事をするという行為が好きだった。


ロサンジェルスとサンフランシスコの格安モーテルを酔いに任せて全て手配した、

酔っていたのはアルコールではなく「旅」だった。


明日は美術館へ駆け込もう、大好きな「超現実」の世界へ。

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February 16, 2011

胸中と郷愁を混ぜて嗅げ ’11


パート5


とんでもなくイカす曲が突拍子も無く仕上がる時、

詩はたった一日で洪水の如く溢れ出してくる。

その瞬間の歓喜をかれこれ十何年も繰り返している、

今の唄を今の胸中で唄いたい、

3月2日の【レッツ・ゲット・ロマン】はきっと新たなスタートを切るだろう。

麗しのロサンジェルス&サンフランシスコの強行突破を決め込んだ今、

胸躍る事柄を次から次へと仕掛け続けている。

国境なんて断固ノープロブレム事項と洒落込んだ今、

行きたい場所には全てワールドワイドスナック感覚にて突破する心意気は断固キープオン。

ドサクサ紛れに当初、モッズの雰囲気漂う我が愛しのロンドン行きを目論み、

実際に何件かに相談を持ちかけたが、メンフィス&ニューオリンズ同様、それは後日の嗜みに取っておく事にした。

誰にも真似などされたくない、突き抜けたヤツが勝ちだ、

そして価値を決めるのはお前じゃない、俺だ。

3月は西へ東へ大移動、

そして4月、得たモノを全て詰め込むレコーディングへと向かいたい。



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February 14, 2011

性分に告ぐ ’11


'11.2.13(日)
ライヴ アット 下北沢Laguna

1.ラウンドミッドナイト
2.思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
3.ニューヨーク・サブウェイ・ブルー
4.愛すべき日々
5.流れる道の上
6.ロマンのど真ん中


あまりに音が悪くて閉口した。

音に特別な拘りの無い俺がそう思ってしまう程のヤツ。

リハーサルの時点で「俺は帰るぜ」と吐きかけたが、

音が悪い事を理由にして帰るなんて特級のダサさだと感じる心はどうにか持ち合わせていた。

拍手の欠片もないステージを見ていた。

これは執念を要する夜だと思った。

出番がきて唄った。

マイクは半分捨てた。

客がイカす類いの野次を投げてきた。

ええ加減な言葉遊びでそれに捲し返した。

ギターの音が良いと男達に褒められた。

「貰い物で生涯の相棒なんだ」と答えた。

イングランド産とドイツ産のビールを呑んだ。

あまりに旨過ぎて閉口した。

リーゼント野郎と与太話を喋り続けた。 

客は俺一人になっていた。

気が利くウィットの持ち主で何時間でも話す事が出来そうだった。

「音が悪くて本当にすいません」と誰かが言った。

「気にしちゃ駄目だ」と答える術はどうにか身に付けていた。

企画に呼びたい男と連絡先を交換した。

気付けば嬉しくて良い夜だった。

ところでロサンジェルス二泊、サンフランシスコ三泊からなる周遊格安航空券を完全手配した。

羽田深夜発の深夜便で夜を超え、まずはロサンジェルスに降り立つ。

財布の中身が幾らあるかなんてさほど重要じゃない、

重要なのは心意気だけだ、あとは全てクダラナイ事柄。

ロサンジェルスのカジノで、ヒッピーの聖地「ヘイトアシュベリー」で 、

俺はさぞかし不気味な笑みを浮かべるだろう。

いつか誰かにほざいた言葉を今も鮮明に憶えている、

「パスポートさえあれば俺は何するか分からんぜ」、

この言葉の意味を誰よりも知っているのは断固俺でありたい。

旅とかけて性欲と解いてやろう、

俺は行かないと気が済まない性分だ。 


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February 13, 2011

赤春 ’11


部屋に戻れば、 

まるで「暖房」とかいうハイカラ機器を29℃の高温にしたままジャスト10時間37分も部屋を空けていたかの如き暖かさ、 

或いは今にも何かが燃え出さんばかりの香り、 

又は一気に香港の如き蒸し暑さの中に放り込まれた感×88、 

オマケにまだ見ぬサンフランシスコの熱中灼熱具合とはこんなモンかも知らんという淡い期待。 

その僅か2.9秒後、100%中38794%の確実さで満を持して提示されるアンサー、 

嗚呼、ボクは「暖房」とかいうハイカラ機器を29℃の高温にしたままジャスト10時間37分も部屋を空けていたのだねと。 

愚の骨頂、生粋の椎茸&ナスビ野郎、 

はたまた脅威のドンクサ星人、発狂の鉄砲玉、 

青春、赤春、 

足りん頭を精八杯駆使して何度でも立ち直って来い、 

そこにポリシーとファッキンな事柄があるのなら。 


'11.2.13(日) 
<ACOUSTIC MAGIC> 
■ノアロー 
■細井千春 
■たかみや`ドラゴン`りゅうすけ 
■高哲典 
■Haiti 
アット 下北沢Laguna 
18時開場/18時半開演/1500円(+order) 


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February 12, 2011

名誉なき野郎ども ’11


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タランティーノ「イングロリアス・バスターズ」のエゲツナさ具合に甚だ閉口、

「胸躍らせる」という術を100%中133567%熟知した職人は固定観念と手段を選ばない。

イカす仲間に声を掛ける、

「海外でも行こかー?」

仲間に月日は関係ない、

男も女も関係ない、

すなわち、金輪際ノープロブレム事項。

突拍子もない様に見えて実は全てを計算している、

ウマが合うか否かはスナック感覚で即決可能、

もう傷付け合うのは終わりだ、

モラルを損なわず、俺は手段を選ばない、

話を流したり、

何も無かった振りをするナスビ野郎を俺は信じ難い程に毛嫌いする。 


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February 10, 2011

ローリング・ブーツ・デイズ ’11


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もうブーツと雪駄しか履かない、履けないと感じて何年目かの今日この頃、

靴紐の煩わしささえ時間の無駄、そして靴べらとは無縁の仲。

行きつけの古着屋には手の届かない高い位置にウエスタンブーツの類いが何足も並べられていた。

「一式全部見せてくれ」

たっぷり38分間迷い、タンスズボン在庫を頭でコーディネートした後、

メイド・イン・カナダのイカすヤツをレジカウンターへと運んだ。 

その場で新たな相棒を履き、その足で靴職人兄貴に御挨拶、

365日中丸々399日履き潰してきたオンボロブーツは一ヶ月の入院、

治療費は20000円、既に元の値段より何倍ものお金を費やしている始末。

新たな相棒を履いたまま皿を洗い、

新たな相棒を履いたまま【レッツ・ゲット・ロマン】のチラシを作った。


すなわち、新しい友達が出来た時とまったくもって同義の歓喜具合、

底無しに無邪気な感覚。 

 
パート5


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今日の最高 ’11


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部屋に戻れば毎日剝がれている壁に貼ったブコウスキーのろくでなしポスター、

10年に一度お目にかかれるか否かって類いのハイカラ柄シャツに3595の大枚を叩き、

ポマードのノリが良いか否かで気分は右往左往、

周りがヤケにゴチャツイていて話の展開は二転三転、

眼鏡が手放せない、

「見る」為ではなく「見ない」為の眼鏡が。

爪を隠した指輪職人に注文を出そう、

since 1980.12.13-now

文字を彫り込んでくれと頼み、

ソイツが出来たら金輪際外さない。

今や俺が「クスリをやっている」などと堂々宣言すれば9割2分の人間が信じるであろう昨今、

最高だ、

何たってこちとら「ヘロインなど見た事も無い」。

周りに埋もれて忘れ去られていくよりは危険人物などと罵られながら印象を残す方がよっぽど気楽にやり過ごせる、

テレビとかいう代物から誰かがヌカしていたぜ、

俺ってひょっとしていつか心臓病で死ぬタイプなのかも知れない×33。

BGMはルースターズ、 

欲しいモノはボキャブラリー、

天井まで突き刺さる位のヤツ。

可能性があり過ぎて適切な言葉を瞬時に選べない、

会話一つでウマが合うかは大概分かる、 

平凡な言葉など何一つ要らない。 


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February 09, 2011

ポリシーでロマンを語れ ’11


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女「何で階段を使うの?」

男「俺は階段愛好家だ」

男は待つ事、じっとしている事、ドンクサイ事に我慢がならない性質で、

そして人嫌いだった。

階段では立ち止まる必要も無く、一人にもなれる、

必要なのは歩き続ける事だと男は踊り場で考えていた。

女「運動のつもり?」

男「そんな感じね」

女は理解に苦しみ、

男は誤摩化し、

それと同時に、

どんなに大事な女が他の男に抱かれてもハナで笑える程の器になるんだと決めていた。


'11.3.2(水)
高哲典企画
【レッツ・ゲット・ロマン】 パート5
アット 下北沢BAR?CCO
さよなら食堂/今村竜也/高哲典
19時開場/20時開演/1000円(+2order) 


ロマンを掴もうと企む既婚者二人と一匹の猿、

波に乗る男の三つ巴で敵無しの夜。


drecom_eroom5session at 01:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │短編 

February 07, 2011

人に優しく ’11


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信号無視を黙認する警察官、

モテないブタが誰かを妬み、

どうしようもない輩はどうしようもない輩とつるみ、

腐った輩は腐った輩と酒を酌み交わしたりする。

汚い手段で引き摺り降ろそうと企む輩、

ナメられたらその1289倍ナメ返す位のシテヤッタリ精神があるか?

それを蓄えるのは自らの心意気、

邪魔はするなよ、少なくとも後ろから頭を殴る様な姑息極まる真似は止めろ。

信号無視を黙認する警察官、

俺は助手席のファッキン権力者にピースマーク、

貴様は誰かに心揺さぶられる程の唄を贈られた事があるか?

ウィットの欠片もないコソドロ野郎に絡む程に俺はお人好しでもない、

誰かが言ってたぜ、

「コイツは自分が認めたヤツとしか仲良くならない」

随分と生意気且つ一丁前且つハッタリ極まる精神、

弱者でも強者でも朝鮮人でも何でも良い、

そこにウィットがある限りは。

そして俺はただの寂しがり屋、

一つだけ確かな事は腐った人間に愛想を振り撒く程に頭イカレてもいないという事、

優しさとはバッグを持ってやる事なんかじゃない、

まして18金リングをプレゼントしてやる事でもない、

捻くれた優しさには大概飽き飽きときている昨今。

ウーロンハイの酔いに任せてサンフランシスコ−ロサンジェルス経由の格安航空券の確定ボタンを押しかけた真夜中、

この素晴らしい瞬間に夢と
シテヤッタリ精神を。

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February 06, 2011

ザ・モンキーソング  '11


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以前、あれだけ懸命にありとあらゆるレコードにお金を費やしていた俺が、

今やほとんど、あの神聖極まるレコード屋に足を踏み入れる事さえない。

めんたんぴんをきっかけに久方振りに何枚かのレコードに針を落とす、

眠っているレコードが何百枚、或いは何千枚単位で転がっている基地という名の猿小屋にて。

BGMはチャールズ・ミンガス、

ジャズの巨匠にしてそのパンク具合、俺みたいなモンには到底手に負えない始末。

今はレコード屋ではなく他の事に目が向いているというだけの話かも知れない、

そしてそれは旅に他ならない。

サンフランシスコは3月下旬で強行突破、

感覚は損なわれない内に次から次へと仕掛ける事だ、

「何にもしないの落ち着かないから動きは止めん」

どっかのボンクラが憎たらしくも唄っていたね、

すなわち、「鉄は熱い内に打ち続けろ」だ、

結果は全て自らに跳ね返って来る。

あれやこれやとヌカしている内に甲子園、岩手、そして流れるプールに浮かぶ時期がやって来るだろう。

ガタボロブーツを履いて靴職人兄貴に御挨拶、

「やはり近々、コイツをお願いするぜ」

お金と立ち位置にモノ言わせたがる輩をどうしようもない程に毛嫌いしている、

愛着があるかないかは自らで決めればそれだけで充分事足りる、

請求書はクッション代わりにしてやればカタがつく、

2011年のテーマはどうやら縦横無尽、

寛大な心意気で挑みたい。 


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February 05, 2011

やさぐれが叫ぶ ’11


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尖っていても突っ張っていても何でも良い、そこに優しさがある限りは。

泣いていても大笑いしていても何だって良い、そこに感情がある限りは。

沈み込んでいた時期は超え、代償として手に入れたのは寛大なる精神、

敵を敵とも思わなくなった昨今、 すなわち、「焦燥阿呆には近付くべからず」の最たる精神、

新しい術を身に付けつつある胸中、それはずる賢さって訳でもない、

俺が変わったから周りが近付いてきたのか、周りが変わったから俺がありのままで存在出来るのか、

そんな類いは今どっちだって良い、とにかく何年か前とは明らかに異なる俺が居る。

時々、中島らもの言葉を思い出す、

「女の悪口は止めよう。長い間、世話にもなったし、良い夢も見させてくれたんだ」、

良い夢は見た、それは奇跡だ、そして同じ過ちは金輪際繰り返さない。

昨夜、映画館を改造したライヴホールでアウトロー男のライヴを観賞した帰り道、 

ジリブルと電話が鳴っていた渡辺雅弘氏の部屋に転がり込む。

ヤツがほざく、

「おかえり」

俺がヌカす、

「ただいま、お腹空いたね」

ハッタリブーツ論議を繰り広げながら差し出された餅とバナナに貪りつき、

お湯割りジャックダニエルを流し込みながらヤツが呟く、

「アンタの事を唄にしたんだ」

バナナをツマミにお湯割りジャックダニエルを流し込みながら俺が叫ぶ、

「それ、演ってくれ」

そして目を閉じ、耳かっぽじってその唄を沁み込ませる。

「泣いても良いよ」とどっかのお姉ちゃんが甘く囁きかけてきたなら、

俺はその場で嗚咽すら携えて泣き崩れていたかも知れない。

久方振りに胸に迫る涙を堪えてボンクラがほざく、

「ボクの遺影の前でも是非それを唄って下さい」

とにかく嬉しくて、どうしようもない程の愛を感じ、イヤラシイ程の誇り高さを噛み締め告げる、
 
「さっき渋谷で観たライヴより千倍イカしてるぜ」。

「アンタみたいな人間と友達になれて嬉しい」などと様々な人間から伝えられる事がある、

それは俺の方が強く思っている事だ×9966781、

とにかく「こうなりたい」と思っていた人間に、俺はなるべくして向かっているのか知れない、

だとしたら、再度沈み込むなんて断固シャラクサイ事柄。

BGMはめんたんぴん、

「気をつけなくちゃ俺達、不良さ」 

 誰かが単なるチンピラに向かって呟いた、

「アウトサイダーは人情味に溢れている」

そして俺は街一番のインサイダーだと信じて疑わない、夢は続く。


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February 01, 2011

マニア・ファッキンズ ’11


何が「靴マニア」だ、頭スッカラカンで。

虫酸が走る速度は167km、ショウモナサ具合は特級仕様。 

レコードを何千枚かストックしているだけで「レコードマニア」と呼ばれるなんて真っ平御免の最高峰、

そんな戯言で喜べる程に俺はファッキン野郎でもましてお調子者でもない、

全ては数字ではなく、頭の中に教養があるか否かに他ならない。

生涯を共にするブーツをたったの一日で見つけるなんてウィットに富んだお姉ちゃんと偶然出会うのと同様の難儀具合、

引き裂かれたズタボロブーツのソールオール交換費用は二万円、

安いモンかも知れない、それで生涯ヤツと一緒に過ごせるのなら。

ギターを担げば生み出される新曲、散文任せで詩がまとまらない昨今、

そんな時は名古屋旅行代理店の愛想皆無中国女を呼び出す、

「4月、サンフランシスコ」

ヒッピーとビートの聖地へ颯爽と御挨拶、オマケにブーツ探しの旅などと洒落込むってのはどうだ、

答えはイエス、断固イエス、すなわち、横浜に出向く位のスナック感覚で。

「人は見かけによらない」って一体どういう意味だ、

芸術は歩き方一つで表れる、

流行言葉の言い回しで安い笑いを狙おうとする溢れ出る程に存在する凡人に信用性など持つ必要もない。

いつか「嫌いになれたら良いのに」と呟いた女は、嫌いになるどころか俺の存在と精神すらとっとこ忘れる始末、

人生なんてそんなモンだ、 期待し過ぎたヤツの負け、バランスは全て頭の中にある。

役者根性は生涯開花、昭和の風貌と罵られる事29回、

とにかくどう転んでも裏方ってガラじゃない。


drecom_eroom5session at 23:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 
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