April 2015

April 18, 2015

DAY ’15


気が付けばサニーデイサービスばかり聴いている。人並み程度に春は感じたいモンだ。寒いのはもう終わりだ。

今思い出したが19歳時分にバイクで事故を起こした際、その原付バイクには「サニーデイサービス」のステッカーが貼ってあった。

相手のペーペードライバーがその文字を見てセッド、

「何か、配達中か仕事場のバイクですか??」

その時、オレは事故の原因究明どうこうよりあのペーパーをこうどやしつけてやるべきだったんだろう、

「貴様!サニーデイサービスも知らんのか??」、ふざけるのはもう終わりだ。

ところで今日はレコードストアデイだがオレはどうやらソレどころではない。

真面目そうに見える役立たずとモラルある刺青野郎、

CDRに高値を付ける儲け主義の偽バンドマンと名盤に100円シールを貼りまくる安レコード屋(例えばASKA「NEVER END」やTHE MILLS BROTHERS)、

どっちが粋だと思う?ナメるのはもう終わりだ。

今頃、実は沖縄にいるんじゃないかと年末には思っていた。残念だ。

そしてオレは今、やっぱりレコードストアデイへ挨拶に行きたい気分。

先日、我等が猿小屋レコーズにてまだ見ぬソウルへと向けたメッセージヴィデオを撮った。

ポゴシポッソヨ!

楽しいのはそんな瞬間だ。

韓国人にも阿呆はいるだろう。バット、素敵な人達もいくらでもいるだろう。オレみたいなモンを呼んでくれたってのが一つの事実になれば良い。

そんなワケで国境越えて阿呆が蔓延るのと同様、国境蹴散らして声は響くだろう。

「冷凍物のコロッケしか出来ねぇボディコン」とは手を繋がない。相手方もオレみたいなモンとは手を繋ぎたがらないだろう。

そんな風に出来ている、

オレは今、嬉しいコトだけ思考したい気分。

 

drecom_eroom5session at 10:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

April 10, 2015

ソウル・イン・ソウル ’15


次から次へとコトは起こる。

「もうこれ以上の喜びはないかも?」などと感じる夜が多々ある。

バット、起こる。「いや、これ以上はもう?」、また起こる。

執念が生んだ賜物か根性が運んだロマンか、絶えず念じているのは脳内炸裂の日々更新。

去年、男から唐突に連絡が入った、「猿小屋レコーズ面接希望!」、

冷やかしか本気か洒落か嘘か皆目見当もつかんままにホザいた、「報酬はロマン」。

今年1月頭、ビール片手に口からハッタリ、朝まで囃し立てる、「何かこう、胸躍る類いのコト、やろうぜ」。

3月、移転作業を果敢に切り抜けたオレの新たな作業場にヤツが生粋の闘魂面にてやって来た。

水入らず、珈琲一杯で何時間も話し合い、頻繁に韓国まで一人旅へ出ていた奴さんに問い掛ける、

「大まかに日程を決め、それに向けて動いた方が話は早い」、

「本気で?本気で行く?」と何度も確認する奴さんに即座のアンサー、

「こちとら、そこらでよく耳にする口先オンリートークとは断固無縁のあん畜生」。

それ以降はヤツ、リュウラモーンの独壇場、オレには記号にしか見えないハングル語を駆使して情報をバラまき、ツイッターなる文明の利器では何がどうなっているのかも知らん間に驚異の3000リツイートオーバー、

鳴り止まん電話に溢れるハングルメッセージ、国境をいとも簡単に蹴散らしブッキングのやり方さえ知らん男が執念と根性で掴んだ初仕事、挨拶代わりにしてはドデカ過ぎる前人未到5打席連続の場外ホームランってな塩梅、

ライヴインソウル。

当初6月、いや8月、あーもうどうにか年内、何なら年明けなどと夢想していた事柄が5月、早々に実現する。

タイトルはジャスト2秒のワールドタイムにて確定、ハッタリを真実に変える瞬間がまたここに。


【レッツゲットソウル】ー韓国ツアー2015ー
 

'15.5.16(土)

ソウル / 弘大ローリングホール


OPEN 16:00 / START 16:30
前売 22000ウォン 当日 25000ウォン
 


'15.5.17(日) 


ソウル / ツバメ喫茶店


投げ銭ワンマンタイム
START 20:00



オレとラモーンを先頭に、日本語、英語、韓国語を巧みに操る通訳役、「ヤスくない」上等機材を武器にロードムービーを企むカメラマン役、介護役、お祭り野郎、ポッピンクレイジーなど大人数が名乗りを上げ、そうと決まればまずやるべきコトは一つ、航空券と宿の手配。

その半分以上がパスポートも持たんままに騒いでいる天下のあん畜生。

狂気にも似た面持ちで9人分を手配し一先ずの安堵を得た直後、別件で用があった隣のビルの4階で働いている男のもとへと顔を出す。

「ソウル決まったでー」などとさり気なくホザいてみれば男がヌカす、

「ファー!なんで?オレは?オレも行きたい!連れてって下さい!お願いフィー!」。

そこでヤツはその場で同じ便の航空券を手配し、ビルの屋上から商店街を往く老若男女へ渾身のダブルガッツポーズをキメながら「やったー!」などと叫んでいる。

無論、パスポートさえ持っていないその男の無邪気極まる背中を眺めながら、完全に役者は揃ったなどと捉え計10人体制にてコトに挑む。

「ところで貴様は何役で行くんだ?」などと歯どころか顎ごとすっ飛んでしまいそうな愚問を投げ掛けられたならこんな風に答えようと思う、

「日本語で唄う。2008年9月、釜山で行われた結婚式にて盛大に唄う予定だったがパスポートと航空券の手配に手こずり夢逃した果てしなくドンクサイ経験有。そのオトシマエさえ含めて」。

いつも一人で旅に出ていたオレが、リュウラモーンというスナック感覚と執念を併せ持つ同い年の類い稀なる男と意思疎通し一気に次の喜びへと動き出す。

これまた別件で電話を入れたお母ちゃんに向けセッド、

「来月はソウル、10人体制で飛ぶ。通訳、カメラマン、ジャーマネ、お祭り野郎などと一緒に。空港へはリムジンでお迎えが来るらしい。車内ではインタビューもある。言葉?頼れる通訳がおるんやさかい」。

間髪入れずのアンサー、

「アンタ!一体何者や?髭、剃ったんか?」

根こそぎオーケー、オレはボンクラ、バット、胸ポッケには終始ロマンが零れ落ちそうな程に詰まっているってな有り様。

税関辺りで見るからに屈強そうな男が「その胸ポッケのソレ、何?」などと偉そうに尋ねてきたならこんな風に答えてやりたいと思う、

「ハッ?ロマンですけど。知らんのなら残念」。


その「リムジン」が文字通りのリムジンなのか、「リムジン」という名のガタピシ車なのかなんてコトは断固どうだって良い、

ジャリズリが通用するのかしないのか、「挑戦しない」だなんてオカマ得意の芸当だろう。

そしてこの一大プロジェクトと並行して他の様々な事柄も決まりつつある。

いまだ生きている事実に感謝せざるをえないライフ、チャルプッタカムニダ!

 

drecom_eroom5session at 10:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │ 
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