February 2016

February 28, 2016

the AT's Run '16


福岡最終日、「COFFEE&BAR Mellow」に置かれていたレザーブレスレットを買った。

店の女の子が作ったモノだった。

女の子に向けマスターがセッド、「これからはブレスレットも一緒に日本を回るんだよ」

嬉しい、モノで旅を語れるなんて。

そのブレスレットは早くも色が変わり味が出てきたところ。

右手薬指に付けっぱなしの指輪はニューオリンズの雑貨屋で真緑の髪の毛をしたパンクスガールから買った。

ヤツがセッド、「貴様、昨日も来てたでしょ?」

オレは二日連続でその雑貨屋を漁っていた。

ヤツはもう覚えてないだろうがオレはずっと覚えている。

さて、熱は下がったが、アメリカに行きたい熱はまたしても上昇中だ。

以前書いた文章を読み返していたら、手に取る様にあの瞬間の胸中が蘇ってくる。

文章は偉大だ。

バット、過去の話としてではなく、未来の話として必要だ。

3年半も行ってないとなんというか、ズルしとる且つ楽しとる様な複雑極まる胸中にもなってくる。

もう一度、あの茶番道中を繰り広げてみたい。

脳内トリップは既に開始中、肝心なのは既にその場に居る自らを想像するコトに他ならない。

行き先候補は沢山あるが、まだ見ぬシカゴ経由のニューヨーク着地なんてヒップだろう。

ところでオレは今、久方振りに爆音で「爆裂都市」を観て、激烈に草臥れているところ。

脳内が忙しない。

明日はタランティーノ映画がやって来る。

待望だ。
 

 


drecom_eroom5session at 02:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

February 23, 2016

the AT's Hospital '16


気付けば四日間も寝込んでいた。阿呆らしくもあるが有意義な時間ではあった。

映画を観た、「監獄ロック」と「乱暴者」。

本を読み、ダウンタウンを見た。布団の中で次に起こすべきコトを考えていた。

はて、コレってかの有名なインフルエンザなのかもと思い、周りのコトを考え病院に出向いた。

ドクターセッド、「まだ判断出来ない。明日また来なさい。まず症状からしてインフルエンザに違いないね。ハフッ!」。

なんと二日連続で医者に会いに行くコトになった。面倒なコトは一気に畳み掛けたいクチなのにだ。

翌日ドクターセッド、「マイナス反応だ。すなわち、貴様はインフルエンザではありません。へピッ!」。

クスリは5種類用意された。そんなモノよりビールを呑む方がよっぽど上級者だろうと思ったが、律儀にクスリを飲んでみた。

その夜、約束もしてないのに純度タカシ&斉藤敬介のライヴに出掛けた。インフルエンザではないと診断されたからだ。

御多分に漏れず約束を破るヤツが嫌いだ。自らが嫌う人間にオレはなりたくないと思って生きている。

バット、オレも誰かにはさぞかし嫌われているコトだろう。残念だけど止むを得ない。

とにかく突然現れ、脅かしてやろうと思った。ヤツは確かに驚いた、「東京におると思わんかったもん!」。

上質なライヴで、観るだけのライヴは気も楽でビールは3杯目に突入していた。

そんな時、敬介がセッド、「熱があるか知らんが一曲演ってもらいましょう!」。

断る術も知らずヘイトアシュベリーを演った。敬介がソロを弾いてくれ、オレは上機嫌になった。一人じゃないって素晴らしいと思った。

ヤツは素晴らしい。初めて会った純度タカシも最高だった。奴等と旅に出る約束をした。ソレは年内には果たされるだろう。

健康の定義は知らんが、オレはもうこんな風にしか生きられんだろうと思った。

好きに生きていつか死ぬ、コレがテーマだろう。

その次の日、火が点いたのか熱が一気に上がり、オレは這いずりながらホザいていた、

「ボクってやはりかの有名なインフルエンザなのでしょうか?」

耳元ではお母ちゃんの怒鳴り声が聞こえていた。

さて、福岡はGジャンでも暑かったり、雪が降ったりだった。

6日間10ステージ、弦は切れまくり神経は張りつめ精神は研ぎ澄まされていた。

屋台にも明太子にありつく隙もラーメン屋に入る心の余裕も無く、ライヴを終え解放された後のビールが何よりの楽しみだった。 

バット、もう充分だと迎えた最終日を終えた直後に思ったコトは「明日はないのか?」ってコトだ。

「貴様、明日から四国へ飛べ!」などと指図嫌いなオレに誰かが指図したとてオレはこう答えただろう、

「オールオーケー!」。

旅は終わらせたくない、コレがテーマだろう。

翌日、神聖なシャウトマネーでブライアンセッツァーロカビリーライオットを観た。

ロカビリーの暴動、枯れた声で客席側から叫ばずにはいられない衝動、

「ロックンロール!」「ナイスカントリー!」

結局どうにも、音楽が好きらしい。

それにしても寝込むのはもう終わりだ。

寝込むなんてコトはもう一生ないだろうと思っていた矢先の出来事だった。

オカマだと思われるコトだけは御免だ。


 


drecom_eroom5session at 04:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

February 08, 2016

the AT's Suits '16


例えば久方振りに繰り出すよく晴れた白昼、スーツ屋に駆け込みモダンな柄を発見すれば間髪入れず店員兄貴を捕まえ問う、

「コレの、もっと細いのあります?いんや、もっと細いの」。

プライベート、ファッキンジョブ、神聖ジョブ、区切り方さえ知らんままに疾走。

猿小屋ではハッタリ機材と持ち前のポッピン精神だけを頼りに吉村竜太郎って名の京都生まれのオトコがレコーディングを行っている。

ハッタリエンジニアならこのワタシ、

PC操作のショウモナさに閉口しているが故、ツマミを直に捻って聴いて捩って聴いての繰り返し作業。

竜太郎よりジャスト7.94倍、勝手に息もキレギレようやく一段落と相成ればバックページ駆け込み、

天下のJBLスピーカーから「in 猿小屋 rec」音源をリッスン、

「お前、コレどう思う?」。

さて、そんな貴様ヌカすな話はともかく、早、明後日からはジャスト15ヶ月振りの福岡チャレンジ6デイズ。

足りんアタマの片隅には忘れるな、「あのスーツのもっと細いの、あるかな?」、そんな感じだ。



【PEACE FROM MIND TOUR 2016】 

 

  

'16.2.10(水)

福岡 / 警固BuRaRi

 

高哲典 -Akinori Taka-

OA : SATOMI と えっちゃん

※2ステージ予定

 

 

OPEN 20:00 START 20:30

¥1500_ (+1d) 

 

 

'16.2.11(木・祝)

福岡 / 春吉CAFE&BAR DrexeL

 

w / 高橋つよし

 

OPEN 19:00 START 19:30

¥1500_ (+1d) 

 

 

'16.2.12(金)

福岡 / 今泉M.zitan

 

ワンマンタイム

※3ステージ予定

 

OPEN 19:30 START 20:00

¥1000_ (+1d) 

 

 

'16.2.13(土)

福岡 / 舞鶴B.B.Kenchan

 

w / 大石みつのん

 

OPEN 19:00 START 19:30

¥1500_ (+1d)


 

'16.2.14(日)

北九州 / 黒崎 bar Lounge SAKURA

 

高哲典 -Akinori Taka-

OA : 大賀ダイスケ / 松田翔太

 

OPEN 19:00 START 19:30

¥1500_ (+1d)


 

'16.2.15(月)

福岡 / 西新 COFFEE BAR Mellow

 

ワンマンタイム

※2ステージ予定

 

OPEN 20:00 START 20:30

投げ銭_ (+1d)

 



 

drecom_eroom5session at 07:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

February 06, 2016

the AT's Boots '16


文章を書いとこう書いとこうと思考している内に気が付けば2月も6日だ。

いまや、振り返るにはあまりに出来事が多過ぎるってな有り様。

沖縄ではGジャンを返し、そしてまた借りた。

「返したくはないの」と逆ジャリズリ声にて囁いた。

今、毎日着ているGジャンは去年着ていたモノとは同じで別のモノだ。

ありがとうヨーヘイ、ありがとうサル。

那覇の古臭い床屋で髪の毛を切った。

その髪の毛が今、かなり馴染んできた。

もうあのおっちゃんに毎回切ってもらいたい。

こちとらの悩みの種ナンバー3、ヘアーカット問題、

あのおっちゃんさえいれば悩みも解決だ。

ところで申年が始まって早々、ずっとやりたかったブーツのオーダーメイドを遂に敢行した。

壊れかけのブーツが壊れる前に一生履けるブーツを作りたかった。

さて、壊れかけのブーツは新しいブーツの完成を待たず沖縄にて9割方壊れた。

来週から始まる福岡シリーズまでに完成すると思っていたが仕上がるのは今月末って話だ。

オプションでイニシャルを入れた。大枚を叩いた。イニシャルとは無論、AとTだ。

その完成をまだなのかと待ち続けている。完成したらずっと一緒だ。

「ブルースゥエードシューズ」の歌詞をそっくりそのままお前に捧げたい気分。

思うに、ブーツ、トランク、ハット、この三点をイヤラシイ程に愛している。

古く、ヒップ且つモダンな写真を見るだけで胸中も穏やかになろうってなモンだ。

それは旧車、革にも同じコトがいえる。

ところで先日、「酔いどれ詩人になるまえに」という映画を観返した。

クール且つチャーミングとはあのコトをいう。

今月末にはタランティーノ映画がやって来る。興奮の季節だ。

ブーツを履いて出掛けよう。

4月にはボブディランがやって来る。

ブーツを履いて出掛けよう。

そう、なんてコトない話だ。

バット、ロマンがあれば生きられる。

そこで最後に一言、

なんでアイツは死んだんだ?



http://akinoritaka-new-hip-moderns.jimdo.com/



 

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