October 17, 2006

図書館に目から鱗

部屋におっても何か落ち着かん、という訳で図書館に出向く事にした。近場にもあるがバイクに乗りたい一心で、上町の方へ。東京に来た時、若林に住んどったこの俺は、当時毎日の様に通った世田谷通りを、懐かしがりながら何回も行ったり来たりした。すなわち、図書館への行き方が分からんのだ。交番で道を聞いたが今一つ理解出来ず、「まぁとりあえずあっちね」位の知識で図書館を目指したが辿り着くに及ばん。やっとそれっぽい建物を見つけたが、「教育センター」と書いてある。その「教育センター」のすぐ横のガソリンスタンドでガソリンと空気を入れてもらい(タイヤを変えんと危ないと言われた)、そこでも場所を聞こうと思ったが、「どうせこの辺じゃし自分で探すぞ」と意気込み聞かんかった。しかし辿り着けず、また世田谷通りに戻って、さっきとは違う交番で聞くに至った。「やっぱりあっちの方向じゃ」と、最初に聞いた交番を苦笑いで通り過ぎ、「ここさっき通った様な気するがな」と辿り着いた場所、「教育センター」。すなわち、「教育センター」の中に「世田谷中央図書館」は存在するのだ。「ガソリンスタンドで聞いとけば話は早かった」、そんな事はない。今日はドライブ日和だ。しかし図書館、目から鱗とはこの事、サリンジャーからブコウスキー、ゴダールから森鴎外、ダリからジェームス・ディーン、幅広いラインナップ。仕組みが分からんこの俺は右往左往しながら、歩き回る。「これは借りるのにお金いるのか?」「さすがにタダって事はないぞ」とぼやきながら。結局、

・三上 寛
・チャールズ・ブコウスキー詩集
・キャッチャー・イン・ザ・ライ 村上春樹訳

を借りるに至った。カウンターへ行き、手続きをし、お金は一切かからん事を確認し、説明してくれるおばさんに、「へぇー」「はぁ、そうですかー」を連発させていただいた。「百害あって一利なし」の真逆、「百利あって一害なし」とはこの事ではないのか。買うまでではないが読みたい本、読みたいが高い本、そんな本が山程ある俺にとって、あそこはまさに宝庫である。

その後、その足で面接に向かった俺である。

at 17:17│Comments(0)TrackBack(0)│ │日々 

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