July 17, 2007

アナログのアナログたる所以

7月15日はお母さんの誕生日、それに加え「カートリッジを初めて交換した日」という記憶が俺の中に加わった。交換する作業は意外と直ぐに終わったが、右スピーカーから何故か音が少量しか出ず、そこから試行錯誤。嗚呼、バッドフィーリング。針の位置を何度も確認し、ネジを緩め、そして締め、アームの調整、怒鳴り散らし、嫌いな説明書を凝視し、4本ある以前のリード線を抜き、全部新品に差し換え、首を傾げ、ヘッドフォンには耳を傾け、配線確認、おっと、まさかの5時間半。原因はシェル側の4本のリード線の差し込み位置が以前の配置とは違う事が判明し(もうそれしかないと遅ればせながら気付き)、1本1本抜き差しし、遂に音が出る配置に辿り着いた訳であるが、説明書にそんな記載は何処にもない(ほら、やっぱり当てにならん)。しかしもう良い。音がはっきり聴こえてきたその瞬間の喜び、ソレ、試行錯誤があったからこそ生まれた賜物。勉強勉強、嗚呼グッドフィーリング。一夜にして、「カートリッジ交換?俺に任せろよ」と鼻高々に発言出来る立場に躍り出た男、このワタシ。デジタルでは考えられんこの作業、嗚呼、アナログがアナログたる所以。「SHURE」のカートリッジにより、俺のレコードはものの見事に蘇った感がある。さぁ、景気のええヤツいっぱい聴こうぜ。


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at 01:01│Comments(0)TrackBack(0)│ │日々 

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