July 20, 2007

拝啓岡林信康殿

ワタシはそのニュースを見て驚きました。あなたが何と、それは35年振りに日比谷は野外音楽堂にてライヴを行う事になるとは。これはもはや、ワタシにとっては立派な事件と呼べます。しかしワタシの周りに、この「事件」をワタシと同じ感覚で驚ける対象は、残念ながらいない様に思われます。そして実はそんなワタシでさえ、あなたの事を事細かに知っている訳ではありません。何年か前、あなたの「信康」と名付けられた本を経堂の古本屋で発見し読みました。レコードを何枚も聴きました。しかしそれだけであなたの事を知っていると言い切る事は別に出来ません。あなたは近年、「御歌囃子」(オカバヤシ)という、何とも洒落た言い回しの新ジャンルを確立し、ロックしていると読みました。しかしこんなワタシは、「ガイコツの唄」「くそくらえ節」「それで自由になったのかい」「私たちの望むものは」はたまた「ホビット」に到るまで、当時の曲ばかりを期待してしまうのが率直な思いです。そんなヒップなナンバーを、はっぴいえんどのメンバーをバックに演ってほしい、そんな事をどうしても期待してしまうのです。何はともあれどうであれ、ワタシはワタシの目にしかと焼き付けるべく、10月20日土曜日、6300円の大枚を叩き必ず見に行く所存です。BGMは「狂い咲き」、すなわち「1971年日比谷野外音楽堂」でのライヴレコードです。否が応にもソワソワしてしまいます。楽しみにしています。

at 22:32│Comments(0)TrackBack(0)│ │拝啓 

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