April 01, 2008

トンだ喜怒哀楽日和

精勤手当を貰いたいが為だけに何とか雨の中仕事へと向かい、仕事を切り抜ければ一目散にバスに飛び乗り若林へと向かう。レコード・プレーヤーの調子の悪さに愛想も尽き果て「今日しかないぞ」と向かう場所、ベスタックス本社。東京に来てまず手に入れたのがこのプレーヤー、保証書の日付は2000年12月15日、すなわち着いた翌日。その時、説明書に書かれたベスタックスの住所を見てぶったまげたのをよく覚えとる。「若林一丁目」の記載、そう俺はその時、若林一丁目の住人だった。まさかの御近所さんに「あぁ、俺は東京に来たんか」といった心持ちになったのを覚えとる。しかし足を踏み込んだのは本日が初めて、俺はプレーヤーのキューキュー音を直したかった。原因は回転台の裏に取り付ける輪ゴムの様なドライブベルト。1050円、これで直れば文句はない。症状を告げると丁寧な店員も「ほぼ間違いなくそのゴムが原因です」と言う。逆によくも7年間以上も交換せずに聴けたもんやと感心し御機嫌に店を出る。駅近くの長崎ちゃんぽん屋で「明太子入りラーメン」なる大そう豪勢なモノを頂き元気を取り戻し、本屋でショーケン自伝をポイントを一気に消化し半額以下で遂に手に入れる。茶沢通りを、グッドタイミングで電話がきた下原元気と話しながら歩いて帰る。夏のツアーはこの男と関西を旅する。CDを作り三ヵ所四ヵ所をまわる。神戸、大阪、愛しの京都&甲子園。ツアータイトルは電話の簡単なやりとりで、

「夏の酔いどれ踊り子ツアー」(仮)と銘打つ事に決定したい。まだ発表するには早過ぎるが、自分に追い討ちをかけるべく、後には引けん様に早速発表させて頂く。そしてこれは必ず実行する。

部屋に戻りまずする事といえばドライブベルトの交換。ようやくこれで落ち着いてレコードが聴ける。プレーヤーが調子を悪くすれば、逆に余計に聴きたいレコードが頭の中に浮かぶ。交換を終えると、おー、すっかり調子が良い。大きな安心、やっとの安堵感に包まれかけたその時、まさかの「キュッキュキュッ、キューガー」音。大声を出すのにもくたびれ、俺は黙々と調整を行う。調子が良くなったと思えば悪くなる。落ち着く事はなく、おまけに回転数までおかしい。男性ボーカルがすっかり女性ボーカルになる。これはこれでおもろいが、単なる遊びに過ぎん。そして回転数を合わせキーを調整する為に俺がする事といえば、同じCDとレコードを同時に再生し、ギターを抱え、キーに違いがないかを確かめる。アナログがアナログたる所以。おー、調整が出来てきた、ええ感じですね、オールOK。しかしその時、悲劇の「キュッキュキュッ、キューガー」音(溜息3週間分)。BGMはTHE TRAVELING WILBURYS、そう、もちろんCD(大爆笑)。考えるのはまた明日。

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今夜は「探偵物語」とこれをじっくり読む事に集中してみましょう。

at 00:38│Comments(1)TrackBack(0)│ │日々 

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この記事へのコメント

1. Posted by showken-fun   April 01, 2008 10:45
はじめまして。
『ショーケン』の感想を聞きたいです。
ウチのブログもぜひ覗きに来て下さい{にっこり}

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