August 20, 2008

旅の記録を俺の為に 其の二

’08.8.9(土)

唯一の休息日、向かうは迷う暇もなく甲子園。

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外野席において、たこ焼きを食べたり、寝転がってみたり、甲子園名物カレーを食べたりしながら観戦し、俺は一体何者なのかと考える。球児は予選を勝ち進み、今度は大舞台での優勝を目指してこんなにも闘っとるのに俺は何をやっとるのか。あの場は試合をただ眺めるだけではなく、自分自身を見つめなおす最適な場所でさえあるのだ。

全試合観賞し、梅田行き電車に乗っとる最中に雨が降り出した。


ギターが雨に濡れん事だけを心配しホテルまで歩く。看板を見た途端、俺は間違ってなかったと悟る。辿り着いたモダンの極地、「サニーストン」。

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江坂駅周辺を歩きまくる。見ず知らずの街を散策しながらも、見慣れたブックオフの看板を見つけた途端、ちょっと寄らしてもらいますわー感覚が一気に押し寄せる。散策中、おっさんが客引きに道を尋ねる光景を見た。第一声から、

「セブンイレブン探してんにゃけどなー」

おぉ!おっさん!

この光景は確かに東京では見る事が出来んぞ。


路上で演ろうかと思ったが、思っただけで終わってしまった。


’08.8.10(日)

朝食食べ放題の後、ホテルをチェックアウトし向かう街、ストロベリータウン梅田。梅田から難波まで御堂筋を歩きまくり、脳内BGMは言わずもがな上田正樹と有山淳司。アメリカ村に辿り着き、お金はなく、クレジットカードに手をつける。そこで目に止まる抜群の看板、

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店内に足を踏み入れた途端、「これはヤバイぞ」と安易に察する。50’sスタイルにまみれた店内、ここなら多少高くてもそれに見合う商品がゴロゴロ転がっとるんちゃうんか、おい。この手の雰囲気に滅法弱いステテコ人間(?)このワタシ、とにかく漁りまくる。一生履き続ける事を誓い、デッキシューズ4860円を手に入れる。すなわちこれも一つの付加サービス。ライヴだけじゃないぞ、デッキシューズもあるんだぞと意気揚々し旅の醍醐味を味わう。

そして向かうは初めての地、十三。場末の雰囲気がそそる十三。

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テハンノでリハーサルした後、街を散策。

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とにかく今回、イノダに限らず数え切れん程の喫茶店に出向いた。モダン喫茶店には頭が上がらん昭和人間このワタシ、味よりも雰囲気、味よりも古びた感を選んでこそロマンと疑わず。バットしかし、冷房がどこも強すぎて具合が悪くなりそうになる。その点、俺は負けそうになったが何とか耐えた。

ライヴ終了後、共演し見事意気投合を果たした口石和人氏と呑み歩く。クラブウォーター、たこ焼きバー。色んな深い話をしながら、2時3時まで呑み、俺は終始涙を堪えた。とにかく出会えた事に興奮した。東京でも必ず一緒に演る約束をしてしっかりと握手を交わした。

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ホテルにチェックインし、俺は風呂にも入らず僅かな眠りについた。やり切った感があったが、翌日は拾得という一大仕事が俺にはあった。


at 21:39│Comments(1)TrackBack(0)│ │ 

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この記事へのコメント

1. Posted by KEYNA   August 21, 2008 16:48
すごい!
めっちゃライブ多いッスね!
そりゃテハンノも拾得も知っとるはずや~
テハンノのマスター浅田純平、陽気な男イカした男☆髭を生やしたモジャ男w
えぇね~また大阪行きたくなったわ。
ということで、リンクこちらも貼らせて頂きました!
また9月もよろしく!

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