October 18, 2008

「新しい酒は新しい革袋に盛れ」の代表選手は背番号16

愛すべき諺、「新しい酒は新しい革袋に盛れ」。

辞典にはこうある、

「新しい考え方、思想はそれに相応しい新しい手段方法を用いるべきで、古い形式にこだわっていてはいけない」。


「俺の新しい酒は新しい革袋に盛れ」と冠につけた企画を何度か演ったが、もう金輪際やらんとは断じて決まってない。

そしてこの諺に最も相応しい男、


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二度目のノーヒットノーランを成し遂げた時、街では号外新聞が配られており、俺は意味も無く胸が張り裂けんばかりで、風呂無し四畳半の部屋にこの号外新聞を長期に亘り貼り続けた。

俺は野球が好きな訳ではない。バットしかしこの先駆者はあまりにも格好良過ぎる。

イチロー?ノー!イラブ?ノー!ヒデキマツイ?ノー!

いや、もちろん全部イエス、おっとその前に俺がイエスかノーかを判断出来る権利など100%中2137%無いが、この男が重い重い扉をこじ開けた事だけは疑う余地も無い。

池袋行きの電車に乗り込んだ時、この雑誌の中吊り広告を発見し、俺は激しい衝動に駆られた。一人で読み尽くしながら、「おー!」「うー!」「キャー!」と口に出さずにはおれんこの男の物語。

そしてその時、必ず頭に浮かびっぱなしの諺は、

「新しい酒は新しい革袋に盛れ」。

そう、俺の愛すべき諺。


at 15:36│Comments(2)TrackBack(0)│ │ 

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この記事へのコメント

2. Posted by 高哲典   October 19, 2008 04:48
to KAGAMI
嬉しい。あんたイカした男だね。
泣きそうになったよ。もうこうなったら嘘でも嬉しい。
人によっては、ほんまにただのガラクタとしか思えん輩もおるかも知れんけど、
そんな輩の事など俺は一切気にしてない。
俺は俺だけのガラクタをこれからも集め続けるよ。
それが俺にとって一番幸せって事を誰よりも知っとるモンね。
いつかもしも折れたりしたらあんたのコメントをいつだって思い出すよ。
それだけで俺は立ち直れる。
ありがとう。
1. Posted by KAGAMI   October 18, 2008 22:53
俺が酒を飲めるならこんなセリフを君に放つだろう
「酒を片手に愛すべき日々を聞きながら夢を語らないか?」って・・・・
もうとっくに忘れさったセリフ・・・・・思い出したよ
たくさんのガラクタを残そうぜ・・・
見る人が見れば、それはとびっきり輝いたガラクタ。
ほんと・・・・ムカつくぐらい輝いたガラクタなんだろうな・・・
今日のブログとは関係ないコメントになって申し訳ないが、
気がついたらキーボードを打っていたよ
やっている楽曲は違うが、良い物はわかるよ
俺との話が尽きるまでは勝手に逝くなよ・・
俺との話が尽きるまで勝手に折れるなよ・・
たくさんのガラクタと言う宝物を眺めながら笑って酒が飲めれば豪気だな・・・。

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