November 12, 2008
俺と外国人四人組と下北沢の風情物語
煙草の味でいつも分かる。何かが違うのが俺には分かる。すなわち、まんまと風邪ひいちゃったのかも人間このワタシ、とにかく寒い。
気分で表せば、襟の長いボロボロのトレンチコートをスナック感覚で羽織りたい心境。
ところでバー、22時半まで客は来ず。俺は地下から地上に出て様子を窺う。
その瞬間、外国人四人組、バーの看板を指差しながら、バーの売り文句を口にする。
「ホァッツ?ヒップミュージックアンドサムシング??レッツゴー!!」
俺の横を通り抜け地下に降りて行く四人組。
そこで、「ワォ!えらいのが来たでー」と思わざるをえん男このワタシ、英語能力ゼロ&体調不備有。これはややこしい。バットしかし焦る事など何一つない。ここは日本、流暢な日本語で、お澄まし顔で「いらっしゃいませー!」と告げればそれで良いのだ。
男前推定アメリカ人がまず俺に問う、
「チャージアリマスカ?」。
突然の来客、四対一、目を泳がせ告げるは
「チャージ?ノー!オーケー?」。
「ワー、アリガット!!」。
ここは東京、外国人に合わせる必要などどこにもない。
バットしかし苦笑いで告げるは
「メニュードウーゾ」。
これは危険、飲み込まれるぞ。
何とかメニューを聞き、お酒を出す。
おー、話がしてみたくなる。例えば「こちとら英語出来まんねん」顔で、
「ホェアードゥユーフロム?」。
緊張が走る。その答えが返って来たとて、次の返事を俺は用意出来そうにない。
四人組は俺に問う、何かと問う。
「コノCDハナンデスカ?」
「ソレミセテモラッテイイデスカ?」
「コノビデオハナンデスカ?」。
「ヘヘッ、コッコレ、コレデスヨ」一点張り人間このワタシ、飲み込まれるぞ。
帰り際、一人が言う、
「ワタシタチハイマシモキタザワニスンデマス」。
おーほんまか。ここで「ミートゥ」でもスラッと出ればスタイリッシュも板につくが、俺は残念ながらそんなにスタイリッシュ野郎ではない。
「俺は日本人」顔で堂々と告げる、
「また来て下さいよ!」。
「ワタシハディビット、アナタハイツモイマスカ?」
いつもはおらんが、その説明をするには難易度が高過ぎるが故にこう告げる、
「いつもいます、高といいます」。
そこでディビット、
「タカト?ハジメマシテ!」。
おぉ、まずい!!飲み込まれるぞ。
訂正する術を知らん男このワタシ、ヒキツリ笑いで、よし、この場はタカトでいったろうと悟る。
どこで覚えたかカタコトの礼儀正しい日本語を喋る四人組はシモキタザワに消えた。
和の心を持つ外国人、そこらの馬鹿よりよっぽど純粋で大事なモノを持っとる。
また会いたい、怯む事はない。
気分で表せば、襟の長いボロボロのトレンチコートをスナック感覚で羽織りたい心境。
ところでバー、22時半まで客は来ず。俺は地下から地上に出て様子を窺う。
その瞬間、外国人四人組、バーの看板を指差しながら、バーの売り文句を口にする。
「ホァッツ?ヒップミュージックアンドサムシング??レッツゴー!!」
俺の横を通り抜け地下に降りて行く四人組。
そこで、「ワォ!えらいのが来たでー」と思わざるをえん男このワタシ、英語能力ゼロ&体調不備有。これはややこしい。バットしかし焦る事など何一つない。ここは日本、流暢な日本語で、お澄まし顔で「いらっしゃいませー!」と告げればそれで良いのだ。
男前推定アメリカ人がまず俺に問う、
「チャージアリマスカ?」。
突然の来客、四対一、目を泳がせ告げるは
「チャージ?ノー!オーケー?」。
「ワー、アリガット!!」。
ここは東京、外国人に合わせる必要などどこにもない。
バットしかし苦笑いで告げるは
「メニュードウーゾ」。
これは危険、飲み込まれるぞ。
何とかメニューを聞き、お酒を出す。
おー、話がしてみたくなる。例えば「こちとら英語出来まんねん」顔で、
「ホェアードゥユーフロム?」。
緊張が走る。その答えが返って来たとて、次の返事を俺は用意出来そうにない。
四人組は俺に問う、何かと問う。
「コノCDハナンデスカ?」
「ソレミセテモラッテイイデスカ?」
「コノビデオハナンデスカ?」。
「ヘヘッ、コッコレ、コレデスヨ」一点張り人間このワタシ、飲み込まれるぞ。
帰り際、一人が言う、
「ワタシタチハイマシモキタザワニスンデマス」。
おーほんまか。ここで「ミートゥ」でもスラッと出ればスタイリッシュも板につくが、俺は残念ながらそんなにスタイリッシュ野郎ではない。
「俺は日本人」顔で堂々と告げる、
「また来て下さいよ!」。
「ワタシハディビット、アナタハイツモイマスカ?」
いつもはおらんが、その説明をするには難易度が高過ぎるが故にこう告げる、
「いつもいます、高といいます」。
そこでディビット、
「タカト?ハジメマシテ!」。
おぉ、まずい!!飲み込まれるぞ。
訂正する術を知らん男このワタシ、ヒキツリ笑いで、よし、この場はタカトでいったろうと悟る。
どこで覚えたかカタコトの礼儀正しい日本語を喋る四人組はシモキタザワに消えた。
和の心を持つ外国人、そこらの馬鹿よりよっぽど純粋で大事なモノを持っとる。
また会いたい、怯む事はない。
トラックバックURL
この記事へのコメント
2. Posted by 高哲典 November 18, 2008 02:24
ろみちゃん
これを読んで俺のその時の心境、胸中、顔やらを少しでも察してくれれば俺は嬉しい。それだけで救われる。とにかく俺は「何でも書きたい人間」なのだ。
俺が好きそうなモノを見つけたら
俺の顔やらを描いておくれ
それだけで充分幸せな気分さ
って持ち唄、今度唄うよ。
これを読んで俺のその時の心境、胸中、顔やらを少しでも察してくれれば俺は嬉しい。それだけで救われる。とにかく俺は「何でも書きたい人間」なのだ。
俺が好きそうなモノを見つけたら
俺の顔やらを描いておくれ
それだけで充分幸せな気分さ
って持ち唄、今度唄うよ。
1. Posted by ろみ November 16, 2008 18:55
電車の中で読んでて、1人でニヤニヤしちゃいましたーw
「ハ~イ!!タカト!!」ってね!!(≧▽≦)ノ"
「ハ~イ!!タカト!!」ってね!!(≧▽≦)ノ"