December 03, 2008

便所の中で眠っても幸せ感は保たれたまま 其の二

「其の一」から続く。

dscn22390001.jpg


・THE REVOLBER

MCで解散の話を聞いた時は心底驚いた。

「その前に共演が出来て嬉しかった」とボーカルの秀夫君は言った。

「ありがとう」と伝えた時、泣きそうになった。

いや、俺は泣いた。

共演が出来て嬉しかったのは俺の方でもあるのだ。

このタイミングで共演したのも偶然じゃないなと思った。


dscn22440001.jpg


・THEWATTER

ドラマー・山口人史を信用して良かった。

初めて会った時から、この男とは仲良くなりたいなと思った。

何も間違ってないぞと思った。

あまりにも楽しそうに演奏するバンドメンバーの姿に恋をした。

バンドってええなと思ったし、深いなと思ったな。


dscn22480001.jpg


・PLEASANT TAP

竜也兄貴はリハーサルの時から俺の唄を唄った。

そして本番でも唄った。

「スナック感覚」を見事自分のモノにしやがった。

ニクイ男だ。死ぬまで生きるが死ぬまで付き合いたい。

MCは自信に満ち溢れた裏返しのおちゃらけ具合で、さすが余裕やなと思った。

下手な生き方してないなって偉そうにも思った。

兄貴は兄貴でこの日の事を自分の言葉で書いた。

読んでほしい。

http://blog.goo.ne.jp/kazuha4569/


この三組を観賞しとる間中、何度も涙が出そうになった。

気分が良過ぎて本番前にビールを二杯呑んだ。


dscn22690001_1.jpg


・高哲典+佐藤亮平

1.スモーキンブギのテーマ
2.どうにかなりそう
3.自由
4.アウトロー・バカヤロー
5.思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
6.自作自演屋
7.ラウンドミッドナイト
8.深夜高速バスブルース
9.愛すべき日々
ーアンコールー
1.夢の暮らし


場の雰囲気を確認して俺はステージに立った。この四組でこそ一緒に演れて良かったと思ったし、やる事をやれば必ず俺も受け入れられるなと思った。緊張などない。あるのはこれ、そう、それ、武者震い。初めて弾き語りで立って唄った。「テーマ」を急遽追加し全9曲、5曲目からアップライト・ベース・佐藤亮平が加わった。MCでは「主役は俺や!」と言い放ったが、主役が出演者全員である事は俺が一番分かっとる。そんな当たり前の事は言う必要もないと思った。アンコールは一人で「夢の暮らし」、アンコールの曲を前もって決めとく事程恥ずかしい事はない。俺はその場、その雰囲気で、この曲をどうしても唄いたくなった。まさに「夢の様な夜」だったのだ。

水道が止まっても電気が止まっても大した問題じゃない。音楽に対する動きが止まった時が俺は一番怖い。レコードを愛しとるし、愛すべきアーティストは数え切れんが、俺には自分の唄が何より重要なのだ。

目の前の女の人がずっと頷いとるのが印象的だった。

「やる事なす事気に入らないから何にもしない
何にもしないの落ち着かないから動きは止めん」

「どいつもこいつも気に食わないから動きは止めん
動きを止めたら嫌われそうだぜ 動きは止めん」


とは俺の歌詞。気に入った。

こんな俺じゃなかったら誰も一緒に演ろうなどとは言わんのだ。すぐにどっかに消えてしまうだろう。そんなに甘くはない。俺が俺で良かった。

終わった後はやり切った感に満ち溢れてフラフラだった。

そして呑む、抱き合う、呑む。

各バンドメンバーと語り合う。

その場におってくれた人達に感謝を、佐藤亮平に敬意を。

竜也兄貴に出来たて極まりない俺のステッカーを渡すと、その場で自分の商売道具であるベースに貼り付けた。坂本竜馬のイカした写真に重ねて貼り付けてくれた。

「あっ、この男とラブホテル行けるな」と思った。

山口人史、すなわちぐっさんと朝までスモーキンブギに残った。朝まで呑み明かしてやるぞ精神が俺にもこの男にもしっかりとあったのだ。この男にもステッカーを渡した。スネアかギターに貼りたいと男は嬉しそうに笑った。どこまで素晴らしい男達が俺の周りにはおるのだと我が身を疑った。

バットしかし二時以降、近年稀に見る眠気、気持ち悪さ、それでいて変な気持ち良さ、頭痛に襲われた。おー、これが二日酔いならぬ一日酔いなのかと冷静にも思った。

便所に入り込み、十分休憩のつもりが二時間経った。眠ったり吐いたり吐いたり眠ったり笑ったり泣いたりを繰り返した。酔っ払って記憶がないと人は言ったりするが、俺はそんなに野暮ではない。こんな夜の記憶をこの俺がトバす訳がない。

頂いた蕎麦をキレイに吐いた。四時過ぎに秀夫君とTHEWATTERベース・タクローからのメールを確認して、嬉しくてまたへたり込んだ後、カウンターに戻るとマスターが「刑務所に入ってたのか?」とウィットに富んだ事を言った。一瞬足りともそんな瞬間を忘れたくない。

「コーヒーカップに染み込んだ騒がしい思い出と
灰皿の中に詰め込んだ苦々しい思い出を
繋ぎ合わせて今を生きてる」


とは俺の歌詞、気に入った。俺はアルコールよりもカフェインの方がきっと好きだ。

マスターに頼んで出来たて極まりない俺のチラシをどっかに貼ってほしいと頼んだ。

セロテープを渡され、どこに貼っても良いと言われた。二種類あるチラシの一つを二時間潜り込んだ記念すべきトイレの中に貼り付け、もう一つを手を洗う習慣がある人間なら誰もが目に付くであろう蛇口前、すなわちベストポジションに貼り付けた。

dscn22710001_1.jpg


座右の銘「酔っ払ってもやるべき事は忘れるべからず」。

マスターにステッカーを渡すとカウンター越しのサーバーに貼り付けてくれた。もはや、何も言う事はない。

長々と書いた。「自分を褒め称える作品しか作らん」とは三代目魚武さんの格言。これは見方によってはただの自慢話かも知らん。

バットしかし、文句があるならかかって来い、

うっちゃりしてあげるよ。

二編書き上げるのに五時間近くかかった。書かずとも記憶が消える事はないが、書かん事は俺にとって、もはやとんでもないストレスなのだ。

もっともっと自信に満ち溢れた顔をしたい。堂々としたい。全うしたい。その為に、動きは止めん。

まだまだ行ける。無論俺は次を狙う。

俺が死んだ時には「アイツは一体何だったんだ?」と笑われたい。

また必ず会おうぜ。死ぬまで絶対死ぬなよ。

大往生してやろうぜ。


P.S 気付けば午前九時。眠るのは止めだ、時間には囚われたくない。
















at 07:16│Comments(0)TrackBack(0)│ │ 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字