February 02, 2009

夜には正気を取り戻せ

「人間の証明」
「あばよダチ公」
「スタンド・バイ・ミー」
「Buffalo ’66」


ドサクサにまぎれ六日間で四本を観賞。長年観過ごし続けた「Buffalo ’66」は昨夜ラウンドミッドナイト、静かに観賞。四本どれもこれもバラバラの物語でどれもこれもクールな内容。

俺の部屋から笹塚ボウル、非常に近い。近々、ボーリング&ビリヤード大会なるハイカラな遊びを粋な仲間と興じてみるのも良い。登場人物が限りなく少ない「Buffalo ’66」、一人で嗜むボーリングシーンを観てそんな事を考える。あの主人公はあまりにも不器用な優しさの持主だ。

真夜中に映画を観る時、こんな発想に浸る時の俺は至って正気だ。バットしかし、仕事場での俺はまるで正気じゃない。今にも気が狂ってしまいそうだ。あんな仕事は正気の人間がやるモンじゃない、まして俺はほんのちょっとした不条理な事柄にも目がいってしまう神経の持主、残念ながらこんなおいらにはとても無理がある。なんせ八時間たっぷり、いつ現れるかも分からんデリカシーゼロ人間から鳴る電話の恐怖に怯え、イライラは常に沸点オーバー、周りを見渡せばよくも笑顔でいられるなといった類いの連中の顔で溢れ、休憩中など誰とも話す気は起きず、人間不信になるにはもってこい、本気で寿命が縮まる様で、俺はちょっとでも気を許せばパソコンというパソコンを全てなぎ倒してしまいそうだ。

すなわち欠勤したらしたで、行けば行ったで喚き散らすのみ。ところがどっこいすっとこどっこい、辞めたら辞めたでどうせまたどうしようもない仕事探しに時間を取られる。そこで俺はきっとまた喚き散らす事になるだろう。まさに万事休す、袋小路のど真ん中。こんな戯けたボンクラに優しい言葉を投げかけてくれる数少ない人達、その理解力はまさに宇宙だ。俺は周りの人間に様々な迷惑をかけ続けとる事を知っとる。

さぁ、どこへ向かえばええのか。俺は夜に正気を取り戻す。いつか必ず笑い話。


at 20:49│Comments(0)TrackBack(0)│ │映画 

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