March 18, 2009

どうしようもない寂しさに包まれながらゴー

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何故生きる勇気もない奴に死ぬ勇気があるのか。何故死ぬ勇気がある奴に生きる勇気がないのか。俺にはそれが不思議でしょうがない、七不思議にも程がある。ところがどっこいすっとこどっこい、こんな俺だって矛盾した言動、行動を繰り返す。怒鳴ったり嘆いたりを繰り返す。

昨日もロードバイクで仕事場に出向いた。俺は稼ぐぜと毎日残業に精を出し、複雑極まる胸中ぶらさげたままルート246を突っ走る。最近つるんでばかりの相棒と茶沢通りバーミヤンで待ち合わせ、香港行きに思いを馳せる。その後、勢い任せに、長年夢に見続けた、目の前に堂々と鎮座する「Jazz haus POSY」へ7年越しで遂に足を踏み込む。コーヒー一杯とマイルスディヴィス「COOKIN’」を沁み込ませながら、レコード屋のロマン、音楽、女の子、すなわち人生をカウンターで語り合う。「POSY」だって何処だって、俺はアイツを連れて行く予定だった。

本日、17時まで眠り続け、バーでは外国人二人組に絡まれたがそんな事は大した問題じゃない。

夜の何気ない話相手、トランプを配る相手、名も知らん様な人達のライヴ観賞、誰も知らん様な画家の絵に冒険心を抱えて出向くパートナー、真夜中のカルトムービー観賞。

好き放題、やりたい放題やってきた。行きたいところに出向いてきた。これからもそれは変わらんだろう。バットしかし、一人から二人へ、そしてまた実際に一人に戻った今、とてつもない寂しさに包まれる。


荷物は消え鍵は俺の元に、ぬいぐるみは消え心は離れ、美術館で出会って以来、二人の仲を緩和し続けたぬいぐるみ、羊のスミスが「矛盾は永遠のテーマだね」と頭の中で笑う。

眠るのは止めだ、なんたって17時まで眠り続けた。明日は久方振りの休みだ、バットしかし、近頃は神聖であるべき休みも大して重要じゃない感もある。思考は昼夜を問わず、同じ思いを繰り返す。伝えたい事、教えてほしい事は数え切れん程に残ったままだ。

明日は適当な美術館に出向こう。古着屋に行こう。アイリッシュ・ウイスキーを買おう。そして、ポーグスでも聴きながら呑もう。

誰かが言ったな、

「アンタはどこまでも人間臭いね」

おぉ、俺は人間だ。「機械の様な人間」じゃない、俺は生粋の人間だ。

孤独だったことなんかない
オレはオレが好きだ
オレの持てる最上の娯楽はオレなんだ
二、三杯飲ませてくれたら全世界をやっつけてやるぜ

やっつけたいんだ!


おぉ、ブコウスキー名文句がフラッシュバック。

俺は俺が好きだ。俺は俺が時に大好きで時に大嫌いだ。そう、俺は人間だ。


P.S オーナーが電話越しに言った、

「お前、浪速のジョー・辰吉にそっくりやな。図に乗るなよ、じゃあな」

誰かに似とると言われて喜べる程、俺は野暮でも椎茸野郎でもない。バットしかし、「ギラついた目」という点で言われるのならそれは喜べる事かも知らん。

たまにボクサーと間違われる事がある。俺はボクサーでも格闘家でもないが、いつまでもギラついた目のままでいたい。それは時に嫌われるだろう、はじかれるだろう。バットしかしそんな事はノープロブレム、それが怖くて人間などやってられるかと声を大にして叫び続けよう。

打って変わってエグザなんちゃらのメンバーっぽいと、ここ何ヶ月で二人から言われた。この件に関してはええ加減にしてくれと声を大にして叫び続けよう。

俺は俺で、俺は生粋の人間だ。



at 03:10│Comments(0)TrackBack(0)│ │日々 

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