May 03, 2009

哀愁ロマン漂う5月3日の文章

’09.5.3(日)

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今日という日をまるで自分の事の様に喜んでくれたあの娘は消えた。

ゴールデンウィークだとか何だとかそんな事はどうだって良い、

カレンダー通りに生きて堪るかといった心意気。

俺はとにかく今年も5月3日に辿り着いた。

5月3日は文部省が何と言おうが俺の日だ、カレンダーなどすっとこどっこいだ。

あの事故から丸18年が経過した。

昨日、お母さんが言ったぜ、

「あれから18年も経つの?一昔前やないの!アンタも歳取ったな!」

今日は事ある毎にギターを掻き鳴らし、

’09.5.3(日)
高哲典企画
【ブレイクスルー・アコースティック・スペシャル/グッド・フィーリング】
アット 下北沢ラグーナ
18時半開場/19時開演/1000円(+1drink)
高哲典/さよなら食堂/アベユウジ/仁音屋/夕焼七輪


すなわち素晴らしい夜の為の最終調整。

神経が途切れれば古着屋を巡り、そこではレゲエ・ミュージックが溢れてくる。

心地良いリズムを携えてジミー・クリフが溢れてくる。

夜には「下北沢ラグーナ」の偵察も兼ねて斉藤秀夫氏のワンマンライヴを観賞し、

俺のソワソワはもはや鳴り止まず、早急に部屋に戻り再びギターを掻き鳴らす。

準備はオーケー、オールオーケー、全てを明日、なぎ倒してやろう。

そうそう、モデルガンで心臓ぶち抜いたつもりでいたあの娘はもう戻らない。

そして俺は近々、再びワンマンライヴを企てる。

喜びをいつだって探してるわ

そうそう、マリーが叫ぶ。

ところでおい、忌野清志郎が死んだぜ。

何がどうなってこんな事になってしまうのか、

俺は声を張り上げて叫んでしまった。


P.S 

写真は7年前の5月3日、俺はMTRを手に入れて強引にスタジオを作ってやろうと計画した。

そして小さく小さく夢は叶った。あれから数えても7年も経つ、歳も取る筈だ。

「E-ROOM」、俺が東京に出てきた時、初めて住んだ部屋は風呂無トイレ無ロマン有の「E号室」だった。

あの頃の気持ちは今、消えるどころか何倍も強く俺の中に存在する。

田舎者で心底良かったぜ。



at 00:01│Comments(0)TrackBack(0)│ │散文 

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