July 10, 2009

サブタレニアン・ホーム・シック・ブルース

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お金にモノ言わせる事で自分を保とうとする頭空っぽヘビーシック野郎を心から軽蔑している様に、立場だけを利用してのさばり続けるどうしようもないロボット野郎には閉口している。

ぶつかりながらも最後には握手を交わす感覚、俺は愛している。19歳のチンピラが正しく、52歳のおっさんが間違っている事柄などこの世には腐る程にあるだろう。年齢差などまるで重要じゃない。重要なのは育ちと周りの環境、そして俺は残念ながら恥ずかしい生き方をしているとも思ってない。俺はいつだって本気だ、そう、野菜たっぷりタンメンを平らげるその瞬間もだ。

本日、別室通され一時間半のミーティング、俺は吐き出すべき事を吐き出す。引きずりおろしてやるぜ、吐き出す。声は自然と大きくもなるが、俺は気が狂っている訳でも何でもない、ただただ正常な人間だ。

ところでどこのどいつがどうでも良い輩の戯言を一時間半も聞き続けられるのか。確かに確かに、俺は今後もやるべき事をやるだろう。

単純明快、時に大馬鹿野郎人間このワタシ、俺をもっと褒めろ、バットしかし、上辺だけで褒めるのは止めろ、ボロが出るぞ、全て真剣勝負だ、期待されたなら全てを八倍返し、無論、良い意味で期待を裏切る事になるだろう、単純明快、時に大馬鹿野郎人間このワタシ。

仕事を終えれば、ヒートアップしたが故に二時間近く待たせてしまった恐縮極まりない表情携えて、執念のブルース野郎・オグリ昌也氏とビリヤードに興じる。

全てを忘れて一つの玉に全神経を注ぎ込む感覚、それは紛れもなくロマンに溢れているといえる。それ、ボーリングのピン然り。そんなゲームが好きだ、そして俺はいつだって本気だ、そう、怒りを笑いに変えるその瞬間もだ。エイトボールやらナインボールやら、専門用語などいつだって度外視し、ルールを探り探り思い出しながら、俺達はまるで別人の様にヘラヘラと笑いながら玉突きに興じる。


部屋に戻れば東京に戻ってきて初めて、一ヶ月振りにお母さんに電話を入れる。

仕事の話などするでもないのにお母さんが呟く、

「アンタみたいなモンが何故仕事をクビにならんのか」

「その自信は一体どこからくる?」

「調子に乗ったらまたいつか痛い目見る事になるのに」


おー、ヒップとウィット、ダブルで極めた御意見。

バットしかし、風貌は変わってしまったか知らんが中身はさほど変わってもない。

昔の写真を並べてみる 面影はなくなってしまったわ
昔の写真と今の写真を並べてトランプのゲームでもしたならさぞかし面白いかも知れないわ


ご多分に漏れず俺が唄う。やるべき事をただただやり続けろ。そう、文句を言われる筋合いがない程にだ。

「今後の予定は?」

問われて答える、

「甲子園やがな」

ハナで笑って「信じられません」、お母さんは呟いている。俺達は罵り合いながら確かに認め合っている。

「世界ドンクサ選手権」に出場する時、それは俺が消えてなくなる時で充分だろう。

「まぁ、美術館にでもいってくるわ」

「そんな人間的なところもあるんやもんな」


俺は人間だ、ロボットの様な人間じゃない、ただの人間だ。怒る時には怒り、謝る時には謝り続けるだろう。

電話の切り際、お母さんが言ったぜ、

「せいぜい失業しません様に」

はっきり書こう、俺はこんな女の子と付き合いたい。罵り合いながら認め合い、そして愛し合いたい。

さて、一つだけ女の子に聞いておきたい事がある、

「御飯粒は今も残さず食べているかい?」

それなら俺は幸せだ。日々は続く。




at 02:20│Comments(0)TrackBack(0)│ │日々 

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