July 27, 2009

ヘリクツ人生でゴー

「一難去ってまた一難」、争い事は毎日絶え間ない。それは例えば仕事場にて突然発令される「金髪は禁止やで」の類い。

俺は黒髪で充分だ。何の問題もない。いつか頭を丸め込む事だってあるだろう。バットしかし、それは今じゃない。指図をされてするモンでもない。今の気分はそう、金髪ゴー・ア・ヘッド。

俺は気分を入れ替える為に、やるべき事を今まで以上にやる為に金髪へと変貌した。そしてその企みに見事成功した今、まさかそれを抑え込むとは何とも御法度、ナンセンス極まりない出来事。

「郷に入れば郷に従え」、都合良く愛し、都合良く憎い言葉。

「もう少し色を暗めにしなさい」、ノー、断固ノー、そうそう、中途半端はご多分に漏れず嫌いたい。

真面目な面して仕事の「し」の字も知らん頭の回転遅いドンクサ野郎と、柄が悪いながらもそこそこに真っ当なチンピラと呼ばれて久しい男、どちらを選ぶかと問われたならば紛れもなく後者、100人中123人がそう答えて然るべき事柄。

おー、かの有名な偉人の言葉が堂々とフラッシュバック、

二十年間無事故の無免許運転手と、半年間で事故三回のペーパードライバー、どちらの車に乗りたいかと問われたならば紛れもなく前者、100人中1238人がそう答えて然るべき事柄。

ヘリクツ、ヘリクツ、この世は狂乱のヘリクツ天国、到底間違っとるとは思えそうにもないヘリクツ、俺は愛している。法律だとかルールだとか、どういう意味だ、しょうもない。

帰り道、ポケットに手を突っ込んで、さも初期パンクを聴いとるかの如き素振りでふらつき歩きながら俺の耳に聴こえてくる音楽は加川良「愛をうたってみせるほど」、こんな名曲を染み込ませて実は涙を堪えて歩く男このワタシ、そこそこに優しい心意気の持主。

ところでそんな事柄よりも明日からの三連休、文明の利器「有休」を駆使しての三連休、俺の胸は近年稀にみる程の高鳴り具合。当初、仙台行きを目論んだがそちらは一先ず延期、東京都内の旅へと繰り出す。

スコットランド産ウイスキー「CUTTY SARK」は四杯目、下北沢二ヶ月連続特別企画第二弾は遂に本決まり、喜びをいつだって探してるわ、胸躍る事柄などそこいら中に溢れ、溢れてないなら自ら作り出せばそれで良い。全てはシンプル、座右の銘「簡単な事わざわざ難しくするべからず」、俺は今、誇らしい程に強い。

dscn31920001.jpg


P.S 今度は俳優・山田辰夫氏が逝ってしまった。あのイカした独自の佇まい、好きだった。そう、死だってそこいら中に溢れているという事実、やさぐれ男に永久の愛を。





at 22:18│Comments(2)TrackBack(0)│ │ 

トラックバックURL

この記事へのコメント

2. Posted by 高哲典   July 28, 2009 11:59
拝啓・竜也兄貴
カティーサーク。処女航海。
そういう意味なのか、粋なジャケットは必ずや粋な内容を伴うという事だ。
かの無名詩人の言葉がフラッシュバック、
「下らない」、そいつが俺の口癖
いつまでも宝探しを続けるの
胸の谷間でそっと呟いて
死ぬまでさ ついて来てくれ
このウイスキーは酔えるぜ、無論「アルコールで」という意味じゃなく、雰囲気一発で。
すなわちアンタの様な男と呑み語るにはもってこいのウイスキー、パジャマ姿でいつでも待っとるさかい。
1. Posted by 今村竜也   July 28, 2009 00:53
カティーサーク。処女航海。
俺たちはいつでも不確かな未来っちゅう海で宝探しの海賊や。
その酒、ぷらっと呑みにお邪魔する。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
記事検索