July 29, 2009

胸躍る行動と言動 ’09

’09.7.28(火)

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通帳繰越の為に駆け込んだ銀行での待ち時間に読み漁った「ともだちくるかな」なる絵本がとてもクールでイカす。

主人公、やさぐれオオカミの類い稀なるファッションセンス、寂しい気分は嫌だから心を一切合切取っ払ってくれと頼んだら嬉しい気分まで味わえなくなっちまったぜと悔しがるウィット富み過ぎ大人顔負けの物語内容、場所と待ち時間を忘れ、何度も何度も読み返したい衝動に駆られる。

レンタル屋では俺の中で再び火が点いた松田優作を借りまくり、ヒップを極める為の三連休ともなれば「葉巻でも手に入れたろか」状態と相成るのは至って正常な行動で、二本手に入れ、スジトロラーメンは両手を合わせて平らげる。

頭には散文が次から次へと溢れ出し制御不能、制御する必要なく恵比寿に向かえば前途の通り写真展を二つ一気に鑑賞し気分は御機嫌、俺は今、確かに教養溢れる旅の途中。

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恵比寿駅前歩きまくり、唯一発見の生き残り喫茶店「喫茶・銀座」では珍しくアイスココアにありつき気分は旅人、まるで遥か遠くからやって来たかの様。

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リキッドルーム辿り着き、ここに来るのはいつ以来になるのかなどと思いを馳せ、「ウィルコ・ジョンソンVSザ・ピーズ」観賞、一日で何日分もの気分の獲得者このワタシ、もはや怖いモノなど何もない。

ところでやっこさん、ギターをマシンガンと信じて疑ってないんだからまったくもってイカす。俺は撃たれて踊る、そう、やっこさんのギターで。

二バンド共に五、六年振りの観賞、以前観た時、確かに俺の頭に刻まれたベーシスト、ノーマン・ワット・ロイ。ロックンロールだかジャズだか知らんがイカすモンはイカす。やっこさんが紹介する、

「ベース!ノーマン・ワット・ロイ!!」

俺は終始笑顔で今日を生きる。バットしかし、ライヴを観ながら俺は思う、この場に「PLEASANT TAP」が出演しても何ら違和感などないだろう。お世辞でもおべっかでも何か御馳走してもらいたいが為に思う訳でもない、素直に思う。そもそもそんな気を遣う間柄でもない。そうそう、忘れちゃいかん、俺が出演しても何ら違和感などないだろう。お母さんが言ったぜ、「その自信はどこからくる?」、いつかまたハナを圧し折られたとしても俺は知っとる、全てはきっかけだ。男と、そして女と仲良くなる瞬間、それも些細なきっかけから全ては始まる。

恵比寿から渋谷まで歩く道中、純粋な目をした外国人がすれ違う瞬間、俺に声をかける、

「ヒ、モッテマスカ?」

俺はといえばかの有名なグッド・フィーリングライター取り出し男に火を提供、おまけにグッド・フィーリングまでをも提供、さぞかし美味い煙草を吹かしながら外国人は明治通りを我が物顔で歩いた事だろう。

そんな訳で三連休とは突拍子もない程に素晴らしい。いくら歩き疲れても明日も休日、ぶっ飛んだナスビ野郎に出くわしたとしても「今日は気分が良いさかい」、こちらで片付ける事もどうにか可能可能。

残念ながら俺は気分屋、絵空事だとしても死ぬまでこんな生活を続けたい。いつ死ぬかなんて分かったモンじゃない。毎日色んな人物が死んでいく、そう、何もかもやり残したままに。まるで毎日の様に若過ぎる死に驚きの声を上げている。

明日はゴーギャン展、そしてエトセトラ、俺に必要なのは旅、ウィット極める旅だけだ。そう、俺は今、誇らしい程に強い。

座右の銘「取られたモンは取り返すだけ」、俺は死ぬまで確実に生きるだけ。

化けの皮は剥がせない、剥がされる訳がない。そんなモン、初めから俺にはない。「CUTTY SARK」で人生と乾杯を。



at 00:45│Comments(0)TrackBack(0)│ │ 

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