August 09, 2009

ノーバディ・ノウズ

右手にボトルコーヒー二本、左手にウイスキーボトル&ジンジャーエール、プラスアルファに食料やら何やら、ぶらさげて商店街を行く。そして折り畳み傘は如何なる時も手放せない。

甲子園は二日目にして早くも雨で順延、これすなわち、雨が降る度に決勝戦も一日ずつ順延、今年は決勝間際に合わせて「有休」なる文明の利器を活用している男このワタシ、この調子でいくと雨が降る度に俺の有休も「一日ずつずらしてはもらえまへんやろか?」などとボスに相談に出向く破目になるが、そうは簡単に問屋が卸さない。世の中そこまで甘くない。とにかく俺はソワソワとしている。

商店街にて以前働いたバーの常連客とすれ違い立ち話。スーパー袋をしこたまぶらさげて立ち話。この街はまるで田舎の様だ。

俺はあの頃よりも稼いでいる。そう、バーで夜中まで働いていた頃よりもだ。あれからまだ五ヶ月も経ってないとは時の流れとは何とも煩わしい。俺は今、あの頃に比べれば時間にゆとりが生まれ、旅に出るタイミングも自由になったが、俺はあのバーで働いた事にとても感謝している。

経験と経験を積み重ねて、俺は遠回りを愛している。

価値観の違う輩には断じて心を開かない。いや、価値観がまるで異なっても根本で繋がる事が出来れば自ずと心は開かれる。

価値観は合わせるモノではなく自らで作り上げるモノだ。同じ過ちは断じて繰り返さない。

BGMは「MOD LUNG」、右手にウイスキージンジャー、待っとけ甲子園、俺が行くぜ。


at 22:00│Comments(0)TrackBack(0)│ │散文 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
記事検索