August 12, 2009

ヒッピー・シェイク・ローリング・デイズ

文章とは熱が冷めんその内に書き記すべきスタイリッシュな行動。

次から次に起こるヒップな出来事に俺の頭は常に文字数オーバー制御不能。

以下、なんちゃらサーバー不具合によりこちらに書き記す事が切断されたここ二日間のヒッピー・シェイク極めた類い稀なる記録。


’09.8.10(月)

仕事帰りには、掴んだ二連休に誇らしく気分は高鳴り、ジョージー・フェイムのプレミアチケットはスナック感覚で確保するに至る。

夜は夜とて俺達、ウイスキージンジャー片手にべろんべろんの果てにぐでんぐでんまで辿り着き、下北沢二ヶ月連続企画【ボヘミアン・ロマン】&【レッツ・ゲット・ロマン】、すなわち執念のロマンシリーズフライヤーはいつの間にやら完成。

暑くも寒くもない温度調整の魔術師このワタシ、快適温度は断固キープオン、

俺達そこで「ユーチューブ」なるハイカラ映像機能を最大限に駆使して推奨映像を交互に見せ合い笑いこける。

そうそう、最新型の恋人同士の様に。


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’09.8.11(火)

燃える火曜日、目覚めれば二日振りの甲子園をブラウン管に映しながら、寝るか踊るかだけの為にあるとされるベッドの上でビーチズを聴きながらご多分に漏れず踊り狂っていた。

正午前にはローリングタウン池袋に向かう山手ライン乗り込み、お祭り男の名を欲しいままにするクールな相棒と笑いこけるその為だけに待ち合わせ、まずは「池袋イコール」の方程式が作られて久しい定食屋「玄や」にて五目カタ焼きそばなるハイカラランチタイム。

真昼間から店内に響き渡る笑い声、ウイスキージンジャーの酔いはとっくに消えていたが、それとは別のところで俺達はノーアルコールでも存分に酔い続ける事が可能可能な精神の持主、べろんべろんの如き捲くし立て口調、気付けば迷惑一歩手前の大声で喋り続ける。

ところで五目カタ焼きそばに入れられたどでかい椎茸を残してしまった俺の皿を見て十条フォークジャンボリーが言ったぜ、


「椎茸嫌いなの?残すのは良くないぜ、俺が食べるぜ!!」

言ったと同時に箸を差し出してどでかい椎茸を三つ一気に平らげる男、俺はといえば一瞬で恋に落ちる。

食べ物は残さない主義の代表格このワタシ、バットしかし俺は椎茸、ナスビを嫌ってしまっている。

よってノータリン椎茸野郎、ひょっとこナスビ人間、おまけにドンクサとうもろこし星人までをも軽蔑してしまっている次第。

とにかくこれが女なら「僕とどうかずっと一緒に居て下さいませんか?」とその場で律儀に口説かずにはおれんこの自然な言動、相手がお祭り男であったとしても俺は一瞬で恋に落ちた。

言葉を交わす必要すらない価値観を共有し我が物顔でローリングタウン池袋を徘徊、手を繋いで歩いても何ら違和感ないんちゃうんけ感覚で辿り着くのはもはや聖地、ボーリング場。

ボーリングとは終始笑顔溢れる遊びで、邪念という邪念を全て取っ払って一つのピンに全神経を集中させてやろうってんだからまったくもってイカす。

ボーリング・ストライカーズの名を欲しいままにしたい男このワタシ、ストライクを出してもクールを気取る程のスケコマシ野郎である筈もなく、背中でストライクの音を感じて振り返れる程のヘビーシック野郎である訳でもなく、終始笑顔でまさかの4ゲーム展開。

再びローリングタウン池袋を徘徊すればこの街は既に俺達だけの街だと捉えて何ら問題なく、何ら怖いモノなどない心境を常時キープオン。

ボーリング4ゲームの疲れを文字通りオアシスで洗い流し、辿り着く池袋唯一の生き残り喫茶「伯爵」。伯爵気分で昭和のままの店内を見渡し、話はいつまでも終わる事がない。

俺は以前、友達が少なかった。仲間と呼べる人間が少なくて閉口していた。捻くれ者だと人は呼んだが残念ながら俺は相変わらずで生きてきた。そして今や、肩肘張らずに言葉を投げ合う仲間が自然の流れで周りに増えた。ある奴とは離れ、ある奴とは肩を寄せ合う様になった。紛れもなく重要だったのは俺は俺のままで酔い続ける事だった。変わる必要見い出せず、それでいてまだまだ輪を拡げる可能性さえ持ち合わせている。よって、上辺だけの付き合いで蔓延る位なら、気持ち悪い程に遠回りを愛した方が良いと信じて疑わない。「世界ドンクサ選手権」次期出場候補者には心を開く暇などない。

【レッツ・ゲット・ロマン】開催二ヶ月前に一足も二足も先にロマンを掴んでしまった男このワタシ、男と別れて向かうのは恵比寿「TOKYO NIGHT SHOW」、今度は気付けばロックンロールの渦の中で踊っていた。すなわち慌しく目まぐるしい展開。

そこで俺は遂にルースターズをこの目に焼き付ける事に成功、「フジロック’04」でのラストライヴを見逃した汚点、その前夜祭までも観逃した後悔、その他諸々、俺の中にはずっと取り返しのつかん思いがつきまとっていた。一人欠けたルースターズ、メンバーの異なるロックンロール・ジプシーズ、ソロ、数え切れん程にチャンスを窺っていたが、この四人が足並み揃える事はなかった。

ところが突然颯爽と四人は現れ、「C.M.C」を「ロージー」を「恋をしようよ」を、そしてその他のヒップナンバーを次々と演奏する姿を観た。良し悪しの問題ではなく、俺はこの四人が足並み揃える姿を十年以上も待ちぼうけていたんだからその瞬間、確かに俺は呆然としていた。

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恵比寿から渋谷まで歩きながら、一日の素晴らしい流れを思い返していた。

そして今、ブラウン管には白熱の甲子園映像が映し出され、ひょっとして野球のルールさえ知らん可能性有りの可愛いチアガール気取り姉ちゃんが笑っている。

座右の銘「ルールよりもマナーを守り、生の感情恐れるべからず」、お母さんが俺を怒鳴りつける際に使う言葉、

「アンタはほんまに鉄砲玉やね」

鉄砲玉の名を欲しいままにする男このワタシ、オーケー、オールオーケー、すなわち発射されたら後はトぶだけ。







at 14:12│Comments(2)TrackBack(0)│ │ 

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この記事へのコメント

2. Posted by 高哲典   August 14, 2009 22:42
拝啓・十条フォークジャンボリー
グレイト、グレイト!
「お前等気持ち悪いぞ」などとそこらのマッシュルーム野郎がヌカしたならば
俺はハナで笑って答える、
イエス、断固イエス!(イエスヴァージョンも有)
8月11日燃える火曜日、ヒップとウィット極めた一日を俺は忘れない。
一度頭に日付を刻んだら金輪際忘れない男このワタシ、
アンタと初めてライヴハウスで出会った日付だって俺は鮮明に憶えているんだぜ。
記憶力が良過ぎて逆に「ついていけない」と言われる事だってしばしばあるんだぜ。
そんなモンついてくるな、この生涯メモリ不足野郎!
おっと、話が逸れた。
とにかく俺達、「世界ハイカラ選手権」、我が物顔で予選通過。
これ、紛れもない事実。
1. Posted by 十条   August 13, 2009 01:26
たった4ゲームで全身筋肉痛・・・。
いやーやっぱ歳なのかね?
ノー!断固ノー!
(使ってみたかった)
いやはや濃厚な休日だった!
楽しかった!

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