August 22, 2009
ノー・トリップ・ノー・ライフのテーマ
昭和の雰囲気、そして思い出の斉藤荘E号室の雰囲気漂う格安ホテルは一泊2300円。最初に入った部屋は何故か禁煙部屋で、俺は部屋を移動させていただき喫煙部屋にて寛ぐに至る。
元来、明日の深夜高速バスで現実に戻る予定だったが、奇跡の出来事によりバス予約をキャンセル、俺はこの部屋への連泊を企んでいる。
月曜日、すなわち甲子園決勝戦の日から俺は仕事場に戻る予定だった。その事実には閉口していたがまさか、金髪のおかげで休みが一日延びた。
月曜日の仕事場にて、世に言うお偉い方の監査が入るという。その日までに貴様の金髪を直してこいと言われたが無意味な指図には従いたくもない男このワタシ、ノー、断固ノーと相成る。
生意気だなんだとヌカされたところで、俺は通常の倍の仕事をこなす覚悟でそれをチャラにしたい。これで仕事の一つもこなせん様ならただのパープリン星人と呼ばれても文句を言い返す事すら出来ない。
頭の上がらんお世話になりっぱなしの、話の分かるスーパーバイザーが言ったぜ、
「じゃあ月曜日まで休んじゃいなさい、そうしなさい!」
まさかの展開に戸惑いながらも俺は今世紀最大のテキパキ口調にて答えるに至る、
「ヘイ、そうしましょう!!」
金髪がこんなところでモノを言う運命、全ては繋がっていると信じて疑わない。両手を合わせて感謝を忘れない。
そんな訳で準決勝まで甲子園観戦&フラフラ風来坊気取りが可能可能。そして月曜日には東京の愛すべき部屋にて決勝戦観戦、まったくもってイカす展開。
さて、真夜中の新世界を徘徊、俺は死ぬまで旅を止めない。こんなにも自由な旅を止めるなんてただのモグリだ。そうそう、俺はモグリじゃない。
P.S
「色即ぜねれいしょん」、グッドフィーリング。