September 05, 2009
本物の輩共には本物の哀れみを
頭に浮かぶイメージはいつだってこのワンシーン。
先日夕方、スナック感覚にて「パーマネント・バケーション」を観返す。
泡が出る程に素晴らしく、ニヤケ顔を繰り返す。
真夜中にはレコードを引っこ抜きながら本を読み、ウイスキーを煽りながらツイスト踊り、幸せな気分を存分に味わっていた。
蔓延するドンクサ星人、のさばる素人、悲劇を気取る喜劇役者、助けを求めるヘビーシック、それに答える永久の八番煎じボーイ、優しさの意味をはき違えたノータリン軍団、頭悪い者同士のカップル、身の程知らず筋違いの幸せ者、そんな総称「輩共」に俺は一切の敬語、気を使う事を金輪際止めた。何たってそんな輩共にまで気を使う暇など俺にはない。そんな輩共に嫌われる事など、もはやこちとらが望みたい位だ。
仕事場では仲間が増えてワイワイとやらかす。それは時にリスクを伴う事か知らんが俺はその倍、やる事をやるだろう。
悪いがこちとら、頭の回転が遅い輩を見抜く力にはそこそこ長けとる。8秒あれば充分に見分けはつく。
そんな輩とは仲良く出来ない、残念ながら俺は友達を選ぶ、どうやら出世はし難い。
仕事を終えて部屋に戻り、レコードを何枚か回した後、散歩がてらに間近にあるライヴバーまで今村竜也氏に会いに行く。会いたいが故に会いに行く。
自らのテリトリーに座り、レコードを回す。末恐ろしい程のアナログ盤の素晴らしさに俺は改めて気付かざるを得ない。
針を落とせば音が鳴る、こんなヒップな代物を俺は他に知らない。そんなモノは他にはない。
’09.9.10(木)
高哲典特別企画
【ボヘミアン・ロマン】
アット 下北沢ロフト
18時半開場/19時開演/1500円(+1drink)
江崎掌/Loach/渡辺雅弘/高哲典
気付けば近い、非常に近い、そして俺は唄いたくてしょうがない。
やる事成す事気に入らないから何にもしない
何にもしないの落ち着かないから動きは止めん
どいつもこいつも気に食わないから動きは止めん
動きを止めたら嫌われそうだぜ 動きは止めん
チャーッと行くぜ、更新料はどうにか滞納しながら。