October 02, 2009

笑われたら笑うだけ ’09

ちょっとした落ち着きを掴みかけたその瞬間に必ず訪れる茶番劇、人生とは所詮そんなモンだろう。

おとなしくってどういう意味だ、大企業に丸め込まれる猿の話か。

「また始まった」然り、

「やめとけば良いのに」然り、

「どうせ無理だよ」然り、

何故、人間は一はある筈の可能性をやる前から諦めるのか。

何故、抑え切れん憤りを伝える前から封じ込めるのか。

そんな事で掴み取るロボット人間の平凡な幸せなど初めから要らない。

そもそもそんな憤りなどほとんどの人間にはないのか、お金を貰えれば何だってやるのか。

吠えたいなら吠えろ、前例がないなら作り出せば良い。

何でもかんでも真剣に取り組んだら馬鹿をみるのはこの俺かも知れない。

バットしかし、俺はいつだって本気だ、そうそう、生きる事にだ。

可愛い女の子が言ってたぜ、

「アンタって何かと大変ね」

残念ながら生きとるさかい。

表向きだけ分かった様な振りして陰でごちゃごちゃヌカす事が趣味の低俗な輩などほっとけば良い、

そんな輩は俺の哀れな姿を見てハナで笑うんだろう。

バットしかし、俺にはそんなの出来ない、柄じゃない、やらない。

そして俺はそんな輩をハナで笑うだろう。

所詮雇われの身分、会社の方針に従えない人間に残された道はただ一つ、解雇だ。

「どうでもええぜ」と投げ出せば簡単に事は片付くだろう。

「さっさと辞めれば?」と笑われればまさにその通りだと認めざるをえない。

それでも投げ出さずに業務をこなしているこの俺はイマイチ格好がつかない。

示しがつかず、むしろ心底みっともないかも知れない。

「それなら最初から止めとけ」と平凡な輩は笑うだろう。

バットしかし、それは違うぜ、俺は信じて疑わない。

昼休憩にはありとあらゆるヒップな映画について議論を繰り広げていた。

ポップなマンション名をメモしては仲間と目と目を合わせて思わず吹き出していた。

あの瞬間はまるでドラマの様な瞬間で、俺は涙が出そうな程に嬉しかった。

とある男は気分を察して他愛もない言葉で話しかけ、俺はそれに大言壮語で答えていた、

「まったく世話がやけるぜ」

すなわち俺は結局、どうにか笑える事だけを探していた。

明日どうなるかなんて知ったこっちゃない、生きる道は自分で探さなくちゃいけない。













at 23:25│Comments(0)TrackBack(0)│ │ 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
記事検索