March 31, 2010
俺はヴィニール盤の燃えカスと共に天国行き ’10
とにかくレコード屋、すなわち「駆け込み寺」、又は「国宝」と呼ぶに相応しい場所へ行きたくてしょうがない。
まるで病気、ヘビーシック、お金もないのに、近頃は以前に輪をかけてその意識は強まるばかり。
昨今の音楽再生プレーヤーは一台で何万曲をもポッケに入れて持ち運べるという。
それはとても画期的な事かも知れない。
バットしかし、そこで思い出されるのは「7インチ」と呼ばれるシングル盤、
この御時世において一曲終わる毎にA面B面を裏返すという暴挙、面倒極まる行為、
これこそが「最たるロマン」だと、「これに敵うロマン無し」だとどうにもこうにも捉えざるをえない胸中。
もはやCDなど聴く気にもならない今日この頃、いよいよその境地に辿り着きつつある昨今、
「配信限定」って一体どういう意味だ、最先端にしてハイカラな話なのか?
まるでついていけない&行く気もない×706。
必ず自らのレコードを作ってから俺はいつか天国へ行くだろう。
キチガイレコ-ドジャンキーの本を読破、素晴らし過ぎてもはや閉口。
必ず自らの本を残してから俺はいつか天国へ行くだろう。
さぁ、デジタルを捨ててレコード屋へ駆け込もう。
大阪の街でどっかのお姉ちゃんが呟いた言葉が焦燥たるフラッシュバック、
「何買ったん?えっ、レコード?そんなんまだあるん???」
オーベイビー、君と話す事など何一つない。
さぁ、デジタルを捨ててレコード屋へ駆け込もう。
そこはどんな病院よりもクスリよりも効果のある場所だ。