April 19, 2010
今日の芸術 ’10
この本の中で、あなたはかつて耳にしたことがない、まったく思いもかけないこと、
いままでの常識とは正反対のことばかりを聞かれると思います。
しかしよく読んでいただければ、私の言っていることの方が、
遥かに自然で真実であり、理の当然であることに気がつかれるでしょう。
私はこの本を、古い日本の不明朗な雰囲気をひっくり返し、
創造的な今日の文化を打ちたてるポイントにしたいと思います。
ヒップ!ハイカラ!グッドフィーリング!
1954年8月、岡本太郎が「今日の芸術」に寄せたモダニズム、おまけにニヒリズムさえ極めた格好良いにも程がある声明文。
56年前にこのふてぶてしさ、すなわち、素晴らし過ぎてもはや閉口、そして脱帽の類い、
真っ赤なスゥイングトップの内ポケットに忍ばせて何度だって読み返そう。
BGMは1976年オレンジカウンティブラザーズ、
おいらは陽気なメキシコ野郎ー
まったくもってイカす、勝てなくとも俺は負けない。
1960年狂乱の日活映画「抜き撃ちの竜」&「電光石火の男」観賞、
風景、言葉選び、粋具合、斬新なる編集、何から何まで限りなく「好み」だ、こちとら勝手にスタンディングオベーション×2。
オールドタイプの桃源郷このワタシ、
「今時そういうの流行んないよ」だとか何だとか、古いだとか新しいだとか金輪際ノープロブレム事項、
白髪は増え続けたとてモデルガンを抱き締めてどう生きるかに重きを。
だからシングルなんてシケた注文は止めだ、ウイスキーをくれ、ロックでトリプルで。