November 13, 2009

ブタ小屋から叫び続けている

’09.11.12(木)
ライヴ アット 池袋トライ
w/ろまん燈籠/mariko/永見雪尋/J’ya


1.ロマンチック
2.何を想う
3.コウモリの詩
4.モダンソファに腰掛けて
5.夢の暮らし
6.自由
7.愛すべき日々



街を歩けばすれ違うのは似たりよったりの顔だらけ、

可愛い女ってどういう意味だ、もはやどれもこれも同じにしか見えない。

そうそう、三通りの「可愛い」なる定義があるとするなら、

それらにはくれぐれも当てはまらない女と俺はご多分に漏れず恋に落ちる。

そして、かれこれ二万回位は聴いた事がある様な平凡極まる唄、

何を想い、何を感じれば良いのかまるで分からず四苦八苦。

優等生気取りのボンボン育ちにはもう飽き飽き、

0か100か、二つに一つの理論、ヘビー・ラヴ。

「親が褒めればその作品は駄作で、警察が動けばその作品は傑作だ」

偉人の言葉が堂々たるフラッシュバック。

四弦吹き飛ばし、ついでに神経すり減らし、誇らしく唄う。

弦など要らない、つんざく声で叫び散らしてやれば良い。

女、子ども、女の様な男、これらの人種には受け入れられ難いかも知れない。

バットしかし、俺が求めているのは「ヒップ」とは何たるかを存分に弁えている輩共だってんだからまったくもってバランスは保たれているかも知れない。

そして俺はそれを受け入れてくれる女とご多分に漏れず恋に落ちる。

それはガムをクチャクチャと鳴らしながら、やさぐれ感たっぷりに電車に乗り込んで来る様な女であるかも知れない。

唯一、出演者の「イカす」男に話かけられ、言葉を選ばず会話を交わし、三分で友達となり、その僅か七分後には連絡先を交換するに至る。

帰り道には突然、以前働いたバーにまた立ち寄りたい衝動に駆られ、その衝動に逆らわず生ビールを二杯煽る。

新しく入ったバーテンダーはご多分に漏れずヒップな男、そんな訳でここ何日かで最新型の友達が二人も出来たと捉える。

先輩だとか後輩だとか、年上だとか年下だとか、そんなしょうもない事柄断固ノープロブレム事項、

人間らしい人間関係を懲りもせず彷徨いながら求め続けている。


’09.11.13(金)

朝には「休みたい」衝動に激しく駆られていたが、その衝動に逆らい、気付けば俺は電車の中に存在した。

本日も何かを伝えたい一心で着ていた「STOMP」Tシャツを指差して、両手を合わせる男の仕草があまりにクールで感極まる。

気の利いた仕草、心から愛している。

仕事を終えれば寝ぼけ眼を引きずりながら原宿の「フレンチヌード写真展」へと向かう。

女の体は時にアートで、それをボンヤリと眺める。

嗚呼、俺はこれを見る為に嵐の様な雨の中をここまで歩いて来たのか、

そう感じる事あれど、残念ながら俺は全てを目に焼き付けてやりたい。

近頃は目まぐるしい日々、そんな訳で部屋は無惨な程のブタ小屋状態。

おっと、竜也兄貴から電話が鳴る、

「ちょっと寄ってくぜ!」

アンタも神聖なるブタ小屋がお似合いだぜ、信じて疑わない。

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at 03:43│Comments(0)TrackBack(0)│ │散文 

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