November 24, 2009

ブレない人生 ’09

媚びへつらい必死に好かれようとする態度は見るに耐えない、俺は唾を吐く、吐き続ける。

初めて登校拒否をしたのは保育所通いの時分、四つ上の兄ちゃんは小学校の夏休み中だった。

「何故小学校には夏休みがあり保育所にはないんだ?俺は相応の休みをもらうぜ」

戯けた理論で吠え続けていた。

これはあまりにも子どもじみた理論かも知れない。

バットしかし、そんな精神は今も体内のどこかに宿っているかも知れない。

ヘイベイビー、こんな俺みたいなモンの友達でいてくれてありがとう、圧倒的な感謝は忘れない。

ロードバイク跨り、第四の故郷と呼ぶに相応しき三軒茶屋タウンまで一っ飛び、

水道料金払い込みは滑り込みセーフ、そしてモノホン喫茶「エルマーノ」へと一目散に出向く。

ハンバーグ定食を注文すれば、シンプルに割り箸のみが差し出される。

何が好きかってナイフもフォークも出てくる雰囲気さえないところだ。

ナイフやらフォークやらを次々と出されたら、俺は「簡単な事を難しくされた気分」でいっぱいとなり、「一体俺はどの器具でハンバーグを食べれば良いのか」を自問自答しなければいけなくなる。

例えナイフやらフォークやらを次々と出されたとて割り箸しか使う気はないが、最初から割り箸しか出さないその潔い姿勢に激しく同調する。

そして皿はご多分に漏れず欠けている。

胆に銘じる自らの哲学「粋な店の食器は必ず割れている」、モノを大事にしているからこそ今日まで我が物顔で堂々と経営出来ているんじゃないのか、その潔い精神に激しく共鳴したい。

沁み付いたロマンが好きなんだ 欠けた食器の様な

俺の唄はカラオケにはないのか、そうか、圧倒的に残念だ。

久方振りに立ち寄るレコード屋、本屋にてブツをポンポンとレジカウンターへ運び、手に有り余る程の食材を抱えてフラフラになりながらカゴのないロードバイクに跨る。

一年で一番好きな胸躍る月、12月が目前に迫っている。

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クールなイタリア映画「アン・マーガレット・イン・レブス」、

世界旅行にでも繰り出したい心意気。

教養とは誰かにすがりついて得られるモノではない、自らの足と目で養うモノだ。

化けの皮は剥がされない、そんなモノはない、背伸びをして気取るのは止めろ、だらしない×312。




at 20:08│Comments(0)TrackBack(0)│ │散文 

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