May 16, 2010
生粋のニュー・ジェネレーションズ ’10
久方振りのマイヤーズラムに手を伸ばす一人きりの夜。
酒瓶は一週間に一度のペース、気の向くままに手に入れる。
真昼間から、夕暮れ時から、時間を問わずイカサマベッドへ潜り込み小粋な映画観賞、
ギターを弾いては弦を切り、本を読み、ブーツを磨き、旅と恋に思いを馳せる。
オンとオフの切り替え具合はピカイチにして最高峰、
怒る理由もないのに無理矢理怒った素振りを見せる程に俺は残念ながらイカれてもいない。
この時代には珍しい生粋のビートニク、
自分というブランドに胸を張り、限られた時間の中でどれだけ命の炎を自分で炎上させられるか、
身をもって挑んでる奴はそういません。
有名だとか無名だとか、そんな事柄断固ノープロブレム事項、
安部裕二氏の言葉に俺は敬意を払い続けたい、
そして珍しいのは俺じゃない、俺以外だという事実を断固忘れてはいけない。
ところでレコードプレーヤーの調子が悪い、これは俺自身の調子にも直結しかねない一大事、
手に入れてたかだか八ヶ月にも満たない代物だ。
バットしかし、BGMはジェイムズ・チャンス、読書はブコウスキー、
次から次へと止まる事なく胸躍る楽しみが待ち構えている次第、
だから哀しむ事など何もないと粋がる事さえ可能可能。
「明日も懲りもせず俺はファッキンな仕事に出向くのか」などと、
以前の様に仕事が苦にも感じなくなった昨今の胸中事情、
お金を貯めて、俺はまた新しい場所へと出向くだろう。
そして生まれる唄はまるで別タイプの唄だ、こんな気分はとにかく久方振りだ。
写真は旅の途中、何処かのパーキングエリアにて発見のチャーミング忍者、
そのウィットに敬意を忘れない。