January 03, 2010

風来坊シャッフル

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俺が持ってる悪い癖 辺り構わずぶち壊し暴れ回って夜が明ける            
俺が持ってる悪い癖 手当たり次第手をつけて一晩中だってやりまくる                            
俺が持ってる悪い癖 やりたい事やり続け誰の言葉なんか聞きゃしねー
                            

小倉の街で、まるで自らの唄であるかの様にルースターズナンバーをカバーした。                           

育った町に帰ってくる度に、俺はなんて自由で我儘でどうしようもない人間なのかと自問自答せざるをえなくもなる。

どいつもこいつもそそくさと結婚して子どもを作り、家族サービスだとか何だとか、そちらを最優先してやりたくもない仕事に精を出している。

俺はといえばやりたい事をやる為にと不向き極まりない仕事を続け、髭面をぶらさげて浮浪者などと罵られながら旅をしている。

仕事があるだけマシかも知れない。

どちらが健全かなんて知ったこっちゃない。バットしかし、俺には山程やりたい事があるだけ幸せかも知れない。
               
ところで俺の家にはシャワーなんてハイカラな代物はない。

洗面器で全身を洗い流しながら「オーイエー」などと無意識の内に鼻唄の一つでも口ずさんでいたら、二階に居る兄夫婦にまで聞こえ、大笑いされる。

それは紛れもなく心底馬鹿にしている笑いだ。

この輩とは話す事など何一つない。兄弟仲良しとは一体どういう事なのか、皆目見当もつかない。

「笑いたい奴には笑わせとけ」と俺は吠えたが、狭い狭い家に七人詰め、俺には明らかに居場所などない。

昼間には三人の子どもとトランプ、プロレス、キャッチボール、エトセトラ、様々なゲームに興じ、俺も孫の顔を見せてやりたいなどと物思いに耽る。

なんだかんだとヌカしたところで子どもは可愛く、純粋で、罪などない。

バットしかし、話の通じない兄には心底嫌気がさし、「殺意」という名の感情さえ芽生える始末、

今までの様々な事柄も合わせてフラッシュバック、俺はといえば正月早々壁をぶち蹴り穴を開け、そして怒鳴り散らしお母さんを哀しませる。

「こんな時期に帰ってきた俺が間違いだった」と考えている俺は頭がイカれているのかも知れない。

こんな事なら新宿辺りのジャズ館でレコード漁りにでも精を出しとけば良かったのだ。

こんな事なら倉敷辺りに旅に出れば良かったのだ、なんたってスナック感覚が俺のウリだ。

何もせずただボンヤリとテレビを見るなんて俺にはとても出来た芸当じゃない。

息が詰まるとはきっとこの事をいうのだろう。

悪い予感は見事に的中し、お母さんの仕事を増やしているだけで俺にはまるで居場所がない。

人並みが 嫌で飛び出したら
人並み以下で 人込みの中
ひとつも 悔やんじゃいないし
楽しく 生きているけど


分かり合えないというのはとても哀しい事だ、俺は時期を間違えたのだ。


at 10:21│Comments(0)TrackBack(0)│ │ 

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