February 15, 2010

ポリシーという名の哲学

地獄という名の日々を彷徨いながら天国を探している。

管理という名の不自由の中に放り込まれながら本物の自由を求めている。

誰かの言葉が堂々たるフラッシュバック、

「弱音とか吐いたりする事あるの?」

嗚呼、俺は捉え様によっては「弱音しか吐いていない」のかも知れないあん畜生。

想像以上に周りの人間に毛嫌いされている事実、

予想以上に周りの人間が理解している事実、

そんなモノは一目見ればそこそこ分かる、俺は残念ながらただの阿呆ではない。

バットしかし、エゲツナイ程に好き嫌いを明確にして生き残りたい男このワタシ、まったくもって手に負えない。

誰かの言葉が颯爽たるフラッシュバック、

「そういうのがウンザリなの」

オーマーシー、そう簡単には浮かばれない運命。

昨晩、ツナギという名のパジャマを着て、ギターケースに瓶ビールを二本突っ込んで、

何ちゃらレコーダーをポッケに入れて、「スナックレコーディング」という名目の下、かの有名な竜也兄貴の部屋へと出向く。

ビール数本でペロンペロンに酔っ払い、俺はどうしようもなくくだらないネガティブ思考に囚われ、

髪の毛を掻き毟りながら、断じて口に出してはいけない言葉さえ危うく吐き出してしまいそうになった。

レコーディングはまるで上手くいかず、魂を音の中に封じ込めず、

そそくさと松田優作のどでかいポスターが飾ってある部屋の中で眠りについた。

隣の芝生は青く見え、隣の花は赤く見えるだろう、

順応性は皆無、綱渡りで日々を行く。

バットしかし、我儘が服着て歩く男このワタシ、

こんな茶番な日々を引き連れながら、最後にイヤミったらしくも笑うのは俺だぜ。

ドランカーやらシャブ中やら、そんな呼び名が頻繁に飛び交う昨今、

チラつく髪の毛はバッサリとやって華麗なる生まれ変わりを。



at 22:21│Comments(0)TrackBack(0)│ │散文 

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