August 21, 2010
哀しみに勝て ’10

「甲子園に行く」なんて単なる口実に過ぎない。
目的は「旅に出る」という行為そのもので、一つのキッカケとして甲子園があるだけだ。
一番の目的は「感じて歩く」、はたまた「詩を書く」という事かも知れない。
頭の中ではありとあらゆる思考が渦巻いている。
例えば仕事を辞めたい、神経を痛めるばかりで人嫌いになるばかり、不貞腐れて人相は果てしなく悪くなる一方、
でも辞めたらこんな暮らしはきっと出来ないだろうという葛藤。
日雇い労働者の様な風貌で足を引き摺りながら歩き回り、4階建てのアンティーク屋に辿り着く。
ひたすら狙うのはそこだけだバカヤロー、居心地の良い場所、それは時に味あるモノだけが並べられたアンティーク屋。
新世界格安ホテルのすぐ近くに天下の「スパワールド」がある。
8階にある温水プールから通天閣を一望し最高の眺め、
流れるプールではファッキンカップルやら家族連れやらクソガキやらに交じって一人平泳ぎをキメる男このワタシ、
この瞬間のナニモノにも代え難い胸中が分かるか。
執念の「子ども連れで来たんやけども娘達はウォータースライダー乗りに行きましたさかい、今は僕一人ですねん」顔を駆使して眉間に皺を寄せて泳ぎ続けるフライデーナイトの胸中を忘れない。
いよいよ胸が張り裂けそうで堪らないんだけども、俺は俺のハッタリの勇気をそこそこに褒めてやりたい心意気。
「ここに奴等がいたらどれだけ幸せか」とセンチメンタルに浸る事多々あれど、
俺は一人の喜びと一人じゃない喜びを必要以上に知り尽くしたいあん畜生、全ては八倍返しの為の前章に過ぎない。
ハチミツミルク何ちゃらゼリー風呂に浸かり、塩サウナに入る、嬉しい事だけを考えていたい。
五ヶ月振りに計った体重は49.90kg、
まだまだ行ける、ストイック気取りで-3kgの余裕がほしいと企むスーパーガリヒョロボーイ(SGHB)。
いつまでも流れ続けたい、ジョンレノン/ピースベッドの心意気で全裸で眠ろう。

