November 09, 2010
幻覚の猿小屋ジャンクション ’10
焼ける喉、体調不具合再訪、体温計は電池切れの好都合、
体感温度は38.1℃、「寝込む」なんて金輪際シャラクサイ事柄。
テーブルの上にはミルクと目覚まし時計が共存している
まるで俺の頭の中の様、別世界が存在している
床の上にはバナナの皮が二枚三枚と散らかっている
滑ったら俺を救ってくれるか?あの娘の帰りを待っている
床の上にはバナナの皮があちらこちらと散らかっている
トンだ猿小屋さ、でも悪くはない、あの娘が傍に居てくれる
いつか39.6℃の時、幻覚症状に苛まれながら書いた詩を思い出す。
よー姉ちゃん、葉巻とウイスキーをトリプルで注いでくれ、
モダンソファに腰掛け常に考えてるのは想像力を駆使して如何に遊べるかって事、
余裕だ、夢なんて思いもよらない瞬間にアッケラカンと叶ったりしやがる。
小粋なトランク屋忍び込み、可哀想にヤツがまだ誰からも相手にされてない事をこの目で確認、
チャーミングなおっさんのヒップな戯言が颯爽たるフラッシュバック、
「こんなのは本当に好きな人しか買わない」
そりゃ俺だ×1213、
「もうちょい待っとけ、一緒にニューヨークへ行こうぜ」
ヤツの初仕事は狂乱のニューヨークトリップだ、もはや紛れもない事実、
三回撫でて四日後に手に入れる事を固く約束、イカれたフリしてよろけながら大いに笑いまくる。
「ドキュメンタリーフィルムを常に撮られてる気分で居られればそれだけで良いのよ」
ほざき続ける胸中マリーと迫真の「寝込む」演技で戯れながら眠る。