January 03, 2011
芸術に力を ’11
どこに行くも行かないも、いつ眠るも眠らないも、何をやるもやらないも、
一切の規制がない今日この頃、
アルコールは重要ではなく、必要なのは煙草と珈琲、
三日三晩ほとんど誰とも口を利かず、
ただただ思いつく事だけに忠実に右へ左へ縦横無尽、
時間など何千時間あっても常に追われっぱなしで、誰に構う暇もなく、
頭の中はフランスからアメリカ、無論日本、神経散乱で永遠にキリなどない。
元来、青春18切符なる武器を手に入れて適当な町まで旅に出たいと思っていたのに、
バラ売り切符は見当たらず、面積100%中233%を埋め尽くした部屋の中でギターを掻き鳴らす。
映画館ではゴダール最新作「ゴダール・ソシアリスム」、美術館では「モネ展」鑑賞、
これらはもはや初詣の様なモノで、特に80歳を迎えたゴダールの相も変わらずなやり口、
50年代から今も変わらずやり続けるその美しさに感動が溢れ出し、
見終えた後は日比谷の街をさぞかしゴキゲンにうろつく事となる。
昭和トランクに平成最新型マッキントッシュを乗せ、
ターンテーブルでは土臭いブルースが回る完全且つ完璧な作業基地と化した部屋の中、
底辺を経験したら後は良くなるだけという理論、
理想を上回る勝利を狙い続けたい心意気。