May 01, 2011

イメージの果て ’11


傘を持てば「竹刀にしか見えない」と言われ、

ボトルコーヒーを流し込めば「中身はビールか?」と問われ、

ヒソヒソ話をすれば「密売の話か?」と皮肉られ、

そしてそんな事柄を半ば嬉しくも感じている昨今の胸中事情。

イメージする世界、もう5月だなんて一体誰が決めた?

所詮日捲りカレンダーの戯言に過ぎない。

真夜中、ルートスゥイートホームから声が聞こえる、

「電気が点いたぞ、おーい!」

俺の事かと窓を開ければギターを担いだ輩が二人、「頑張れ!」などとほざいてソソクサと消えた。

「お前が頑張れ!」とヌカす余地もなく、「この街にも随分長い事住んどるらしい」と思っただけだ。

以前、危うく愛しかけたマンション住人は何処か他の街へ消えた、

ありふれた日常会話とノーウィットな騙し合いの類いには甚だウンザリだ、

俺の喜びでお前が喜んでくれたなら嬉しい。


drecom_eroom5session at 19:03│Comments(0)TrackBack(0)

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