December 16, 2012
ジャリズリ続けるコトを誓う32のモダンスキップ ’12
'12.12.13(木)
【レッツゲットロマン】パート17
~ 32イヤーズオールドワンマンタイム~
東京 / 下北沢BAR?CCO
出演:高哲典+佐藤亮平(アップライトベース)
ゲスト:武藤昭平(勝手にしやがれ)
1. 破れたズボンの後ろポケットから(+佐藤亮平)
2. 喜怒哀楽な男(+佐藤亮平)
3. 死んだ街で笑え
4. ヘイトアシュベリー
5. 自作自演屋
6. ニューヨークサブウェイブルー
7. メンフィスのバラッド
8. 流れる道の上
9. マリーと暮らす
10. 表現者
11. 夢の暮らし(+佐藤亮平)
12. マーケットに春はない(can't buy spring) (+佐藤亮平)
13. 思い出を繋ぎ合わせて今を生きる(+佐藤亮平)
14. ロマンのど真ん中(+佐藤亮平)
15. 愛すべき日々
ーアンコールー
16. 深夜高速バスブルース
誕生日を迎える間際のマリーに何か驚く様なコトをしてやろうとしたけれど
マリーは云うのさ、声を詰まらせて
そんなガラじゃないわ、ワタシみたいなモンの為に
そんなガラじゃないわ、どうもありがとう
ーマリーと暮らす(2008)ー
誕生日とはまず、誰かに祝っていただくって横柄な事柄ではなく、自らこそが祝ってやるモンだと思っています。
バット、「生まれてくれてありがとう」だとか「出会えたコトに感謝」だとか「貴様!」何だとか、
毎年毎年懲りもせず呆れもせず祝ってくれる人間達が居る、
誕生日とは新年、お母さんの日、そう、俺みたいなモンの為にありがとう×153。
32歳になりそのまま突き抜ける朝、12.13 AM06:01、滅多に演らない昔の曲を弾き語りながら気付けば大いに泣き崩れていた。
色々と思い出したのだ。
12.13 PM13:31、あの明け方の涙は一体何だったのかと俺は俺をハナで笑っていた、
「あー、俺ってひょっとしてそこそこのオカマなのかも知れない」。
準備を整え最終チェックに入る12.13 PM16:53、
ギターを抱き詩を唄い、俺はまたしても大胆に泣き崩れていた。
色々と思い出したのだ。
訳も分からず涙腺崩壊、コレはマズい、まるでレコード大賞受賞者野郎のソレに似ている、
「うー、俺ってひょっとしてダイナミック極まるオカマなのかも知れない」再訪、
ステージで感極まって唄えないだなんて、トンだヘビーバースディ大茶番小僧のお出ましと相成る始末。
12.13 PM18:00、腫れた目を辛うじてチョロマカし辿り着くCCO、
客席見渡しバンディーニセッド、
「見事に輩だらけやな、ハフッ!」、
オーケー、ファッキンオーケー、俺の夜。
武藤昭平氏のゲストタイム、
「レッツゲットロマン」に掛けて唄う「レッツゲットロスト」(チェットベイカー)、
「お前の為にサルーしよう!」、
カマすサルー(乾杯)、俺におめでとう、お母さんまだ、死んじゃ駄目だぜ。
ところで俺、もう人目憚らず泣いてAんか?
そんな心意気で迎えるこちとらの番、
前半早々、唄いながら気付き客席に吠える、
「俺今日、ムチャクチャ調子Aで!」、
涙を流すコトさえ忘れ、ソレを上回る胸中で颯爽と突き抜けて行くジャリズリ具合は2012年最高峰。
スーパージャリズリボーイの称号について与太話を続けていたら輩から野次が飛ぶ、
「おー知っとるぞ!SJBやろが!」
ノー、断固ノー、
「SJZBや、阿呆!【ズリ】の部分どうするつもりじゃ!」
適当生粋の戯言を繰り返し、明け方と昼間の涙の話をしたらチャーミングな声が届いてくる、
「レコード大賞受賞、おめでとう!」
ウィット指数は痛快沸点越え、
「愛すべき日々」を終え、最後に吠えた言葉は狂乱の「ハッピーバースディ!!」、
その言葉は俺に、お母さんに。
とにかく嬉しかった、そして俺、精神上のオカマってのは断固御免だ、ただ、ソレだけ。
赤ワインベースのメチャウマオリジナルカクテル「32」を散々と呑み干し、数え切れん「おめでとう」を強固耳に焼き付け、
受け取った花束やら特級ウイスキーやらJPSやらオマケに高級バナナまで抱えさせていただき、明け方の下北沢に軽快スキップをキメながら辿り着く猿小屋。
さて、最後に一言、
そんなガラじゃないわ、ワタシみたいなモンの為に
そんなガラじゃないわ、どうもありがとう
抜群のスタートをありがとう×1213、
拘りの呪縛人このワタシ、
額に入れたターゲットマークの中心部を睨みながらひたすら狙うのはそこだけだバカヤロー、
眉間に皺寄せ更なるロマン探し彷徨う32、
懲りもせず呆れもせず、今後とも宜しくお願い致します。