August 10, 2013
Be-Bop in 沖縄 vol.2 ’13

終わってしまった旅のコトを順序立てて日別に書き直したりするのは何だか単なる「ウィット皆無手記」の類いになってしまいそうでそこそこに気も引けるがどうやら今回は違う、
オレったらすっかり沖縄ってヤツに魅了されてしまった、
あの気遣いに。心意気に。太陽に。優しさに。陽気さに。オリオンビールに。エトセトラに。魅了されてしまったんさー(沖縄訛り)。
そんなワケで今回はリセットというか記録の意味も含めて盛大に日別に書き直しさせていただく。そうせんコトには眠れん、眠れんさー。
'13.8.1(木)
PM18:50、遂に那覇空港に降り立つオレ達の名は猿小屋ちゅらさんズ。以前、「オカマの必需品」などと捉えていたコマ付カートに甘えまくりながらズタボロトランク引き摺り格安ホテルを目指す。
かの有名な国際通りを練り歩きながらニューオリンズの街並などを思い出す、
とにかく知らない街を我が物顔で歩いてみるのが大好きなんさー。
チェックインを済ませ疲れ知らずの猿小屋ちゅらさんズ、「打ち上げの練習」などと一丁前に洒落込み早々とオリオンビールを探す旅に出る。
タコライスを軽快に平らげ、小粋且つグレイツ指数高めなソウルバー看板を発見、
すなわち、此処が沖縄だろうがニューオリンズだろうがバーを選ぶ基準は「其処にレコードはあるのか?」だけなんさー(なんくるないさー) 。
オリオンビールから特級ウイスキー「メーカーズマーク」を流し込めばスピードは加速、沖縄民謡生演奏なるピースマーク居酒屋に駆け込み念願のミミガーにありつきながらソイツをオリオンビールで流し込む。
ところがどっこいすっとこどっこい、こちとらホテルに戻る道中だって俄然気を張っている、
「サトウキビ、見つけ次第教えてくれよな」。
'13.8.2(金)
ホテルからホテルへの移動中、電信柱に今回の旅のフライヤーが貼ってあるのを発見する。
周りを歩く連中に「コレ、オレなんさー。昨日来たさー」の素振りを見せるも反応は残念ながら皆無だ。
「間取り猿小屋8個分」ってな具合の広々ホテルにチェックインしリハーサルまでの時間、バイキングに出向き弦を交換する。
そしてPM17:00、期待と不安の胸中引っ提げ「Bar くらげ」に入り込む。
入り口階段の右脇にルースターズのヴィニール盤が飾ってある、
「このバー、悪い要素ないさー」などと早くも決め込み今回の企画者、みづき君&なっちゃんのキングオブ名コンビと初対面御挨拶。
リハーサルを終えればみづき君セッド、「お酒、呑みたくなりますねー」、
ほら、「このバー、悪い要素ないさー」。
みづき君推奨の「波止場スポット」にて本番スタート時間まで精神統一に出向き、くらげに戻ればお客さんは超満員、
ここで一本度肝を抜かれる。
この日二番手のこちとら、最初のギターを弾くまでどんな展開になるのか読めずのままジャスト10年前に書いた「ワンダフルピースタイム」を一曲目にカマしてみる。
そしてそこからは一気痛快の目眩クラクラ状態、「此処、一体何処なんさー」「コレ、何がどうなっとるんさー」のオンパレード、
T字路sのタエコ姉さんも書いていましたが、初めての沖縄でサビだけじゃなく全編に亘る大合唱、
アレ、よっぽど聴き込んでないと到底出来る芸当じゃないさー。
そこで二本目の度肝を抜かれ、オキナワンIQの高さに心丸ごと奪われ、不安って名の憎いヤツを一蹴したところで一日目を無事完遂。
オレの後に出た「JACK THE NICHOLSON'S」のメンバーが音出しの曲を「ヘイトアシュベリー」で演っていた、
ここで三本目の度肝を抜かれ、度肝の数、何本あったとて足りんさーと相成る始末。
奴等、とんでもない音楽楽団だ、コレは紛れも無き事実なんさー。
オレを沖縄に招き入れてくれた金城小町、通称「コマチ君」からいただいたニコルソンズTシャツに着替え一発目の「打ち上げ本番」に参加、
「練習」は見事に功を奏し軽く11杯は呑んでもただただ震えていた、
無論、アルコールにじゃない、沖縄本島の人情極まる素晴らしさにだ、
続く、続くさー。
