October 11, 2013
ロード・デ・シャウト・オン・マイ・マインド vol.2 ’13
'13.10.1(火)~10.9(木)





モノホンの自由を求めてリュックサック担いで旅に出た。
こんな時、相場は「ボロを着て」だが、オレは何と一張羅を着ていた。いつか古着屋の兄貴がプレゼントしてくれたモノを念じる様に毎日着ていた。
スナック感覚だけを頼りに一人で旅に出たのに気付けば色んな奴等が迎えてくれ、ズタボロトランクを運び、見送ってくれた。
断じて奴等、「ヒマだから」ってワケじゃない、
知らん間に関係が繋がっているコトが嬉しかった。
素直に思った、「オレもこんな人間になりたい」だとか何だとか。
今回行けず仕舞になってしまった土地からも連絡を受けた。
「いつ来るの?」「次はコチラで!」だとか何だとか。
「北の果てから南の街をほっつき歩いて〜何と云われようと止められないんだ〜止められないんだ〜」などと加川良の詩をずっと口ずさんでいた。
旅の途中、かの有名な天神警固公園にて「ボロを着た」粋なおっちゃんと出会った。
僅か8.67秒のワールドタイムにて意気投合し様々なテーマで語り合った。
カラオケの話、作曲家の話、政治の話、女の話、エトセトラ、とにかく奴さん、様々な話に精通していた。
「そう思わん?」と奴さんは繰り返し、「オレも寂しがり屋やん」ってな言葉を残し唐突に闇の中へと消えた。
左手には空缶と吸い付くした煙草を持っていた。あのシーンは今回のハイライトだった。
福岡からは飛行機で東京に戻った。バスの半額に近い料金だった。どうやら時代はまんまと変わりやがった。
成田空港に着いた時、現実感に目が眩んだ。「早く次の何処かへ」と思った。
旅の途中、「モノホンの自由ってエゲツナイで」などと思っていたクセにだ。
いつから東京が戻る場所になったのか、もはや皆目見当さえ付かない始末。
さて、思考するべきコト塵の如く、不安とかいうヤケに憎いヤツに押し潰される前に次はコチラ、
'13.10.12(土)
【どうだ凄いだろ!】Vol.2
神奈川 / 溝の口12Bunch
ワタナベマモル(MAMORU&DAViES) / 高哲典
OPEN 19:00 START 19:30 ¥2500_(+2drink付)
旅の道中で手に入れたモノはDのハーモニカ、
ソイツを駆使してジャスト一時間一本勝負、モノホンのギャンブラーにでもなった様な心意気で強固勝ちに行くってな塩梅。