October 03, 2014
スゥイートホーム・ウエスト ’14

'14.9.28(日)
大阪 / 中崎町BAR夜垂レ
2. 自作自演屋
3. ヘイトアシュベリー
4. スリッピン&スライディン
5. ガールフレンド
6. ニューヨークサブウェイブルー
7. 愛すべき日々
アンコール
1. 深夜高速バスブルース- 中崎町編 - with トミーブギー
'14.9.29(月)
【死にたいほどの夜 Ⅱ】
大阪 / 塚本エレバティ
・第一部
1. 今日はパレード
2. 明け方のトーキングブルース(仮)
3. 風来坊ソング(仮)
4. 草臥れて、夢を見て
5. 思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
6. ニューヨークサブウェイブルー
7. 愛すべき日々
・第二部
1. 破れたズボンの後ろポケットから
2. ヘイトアシュベリー
3. アウトローバカヤロー
4. スリッピン&スライディン
5. 流れる道の上
6. マリーと暮らす
大阪へ行ってきた。その日の朝までトランクには何も詰めてなかった、万事、いつもの通り。
本を一冊抜き取り大事に放り込む、ジム・トンプスンで「死ぬほどいい女」。
最高という言葉を心底から贈るべき男?すなわち、ジム・トンプスン。
梅田に降り立った瞬間、6月に一緒に来たハッタリロードジャーマネ・タカシを思い出した。
ヤツは今、ドイツに居る。そしてオレは懲りもせずドヤ街へと舞い戻ってきた、一人で。
夕刻時、いつもよりディープな宿に滑り込み、山程あるやるべきコトを考えながらまた本を開いた、本の続きただ、気になって。
ドヤ街ではおっさんが9割を占めている。世の中に抗い続けながら懸命に生を延ばす日雇い労働の戦士達はただ、かっこいい。
徘徊しながらオレも似た様なモンだ、などと思考する。着ているジャケットは上等に見えるかも知れんが、「コレ、もらったの!古着屋の兄貴に!」などと会話する、一人で。
町をふらつき歩くおっさんが着ているポロシャツのバックプリントに歓喜且つ脱帽する、躍る文字は「シゴトセナ. com」。
以前、新宿駅改札口で「Jane Birkin is GOD」と刺繍されたシャツを着た女の子とすれ違った時と同様のバックプリント主張、
最高という言葉を心底から贈るべき人間?主張を曲げない人間に他ならない。
明くる日、「BAR夜垂レ」に辿り着く。トミーブギーとは6月に知り合ったばかりだがその時、会話という会話はほとんど皆無だった。
バット、会話せずとも通じ合える人間が居る、例えばトミーブギー。こんなにも早い再会が出来る、本気でまた会いたいと願っている限りは。
「BAR夜垂レ」は満員御礼、無論、オレの人気が突然爆発ってワケでもないがトミー、オレの胸中くらい分かるだろう?トミー?会話などするまでもなく。
終演後、次の日に共演の吉見拓哉と三人で呑む、「夜垂レ」のカウンターで。
その場で二人が東京に来るコトが決まった。ある晴れた12月の夕刻時辺りに。
大切なコトの8割強は酒場でキマる、オレは唱え続けている。
明くる日午前、本屋へと走る。トンプスン大先生を読み終え、安らぎが消えてしまったので。
丸二日間を過ごしたドヤをチェックアウト、丸二日間も過ごせば住んでいるもさも似たりだ。
さて、今夜の日雇いシャウトは塚本エレバティ、ジャパニーズ・ニールヤング、略してJ.ヤング、吉見拓哉と「死にたいほどの夜」を二部構成にて実践。
そこそこに解放されて終演後、エレバティからジャスト徒歩一分、念願のハウリンバーへと滑り込む。
CDを渡し、その場でオレの声が聴こえてくる、念願のハウリンバーで。
J.ヤングの荷台へ乗り込み、ヤツの家まで疾走する、すなわち、ダーティオールドタウンまで。
ヤツの部屋で一泊させていただく、我侭な夢だけ見ながら。
下北沢に舞い戻り、早々にハウリンバーから連絡が届く、
「来年2月22日、宜しく」、興奮して眠れない。
全てを無駄にしない、大切なコトの8割強は酒場でキマる、オレは唱え続けている。