November 03, 2014
ステイ・ザ・ミルクハウス vol.1

かいつまんでもかいつまんでも浮かびまくる光景、人情、ハイセンス。
大好きな街がある、せーのでシャウトしよう、北海道。
「貴様、つい半年前まで知らんかったクセに?ウケる〜!チョ〜!」じゃねぇ!
大地を目の前にしてシャウト、北海道ありがとう。
'14.10.23(木)
札幌駅に辿り着き、ケン(PISTOL BOOGIE VINCENT)がヤケにドデカイ車で迎えに来てくれる。
車の後ろではウッドベースがワガモノヅラにて寝転んでいる。
ソレを邪魔と捉えるかヒップと捉えるかは人それぞれだろう。そしてこちとら無論、後者に違いないあん畜生。
もはや眠っているウッドベースを起こしませんようにとさえ考える性質だ。
奴さんから以前から聞いていた、「次来た時はミルクハウスへどうぞ!」
その意味さえイマイチ理解していなかった時、まず第一に感じたコトは「その名前、クールの最先端やんけ!」だ。
バンドワゴンは北20条東1、「喫茶ミルク」に到着。
「もうかれこれ8年程通ってます」ヅラにてブラック珈琲を啜りながらジョマ(PISTOL BOOGIE VINCENT)へ電話を入れる、
「オレ、今、ミルクじゃけぇ」
電話口でヤケに愛しい声がする、「やー、呑みに行くかー」、
ヤツはオレの二つ上だ。ヴィニール盤とノワール小説を愛している。
「喫茶ミルク」の裏にあるミルクハウスへチェックイン。バンドマンの巣窟、優しい家主、安眠スペース、保たれるプライバシー、完璧な名前、理想型旅の宿。
102号室へトランクとハードケースを預け、前祝いの趣きで呑みに行く。
御多分に漏れず一睡もしていなかったがお利口さんに眠るだなんてオカマ得意の芸当だろう、
とにかく呑みに行く。
「今日から4日間も一緒だぜ!」「うん、おー!」とか何とか、恋人同士がよくやる様なチャーミングワードを並べながら。
0時頃、椅子にさえ吸い込まれてしまいそうな睡魔が襲い出し、オカマ半歩手前で帰路につく。
ミッツ(PISTOL BOOGIE VINCENT)のヤンチャな車で家路につく、場所は御存知、ミルクハウス。