December 12, 2016
the AT's 35 years
根こそぎ魂吸い取られている内に、気付けば12月12日になっていた。
ここ何日か、ただひたすらに夜が明けるのを待っていた。
神経が確実に蝕まれていくのが手に取る様に分かった。
画一化、組織化、聞きたくもない与太話、永遠に用はない。
朝が来ればジャズを聴き、ギターを弾けば四弦が切れ、それを終わりの合図として昼には眠った。
目が覚めた時は暗闇だった。
そして朝が来るのをただ待ち続けていた。
それで今、また朝が来た。少しだけ晴れやかな朝が。
眠るのはヤメて、映画館だとかレコード屋だとかに出向き、吸い取られた魂を回収する。
奪われたモノは奪い返すのみ、オータムストーンも唄っている。
ここ何日かで決めたコトがある。
2017はアメリカに行く。生粋のスナック感覚で。
35で死ぬと云われていたオレが、もうすぐ36になるらしい。
目的と目標がないとどうにも生きた心地がしない。
明日はバックページだ、
ソニーロリンズがサックスを抱く度、口笛吹けないオレを思い出せ。
脱帽。