January 21, 2021

グッドラック '21


泣く子と、資本家と、人を不愉快にさせるコトにかけてのみ才能を発揮する人達と、寒さにだけはいつまで経っても勝たれない。

年が明けて早20日。毎年毎年炬燵を買いそびれ、電気ストーブの前から一歩足りとも動きたくないってな有り様を繰り返している。

昨年11/13、夢にまでみた免許を手に入れ、その足で即座に車を借りる為の会員証を作った。訳分からんままでゴーの精神で翌日から早速都内を走った。

雨の首都高速湾岸線、どちらに進むかも分からず、ギリギリのところで左へハンドルを切った。後ろを見る余裕すらなかった。悪いのは車ではなく、技術不足のオレだ。後ろに車がいたら一瞬で終わっていただろう。

所詮、生きているなんて運に過ぎない。

そして何度か実験走行を繰り返す内、違和感が爆発した。好みじゃない車に乗る為にオレは免許が欲しかったんじゃないってコトに。

見難いデジタルミラー、意味不明のアシスト音、やたら話し掛けてきた挙げ句、わざとの如く道を迷わすナビゲーションガールの声。

やかましいコノヤローなどと車中で散々罵り、過保護な機能を全てオフにした直後には上機嫌でチャックベリーを唄いながらハンドルを握っていた。感情は何時だって忙しない。

話は決まりだ。自分の車を自分の思うがままにカスタマイズした方が話は早い。思ったら最後、12/4、一気に攻め込むべく20年前の車の契約書にハンコを押した。

知らん間に免許を取り、気付けばポンコツカー転がし九州まで来てましたってのが理想だったが、納車日はいつまで経っても訪れない。
使わない駐車場なんて差せない傘と同義だ。すなわち、無意味だ。こちとら「超ガラスクリーナー!ピカピカ!」まで用意して万全の態勢で待っているのにだ。

訳分からんままでゴーで行きたかったのが、考える隙が出来てしまった。オレが今、心底思っているコトは「この間にバイク免許も取得するべきだったで」だ。

そんなこんなでここ数ヶ月、赤字が続いている。湯水の如く紙切れが流れて行く。ある意味爽快且つ痛快だ。

この状況、長い目で見て、根こそぎ取り戻す為にまず心得るべきエチケットはただ一つ、どいつもこいつも死ぬなよってコトだ。しかし、それさえも「運」だってんだから話は迷宮入りだ。

「超ガラスクリーナー!ピカピカ!」で心さえ磨いてその時を待とう。


(947文字)






drecom_eroom5session at 12:51│Comments(0)│ │散文 

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