March 14, 2011

偽善者のバラード ’11


早朝、新宿に着く。

バスはキャンセルが相次ぎスカスカ、俺はとにかく戻ってきた。

部屋のレコードと本はバラバラ、そして転がる何台ものワーゲンミニカー、

それらを元の場所へ戻した。

史上最悪のニュースを見ながら煙草を吹かしていた。

パニック映画さながら、島国が簡単に海に飲み込まれる様を見ながらうどんを旨そうに啜っていた。

俺は何だ、救い様の無いクズかも知れない、

思いながら矛盾だらけのポマードを塗りたくり、眠る間もなく仕事へ出掛けた。

こんな状況の中で紙切れを稼ぐなんて行為が甚だ阿呆らしくなり、

その不甲斐無さ具合に、気を許したら涙が止まりそうになかった。

同情など出来ない、いくら絶望感と胸中を察してみても所詮は他人事でしかない、

俺が渦中の人間でない限り、全ての言葉は安過ぎてどうしようもない。 

史上最悪のニュースを見ながらホットコーヒーを淹れていた、

俺は何だ、救い様の無いクズかも知れない、

思いながら矛盾だらけの熱いシャワーで、呑気に一日を終わらせようとしていた。

人間のイヤらしさについて考えていた。 

お前が無事で良かったと安心しながら、

何万人もの人生が一瞬で消えた事実には目を塞ごうとした。

人間の欲とイヤらしさについて考えていた。

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January 20, 2010

勝手にしやがれ ’10

相も変わらずしょうもなくくだらない思考に囚われているなら、

ニューヨークだとかボブディランだとか、とにかくヒップな事柄ばかりを考えなくちゃいけない。

何もないから誰も居ない、俺は取り残されてしまったあん畜生。

夜はべろんべろん、朝はぐらんぐらん、

呑まなきゃ良いのに呑まなきゃまるで眠れないってんだから断じて性質が悪い。

そんな訳で今夜も無意識の内にウイスキーへと手を伸ばす始末、

中毒性はこんなところから生まれる。

そして明日も何食わぬむくれた顔をして神聖な仕事場へと向かおうってんだからまったくもって手に負えない。

傷つけてしまった数え切れぬ人間達の顔を思い浮かべてみる。

髪の毛は伸び放題、ツケというツケを払わされながら八倍返しを企む男このワタシ。

俺の人生は間違っているのかも知れないと思ってしまう事くらい、残念ながら日常茶飯事。

ミック・グリーンも浅川マキも逝ってしまったぜ、とにかくヒップな事柄だけを生き甲斐にしなくちゃいけない。

「アメリカVSジョンレノン」という名の映画を観る、観返す。

生きるというのはまったくもって大変な作業だ、すなわち大仕事。

ところでそんな戯言はともかく、新しい唄が見事な感性でもって生まれつつある。

月曜日に月に向かって踊っている男
何か哀しい事でもあったのかい?

火曜日にケツに火を点けて燃え上がる男
やりたい事をやる為にやりたくない事をやる

水曜日はスイスイと泳ごうとする女
「上手くいかない事ばっかりで気が滅入りそうなの」

だから木曜日に木に登り「ワタシは此処だよ」と言う
何か悔しい事でもあったのかい、目が腫れてるぜ


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詩を書き続けないと俺はもはや生きていけないのかも知れない、勝手にしやがれ。



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November 28, 2009

君を忘れない

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「怒りの限度を自己抑制!もう、出来ないなら一緒に病院へ行こうぜ」

こんな文章があった。

以前、何から何まで全てに苛立っていた。

「いつか神経切れるよ」と事ある毎に呆れられていた。

昨晩程に、自らの事を「今世紀最大のド阿呆人間」だと思った事はないかも知れない。

ひょんな事から6~7年前の写真、手紙などを根こそぎ引っ張り出して全て読み返す。

いつだって失敗に気付くのは失敗した後だってんだからまったくもって手に負えない、そして涙は枯れ果てた。

人類最高の理解者を、俺は目先の出来事に目を眩ませていとも簡単に振り切ってしまった。

全ては後の祭り、世紀の大逆転負けを喫したのは隠すまでもなくこの俺だ。

いつだって失敗に気付くのは失敗した後だってんだからまったくもって手に負えない、そして涙は枯れ果てた。

以前、こんな人間が確かに傍に存在した、存在してくれた事実を改めて思い知ると他の事柄など全て茶番、大茶番劇だ。

高い服を着て「お洒落だね」と言われる事に一体どんなメリットがあるのか。

そんな事柄には魅力の一つも感じる事が出来ない。

俺は世の中をハナで笑いながら380円の小粋なジャケットを着て、誰よりも目立ってやりたい。

時に12800円よりも380円の方が格段に強いという事実を堂々と知らしめてやりたい。








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November 09, 2009

「心の友達」 vol.8

ニュースにもならない、スポーツ新聞の片隅にも載らない、

分からない、何が何だかまるで分からない、

俺の心の友達がまたしても突然この世を去ってしまった。

いや、友達と呼ぶには忍びないかも知れない。

そんな関係とは呼べないのかも知れない。

バットしかし、アンタとは一緒にスタジオに入った事だってあるし、

乾杯だってしたし、

同じステージでセッションした事だってあるし、

俺をメンバー紹介してくれた事だってある筈だぜ、どうか友達と呼ばせてくれよ。

「良い曲作るね」って褒めてくれた事だって憶えとるぜ、忘れる訳がない。

以前働いたバーの関係者が突然、何の前触れもなく逝ってしまった。

仕事を終える直前にそれを知り、涙が滲み呆然としたが平常を気取った。

そして仕事を終えて足が向くまま、久方振りにバーへと向かった。

とてもやり切れない、人生とはこういった事の繰り返しなのか。

41歳、若過ぎる、若過ぎるぜ。

アンタどうした、女遊びはどうした、それよりも大好きなソウルミュージックを置き去りにしてどうしたっていうんだ?

一体全体、次から次へと何故こんな身近な人物がこの世を去ってしまうのか。

怒鳴ったり、謝ったり、泣いたり、もうとても追いつけない、寂しくてやり切れない。

奇しくも明日はライヴだ、俺は唄うぜ、魂を精通させて高らかに唄わせてもらうぜ。

そして恥ずかしい生き方はしない、俺は活きる、生きるぜ。

両手を合わせてアンタにお礼を言わなくちゃ、ありがとう。




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October 02, 2009

笑われたら笑うだけ ’09

ちょっとした落ち着きを掴みかけたその瞬間に必ず訪れる茶番劇、人生とは所詮そんなモンだろう。

おとなしくってどういう意味だ、大企業に丸め込まれる猿の話か。

「また始まった」然り、

「やめとけば良いのに」然り、

「どうせ無理だよ」然り、

何故、人間は一はある筈の可能性をやる前から諦めるのか。

何故、抑え切れん憤りを伝える前から封じ込めるのか。

そんな事で掴み取るロボット人間の平凡な幸せなど初めから要らない。

そもそもそんな憤りなどほとんどの人間にはないのか、お金を貰えれば何だってやるのか。

吠えたいなら吠えろ、前例がないなら作り出せば良い。

何でもかんでも真剣に取り組んだら馬鹿をみるのはこの俺かも知れない。

バットしかし、俺はいつだって本気だ、そうそう、生きる事にだ。

可愛い女の子が言ってたぜ、

「アンタって何かと大変ね」

残念ながら生きとるさかい。

表向きだけ分かった様な振りして陰でごちゃごちゃヌカす事が趣味の低俗な輩などほっとけば良い、

そんな輩は俺の哀れな姿を見てハナで笑うんだろう。

バットしかし、俺にはそんなの出来ない、柄じゃない、やらない。

そして俺はそんな輩をハナで笑うだろう。

所詮雇われの身分、会社の方針に従えない人間に残された道はただ一つ、解雇だ。

「どうでもええぜ」と投げ出せば簡単に事は片付くだろう。

「さっさと辞めれば?」と笑われればまさにその通りだと認めざるをえない。

それでも投げ出さずに業務をこなしているこの俺はイマイチ格好がつかない。

示しがつかず、むしろ心底みっともないかも知れない。

「それなら最初から止めとけ」と平凡な輩は笑うだろう。

バットしかし、それは違うぜ、俺は信じて疑わない。

昼休憩にはありとあらゆるヒップな映画について議論を繰り広げていた。

ポップなマンション名をメモしては仲間と目と目を合わせて思わず吹き出していた。

あの瞬間はまるでドラマの様な瞬間で、俺は涙が出そうな程に嬉しかった。

とある男は気分を察して他愛もない言葉で話しかけ、俺はそれに大言壮語で答えていた、

「まったく世話がやけるぜ」

すなわち俺は結局、どうにか笑える事だけを探していた。

明日どうなるかなんて知ったこっちゃない、生きる道は自分で探さなくちゃいけない。













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June 23, 2009

焦燥の監獄にて

渋谷駅構内にて何が何だかまるで分からず、両手でどうにか体のバランスを保ちながらのフラフラダンス、

そんな時、「もはや肌色なんてなくしてしまいたいぜ」と豪語する麗しのヒッピー・タトゥー男から一本の電話、俺は相手の用件もロクに聞かんままに切り出す、

「よーよー、一体今何処だい?とにかくウイスキーでも呑まないかい?」


そんな訳で部屋に舞い戻れば、すぐさま男は部屋へとやって来た。いや、やって来てくれたと、こう書くべきだ。

小一時間の他愛もない話、「相変わらずの城だね」と男は笑い、そして他愛のある話、ポスターは剥がれ落ちながらもピザポテトを食べ、天国と地獄の話はいつだって続く。

俺が本当の意味でイカレてしまう時、それはきっとぶっ倒れてしまう時だ。

意地を張るのはもう止めだ、あまりに脆い俺の精神は今にも腐ってしまいそうだ。矛盾に矛盾を重ね、俺は恥ずかしくも存在してしまっている。

自業自得ともいえる気が狂ってしまいそうな焦燥の日々、甘い言葉を吐いてしまう自分が嫌にもなる。

そして久方振りに手に入れた「JAMESON」を煽り、俺は見た事もない、誰も知らん街に行きたいと強く願っている。

ある男は何も知らず高らかに笑い、ある女は全てを知った上で俺を哀れむだろう。

どうでも良いぜそんな事柄、もはや誰もが役者。







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June 20, 2009

純粋ってどういう意味

誰かを深く傷つけたら、それはいつか必ず自らに跳ね返ってくる。

想像を遥かに上回る程の大波、時速200kmの荒波で跳ね返ってくる。

「とても辛い」と誰かが嘆いた時、俺はきっとヘラヘラ笑っていたかも知れん。

色んな人達を傷つけてきた。そしてそれは今、全て自らに跳ね返ってきた。

「とても辛い」と俺が呟く時、誰かはきっとヘラヘラ笑うかも知らん。

繰り返し繰り返す男このワタシ、もはや真っ直ぐ歩く事さえ怪しい有り様、

どうした、前しか見ないと、孤高の丘に立って決めた筈だぜ、

平常心は保つ事で精一杯、夜の出来事、切り離せずに暗中模索、気が遠くなる程、話がしてみたくなる。

ところで何かとブツクサ呟き、踊り続ける俺にスーパーバイザーが苦笑いで言ったぜ、

「ちょっとは落ち着いて静かに仕事出来ねーのか?」

手を叩いて高笑いしながら答えよう、

「まぁまぁ、ええやないっすか!」

答えは出来ん、断固出来ん、どうか許してやってくれ。

棺桶の中でも動いてやるぜ。

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写真は心斎橋に堂々と鎮座する奇跡の定食屋「ニューライト」、

古くて新しい光を俺にくれ。













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June 12, 2009

モラルってどういう意味

スーパー袋にウォークマンと本を突っ込んで歩く。本はほとんど開く事がないが、耳にはイカしたバンドの音楽が聴こえてくる。

40’sだとか50’sだとか60’sだとか70’sだとかそんなモン何でもええが、あまりにも真っ直ぐに飛び込んでくる言葉、すなわちあまりに日本らしいバンドに胸は強く鷲掴まれる。

ある事ない事勝手な思考は止まらず、咳は不気味で、解放からは程遠く、うだつの上がらん戯けた苦虫顔ひっさげてフラフラと歩く。

何も知らずに考え込むより全てを知りたい、「知らん方が良い事もある」とか何とか、そんな言葉は俺の中にはない。

残虐なニュースを見てその被害者遺族のコメントを聞けば、俺がいかに小さい人間か、そんな事は安易に理解出来る。

ところがどっこいすっとこどっこい、俺は所詮そのニュースを明治いちごオレなどを飲みながら、そして煙草を吹かしながら流し見るだけのひょっとこ男、結局自らの事だけで頭は満杯、楽しい時間など幻の様にほんの一時、図々しかったり脆い気分だったり、大忙しの思考速度に知恵熱は加熱、とてもついていけそうにない。

そこまで俺は悪い事をしたのか、自らに問い詰めてみれば答えはイエス、断固イエス、おー、転がり続ける罪と罰。

笑い事でない様で笑い事、笑い事の様で笑い事でなく、どれが味方でどれが敵か判断は困難、次へも進めず行き止まり、泣く事も全てを片付ける術も知らず、唯一の救いは逃げる様に旅に出る事、まだ歩いた事もない場所、気付けば6月は半ば、毎日毎晩こんな事を口走り、これを永遠に背負うのか、想像しただけで恐ろしく高い壁。

大変残念な事にとても身が持ちそうにない。充分に幸せな人間の筈なのに、だ。

恥ずかしい恥ずかしい、俺は今、まったくもってニュースタイルの経験中、生きるとはきっと素晴らしい。

おっと電話が鳴る、ヘラヘラと能天気気取り、もはや誰もが役者。



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May 04, 2009

その傷、有効活用につき

’09.5.3(日)

こんな特別な日には早起きをし、朝から晩まで生きとる喜びを噛み締めるに限る。

誰に祝われるでもなく、まずは自分で自分を喜ばせてやればそれで良い。

「5月3日」というあれから丸18年が経った日、俺は東京という街でしつこくも何とか暮らし、

今や「アメリカ南部」のガイドブックを手に入れ思いを馳せる。

錆びついたヒップな栓抜きを手に入れて鍵に取り付け、

いつでもビール呑めるぜなどと、起き上がるだけでクラクラした18年前の寝たきりの俺にひけらかす。

すなわち俺は、ある人にとっては残念ながらまだ生きとる。


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’09.5.3(日)
高哲典企画
【ブレイクスルー・アコースティック・スペシャル/グッド・フィーリング】
アット 下北沢ラグーナ
夕焼七輪/仁音屋/さよなら食堂/アベユウジ/高哲典


1.アウトロー・バカヤロー
2.自作自演屋
3.ラウンド・ミッドナイト
4.思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
5.ルート・スゥイートホームにて
6.愛すべき日々


夜は夜とて素晴らしい企画を粋な男達と。客席は埋まり、雰囲気も良く、店内BGMはRCサクセション。

おー、俺は確かに生きとるぞと感慨深く考える。

「5月3日」は俺の特別な日であり、他の男達にとっては「ただのライヴの一本」だったとしてもそれはそれで良い。

それにも関わらず男が呟く、

「生きてて良かったと思わせてやるぜ!」

何の問題もなく俺の出番がきた。

バットしかし、声も高らかに唄おうとした矢先、思わぬ出来事が起きた。

俺の言動、大言壮語、態度、格好、すなわち何かもが気に食わんかったであろう前の方のおっさんが急に俺に絡み始めた。

最初は俺の大好きな「心ある野次」かと捉えてみたが実際はそうではなく、

俺はまさか、こんな日のステージ上において抑えようのない怒りに震え上がってしまった。

精神を取り乱され、そして俺はどうやらまんまとそれに飲み込まれてしまった。

いつもの様に「やかましいわ」でかわせる雰囲気でもない事を察し、俺はそれを無視する事に決めた。

それに真っ向から立ち向かえばきっとこの企画自体が潰れてしまうが故、そんなもったいない事は避けたかった。

怒りに満ちた表情で最後の曲を終えてギターを置き、アンコールはないのかなどと考え、店内BGMが鳴り響く前に控え室に戻ろうとした時、静まり返った客席側からおっさんの声だけが溜息混じりに響いて聞こえてきた、

「いやー、こんな嫌いなタイプの奴は久し振りに見たわー!!」

???!!!!!?????!!!!!

もう一回、

「いやー、こんな嫌いなタイプの奴は久し振りに見たわー!!」

??????????????????

おー、誰もおらん控え室で眩暈がする程の怒りに震え上がる男このワタシ、

「ちょっと待ったらんかいジャスタモメンプリーズ!!!」

気が狂った様に飛びかかってやろうかと思ったが、ご多分に漏れず「交わる事のない人達」とまともな話など出来る訳もなく、俺は控え室でおっさんが直ちに帰る事だけを祈った。

だいたい好かれたいが為に人間やっとる訳でもなく、誰からも好かれる様な人間でもない事は俺自身が一番理解しとる。

「すいません、良かったら聴いて下さい。申し訳ないです、こんな唄しか唄えなくて・・・」

こう気が弱そうに呟けば好かれるのか、好いて「もらえる」のか。ひょっとして聴いて「あげる」とでも言われるのか。

「~してあげても良いよ」、こんな言葉程虫唾が走るモノはない。

そしてそんな仕組みなら俺はとっくに音楽も人間も辞めとる。

ロマンも魅力の一つもない事柄にこだわり続ける必要などどこにもない。

女の子が言ったぜ、

「あの場面ですいませんって謝る様な人じゃなくて良かったわ!」

君、話が早いな!気持ち悪い位に愛してええのか?

嫌ならとっとと出て行けと、外で帰り道で言いたいだけ言えと、実際に涙を流して聴いとる女の子も確かに存在する中、何故に外野席からそんな発言が出来るのか、そのデリカシーの欠片もない神経に対してのみ、俺は腹が立って腹が立って抑える事など出来ん。

嫌いなら嫌いでそれはもうどうしようもない、一つだけ確かな事はあのおっさんに俺の人間性と音楽など微塵も届かんかったという事だ。

憎まれっ子世にはばかる、敵は多ければ多い程良い。

俺は今後、「5月3日」がくる度にこの素晴らしい企画を思い出すと同時に、

「あのおっさんは元気か?」などと考える事だろう。

俺はしつこいぞ、あんな心無い言葉が俺の中から消える事は一生ないだろう。

バットしかし、姿勢を変えずに続ける限り、またこんな場面に出くわす事だけは間違いない。

オーケー、オールオーケー、次は無視などせず、突然でも飲み込まれる事なく、ウィットに富んだ余裕の言葉でかわしてやろう。

何たって今回、俺はまさか、動揺を隠せず飲み込まれてしまったのだ。これは断じて情けない。

「5月3日」、大事な一日にまったくもって良い経験をさせてもらった。

あのおっさんが今日までのこんな文章を読めば、心底馬鹿にしハナで笑うのは目に見えとる。

そしてそんな輩が世の中に何万人も存在するこの当たり前の事実、それを俺は目の当たりにした。

真夜中に一人になり、俺は気が遠くなる程、大切な人に逢いたいと思った。

何だかんだとヌカしたところで俺はまた深く傷ついてしまい、一人でおるのが怖いと思った。

ところがどっこいすっとこどっこい、その傷、有効活用。

この感情、すなわち「生きてて良かった」。

何食わぬ顔で、

’09.5.5(火)
【男の子の日だし、男らしい人ばっかで、男祭り】
アット 池袋トライ
w/十条フォークジャンボリー/松島英生/赤塚テレビ/Loach


こちらで全てを八倍返し。

























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May 03, 2009

ぼくの好きな先生

あれだけでの知名度を得ても尚、

気に入らん事柄に真っ向から抗い続け、

パンクと反骨精神を携えたまま男は逝ってしまった。

観た事も話した事もないこの端くれの俺でさえショックは大きく、

不在感が一気に溢れてくる。


たばこを吸いながら あの部屋にいつも一人
ぼくと同じなんだ 職員室がきらいなのさ

たばこと絵の具の匂いのぼくの好きなおじさん


今日は5月3日、

いつもの様にキメてブッ飛ばそうぜ。


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March 20, 2009

バッド・タイム・ブルース

もしも君が出て行って もう戻らなかったら
僕はいったい何をするだろう
たぶん気が変になって 夜をさまよって
死ぬ事も出来ないで泣くんだろう

そんな想像なんて悲しすぎるから
熱いコーヒーをいれて目を覚ます
だけどそのイメージが歌になりそうだから
デタラメなブルースを口ずさむ

こんな事ばかりしてると いつかいつか
ほんとの現実になっちまうぜ

バッド・タイム・ブルース・イズ・オン・ミー
バッド・タイム・ブルース・イズ・オン・ユー


チンピラ・ロックンローラーがアコースティック・ギターを掻き鳴らす。

午前中、いくら空元気を貫いても、昼にはどうしようもない憂鬱が襲ってきたりする。

さっきまでが嘘の様に一気に誰とも話す気がなくなり、

不思議なモンでウイスキーが異様に呑みたくなってきたりする。

俺は酒呑みか、お酒に頼る人間か、二重人格者なのか。

少なくともその瞬間はそうかも知らん。

神経集中が命の業務に就いて早一ヶ月強、俺は自分のミス一つとて許したくない。

仕事がどうこうなどではない、ただただ自分が気持ち悪い。

これは性格がモノをいう。

これこそまさに俺の適任だぜなどと息巻いておいて、

カゲでボロカス言われる事程、恥ずかしい事はない。

いくらカゲでボロカス言われたところで、

「いやいや、俺は充分やっとるぜ」とたっぷりと睨みを利かせて強く言い返す為には

自分で自分を守るより手段がない。

「お前みたいなモンにごちゃごちゃ言われたないわ」と堂々とやり合う為には

自分で自分を守るより手段がない。

大言壮語は自信があってこそ吐く事を許される。

あの娘が言ったな、

「心から羨ましく思うし、近付きたいし尊敬する」

俺はそんなに強くない。いつまでも過去の言葉を切り離せずに存在する。

神経は時に掻き乱され、トンネルを抜けても次の瞬間にはまた違うトンネルに引き込まれたりする。

笑ってしまう程に俺の神経は脆いらしい。

自分が思っとるよりも格段に脆いらしい。

仕事が波に乗り出しお金が入ってくれば、他の事柄が乱れてくる。

以前は真逆だった。

「こんな場所からは一目散に抜け出すべきだ」とほざきながらも、

俺は自分のライヴ、プライベートが充実する事でバランスを保ってきた。

業務が変わって俺はようやくあの仕事場において自分の地位を確立し、

まんまと両立を図りのし上がってやる計算だった。

よくよく考えてみればそんな巧く行った例などない様にも思えてくる。

何とか立ってるあいつらと 俺の為に乾杯

あとここで俺はたかが何十年か生きて
嗚呼 嬉しいだの辛いだの繰り返すのかい

風来坊かい 風来坊かい


数少ない生き残りの吟遊詩人が唄う。

きっと今まで、数え切れん程の人達を傷つけてきた様に思える。

ツケは思いもせん瞬間に払わされる。

彼女はもうこの文章さえ読む事を止めただろう。

毎回毎回誰よりも早く、楽しみに読み漁ってくれた思い出が蘇る。

バットしかし俺は書く、この文章は俺に捧げる。

好きか嫌いか、二つに一つの人間で良い。

その点、革命家が好きだ。ブコウスキーが好きだ。

本日、残業は二時間十五分、俺は稼ぐぜと強引に息巻く。

「ゴーギャン展」は七月開催、

七月、俺は一体どうなっとるだろうか。

ウイスキーをもう一杯くれ、クイっと呑み干すさかい。


明日も早起きを目指そう。抜群の寝起きを目指そう。

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March 07, 2009

スローダウン

俺が支えとる、などと一丁前に思ってきた。

そこから全てが間違っとる事に気付いて、崩れ落ちた。

俺がずっと支えられて、ただ甘えとるだけの男だと気付いた。

根本から変える必要があるんだよ

俺が唄う。

そりゃ俺だ、今は思う。

ここ何週間、辛い辛いの類いを書き連ねてしまった。

そして、昨日まで書いてきた夢見がちな文章さえ恥ずかしく感じる。

消すのは止めとこう、昨日まで思ってきた事だ。

辛い、こんな言葉を吐いたり書いたりするのは格好悪い事だと思ってきた。

俺こそが男だ、いつもそう言い聞かせてきた。

ずっと前から無理させ続けてきた事を知った。

様々な事柄に無理をさせとる事にさえ気付かず、俺は調子に乗って偽者の男を気取り続けた。

ここ何週間で今この真実が一番辛い時、

自分自身と真っ向から闘う必要性。

夢見がちな男、全部捨てよう。

俺の夢と引き換えにでもお前が欲しかったのに

シオンが唄う。

そんな訳ないやろ、思ってきた。

そんな感情もあるな、今は思う。

恥ずかしいが今は思ってしまう。

明後日はライヴだ。

恥ずかしいがとてもそれどころじゃない、今は思う。

腐ったモンはほっといたって消えて粉々になるだけだよ
そう訴えかける目をして後ろポケット手を突っ込む 寂しくないと言えば嘘さ

ポマードを手に入れてイカサマリーゼント作るけど
誤魔化しようはないみたいだから冷たくはしないでくれよ 優しくもされたくはないけど


俺が唄う。

自信の欠片もない表情ぶら下げて唄ってしまうかも知らん。


ライヴは生ものだ、その日限りのモノだ。

俺は一から、ほとんどゼロからやり直す必要がある。

ずっと積み重ねてきたつもりだったハッタリの心意気は全て見失った。

鏡の中で逆さまの俺が笑ってる
借りもののライオンが自分に向かって吠えてるみたいだ
あぁ 人生をヴィデオテープみたいに巻き戻して
あぁ 毎日をコンピューターみたいにリセットしてみたい

けれど俺はどうせまた同じヘマをやらかし 同じ奴を愛し
同じ奴を憎み 同じラベルの酒を飲み 同じ怒りでテーブルを叩き割るだろう

けれどルールールー 外は雨


ヒートウェイヴが唄う。

大きい、あまりにも大きいシコリを抱えてしまった。

自業自得だ。

ここ何週間、必要以上にプライベートな事を書き連ねてしまった。

暫らく何かを取り戻す心の旅に出る事にする。


【スローダウン】

昨日初めて出会った女を抱いたんだ
恋というにはほど遠い愛の安売りさ
それなりに楽しくて それなりに虚しくて
気が遠くなるほど君に会いたいと思った

考えてみると今までのこの僕ときたら
束の間の幸せの為に痛みばかり感じてきた
曲がりくねった道に落ちた石ころ蹴飛ばせば
振り返る足跡はいつもひとりぼっちさ

スローダウン 怖がる事はないさ
スローダウン ここから始まるのさ
スローダウン 重たい荷物を背負って
スローダウン

その昔幼い少年は気弱な瞳だった
物みな全てが敵にしか見えなかった
手を差し伸べる裏側には泥だらけのひくつさと
金色の羽に包まれた裏切りがあった

いつの頃からだろう 人の心の裏ばかり
見る事を覚え始めてしまったのは
かけがえのない恋人やかけがえのない親達から
離れて行ったこの僕がいつも恨めしく思える

スローダウン 怖がる事はないさ
スローダウン ここから始まるのさ
スローダウン 重たい荷物を背負って
スローダウン

小高い丘の上から愛が欲しくて
誰かに寄り添いたくて泣いた事もあった
人並の幸せこそ価値あるものだと
気付くまでにほんの少し走り過ぎちまった

さぁごらん この僕の汚れた傷跡を
さぁごらん この僕のひきつった笑顔を
人はいつの時代でも真実が欲しいもの
時として僕みたいに遠回りする事だってある

スローダウン 怖がる事はないさ
スローダウン ここから始まるのさ
スローダウン 重たい荷物を背負って
スローダウン


元気になれたらまたその時、純粋な文章を書こう。






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March 05, 2009

近頃は別れの季節

何故うまくいかなかったのだろう?
今さら考えたって無駄な事さ
知らないでいた方が楽な事だってある
頑なすぎただけさ きっとこれでいいのさ


ヒートウェイヴが唄う。

誰かの歌詞を繰り返し引用するこの俺はどの角度から見ても弱い。

俺は今日まで待った。

希望を捨てずに待ち続けた。

いや、待つ事など不甲斐無いこの俺には到底出来んかったが、何かをどうにかしようとした。

そして答えは出た。

ノー、断固ノー。

すっきりしたぜ、

いや、すっきりなどする訳はない。

バットしかし、俺は楽になり、迷路から這いずり出た。

二年二ヶ月がまるで十年十ヶ月であったかの様な付き合い方をした。

無理をせず縛られず、自由な付き合い方だと勝手に思ってきた。

それがいつから彼女は無理な部分を背負ってしまったのか、

いつから無理と感じさせてしまったのか、

そんな事さえ気付けずに、唐突に現れるビター・エンド。

いつか笑って話し合いたい、

「あんた!あの時無茶苦茶やったでー」

「おー、あれは確かに言い過ぎたわ、調子に乗り過ぎとったな」

付き合い始めた時、彼女に伝えた事がある、

「もしいつか別れる時がきたとしても、あぁ、あの人は前代未聞やったな、確かに無茶苦茶やったなと思わせられる様な付き合い方を俺はしたい。他の誰とももう付き合う事が出来んと感じる様な付き合い方をしたい。まぁ今、別れた時の話してもしょうがないけどな」

広島の友達が言ったな、

「こんな奴のどこがええの?でもこの世界を理解して引きずり込まれたらもう抜け出せんね」

嬉しかった。誇りしかなかった。

好き嫌いじゃなくても良い、いつか笑って話し合いたい。

俺は贅沢な人間だ、許してほしい。

俺が好きなモノ、好きなスタイル、好きな生き方、好きな人間、好きなデザイン、

彼女はその全てを受け止めた。


俺が好きそうなモノを見つけたら
俺の顔やらを描いておくれ
それだけで充分幸せな気分さ


俺が唄う。

赤を見たら、ジム・ジャームッシュを見たら、ターゲットマークを見たら、

レコードを見たら、コーヒーを見たら、唐揚げを見たら、モデルガンを見たら、

粋なシャツを1200円で見つけたら、JPSを見たら、ロニー・レインを聴いたら、

ブロックチェックを見たら、ブルータスを見たら、羊を見たら、ダウンタウンを見たら、

ハットを見たら、長い指を見たら、トランクを見たら、ジャック・ケルアックを見たら、

美術館の広告を見たら、文庫本を後ろポケットに突っ込んで歩く奴を見たら、アメリカンドッグを見たら、

とにかく何を見ても面白かった事を思い描いてほしい。

一歩間違えば無茶苦茶なこの人間を、

「何も出来ずにごめんね」と支えてくれた。

「これしか出来なくてごめんね」と一言添えて、

料理とコーヒーで俺の怒りを自然の内に和らげてくれた。

嬉しい事があった時、悔しい事があった時、

いつだって一番に話がしたかった。

何か嬉しい事があったらすぐ電話しても良いかい?
やぁやぁ俺さ お調子者だよ

何か悔しい事があったらすぐ電話しても良いかい?
やぁやぁ俺さ 泣くのは止めだよ


俺が唄う。どうしようもない恋の唄。

「これ買っていい?」「これはさすがに贅沢かな?」

彼女は聞いた。

「お前それは止めとけ、教養がない」「君!買い物上手やな!」

俺は答えた。

自然で誇り高き関係がいつまでも続くと思い込んだ。

誰に何を言われても関係ない、二人で築いた世界が存在した。

様々な事柄に疲れ、

無理をさせとる事さえ気付く事なく、

俺は調子に乗り続けた。

恥ずかしい人間、それは時に俺の事だ。

こんなにも傷付ける前に、別れるという言葉が出る前に、

ちゃんと向き合って話がしたかった。

それが出来とけば、

もっと早く気付いとけばこんな結果になる事はなかったかも知らん。

ギブ・ミー・ア・チャンス、

俺にはやり直せるチャンスがなかった。

全ては後の祭り、

そう、俺の得意な後の祭り。

男と女の永遠のテーマ、

あれだけ分かり合えた類い稀なる、

肩で風切る二人が他人に戻ってしまうのはあまりに哀しい。

名古屋に行く事が決まった時、彼女は聞いた、

「私はどうすれば良い?違うホテルに泊まれば良い?」

可愛い、愛しい、愛すべき日々。

いつから俺は無理を背負わせてしまったのか、

いつの間に傷を深くしてしまったのか、

怖がらせてしまったのか。

大言壮語を吐きまくってきた。

あんなのほとんどハッタリだ。

俺はハッタリで自己暗示をかける。

ところで俺はこんなところに何を書き連ねとるのか。

許してほしい。

俺にとって一番大事にするべきモノは彼女だった。

気付くのがいつだって遅過ぎる男このワタシ、一番大事なモノが何か、失ってから気付いた。

彼女とか彼氏だとか、そんな生温い関係じゃなかった。

そんなモンはいつだって馬鹿にして毛嫌いしてきた。

真夜中に観た思い出の映画、

「ナイト・オン・ザ・プラネット」。

いつか笑ってレコードと映画と本の話でもしようぜ。

「欲しいやろ?このレコード700円!」「えーっ!」

そんな会話をさせてくれよ。

編み物の話も織り交ぜてくれて構わんぜ。

デリカシーだけは人一倍重んじる、今の俺には彼女にモノを言う権利がない。

バーは三月いっぱいで辞める、ここで一曲お送りしよう、

細野晴臣で「終わりの季節」。


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名古屋で手に入れた洒落こましたフック、1個100円。

「買い物上手ですね」、笑ってほしかった。

プレゼントなど渡す柄じゃないが、勝手な期待を抱いて、笑って戻って来た時の事を思って手に入れた。

こういったデザインには目がない男このワタシ、台所で使ってほしかった。

予想以上に俺は女々しい男だった。

大江慎也を愛そう。

二人でウィットに富んだ夢を見続けたかった。

それは俺一人が願っても叶うモノではない。

書き出したら止まらず、AM5:13。

こんな「女がどうのこうの」の類いは元来書く柄じゃない。

二週間前までは今までほとんど書かずにやってきた。

でも近頃はこの事で頭がいっぱいだった。

ここに載せたライヴの写真をずっと撮り続けてくれたのも彼女だ。

許してほしい。


P.S

俺の事が嫌いで憎くてしょうがない輩はずっとそのままで居続けろ。

そんな輩がこんなモノを読む権利などどこにもない。

今日の味方は明日の敵だ、神経を研ぎ澄ます事だけは忘れるな。

馬鹿にしたいならどっか他でやれ、二度と読むな。

俺は他人に好かれようとして何かをやろうとする事が何より大嫌いな男だ。

そんなに器用な人間でもない。

優しさ芝居にはうんざり、その前に俺の事が嫌いで憎くてしょうがない輩を俺自身が嫌っとる。

でもな、感謝してやるぜ。

敵が多ければ多い程、原動力は増え続ける。

残酷性が高ければ高い程、週刊誌は飛ぶ様に売れる。

俺は得体の知れん偽者野郎とは一味も二味も違うぜ。

でもな愛すべき女の子、もしも許してくれるならお前だけは別れてもずっと味方でおってくれないか。

でも、お前ももう読む事さえ止めたかも知らんな、知る術もない。

俺は我儘な人間だ、許してほしい。

無理をさせとる事さえ気付けず、自由な付き合い方だと勝手に思ってきた。

好き放題やり続け、言いたい事を歯に衣着せず言い続けてきた不甲斐無いこの俺をどうか許してやってほしい。








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February 23, 2009

突き破れと俺が言った

これがかの有名な「炎上」とか何とかヌカすヤツなのか。

俺の事が憎くて憎くてしょうがない輩が存在するらしい事実。

俺みたいなモンは死んでしかるべきと、こう考えとる輩がどうやらほんまに存在するらしい事実。

しかも間近に。

これはあまりにも哀しい事だ。

顔をさらす事なく、まるでとどめを刺す様に仕掛けてくる。

悪い夢が何日も続いとる様だ。

バットしかし大丈夫、俺は今日、まとわりついた過去など投げ捨てた。

意味のない過去をごじゃごじゃヌカすのは金輪際止めた。

遅くなって申し訳ない。

他人を信じる事には恐怖すら覚える。

寂しい人生だが遅ればせながら気付いた。

何も心配してくれるな、そんな簡単に崩れる程、脆い絆じゃない。

昼の出来事は俺がやらかした事実として消える事はないが、それ以外の今日という日は全て夢だ。

まさか、’09.2.22(日)がこんな日になるとは驚いた。

今日は何一つ口にしてない。この世の終わりみたいな顔して歩き続けた。

バットしかしもう大丈夫。

俺がそんなに憎いなら正々堂々とかかって来いよ。

俺はお前の正体を、今や知ってしまったんだぜ。

もう隠れるなよ。

P.S 信頼を寄せる竜也今村氏、今日の俺は平常心でライヴを観れる程の精神を持ち合わせてなかった。この埋め合わせは必ず次回。

そして罪のない友達を疑ってしまった不甲斐無い俺をどうか許してほしい。







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February 22, 2009

欠落

俺は大事な何かが大幅に欠落した人間だと思う。

人の気持ちを解れなどと偉そうにほざきながら、俺自身が人の気持ちなど何一つ解ってない。

迷惑ばっかりかけて、自分が大事なモノを、抑え切れん感情だけで傷つけ、台無しにするななどとほざきながら、自らの手で全てを台無しにしてしまう。

冷たくされる事に恐怖を覚え、目に見えるモノ全てが嘘に見える。

俺は今、とことん自分が嫌になってしまい、自分という人間を完全に見失ってしまった。

神聖であるべき仕事場で暴れ、全てを失ってしまった。

暴れた事で、相手が他人に助けを求めた時、俺は取り返しのつかん事をしてしまったと思った。

こんな筈じゃなかった、こんな筈じゃなかった、悔やんでもどうしようもない程に俺は人を傷つけてしまった。

傍に誰かがおる時の一人と、全くの一人ではまるで意味合いが違う。

終わるにしてもこんな終わり方だけは避けたかった。

「何があってもついていく」、もう遅いのにそんな言葉を頭から切り離す事も出来ずにおる俺はどん底に落ちぶれてしまった。

全てを壊してしまったのも迷惑をかけてしまったのも台無しにしてしまったのもこの俺だ。

仕事場を追い出され、俺は全くの一人になってしまった。

こんな事は書きたくもない。

グラスの中できれいさっぱりに消えていく氷に憧れる。

あんなに大事な娘は俺には初めてだった。

俺が結局、全てを水の泡にして残してしまったものは、相手の俺に対する恐怖だ。

時間を与える事さえ出来ず、俺はどうしようもなく小さい人間だという事に気付いた。


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February 19, 2009

世界へラブレター

俺は誰にでも好かれる様な男じゃない。それでも構わんと今日までやってきた。その分、俺の思想だとか哲学だとか、色んな考えを伝えて、それが男女問わず相手に心底伝わればこれ程強い事はないと思った。彼女は俺の言う事やる事なす事、ほとんどを肯定し頷いてきた。俺はそれを信頼し続けた。誰に見られても恥ずかしくない付き合いをしたかった。ライヴハウスのオーナーが言った、                  

「あの娘は俺等が話しとる時、一切口を挟まず頷いて聞いとるけん偉いわ」                         

それが自然と出来る彼女が誇らしかった。いつまでも理想通りの関係が続くと思った。俺が観るモノを観たいと言い、行くところに行きたいと言い、俺が笑うところで一緒に笑った。                       

俺が求め続ける様々な事柄がいつの間にか積み重なって苦痛になり、それが一気に爆発するとは夢にも思ってなかった。

俺はその部分に甘えて、いつの間にか当たり前だと思ってしまった。「色んな経験が出来てコイツも幸せ者やでー」と俺は調子に乗り過ぎた。

誰かの問いに、「自信がある分、万が一向こうから別れるって言われたらダメージはあまりに大きいですけどね」と笑った。

それが青天の霹靂、現実になった。まさか、苦笑いも出来んこの現実。

そんな俺に積もり積もった愛想を尽かして彼女は消えた。少なくとも今までの関係は崩れ落ちた。

「料理を目の前に感謝を忘れない
両手を合わせていつもありがとうって思うよ」


俺は唄う。料理を目の前に感謝を忘れた事はない。

今、まるで面白くない。次から次に作るべき楽しみも、今は「楽しみ」とすら呼べん体たらく。

「喜びをいつだって探してるわ」

マリーが言う。俺の心に住んどる女の子が言う。

俺は誰にでも好かれる様な男じゃない。自分を曲げる事も壊す事も出来ん。

俺らしく言おう、「戻って来てくれ、そしたら面白いぞ」。

色んな経験を経て登り詰めてみようぜ。まだ見た事のない風景を俺がお前に教えたい。


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目まぐるしさの限度を越えた今現在

’09.2.15(日)
【詩(うた)と咄(しゃべり)の夕べ 其の五】
アット 新宿スモーキンブギ
■出演■高哲典/十条フォークジャンボリー/杉山えいじ/さわはらさん/爆烈Q高見司 etc・・・


・高哲典&爆裂Q高見司

ー性的錯綜の話ー

1.ヘアースタイルブギ

ー光と陰の話ー

2.表現者

ー奇跡の話ー

3.愛すべき日々

ーキャラクターの話ー

4.少年期(カバー)

ー赤ずきんの話ー

5.ポップアートの偽者の住人


’09.2.16(月)
高哲典企画
「ブレイクスルー・アコースティック vol.7」
アット 高円寺楽や
w/石指拓朗(THEWATTER)/さよなら食堂


1.アウトロー・バカヤロー
2.ラウンドミッドナイト
3.俺が唄うブルースに首ったけ
4.ロマンチック
5.ドクター(カバー)
6.旅路のパーティ
7.マリーと暮らす
8.思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
9.愛すべき日々


どちらのライヴもまるで色が違い、16日は抜群の組み合わせで、またこの三人で何か演りたい、もっと多くの人達に観せつけたいと強く思ったが、俺はこの後、現在に至るまで空白の時間を過ごした。

目まぐるしい展開を俺は愛しとる、バットしかし、目まぐるしいにも限度があった。俺は現在、残念な事にこの目まぐるしさについて行けず目が回りっぱなし。

俺は強くない。そう、あまりにも脆くガラスのハートの持主このワタシ。相手がどうでも良い様な奴だとか、仲良くもない奴が俺の事を馬鹿にするだとか、そんな事はどうでも良い。勝手にやっとけと思う。

バットしかし、一度信用した人達、ずっと仲間でおりたいと思った人達、ましていつも俺の近くにおり、二つで一つだと思い込んどった相手から突然突き放された時、俺はあまりにも弱い。おー、俺は強がっとるだけでほんまはこんなにも弱いのか、と思い知った。

窓も開けず煙草を何十本も吸い、一晩中気がフレて暴れまわり、悔しくて懲りもせず怒鳴り散らし、そして静かに泣いた。


「何も考えず踊る黄色い人
生を燃やして踊り狂う赤い人
そして待ちくたびれて身を焦がす黒焦げの人」


ヒートウェイヴが唄う。俺の事かと勝手に捉えた。

女が言った、

「赤を見るとアンタを思い出す」、これが嬉しかった。

俺が喜びに溢れる瞬間に、俺と同じレベルで喜びに溢れる表情をするアイツが好きだった。

俺が怒り狂う時、「何も出来ずにごめんね」とうなだれるアイツが好きだった。

様々な困難を今まで二人で乗り越えてきた。

「一生ついていく」と彼女は言った。

「どうぞついてきてくれ、面白くなるぞ」と俺は言った。

二人にしか解らん事が山程あった。

ところが今やこの俺は様々な事柄に追われて、気付けば一番大事なモノを犠牲にしてしまった。

今まで様々な人達に彼女は問われた、

「こんな奴のどこがええんや?」


二人はそれを笑い飛ばした。嗚呼、こいつら何も分かってないがなと、そう言われ続ける事がむしろ嬉しかった。二人にしか到底理解出来んであろう世界が確かにあった。

そして俺は一人になった。今まで「俺は一人で充分や」などと強がっても、傍にはいつもアイツがおった。俺は馬鹿だ。どうしようもない気分屋だ。


「何かひとつ足りぬ僕の毎日を
静かに見守る君に有難うを云うよ」


ヒートウェイヴが唄う。このフレーズを聴く度にアイツの事を思った。

誰かの曲に沿ってしか文章が書けん俺はみっともないと感じる。

俺を見つけたら肩でも抱いて声を掛けてくれ、


「お前の事をほんまの意味で理解出来るのはあの娘しかおらんやないか」と声を掛けてくれ。

16日以前、16日以後で俺はまるで別人だ。

通称「ラヴソング」なるモノが、時にこんなにも沁みるとは驚き。

ルースターズが好きだ。実は女々しい男の心情を唄う。


黒土三男の「とんぼ」という本を眠たくなるまで読んだ。一匹狼の生き方はあまりにも不器用だった。俺はその主人公を自分自身と重ね合わせた。あまりにも勝手過ぎるが、俺は自然と重ね合わせた。

P.S まさかの出来事にすっかり参ってしまった。ただでさえ人間不信さながらのこの俺が、この壁を乗り越えるにはかなりの時間を要しそうだ。こんな事をこんなところに書くのは違う、それはそうかも知れん。バットしかし、何もなかったかの様に振舞える程、俺はそんな器用さを持ち合わせてない。悪いのは俺だ。何も気付いてなかった。傍におる事が当たり前だと信じて疑ってなかった。今までのツケが回ってきたのだ。俺が全ての面で立て直す時、その瞬間を俺と同じレベルで、まるで自分の事の様に喜んでほしかった。人生は何が起こるか分かったモンじゃない、そんな事は分かっとる。バットしかし、想像してない出来事が現実になった時、そんな時はどうすれば良いか、それが今の不甲斐無い俺には分からずじまい。


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January 26, 2009

人間不信の願い事

昨日の平和で穏やかな気分はどこ吹く風、仕事が始まれば午前の時点で神経はズタボロ、歩く事もままならず打ちのめされる。そう、打ちのめされた世代、ビートジェネレーション。

この仕事を「楽しむ」事など俺にはやはり不可能だ。器が小さい、負けでも良い。ほら、俺には他に大事にする事が山程あるじゃないか。真面目なのは俺の方だ。

そんな訳ない?そう思われるならしょうがない。

会社と客との間柄ではなく、人間として「ありがとう」も「「すいません」も言う事の出来ん、今までどうやって生きてこれたのかすら疑問に思ってしまう輩に容赦など必要ない。

理解不能な輩に対してまで下からへいこらしまくるなんて、俺には到底無理な芸当。考えただけで恐怖に震え上がる。バットしかし、現実は「これがお金を稼ぐ」という事だ。


今夜は、

’09.1.26(月)
今村竜也とウエタケユキオ企画
アット 下北沢オフビート
19時開場/19時半開演/1000円(子ども無料)


何故俺はライヴの日にまで働き、朝からこんな嫌な気分になってしまうのか。夜はその分、倍返しの幸せが訪れるという事なのか。

そうか、そういう事か。なるほど、バランスか。全てを振り払うが為にたっぷり一時間演らせていただく。

俺はうたうたい、ライヴの日にまで働くなんて金輪際止めだ。どっちが大事な事か、考えるまでもなく分かる。

嗚呼、そうこうしとる内にまた一人キチガイから電話が鳴る。まるで悪夢、ヘッドフォン投げつけ、二度と現れないでと切に願う。


at 12:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 11, 2009

大事な左部分を返せ

突拍子もない程に虫の居所が悪い。

ロッカーを蹴散らし、

壁を蹴散らし、

ドアを蹴散らし、

エレベーターを蹴散らしたら、

大事なブーツ左部分が凹んで擦り切れた。

後悔。

目に見えるモノ全部なぎ倒してやりたくなる瞬間がある。

突拍子もない程に虫の居所が悪い。

今夜はヒートウェイヴで踊るに限る。




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December 27, 2008

うんざりするぜ ’08

部屋に舞い戻り、髪の毛ベトベト服も着替えずパイプベッドうつ伏せて倒れ込み、嘆き哀れに眠った、ドロの様に眠ってやったぞコノヤロー。

おっと、そうこうしとる内にもう「大仕事」に行かなくちゃ行かなくちゃ。

「今日という日を捨てる」という名の大仕事に行かなくちゃ行かなくちゃ。

この貸しは全て大晦日のライヴに返してもらう。

そうでもせんとバランスがなくなってしまう。

12時間後には全てが終わります様に。


at 13:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

December 26, 2008

「よいお年を」目指せ

「俺は飯を食う暇もなく 立ったまま残飯をつついた」

口ずさむのは追われっぱなしの生活を唄うあのやさぐれ男の唄。俺よりも色んな意味で「やりまくっとる」男女がおる事は百も承知、バットしかし俺は俺の事だけでもはや精一杯。さて、俺は小さい男なのか?きっと、きっとそうなのかも知らん。

AM9時半、PCデスク前に堂々とお澄まし顔で鎮座出来ればスタイリッシュも板につくが、如何せんボンクラ、そんなに格好良くキマル訳はなく13時45分出勤の大遅刻。言い訳などは断じて御法度、平謝りと苦笑いを繰り返す。神様、俺には欠点が山程あるな。              

11時半に電話で起こされ、「すぐに行きます」などと勢い良く伝えたのも束の間、それでも俺は二度寝三度寝を繰り返してしまう。               

「二度寝したでしょー」と笑いながら問われる、

「さっ、埼玉から来とるんですよばってん」、ええ加減な発言を繰り返す、俺は確かに28歳。                 

何はともあれ今年最後のコールセンター、「よいお年を」の挨拶を粋な仲間達と交わす。最後まで迷惑をかけ続けてしまった人達とも交わす。この言葉を愛しとる。ありきたりでも愛しとる。 未来の明るさを望むという意図がこの言葉の中にはある。この言葉を交わすだけで元気がみなぎってくる。

タイムリミット18時まで(遅刻した俺が悪いだけやね)、年の瀬にも関わらず相も変わらず素っ頓狂な発言をさせたら右に出る者おらずな電話口の老若男女を相手にした後、バーへと駆け込む。トイレ掃除をしとるその時、感覚として自分が全く別の顔になっとる事に気付く。慌ただしく看板を出したらジャスト19時、すなわち滑り込みセーフ。今度は「いらっしゃいませー」の俺の出番がやってくる。

ところで君、明日はゆっくりレコード回したりギター弾いたり出来るのかいと優しく問いかけてみる。そこで返ってくる返事、まさかの

ノー!断固ノー!

明日こそ大仕事、年はそう簡単に跨がしてはもらえんこの仕組み。俺は休みの日こそ「ようやくほんまの仕事が出来るぞ」と捉える。では今のこの状況は一体何なのかまるでちんぷんかんぷんぷんぷんぷんぷん、そしてあるべき筈のお金はない。

もう辞めにしよう、人生など自分次第で景色をガラッと変える事が出来る。今の状況は何かが違う、そう感じたらそこから抜け出す方法だけを考える様になる。俺はまた、全く違う景色が見てみたくなった。こんなんじゃいつまで経っても「ほんまの仕事」にありつける訳がない。

「何しろ唄どころじゃない 生きる事からやり直しさ」

口ずさむのは追われっぱなしの生活を唄うあのやさぐれ男の唄。

自分とはまるで違う考えを押し付けられてもヘラヘラする俺、こんなのは何よりも俺が許し難い。だからもうおしまい、俺には俺の世代がある事を俺は知っとる。行く。

バーカウンターで一人、様々な選択について思いを馳せる、俺は確かに28歳。


at 23:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

16時間半

じゃじゃ馬の如く働く。そして約5時間後には再度PCデスク前へまさか、お澄まし顔にて鎮座。それ切り抜ければバーカウンターで再び笑顔を振りまくであろう男このワタシ、おーこの気持ちを忘れるな、必ずいつか報われてやるぞと意気込む。近頃は師走の季節、いよいよ面白くなってきたぞ。

風が強い、干してあった去年の誕生日に手に入れた俺の大事な大事なハンカチーフが飛ばされて消えた。あのバカ、一体何処まで飛んだ?探したがこの強風、まるで見当もつかん。ついてない、眠ろう

at 04:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

December 23, 2008

ノー・ダンディズム

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ライターのつきがどれもこれも悪い。パイプベッドを右往左往しながら考える。様々な手に入れたいモノについて思いを馳せる。俺はきっと、どうしようもない我儘野郎かも知らん。周りから見ればスポンジの如く軽い人間に映るかも知らん。

「気狂いピエロ」を観返しながら気付けば早い時間に眠った。バットしかし2時間弱眠ってパッチリと目が覚めこの有り様、俺の生活リズムは「夜」だ。とても逃れられん。こんな時、キツいアルコールでもクイっと一気に呑み干して眠れればダンディズムも板につくが、如何せんまるで気分じゃない。俺が飲み干すのはそう「マミー」、赤ちゃんから大人まで楽しめるヒップな飲み物。

明日は天下点火のダブルワーカー、世の中そんなに甘くない。一年の締めが確実に近付いとる。

「TOKYO JOE」観に行きたい。


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December 21, 2008

情報過多をドツキマワシタイ

今月、まさか四度目の無断欠勤。もはや言い訳も合わせる顔もない。

お前の会社はそんなに戯けた会社なのかだと?

NO!断固NO!!

戯けとるのは会社ではなく、情けないのも俺だ。

そう、今日は代官山でシオンを観た。去年の年の瀬も同じライヴハウスでシオンを観た。俺はその時、インフルエンザを引きずって歩いた。あれから一年も経ったのか、経ったのだ。


よし、ビデオに録ったM-1グランンプリを観よう。これは一年に一度のお楽しみだ。何故ならば甲子園同様、ロマンに溢れとるからな。

しかし、そう、バットしかしである。

この一編を書き上げる為に開いたパソコンで、ヤフージャパンのトップニュースを手で覆い隠し、それを隠す為に「mixi」とかいう画面をちょいと覘いたその時、そちらのトップニュースに何とまさか、優勝コンビの名前がドカンとガツンと出てきた。

ニュースを一切見ず、電車内の会話を一切聞かず、俺はM-1の二時間半を真剣にゆっくりと楽しむ予定だった。

ところがどっこいすっとこどっこい、俺は今、M-1グランプリを観るその前に、あんなにも慎重に知らんとこうとした優勝コンビを御丁寧なトップニュースにより知らされてしまった。

最悪、今、この言葉以外に適した言葉はあるのか。

よし、酒持って来い。俺の一年に一度のお楽しみをいとも簡単に奪いやがって。

暴れよう、そうしよう。


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December 16, 2008

「デリカシーゼロ」とは時に俺の事でもある

まさかの3時間15分、すなわち大幅遅刻。

やはりええ感じだったのは「昨日だけ」だったのだ。

これは自由か?自由ではない。

デリカシーゼロに容赦無し、

本日俺に容赦無し。

今日は遅刻した分、お行儀の良い態度で働くぜと誓った矢先、

嗚呼、とんでもない「デリカシーゼロ女」が電話口に現れる。

おいら神経フラフラ、

屋上でタバコ二本吸う。

先日、魚武氏が唄った、

「辛いだろうね 寒いだろうね 軽蔑しか抱けないー」

って曲で俺はボロボロ泣いた。それは中島みゆきの曲だった事が判明した。

バットしかし、コーヒーまで奢ってくれる、俺を助けてくれる男への感謝は忘れない。

男が言う、

「折角刑務所から出てきて真面目にやろうとしとるのに、からまれて止むを得ずいってまう感覚。そっちの方が絶対似合うね」。

おー、もっとビッグになりたい。


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December 12, 2008

空を見上げてジ・エンド

訳あってライヴ終了後、高円寺駅前に於いて

人目憚らず叫び、暴れ、嘆き、寝転び、空を見上げてジ・エンド。

明け方5時の環状7号をロードバイクかっ飛ばし現在帰宅。

本日まさかのダブルワーカー、明日誕生日。

おー、めまぐるしいとはこの事なのか。

三代目魚武さんのライヴについては後日。

とんでもない男だ。あんなに泣いたのは久方振りだといえる。

とにかく俺はCDを渡して伝える事を伝えた。

夢は叶える為にだけある。




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December 04, 2008

無断欠勤の臆病哀愁バラード

刹那のラウンドミッドナイト、寝つきはすこぶる悪い。

すなわち様々な事に思いを馳せて興奮してまるで眠れず。

やれ「嬉しい事が続いた後は必ず嫌な事が起こるぞ」然り、

やれ「でも来年はもっとどでかい事が演れる気がしてしゃーないな」然り、

やれ「そんなうまく行く訳ないやろ、でも例外としてそういうのも有り得るんちゃうんけ」然り、

やれ「どう考えても家賃払ったら他のモン払えんやないか」然り、

やれ「安部裕二氏の結婚パーティはどう転んでも参加したいしな」然り、

やれ「ところでリモコンどこへ行った?」然り、

やれ「お腹空いたぜ、あっ、いつもお腹空かせとる女の子の唄でも作ろうかな」然り、

やれ「どう逆算してもやっぱりお金ないぞ」然り、

やれ「おいおい、俺もうすぐ28歳ちゃうんけ」然り、

やれ「そしたらお前、誕生日にお金ないのまずいやろ」然り、

やれ「明日の仕事を休む気は微塵もないぜ」然り。



「どうにかなるだろう どうにかしようぜって
そんな気持ちがあるだけで

どうにかなるだろう どうにかしようぜって
そんな気持ちがあるのならー」



口ずさむのはやけに前向きな唄。いつだって自分の唄と文章で救われたい。

バットしかし。

午前6時、ミッドナイトバンクローバーズでようやく眠りについたものの気付いた時には午後15時半。すなわちノンストップ・スリーピング・スペシャル。

バーで頂いた新色Tシャツを嬉しさのあまり着込んだまま、いつでも出れる態勢を整えてあったにも関わらずだ。



「夢を殺すなよ 確かに生きてる
無断欠勤を繰り返しながらやさぐれが叫ぶー」



夢は殺さんけどな、これは良くない、今日のは特に気持ち良くない。調子に乗った罰が当たったんかも知らん。いや、これは罰でも何でもないぞ、俺の寝起きが悪い、ただそれだけの事だ。

「キッチン南海」で御馳走を平らげたいが、今の俺にはそんな事をする権利すら持ち合わせてない。

レコードプレーヤーの前に正座しよう、そうしよう。














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November 26, 2008

アレが腐ってしまうんだ

夕方17時起床、無断欠勤を繰り返し、トイレを流せば水は出ず、蛇口をひねれど水は出ず。すなわち水道供給は停止され、理解不能な胸中ぶら下げ、意味不明な文句を吐き出しながら向かうのはバー。

野暮ったい暮らしが沁み込んでおいらの夢って何だったっけ
ダラダラ暮らしが沁み込んでおいらの夢って何だったっけ
忘れたらいけん事は忘れないで


って俺の曲、ずっと大事に唄い続けよう。

帰宅はすれど手と顔は洗えず、コーヒーすら飲めず。

こうやってまた一つ強くなるが、

「こんな俺だけど愛してくれるかい?」とはジェット・シティの名曲。時にネガティブ・シンキング人間このワタシ、体のある部分には大火傷の様な爆弾を抱え、保険証は堂々の期限切れ、片付けても片付けても愛すべき部屋はさながらゴミ屋敷。こんな俺だけど愛してくれるかい?

朝まで眠らず三軒茶屋水道局へ、長野以来一回も乗ってない愛車にまたがって向かおうか検討中。

人生に退屈など一瞬もない。

「退屈なんてありはしないのさ」って新曲、今作る事に決めた。

これでハッピー、すなわち単純。


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October 07, 2008

のえさんにロックンロールを

予定を大幅に変更して書く重要なお知らせがある。

今年8月10日、大阪は十三テハンノでライヴを演った時、「のえ」という女うたうたいと一緒になった。俺が唄い終わった直後、彼女とはリハーサルの時間、ほとんど話をしてなかったにも関わらず、「CD一枚予約ね」と嬉しい声を掛けてくれた。俺が三番手でトリがのえさんだった。彼女は唄った、金延幸子を思わせる、自然でありながらグッと心に響く唄を彼女は唄った。素直にまた一緒に演りたいと思った。連絡先を交換し、東京にも呼ぶ約束をした。

9月27日、大阪は十三クラブウォーター、東京での企画の話をしたい事もあり、俺は彼女をライヴに呼んだ。「お金がないかも」という彼女に、「出来れば来てほしいし観てほしい」と伝え、そして彼女は足を運んでくれた。

終演後、企画の話をはじめ、レコード漁りの話、深夜高速バスの話、新宿のガード下や吉祥寺で弾き語りをしたという話、とにかく色んな話を繰り広げる事が出来た。12月21日に「のえ バースディライヴ」が十三テハンノであり、それには特別気合いを入れたい為、東京での俺の企画は12月前半がありがたいという事だった。10日か11日辺りに狙いを定め、俺は「下北沢off beat」に連絡を取った。

12月のもう一つの企画とは、女うたうたいだけを集めての

「ブレイクスルー・アコースティック vol.5」

これにのえさんを迎えて演り合う予定だった。

東京に戻って来て、のえさんから連絡が入った。

「夜分に失礼します。再会できたこと嬉しいです!
12月のライブ♪詳細決まり次第、連絡ちょうだいね。めちゃめちゃ楽しみワクワクドキドキしてます!不器用なもんで真っ向勝負でいかせてもらうわ。
私のホムペhttp://www.freepe.com/i.cgi?816912良かったら是非読んで下さいませ。

とにかく音楽うた♪でつながられるのは、めちゃめちゃ嬉しいです!」(本文そのまま)。

「俺だってめちゃめちゃ嬉しいです」、俺は返した。

本日新宿スモーキンブギ、本番前に「下北沢off beat」から連絡が入り、俺はのえさんに早急に確認のメールを送った。

本番終了後、カウンターで寛いだその瞬間、「十三テハンノ・渡部百」と登録された宛先からメールが届いた。

昨日テハンノで唄った十条フォークジャンボリーの事か、はたまたライヴのお誘いか、とにかく嬉しい気分で文章を開いた。

しかしそこには血の気の引く様な文章があった。

「のえさんが昨日亡くなりました」。

こんな馬鹿げた話があるのか。何度も文章を読み返して震えた。そんな訳がない。全くもって信じられる筈がない。

俺が知った場所も新宿、すなわち、のえさんがガード下で唄った街。クラブウォーターに会いに来てくれたのもそんな話をしたのも必然だったのか。

つい先程、企画の最終確認の連絡をしたばっかりだったのに。

つい一週間前に、あんなに楽しみだと言い合ったばっかりなのに。

こんな事が実際に起こりうるというこの事実。

やり切れず、ぼーっとしたまま部屋に戻った。電車の中で周りの奴等を見ながら、

「こいつら死んでも何も思わんかも知れん」、そんな事を考えた。こんな事考えたらいけんけど、「何でこいつらじゃなくてのえさんが死んだんや」、そんな事を思った。思ってしまった。

12月10日(水)、企画は予定通り行う事になると思う。ただ一つだけ違う点は「追悼」の意志をはっきりと掲げる事。

「バカヤローが、死んだらもう唄えんやないか。あんなに音楽好きなくせに」

こう罵ってやろう、それしかない。

「忘れずに唄っていってあげてください」、渡部百さんからの文章。

俺は唄い続ける。

大阪でも追悼ライヴを演りたいし、線香も上げに行きたい。

心から御冥福をお祈りします。

P.S リンク集にもある、「うたうたい のえ」のページ、一度見てみてほしい。俺は二回しか会ってないし付き合いも浅いが、そんな事は断じて関係ない、もっともっと長い付き合いがしたかった。



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September 18, 2008

今月二度目の「どうしよう」について論 パート2

※パート1は下段


以前から興味があった喫茶店に入り、ブラジルコーヒーを啜りながらニューヨークの本をパラパラとやり、「俺にはニューヨークの前に釜山があるぞ」と奮起し、近くにある旅行会社へと駆け込む。そこでは感じの良い姉ちゃんに、「海外はおろか、ワタシ実は飛行機にすら数える程しか乗った事おまへんねん」顔ですり寄り事情を告げる。答えは最初と同じだった。

これはいよいよまずいのかと、すぐ近くにあるJTBに駆け込み、こちらも感じの良い姉ちゃんに、「あのー、偉そうにしてる様に見えますけど、実はパスポートすらまだ手元にありませんねん」顔で「どうにか釜山に3万円以内で行けへんモンでしょか」、告げる。答えは同じ。申し訳なさそうにする姉ちゃんに「そこを何とか!!」は完全にタブーであり、俺は捻じ曲がった笑顔で別れを告げる。

その姉ちゃんに教えてもらった最後の駆け込み寺(旅行会社)に侵入し、「ワタシをどうか釜山に連れて行っておくんなまし」懇願の目で伝えるが答えはどこだって同じ。

トボトボ歩く茶沢通りでの帰り道、頼みの綱は釜山で式を挙げる中心人物の男のみ。ファミリーマートでスカタライツ名古屋公演のチケットをようやく引き換え、「国内なんてもはやチョろいぜ」顔だけはどうにかキープして部屋へ戻る。

男(福岡出身)に連絡を取ると返事が来た。「俺も色々探したけど、もう高いチケットしか残ってない。今回は残念やけど止むを得ん」。いたたまれず電話をかけ、「うそーごめん、頼む!!どうしようどうしよう?」連発。

「俺、MCでも周りの人にも言いまくっとるし後には引けんし引きたくないわー」。

「それはファンが悲しむな(ファンなどおるのか?)、税関で捕まったとかかっこええ事言うとけよ」

「俺そんな嘘よーつかんわー」

「じゃあ新潟から泳いで来てくれ!!」

「もう一回釜山で式を挙げてくれ、いや福岡でも都内でも良い、いや出来れば釜山で、いや我儘は言わん、都内で、まぁ俺が言う事じゃないけどな、いや、出来れば福岡で、いやいや駄目、やっぱり釜山で唄わして、いや、都内でもええわ、いや頼む、福岡で、嗚呼、やっぱり釜山で、あっうそ、福岡で、都内で、ごめん釜山で!」

訳の分からん事を喋りまくる。「お前の気持ちだけで充分嬉しい」と男は言うが、それは断じて違う、こんな格好悪い結末はない。

俺が悪い。1000%俺が悪い。パスポートを作るのに手間をかけ過ぎ、チケットは後回し。時間が、余裕がなかったのか?いや、あった、確かにあったぞ。そんな言い訳だけは間違ってもしたくない。「嫁さんに宜しく伝えといてくれ」と告げると、「おぉ、スゴイ奴がおったって伝えとくわ!」と男は言ったが、御存知の通り俺はスゴクも何ともない。スゴイとすれば哀れみのスゴサで、こんな惨めな事はない。釜山まで一曲唄う為だけにギター担いで単身で乗り込んでこそ初めてスゴイと俺は言われたい。そんな偽者のスゴサは必要ない。そんな訳で(そんな訳もどんな訳もないが)

’08.9.21(日)
一曲ライヴ アット 釜山のとある結婚式場


これが土壇場のキャンセル。2~3万円の相場に7万円出すのはさすがに無理がある。これを出しても行くのが本物、すなわちモノホンかも知らんが、俺にはそれが踏み出せん。バットしかし俺はこのポッカリと空いた21日を決して無駄にはせん。国外は難しいが、とにかく北に北に向かう予定。北海道、仙台、熱海、はたまた小田原城 etc...。行った事のない所に向かって多少でもどうにかこうにか報われたい(全く報われる訳ないが)。とにかく釜山におる予定がお部屋でゴロゴロ、これだけは避ける必要がある。

俺の人生初の海外はやはりニューヨークになるのか。一つ思い付いた事がある。京都にライヴを演りに行って、付加サービスとして寺巡りをするかの如く、ニューヨークかデンバーかシアトルか知らんがとにかく行って、トムウェイツを観る、ボブディランを観る。すなわち付加サービスの海外版。ニューヨークにただ行くだけではなく、この大物達を観る。「トムウェイツええ加減来てほしいな、ボブディラン早よ来んかな」と待つ時代は俺の中で終わった(偉そうに言うな、このタワケ野郎)、自ら会いに行けば話は早い。明日、いよいよ10年パスポートが発行可能、釜山待っとけ!!(お前が言うな)、ニューヨークおい!!(ホワット?)、ネパールカモン!(???)。

今回の事に関して、俺を遠慮せず馬鹿にしてほしい。俺がそれを一番分かっとる。それで俺が怒る事はない。釜山で唄いたい釜山で唄いたい釜山で唄いたい。もしもその機会がまたあるのなら頼む!どうか、どうか二曲唄わしてくれ!(生意気言うな)。


P.S 一度消えた文章をまた一から書き直す事程、神経が苛立つ事もない。俺はこの文章を自分が少しだけでも救われる為に、その為だけに書いとる。それが2時間掛けて書いたモノが全部消え、どっかに残ってないかと2時間探し、結局なく、時間の全てを無駄にし、自分が全部悪いが釜山にも行けず、やりきれず、十条フォークジャンボリーと30分位話をして電話を切った後、一度は治まったが、最初に書いた文章の断片を思い出し、それと同じ事はもう書けん事実に心底悔しい思いをし、俺はどうにか文章を戻せんモンかと暴れに暴れた。気が狂い、息を切らし、それから吐いた。吐いてしまう程に俺にとって書く事は重要なのだと改めて思い知った。デジタルを信用してない俺が、デジタルに少し気を許した瞬間、全て裏切られた気分。そして充分過ぎる程苛立った後、やはり書かずには寝るに寝れず、再度この文章を作り直し、これにもやはり2時間以上を費やした。その間に煙草を一箱位吸った気がする。俺は「ブログ」という言葉が好きじゃない。それにはちゃんとした理由がある。ところで俺は何時間眠ってないのか。仕事に行く気がまるでない。







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今月二度目の「どうしよう」について論 パート1

どうしよう?どうしたら良い?

俺は何をそんなに焦っとるのか?この焦り様、ただ事ではない。



釜山行きが消えた。

もう一回書こう、釜山行きがオジャン。

何?最後に?何回も書かせるな、釜山行きがまさかの断念に追い込まれた男このワタシ。

俺は嘘つきか、はたまた口だけ人間か。俺は一体何人の人々に「釜山に一曲だけ唄いに行ってくる」と誇らしげに熱く語ったのか。何しろこんなに格好悪く、恥ずかしい事は他にない。確かに俺の人生初の海外は、「友達の結婚式で一曲唄う為だけにギター担いで釜山に行った」、となる筈だった。そしてそれが断然クールだと思って信じて疑う余地もなかった。


ところで「ブレイクスルー・アコースティック」翌日の16日、18時に目を覚ましたこの俺は、それ以来眠ってない。釜山行きチケットをインターネットを駆使して調べたりもしたが、結局旅行会社に直接行った方が早いのではないかという結論に至り、他の事をやっとる間にあっさりと夜は明けた。以前調べた時の釜山行きチケット相場は2~3万円だった。

まず、今日というこの日まで何とかちょろまかしてきた9月分家賃をどうにか払い込み、HISに出向く。受付の兄ちゃんに必死で「俺、海外とかちょいちょい行ったりしてまんねん」顔を作り、「ちょっと21日から釜山でも行こかな思てまんねん」雰囲気で条件を告げる。兄ちゃんが調べてくれる間、俺はといえば余裕の面持ちに切り替え、「やっぱりニューヨークも行かなあかんなー」顔で、読んでもよー分からんくせにアメリカのパンフレットをパラパラとめくる。そして兄ちゃんが俺のところに戻り告げる。コオロギがガォーと鳴く程に驚く、

「それですと91000円ですねー」。

俺は「ちょっと兄ちゃん!!誰か一言でもインド行きたいて言いましたかいなー」顔になるが、兄ちゃんの顔は至って仕事人の顔だった。相場は2~3万円と頭にあると告げると、「日程が近過ぎる」という事だった。妥協して日程と時間を変えても7万円はかかると言われた。相場2~3万円が7万円に跳ね上がってはさすがに無理がある。この兄ちゃんにいくら頼み込んでも、この兄ちゃんが飛行機を飛ばす訳ではないが故、「まぁ、また来ますさかい」顔で店を出た後、俺は心臓をバクバクさせながら階段を二段飛ばしで駆け下りる。しかしこの時点でもまだそこまでの焦りはなかった。

今日払わん事にはいよいよ止まってしまう水道の料金を払い込む為、俺は茶沢通りを歩いて三軒茶屋へと向かう。歩きながら、結婚式で唄うであろう曲の歌詞を考えながら、おぉええやんけ、これはウケルんちゃうんかなどと何度も何度も頭の中で曲を繰り返しながら歩く。水道屋近くのブックオフでマックショウの廃盤DVDを奇跡的に発見し、「わがまま歩き・ニューヨーク」なる105円の本もどさくさにまぎれて手に入れる。ニューヨークへは何の知識も持たんまま向かうのがクールだと思っとったが、地図付で105円の誘惑に面白い程簡単に負ける。


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September 17, 2008

果てしない焦燥感の中

2時間以上かけて書いた俺の最高傑作と呼ぶに相応しい文章が、保存されるその前に消えてしまった。タイトルは

【今月二度目の「どうしよう」について論】。

簡単に書くと、釜山行きがまさかのキャンセル。俺はそこから救われる為に渾身の文章を書き殴った。いつかまた必ず書くが、あれと全く同じ文章を書く事は不可能、その事実を受け入れただけで俺はパソコン、通称PCを砲丸投げかの如く投げ飛ばしたくなる。

十条フォークジャンボリーに電話を入れた。文章が戻ってくる事はなかったが、笑い話をする事が出来て救われた。バットしかし俺はもう一度書いて救われてやる。

思わぬ展開で、

’08.10.21(火)
ライヴ アット 高円寺楽や
w/十条フォークジャンボリー etc...


これが決定!!!文章が消えて良かった、そうは断じて思えんがそう思い込む事にしよう。

これで10月、初の4デイズ。

10.19(日)
高哲典企画
「ブレイクスルー・アコースティック vol.2」 アット 下北沢off beat
w/ルードバレエ/加藤愛/今村竜也とウエタケユキオ
 
10.20(月)
「ブレイクスルー・アコースティック 2マンシリーズ vol.1」
【高哲典VS松島英生】
アット 高円寺楽や

10.21(火) 高円寺楽や
w/十条フォークジャンボリー etc...
 
10.22(水) 下北沢STOMP



おぉ、イカす。下北沢が高円寺を挟み込む瞬間をこの俺自身が目の当たり。

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September 12, 2008

狂って、ない

人間の弱さを見た。

俺自身の脆さを知った。

仕事も出来ず、バーさえも中断。

お金などどうでも良く、

ろくに歩けず、

顔も歯も洗わず、

何も口にせず、

睡眠しても目が覚めればまた元通り。

面白い、これを面白いと頭のどこかで捉える事の出来るこの俺は、

まだ完全には狂ってないと言う事が出来るかも知れん。

15日、この日はきっととんでもない一日にしてやる。


「新しくなりたいんだ、僕は新しくなりたい
過去は簡単に消せないけど、新しくなりたい」


十条フォークジャンボリーの唄が聴きたい。

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September 10, 2008

まさかの丸一日

地獄、久方振りに訪れた俺の中の地獄。一睡もせず、何も口にせず、煙草だけは吸い放題。匿名希望の輩の思う壺に結局まんまと引っ掛かってしまった男このワタシ、大いに彷徨う。輩のカウンターパンチは予想以上に利いたぜ、コノヤロー。バットしかし、この高い高い山を越えれば俺は更に強くなれる事は明らかである。誰かの思い通りに事が運んで堪るか。

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July 18, 2008

消えた一日

とんでもない眩暈に襲われて目の前が真っ暗になった。渋谷駅に着きホームに降りようとしても、足をつく場所が一切分からず、冷や汗が噴き出した。しゃがみこんで意識はとぶ寸前だった。暑さからかあんまり食べてないからか走ったからか、とにかく今までで一番の眩暈で、これはまずいと思った。仕事場に辿り着いてエレベーターに乗る時、工事中の輩が極まりなく邪魔で、俺はこんな状態でなければ必ず二言三言怒鳴りつけたかった。辿り着いたは良かったが、すぐに帰る事になった。普段絶対に買う事がないであろう、ビタミン微炭酸ドリンクを飲んだ。そのまま帰ればええものの、「バウハウス展」に行くには今日しかないという思いがかけめぐり、散々考えた後、電車に飛び乗ってみた。とにかくフワフワした一日。まさかの鶯谷で降り、訳も分からず右往左往歩きまくる。しかしこの暑さ、蒸し暑さは尋常ではない。近年稀にみる蒸し具合ではないか。「バウハウス展」鑑賞。幾何学式、なんちゃら図案、建築、難しすぎて頭に入らず。その後も上野、鶯谷、とにかく一日中歩き回った。そして歩き回る道中、「バウハウス展」で手に入れた一枚のポストカードを落とした。嗚呼、がっくりときた。今日の俺はまるで別の人格だった。普段なら100%落とす事など考えられんのだ。

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P.S テレビで見た。呑みに行って会計の後、レシートを見ながら「こんなの頼んだか?」と一つ一つ確認する様な男は「小さい男」だと。出演者が言う、「ヤダー、ナニソレー!!」。この方程式に当てはめるとすれば、俺はとんでもなく本物の「小さい男」という事になる。俺はむしろ嬉しい。それより確認を一つもせん輩にこそ俺は言ってやりたい、「やだー、なにそれー!!!」。フンッ。

野茂秀雄が引退した。俺は先駆者が好きだ。まぎれもない先駆者が引退をしてしまった。




















at 22:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

June 28, 2008

ふて腐れた男の唄

嗚呼!!!


休んだ、あんなにも言い聞かせた仕事をまたしても。明日は丸一日休みの予定だった。しかし明日と今日の休みを入れ替えた。すなわち、折角の休みを潰しとるのは自分自身でしかないのだ。美術館に行きたい、そんな時間と気分を潰しとるのも結局自分自身なのだ。夜1時、2時を過ぎると眠気がすっかりと消える。寝方を毎夜忘れてしまう。眠る事が勿体ないと感じ、夜更かしに明け暮れる。しかし一旦眠りにつくと当分起きんこの俺は不眠症でも何でもない。すなわち完全な夜型。朝型、夜型兼用の男になりたい。睡眠時間は5時間で充分な筈なのに。嗚呼、これもまるで説得力がない。

at 16:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

June 23, 2008

哀れみのバラード

「お前等の会社のやり方とかが世の中をおかしくしてるんじゃないのか!!」

などと

お門違い甚だしい、充分に世の中をおかしくしとる一人であろうおっさんに怒鳴られた。



俺は哀れみ、嘆き、悔しくて悔しくて、涙が出た。

こんな理不尽な話があってええのか。

そしてこんな仕事を俺は一体いつまで続ければええのか。

穏やかではない。全く、穏やかではない。

限界、これが近い。もう辞めた方が良い、そんな事は前々から思っとる。

そうしよう。

誰とも話したくもなく、まるで二重人格。いや、喜怒哀楽で四重人格か。

おっ、THE WHOでも聴くか。

そんな事より俺はマニュアル人間に一切の興味がない。

このままいったら当然頭はおかしくなるだろう(ジェットシティ)

ベイビー、こんな俺だけど愛してくれるかい?

どうやら違う星から迷い込んで来たらしいぜ(ジェットシティ)。

何年経っても名曲は色褪せる事がないな。

何か楽しい事ばかりを考えなくちゃいけないな(ジェットシティ)。

唄は素晴らしい。自由だ。

矛盾だらけの人生にはお別れを。




at 20:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

April 24, 2008

俺は悪者

理不尽な客を相手にして思ってもないのに平謝りする事がプロの仕事であるという定義があるとすれば俺はその道プロでも何でもない。何でもないどころか使いようのないどうしようもない輩という事になる。相手は俺の態度に心底腹が立つだろう。電話を切った後、嫁、友人などに俺の悪口を散々言うのだろう。自分の不甲斐なさは一生棚に上げたまま。自分には一切責任はないといった表情のまま。仕事としての立場でなく、まず人間としての神経を心底疑う。どんな育ち方してきたんや、おっさん?、そう聞いてみたくなる。その苛立たしさに今夜も俺は悶々とした時間を過ごす。お金を稼ぐのは楽じゃない。

P.S BGMは小坂忠「ほうろう」。こちらは御機嫌。

at 21:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

March 21, 2008

エレベーターでは気を抜くな

エレベーターへ乗り込み、エレベーターガールの位置につく。先客三名が降りる際、自然の成り行きで「開」ボタンを押す。二人目が降りる頃、扉が閉じ、降りる男に閉まる扉が軽くぶつかる。俺は「開」ボタンをしっかりと押し続けとるにも関わらず。三人目が降りる際、また扉が閉じ、女もまた閉じる扉に軽くぶつかる。「何やこれ、壊れてますやん」と鼻で笑い箱の中で一人になったその時、俺の目に飛び込んできたのは、「開」ではなく「閉」を力強く押した俺の中指。そんな訳で激しく自己嫌悪。俺はそのエレベーターへ乗った際、閉じかけた扉を無理矢理開けて乗り込んだのだ。礼を言い乗せてもらったのだ。しかしこの俺は、恩を仇で返すかの如く、早く降りろと言わんばかりに「閉」ボタンを連打した恰好になった。なんせ、最後の女が降りる時、俺の中指をじっと見つめていたのを思い出す。そんな時も俺はその中指をアピールするかの様に良かれと思い込んで「閉」を押し続けていたのだ。人の事偉そうに言えんなぁという出来事を俺自身がやらかしてしまった時、俺は人一倍激しい憤りを感じる事になる。

P.S 本日「ロンドン・コーリング」、届くだろうか。仕事は残り十分。

at 18:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 26, 2008

心あるビターエンド

仕事が終わるまでとてもじゃないが待ちきれんイラチなこの俺は、休憩時間を返上していざファイナルラウンドへ。ためらう間もなくレジにアンプを叩きつけ担当者を呼ぶ。険しい表情を浮かべ、俺は今怒っているのだと主張する。昨日の店員は接客中で、違う人物が現れる。その人物とは、俺が取り寄せを頼んだ店員である。「おいコラおたくの店どないなってまんのや」と一発いきたいところだが、腰の低い店員に声を荒げる事もなく、なるべくはジェントルマンを装う。俺には心があるのだ。しかし告げる、「電車代と電話代は最低でもどうにかしてくれ」と。俺はお金が欲しい訳ではなく、誠意があり筋の通った決着をつけたいのだ。店員はアンプ代千円引きを提案する。「せ、千円??おいコラおたくの店どないなってまんのや」と捲くし立てたいところだが、俺は素直に了承する。俺には心があるのだ。保証書にサインをもらい、電池をサービスで受け取る。この場において「ありがとう」と「すみません」と「白い歯」は何が何でも禁物であるが故、俺は険しい表情のまま告げる、「どうもー!!」(永ちゃんニュアンス)。

話の展開としてはもう一波乱ほしいところだが、これでこの件は片付ける事にした。しかし部屋に戻りアンプを繋いでみる瞬間、心の隅で密かに願う気持ちを発見する、「音がもし出んかったとしたら」。もしそんな事が起きたら大どんでん返しの大波乱、新たなページの幕開け、名付けるは一・二十六事件、話の流れとしてはこの上ない展開となる。はらわたを煮えくり返しながらも、こういった出来事を楽しんどる自分を発見する。こういった類の話をする時、その内容がひどければひどい程、俺はエスカレートしておかしくなり、聞く側には緊張感が生まれる。しかし音はあっさりとしっかりと出て(それでええのだが)、俺はギターを掻き鳴らした。嗚呼、ビターエンド。


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December 03, 2007

頭がイカれるその前に

いつだって

間違った人が

間違ってない振りをして

分かってない人が

さも分かった様な事を云い

人間性に問題がある者が

人間性を上から語ったりする



俺はいよいよ今の仕事に見切りをつけるべきなんじゃないか、そんな感さえ漂い始めた今日この頃。そう、本格的に頭がイカれる前に。また一から、そう一からまた新たな仕事を見つけ出すのが正解か、それとも今の仕事に耐えるのが正解か。どちらにしても気が滅入ってしまうこの俺は、一体全体何処へ向かえばええのか、それが分からん。正直者はいつの時代も馬鹿を見せられるのか。

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November 17, 2007

うんざりする日 パート2000

書くのも面倒臭い程に嫌な気分を味わいました。俺はあんな思いをしてまでお金何か欲しくない。引き換えに「良い詩が出来た」と笑えばええのか。それでええのか。俺は誰に怒りをぶつければええのか。世界か?そんな大それたモノを敵に回せばええのか。こんな夜に聴く曲は決まってシオンです。

P.S 「長距離走者の孤独」を観た、映画を。期待を木端微塵に切り裂く結果、原作の百分の一の面白さもない。主人公が喋っとるその裏で考えとる描写が面白いのに、それが全く生かされてない。

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November 11, 2007

雨が降ったって大丈夫、ではない時

先週借りたビデオを返しに三軒茶屋へとやってきた。当たり前の様に自転車で。とっとと返してとっとと帰ろうとレンタル屋から出たその時、目に見えるモノは雨。激しい雨=ボブ・ディラン。「雨が降ったって大丈夫」と唄っとる俺ではあるが、大事なレザージャケットはなるべく濡らしたくはない。帰り道、気が向いたらジャズ喫茶「POZY」でコーヒーを飲む夢、「シュールレアリスム」の本を立ち読みして帰る夢、見事に砕けた。帰る術もなく、俺は現在も三軒茶屋駅前付近にて立ち往生。何年か前、この近くの雑貨屋で働いとる時、毎日の様にやってきた喫煙所にて。ライターがないが故、空を睨みながら、おっさんに火を借りるこのワタシ。

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October 26, 2007

ダークサイドへ

ラムジンジャーを呑みながら煙草を吸い、歌舞伎揚げを食べながら映画を観る。歯に良い事は何一つしてない。これらはもれなくワタシの大好物、歯とは上手くやっていけそうにない。昔から歯は「朝磨く派」のこのワタシ、ここにきて朝、夜と二回磨いてみる事にした。しかし遅い、非常に遅い。昨日、口をめいっぱい開いて奥の歯を覗いて見た。黒い、鈍い色。明らかにおかしいぞと、気分はますますダークサイドへ踏み込むこのワタシ。

P.S 明日は雨、そして六本木と高田渡。

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July 08, 2007

アイム・ソー・ベリー・タイアード

アイム・ソー・ベリー・タイアード

今、それだけ、だけ。

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April 03, 2007

ただただそれだけでしかないお話

丁度6年程前、上京して間もない(3ヶ月位)この俺は、「THE KICKSTART DRIVER」というバンド結成直後、池尻大橋の「BEAT MINTS STUDIO」というスタジオで一曲だけのレコーディングをした。そして、後にも先にもそのスタジオに入る事はなかったのだが。近頃、高熱で寝とる俺の元に電話が鳴った。画面に「050~」、すなわち知らん番号。無愛想に出てみる。「こちら池尻大橋の~」と電話口の兄ちゃんが告げる。「2時間スタジオが無料で使えるので、宜しければ是非!」。よっぽど困っとるのか?俺は6年前にたった一回使っただけだぜ?俺は何とも切ない気持ちにならざるを得んかった、が、俺に出来る術は何も無い。ただ切なくなった、ただただそれだけでしかない、お話。


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February 07, 2007

ない

夢の博多行バスチケットが.............



ソールドアウト。

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November 05, 2006

俺こそが「本物の馬鹿か」論

16時まで粘ったがもう限界、抜け出してきた。さよなら、大手町。一回電話をかけるごとに白髪が何本も増えていく様な感覚、あれは一体なんなんか。あまい?情けない?そうよな、そうかも知れん、後二時間だったのにな。でもそのたった二時間が俺には果てしなく感じられ、もう我慢出来そうになかった、それが事実です。世間は今日で三連休終わりか?俺は明日から何連休だろうか。コロナビール、たまには呑みたい。

P.S とりあえず、俺の、今までのどっかしらの場面を切り取って、短編を書き上げようと思っています。何かを残したい。


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胸が痛い

おっさんが言うには、「そんな見ても触ってもない物、電話一本で買うなんて言えないよ」(ごもっとも)、違うおっさんが言うには、「あんた長いの?それでメシ食ってんだろ?考えろよ、そんなんで買う気になるわけねーだろ!」。そうだよね。分かるよ。ごめんね。そんなに攻めんなよ。もう帰ろう。もう限界だ。俺には我慢が出来そうにない。

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September 29, 2006

気が狂った部分を殺してくれ

「神様に気をつけろ」の一部分がずっとループ、

「誰かおいら静かに 殺してくれないか 痛みは少なめにして 消えていけたらいいね」

何も死にたい訳じゃない。俺の中の一部分、気が狂った部分、そこんとこを消して欲しいんだ。俺が一番かっこいい、良くも言ったもんだ。

おまけに仕事は今日も無断欠勤。あほーにも程がある。


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