May 12, 2020

ピースタイムラヴァーズロック / 2002


世界が平和になるのを待ってる
何時まで経っても訪れそうにない
届く筈のない手紙を待ってる様

二匹の鳩を心では飼ってて
こいつら素直に愛し合ってて

設定恋人に、思うのは勝手
餌は俺の夢、平和を願ってる

世界が平和になるのを待つだけ
二匹の友達達も願ってる

もしも争いが…
あくまでも仮定、平和は奴の夢
ピースタイムラヴァーズロック

世界が平和になるのを待ってる
「飛び立つ準備は出来てる」鳩が云う
世界は平和になると思ってる
夢が夢ではなくなるの待ってる

「さよならは辛いが、夢だけ喰って飛び立つ事にする」
また会える頃には世界は平和になると思ってる
俺はこいつらの帰りを待ってる

ワンダフルピースタイムラヴァーズロック

また会える日までに
二匹の鳩に名前を付けてやる
俺はこいつらの帰りを待ってる


---------------------------------------------------------------------


元の詩は2002年からあります。「ワンダフルピースタイム」という曲でした。
当時、打ち込みドラムのバンドサウンドで一人録音したカントリー調のこの曲をデモテープにして誇らし気にSONYへと送りました。知っとけってな心意気で。

回答はノー。今、その音源を100年振り感覚で聴いてみました。そりゃノーでしょう。声の違いとダサさにただ赤面します。そう、人に歴史ありとか云うでしょう。ボクが死んでも発掘などしないで下さい。

2003年、バンドスタイルでこの曲を演奏、その頃は高速のスカヴァージョンになっていました。新宿で演ったライヴビデオが残っている筈です。あまり観たいとは思いません。

それ以降は長年眠らせた後、去年突然一軍に復帰。今はテンポを緩めたロックステディの趣きです。無意識の内にずっと大切な曲になっている様です。

今、この曲をゼロから録り直してます。あの頃と同じエレキギターで。ボクが死んだら「どうか発掘してほしい」仕上がりです。

さて、オレはどうやら、鳩とピースが大好きなんだな。敬具。

 



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November 22, 2019

タイトル未定 '19


頭上からモノが落ちてこないなんて奇跡だぜ
生き長らえていられるのも全部誰かのオカゲだぜ

罵り合う声が聞こえる、ならば大音量でジャズを聴け
耳を塞いでいた方が良い事だってあるんだぜ

スマートとは呼べないモノをスマートとは呼びたくないのさ
いがみ合う前にやるべき事があるのさ、今直ぐ着手しよう

頭上からモノが落ちてこないなんて奇跡だぜ
臆病者はいつも、頭上と足下を気にするさ

便利過ぎるのも良くないぜ、行動がモノを云うだろう
便利過ぎるのも良くないぜ、針を落とせ

皮肉とは呼べないモノを皮肉とは呼びたくないのさ
いがみ合う前にやるべき事があるのさ、今直ぐ着手しろ

通り魔がお前を狙っているかも知れないぜ
臆病者はいつも、上下左右に気を付けろ

誰かのせいにはしたくない、だから殺されるのは御免だぜ
生き長らえていられるのも全部お前のオカゲだぜ



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August 10, 2018

ロールオンザストリート / 2018 


穴の開いたギター、道連れにして
何処へでも行く、さすらいながら
ピストルの弾、ぶち込まれた様だ
守ってくれよ、穴の開いたギター

roll on the street, a oneman band
roll on the street, a oneman band

リップサービスは必要としない
一緒に居よう、穴の開いたギター

サムライの花、花瓶に生けて
たまに見て笑う、照れながら
花びら一枚、手帖に貼って
たまに見て笑う、撫でながら

roll on the street, a oneman band
roll on the street, a oneman band

粋な人達の事を思ってる
血の色に似た、サムライの花

俺の恋人、また待ちぼうけ
アンクラウンドキング、待ちぼうけ
空の色が血の色に染まる頃
迎えに行くよ、俺の恋人

roll on the street, a oneman band
roll on the street, a oneman band

口づけこそが今必要だ
もうすぐ行くよ、俺の恋人

roll on the street, a oneman band
roll on the street, a oneman band

空の色が血の色に染まる頃
迎えに行くよ、俺の恋人
一緒に帰ろう、穴の開いたギター

 



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June 20, 2018

タップシューズの鳴く音(仮) / 2018



マリファナ女が宙を舞う
赤と黄色と白と黒
全てはまやかしだったのさ
オンボロ列車は走り去る

何処まで行くのかなんて知らない
「作り笑いなら止めておけ」
街角のサックス吹きの音が
風に揺れながら囁きかける

「ロッキンチェアーに座り込み、
お前の未来を想像しろよ」
サックスの音が近付き答えを教えてくれた
月さえ泣いている様に見えた

マリファナ女の口癖
「カテゴライズは身体に毒」
全ては幻だったのさ
ピカピカ列車がやって来た

あの月の方まで連れてってくれ
カテゴライズされた社会派の夜に
タップシューズの鳴く音が
地面の底から響いてくる

オイルライターの青い炎が
燃え上がる様を想像しろよ
タップシューズの鳴く音に怒りが付け加えられた
やはり、月も濡れていた

今夜は月を抱いて眠らせておくれ
だって、この思いは
友達に抱く気持ちと同じだから
罰はあたらないだろう


 


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November 12, 2017

友達 / 2016



新しい友達に早いところ会いたいな
忘れさせてくれないか、クダラナイ事全部を

懐かしいあの娘にもう一度会いたいな
思い出させてくれないか、あの胸の高鳴りを

好きなモノ、好きなままでいたいだけ

仲の良かった友達は今何処で何してる?
くたばっていないかい、気は確かでいてほしい

今好きなあの娘に早いところ会いたいな
信じさせてくれないか、この胸の高鳴りを

好きなモノ、好きなままでいたいだけ

皆何処で何してる?皆何処でどうしてる?
皆何処で救われる?気は確かでいてほしい

皆何処で何してる?皆何処でどうしてる?
皆何処で救われる?気は確かでいてほしい

 

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October 19, 2017

街の灯 / 2017



街の灯りで待ち合わせしよう
坂を上った希望の場所で
遅れそうなら一言おくれ
詩でも書いて待っているから

正気を保って立っているのさ
心が迷子にならない様に

スーパーのレシートの裏に書いた
今の心情が空白を埋め尽くしていく

街の灯りで待ち合わせしよう
明るい時も沈んだ時も
狂気に溢れた人を見ながら
それも詩にして待っているから

半分腐りかけてる俺の心を
半分生きてる筈の心が
繋ぎ止めている
早くおいで

街の灯りで待ち合わせしよう
坂を上った角の本屋で
遅れそうでも歩いておいで
詩でも書いて待っているから

街の灯りは今日も其処に
其処で一人、待ってるから
街の灯りはいつも其処に
歩いておいで、灯りは点いてる




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August 12, 2017

手紙(改訂版)/ 2017



宛先不明の手紙を書いてあの娘の元まで
届けてやるつもりだったのに
ポストマンが云うには「宛先は何処ですか?」
お固い話にはもうウンザリさ

その手紙はいわば自らの為に
書き殴った様な絵空事の戯言
行き先なくして、書き殴った文章は
まんまと自らの胸中に命中したって訳さ

一日が36時間になればいいと願ってるあの娘の為に
俺に出来る事はなんだ?そんなの皆無さ
だからせめて絵葉書でも...

朝が来てそんな感じ、思いつきの夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

窓の外では痴話喧嘩、ようやく集中して精神を
高みに持ち込んだところだっていうのに
シチュエーションはばっちりの土砂降りの中
「もう大嫌い!」、誰もが役者さ

悪いのは男さ、そういう事でいいさ
経験ってのは武器になるさ
どうか彼女を抱き締めて静まらせてやってくれ
そして俺に静寂をプレゼントしてくれ

高みに持ち込んだ筈の精神は簡単に崩れた、
だから雨の音で誤摩化した
シチュエーションはばっちりの豆電球の中
「もう今日は終わり・・・」、誰もが役者さ

朝が来てそんな感じ、救いなき夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

大切な事のほとんどは酒場で決めてきた
そう、酒場と書いて契約と読むさ
大切な事のほとんどは酒場で学んできた
約束は忘れないさ

偽者がいくら気取ってみたところで
中身までは盗めないさ
約束を忘れてしまった奴は信頼を失くした
そして当たり前に友を失くした

悪いのは酒さ、それならそれでいいさ
口に運んだのはお前自身さ
言い訳が言い訳を生み
また新しい嘘が生まれてしまうのさ

朝が来てそんな感じ、馬鹿らしい夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

好きになる人間は気が付けば
イカレているかの様だった
だけどそれは魂に従順ってだけの話だった
キチガイとは褒め言葉だった

彼女は去った、
「もうこれ以上は無理よ、私達は解散するの」
もう一人にはなりたくないとすがりついた男は
焦げ付くほどに哀れだった

再結成はないさ、道は砕けた
砕いたのはお前自身さ
何度目の事かは数えたくもないんだ
イカレたって進むのさ

朝が来てそんな感じ、情けない夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

泣ける場所がないと云って俺の前で泣く
君の事を思っている
誰かの失敗が経験になればいいね
学べる内に学ぶべきさ

死ぬ勇気を持ち合わせているくらいなら
生きる勇気を拾ってこいよ
心の中で生き続ける前に目の前で息してくれ
笑える内に笑うべきさ

捻った蛇口から言葉が溢れ出してくる様だ
鉛筆の先端はいつも震えている
死んでから初めて認められるんだって?
それじゃちょっと遅いのさ

朝が来てそんな感じ、耐え難い夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

小さなお婆ちゃんが新聞を丸めて
その文字を睨んでいる
憎悪の事件にインクだって滲んでる
お婆ちゃんが憂いでいる

御国をあげての戦争をまた始めるつもりですか?
目の前の争いだけで手一杯なのに
何処に行けども良い奴が居て
悪い奴が居るってだけの話なのに

殺したいと思った奴なら居るさ
そう、数えたくもないほどだ
殺したいと思った奴等からも学んださ
御国なんてあげなくとも

朝が来てそんな感じ、抑え切れん夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

女は男に云った、「寝たい時には一緒に寝ましょ!」
嗚呼、無邪気に遂行した
次の日の夜、泣きながら女は友に云った、
「私、なんであんな事をされたのかしら?」

被害者がどっちなのかは知る術もない
だって、二人っきりの夜さ
そしてでっちあげられた嘘の真実だけが
威勢良く転がり出すのさ

何を信じるべきかは永遠に分からない
けど、魂は愛していたい
何処に行けども粋な奴が居て
無粋な奴が居るってそれだけの話なのさ

朝が来てそんな感じ、忘れたい夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

宛先不明の手紙を書いてあの娘の元まで
届くかを賭けてたのに
ポストマンが云うには「宛先は何処ですか?」
お固い話にはもうウンザリさ

その手紙はいわば自らの為に
書き殴った様な絵空事の戯言
行き先なくして、書き殴った文章は
まんまと自らの胸中に命中したって訳さ

正義が正義であればいいと願ってる友の為に
俺に出来る事はなんだ?そんなの皆無さ、
だからせめてそのままでいてくれよ

朝が来てそんな感じ、繰り返す夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

朝が来てそんな感じ、溢れ返る夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

また朝が来た
また朝が来た

 



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August 10, 2017

ニューオリンズ・ビバップ・ポエム / 2012



メンフィスから出る列車は早朝6時45分発
目的地は終着駅ニューオリンズ、ブギウギ胸中
座席を二つ確保してファットガールに目で合図
俺ははるばると東京からやって来たんだよ

トランクに頭を預けてようやく周囲を見渡せば
新しい世界に飛び込んでいる事を自覚する
心配する事は何も無いんだと景色を見渡せば
俺はこの上ない喜びを抑える事が出来なかったよ

車掌が遂に呟いた、「ネクスト・ストップ・イズ・ニューオリンズ」

ニューオリンズに到着したのは15時22分頃
プラットホームに足をつけた瞬間に聴こえてきたのは
誰かが吹いているトランペットのファンファーレ
まるで俺みたいな男の事でさえ歓迎してくれている様だったよ

一目散にその音が聴こえる方へ向かって
バーボンストリートに辿り着いた
ニューオリンズに到着して僅か30分、バーテンダーが目で合図
俺はタンバリンを渡されてバンドと一緒にステージに立っていた

ガムテープの貼られたサックスを裸で抱えた男とすれ違う
歓迎してくれているのはきっとこんな男だ
電信柱に凭れてヤツが自然に吹き出した
俺はこの街を天国って呼ぶ事にしたんだよ

空からシャボン玉降らすヒッピーを眺めながら流し込むガンボ
俺はこの街を天国って呼ぶ事にしたんだよ

メンフィスで手に入れたギターを抱いて大通りに出た
俺はサングラスをかけて
街中で日本語を響かせた
黒人と白人に届く様に
人種差別がなくなります様に

奴等は物珍しそうに眺めていた
恐かったのでサングラスは外さずに
数曲を捧げた
路面電車の乗客に
そしてこの天国に

--------------------------------------------------------------------------------

メモ帳から突然発見されたポエム。重要なのは興奮を止めない事だ。
ガムテープの貼られたサックスを裸で抱えたあの男にもう一度会いたい。




drecom_eroom5session at 17:40|PermalinkComments(0)

August 02, 2017

アクトナチュラリー / 2015



奴等は俺を映画に引っ張り出し
一気にスターに仕立てるつもりだ
主人公は哀しみに暮れる男
そう、俺は俺のまま演じれば良いのさ

約束するよ、あの娘と
主演賞だって狙うつもりだ
この映画でやっとスターになれる
俺に打って付けの役だから

皆にもこの映画を観てもらいたいね
そしたら直ぐに気付くだろう
愚か者だってスターになれる
そう、俺は俺のまま演じれば良いのさ

次は哀しみに暮れる孤独な男が
跪いて憐れみを乞う場面だ
リハーサル無しで見事にやってのけよう
そう、いつもの俺を演じれば良いのさ

約束しよう、あの娘と
オスカーだって奪うつもりだ
この映画でやっとスターになれる
俺に打って付けの役なんだから

皆にもこの映画を観てもらいたいね
そしたら直ぐに分かるだろう
愚か者がスターの階段を上る
そう、いつもの俺を演じてるだけでさ

俺は俺のまま演じれば良いのさ

-------------------------------------------------------------

原曲はカントリー界のボス、Buck Owens「Act Naturally」。
ビートルズの軽快なカバーで有名です。
詩は原曲の訳詞に基づきながらの意訳です。
ビッグスター!

 



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July 29, 2017

手紙 / 2017



宛先不明の手紙を書いて、
あの娘の元まで届けてやるつもりだったのに
ポストマンが云うには「宛先は何処ですか?」
お固い話にはもうウンザリさ

その手紙はいわば自らの為に
書き殴った様な絵空事の戯言
行き先なくして、書き殴った文章は
自らの胸中にまんまと命中したって訳さ

一日が36時間になればいいと願ってるあの娘の為に
俺に出来る事はなんだ?そんなの皆無さ
だからせめて絵葉書でも...

朝が来てそんな感じ、思いつきの夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

窓の外では痴話喧嘩、ようやく集中して精神を
高みに持ち込んだところだっていうのに
シチュエーションはばっちりの土砂降りの中、
「もう大嫌い!」、誰もが役者さ

悪いのは男さ、そういう事でいいさ、
経験ってのは武器になるさ
どうか彼女を抱き締めて静まらせてやってくれ
そして俺に静寂をプレゼントしてくれ

高みに持ち込んだ筈の精神は簡単に崩れた、
だから雨の音を聞いていた
シチュエーションはばっちりの豆電球の中、
「もう今日は終わり・・」、誰もが役者さ

朝が来てそんな感じ、救いなき夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

大切な事のほとんどは酒場で決めてきた
そう、酒場と書いて契約と読むさ
大切な事のほとんどは酒場で学んできた
約束は忘れないさ

偽者がいくら気取ってみたところで
中身までは盗めないさ
約束を忘れてしまったヤツは信頼を失くした
そして当たり前に友を失くした

悪いのは酒さ、そういう事でいいさ、
酒を口に運んだのはお前さ
誰かの失敗が経験になればいいね
学べる時に学ぶべきさ

朝が来てそんな感じ、馬鹿らしい夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

小さなお婆ちゃんが新聞を丸めて
その文字を睨んでいる
憎悪の事件にインクだって滲んでる
お婆ちゃんが憂いでいる

御国をあげての戦争をまた始めるつもりですか?
目前の争いだけで手一杯だってのに
何処に行けども悪いヤツが居て
いいヤツが居るってだけの話なのに

殺したいと思ったヤツなら居るさ、
嗚呼、もう数え切れないほどに
だけど御国をあげてとかはどうだっていいのさ
個人的な感情だけさ

朝が来てそんな感じ、抑え切れん夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

女は男に云った、「寝たい時には一緒に寝ましょ」
嗚呼、無邪気に遂行した
次の日の夜、泣きながら女は友に云った、
「私、なんであんな事をしたのかしら?」

被害者がどっちなのかは知る術もない
だって、二人っきりの夜さ
そしてでっちあげられた嘘の事実だけが
コロコロと転がり出すのさ

何を信じるべきでどうすべきなのかが
もう分からない
何処に行けども悪いヤツが居て
いいヤツが居るってそれだけの話なのに

朝が来てそんな感じ、情けない夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

宛先不明の手紙を書いて、
あの娘の元まで届くかを賭けてたのに
ポストマンが云うには「宛先は何処ですか?」
お固い話にはもうウンザリさ

その手紙はいわば自らの為に
書き殴った様な絵空事の戯言
行き先なくして、書き殴った文章は
自らの胸中にまんまと命中したって訳さ

正義が正義であればいいと願ってる友の為に
俺に出来る事はなんだ?そんなの皆無さ、
だからせめてそのままでいてくれよ

朝が来てそんな感じ、繰り返す夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった

 


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July 26, 2017

その闇 / 2017



誰も知らない君の闇
誰も知らないお前の闇
誰も知らない敗者の闇
誰も知らない俺の闇 

暖めてやってくれないか
凍えきった足元さ
お気に入りの靴下、
アーガイルでお澄まし

誰も知らない君の闇
誰も知らないお前の闇
誰も知らない勝者の闇
誰も知らない俺の闇 

ハローマイフレンド
大きな声で呼びな
ハローマイフレンド
大きな声で叫ぶ名

持ち上げてやってくれないか
抱えきれない荷物さ
お気に入りのボトムス、
捲り上げてお出まし

俺が好きなのは今の君
じゃなくて、あの頃の笑う君
俺が好きなのは今の君
じゃなくて、あの頃のすがる君

暖めてやろうじゃないか
持ち上げてやろうじゃないか
今度こそ、今度こそ
お気に入りのスタイルで
叩き割りな、その闇




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July 20, 2017

スゥイートハート&ビールストリート / 2017



重たいトランク抱き締めて
辿り着いた場所に目を凝らす
好きでもないくせにアメリカンコーク
その泡がヤケに気分を囃し立てる

晴れたまんまで雨は降る
嗚呼、ブーツは穴だらけだった
ならばジャブジャブ鳴らして元を取れ
所詮命はギャンブルみたいなもの

踊ろう、辿り着いた町で
スゥイートハート、吐き出してしまいそう

歩道さえないハイウェイを歩いてたら
ガタピシ車が真横を裂いて行く
まるで夢でも追い駆けてるみたい
アメリカンコーク、また空になっちまった

ミシシッピーの河を見渡しながら
ジャブジャブのブーツ乾かして歩こう
ミシシッピーの河の向こう側に問い掛ける
なぁ俺、今一人で何処にいると思う?

踊ろう、辿り着いた町で
スゥイートハート、吐き出してしまいそう
踊ろう、有り金叩き
スゥイートハート、はみ出したままでいよう

観光客目当ての馬車馬乗りが
鞭を叩いて馬を焦らせている
だけどカメラ構えてその面を狙う俺、
正義がどこにあるのかも知れず

テレビチャンネルを替える様にライヴハウスをはしごする
なぁ俺、今一人で何処にいると思う?

踊ろう、辿り着いた町で
スゥイートハート、吐き出してしまいそう
踊ろう、有り金叩き
スゥイートハート、はみ出したままでいろ

知らない町を歩くのが大好きなんだ
ここはメンフィス・ビールストリート

踊ろう、ビールストリート
入り浸ろう、エルヴィスも見てる




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スモーキンシガレットの様に / 2017



ひらひらと舞い落ちてゆく
そうね、蝶々の様な灰を眺めながら

「悩みの種、蒔き散らすのはもう止めたいわ」
呟いた、新しいのに火を点けながら

スモーキンシガレットの様に愛されて
スモーキンシガレットの様に愛して

ブーツに落ちた灰は何処かへ消えたわ
もう一生会う事もないわ

「そうねあの雲、何処から来たのでしょうか?」
呟いた、香しいのを咥えながら

スモーキンシガレットの様に捩られて
スモーキンシガレットの様に捨てないで

捨てないで。

スモーキンシガレットの様に愛したい
スモーキンスモーキン、火事にだけ気をつけて 

---------------------------------------------------------------------------

いつか、名古屋からの帰り道、ジェニーが運転する車の助手席でDJ作業を興じながら煙草を吹かしていた。
灰がブーツに舞い落ちて、次に目をやった時には跡形もなく消えていた。
そんな時、既に頭の中ではこの詩が9割方完成していました。 

 


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March 21, 2017

ピースフロムマインド / 2015



さっきまで死者がいたその線路の上を
俺達は走ってる、何も知らない振りで

景色も見ずに画面の文字に吸い込まれてる眼
噂話と評価に惑わされて真実を探す手はもう止めるのか

ピースフロムマインド
棒読みのレジスター打ちと俺との間にも
ピースフロムマインド
いくつかの優しさはほしい

片付けられた死者の語りを今、聞いてる様な気分
争いは避けれない、色んなヤツが居るし

魂の操作方法記された本を買いに行こうとか思ったりしないで
その足で現実を踏みに行くさ

ピースフロムマインド
作られたヒットシンガーと俺との間にも
ピースフロムマインド
いくらかの優しさはほしい




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December 24, 2016

Walk On The Wild Side.


ワイルドサイドを歩け。

ホリーは今、旅の途中。
ヒッチハイクしてマイアミから来た。
その車の中で脛毛と髭を剃り、
彼は彼女になったんだ。

ベイブ、ワイルドサイドを歩け。
ベイブ、ワイルドサイドを歩け。

キャンディは島を飛び出して来た。
楽屋で彼女は皆の恋人。

だけど彼女はいつも冷静だった、
男のアレにしゃぶりついている時でさえ。

ハニー、ワイルドサイドを歩け。
ハニー、ワイルドサイドを歩け。
そして黒人女は唄ってる。

巻き上げられてばかりいるリトルジョー。
一つもチャンスを与えてもらえずに。

どいつもこいつもハッスルして、
ニューヨークはそんな場所だとか何だとかホザいている。

ジョー、ワイルドサイドを歩け。
ジョー、ワイルドサイドを歩け。

ストリートからやって来たシュガープラムフェアリーは、
ソウルフードと喰える場所を探してる。

アポロシアターへ行って、
奴がゴーゴー踊ってるのをアンタも見るべきだったんだ。

シュガー、ワイルドサイドを歩け。
シュガー、ワイルドサイドを歩け。

ジャッキーは本物の飛ばし屋。
ある日、ジェームスディーンになれると思った。

精神安定剤を飲んで彼女、
衝突さえも恐れずに。

ベイブ、ワイルドサイドを歩け。
ハニー、ワイルドサイドを歩け。

そして黒人女は唄ってる。




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May 21, 2014

2014.5.21



セットアップパンツに履き替え、深夜営業を終えた俺とお前との時差は13時間


堪ったモンじゃないぜあの野郎、他人のミスを喚き立て

自分の過ちは知らん顔、恥じらいの意味さえ知りはしない


見てみろよ、希望を失ったアイツが光も無くて嘆いてる

春夏秋冬問わず出くわす風景だ、ウンザリもくるが気持ちは分かる

よー、俺とお前との違いは願っているか否かだよ


無時給で早朝の歩道を掃く老人とすれ違った後、

AM6時19分、俺を乗せる電車がやって来た


運んでくれ、運んでくれ、誰も居ない所まで運んでくれ


酔っ払いの溜息が耳元にこびり付いてる

お願いだもう少しダンディズムに人の気持ちを悟ってくれ


セットアップパンツに履き替え、深夜営業を終えた俺とお前との時差は13時間


堪ったモンじゃないぜあの野郎、店内に忘れた大事な財布

忘れたのはお前のせいだと云わんばかり、恥じらいの意味さえ知りはしない


「Jane Birkin is GOD」と刺繍されたシャツを着た女の子に勇気を貰った後、

AM6時48分、乗り換え電車がやって来た


運んでくれ、運んでくれ、キレイな所まで運んでくれ


考え事をしてるからあんまり話掛けないでくれ

だけど道を知りたいなら何時でも俺に聞いてほしい


迷い込んだ宇宙人の様な風貌で地下から地上に上がる時、

AM7時1分、ようやく電車を抜け出した


酔っ払いの溜息を息吹に変えてみせるのは容易い事じゃないけれど

チャンスは町中に何時でも転がっているのさ


セットアップパンツに履き替え、深夜営業を終えた俺とお前との時差は13時間

苦肉の策は要らないぜ、俺には大事な任務がある


銀行の警備員が頭を下げ、おはようございますと叫んでる

お願いだもう少しダンディズムにおやすみなさいと囁いてくれ


運んでくれ、運んでくれ、空気の澄んだ所まで

 



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July 21, 2013

破れたズボンの後ろポケットから ’13


【破れたズボンの後ろポケットから】  



破れたズボンの後ろポケットからはみ出してる未来

落とすなよ、零すなよ、破れたズボンの後ろポケットから


ギーギー鳴ってるチェーンのリズムから生まれ落ちるポリシー

逃すなよ、逃げるなよ、ギーギー鳴ってるチェーンのリズムから


鍵はジャラジャラ、「ソレ、何のキー?」

「天国の扉開けるキー」だって?

シャラクサイお前、天国の扉の場所さえ知らんくせに


サウンドホールに落としてしまったラークマイルドを拾い上げて

シケ込んだ気分に火を点けながら考えている事

「新しい世界に飛び込んで行く時はどんなパンツを穿いて行けば良いだろう?」って

どうしようもなく他愛もない話


だから破れたズボンの後ろポケットから覗き込む未来

落とすなよ、逃すなよ、見て見ぬ振りは罪の種


ゴタクをゴジャゴジャ、「これはこれでこう?」

「右側の勝利者として」だって?

シャラクサイお前、幸福の扉のノックは俺がし続けるぜ




見て見ぬ振りは罪の種だ、と懲りもせず思考している。

イカサマを暴け、茶番を晒せ、

選挙へゴー、伝統のトルネード投法を用いて紙切れをイン、

勘の鋭い貴方には一目瞭然、コレは政治の詩だ。




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November 06, 2008

二連休をくれ ’08

二連休をおくれ。

俺に二連休をくれ。

有給をおくれ。

使い果たしてしまった有給をもう一度この手に。

何も予定のない、溢れ出す自由の様な二連休をくれ。

何も予定のない、躍り出す自由の様な三連休をくれ。



P.S 残り時間四十分、夜は夜とて「踊ろうマチルダ」観賞。

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July 26, 2008

「ポップアートの偽者の住人」

「ポップアートの偽者の住人」

真黄色いスプレーを買ってきて カラーテレビを全部塗りたくった
スプレー缶が余ったモンだから 次から次に全部塗り潰した

気付いた時は全部真黄色 真っ赤なカーテン以外は全部
暫らくは様子をみていたんだけれど やっぱりどうにも落ち着かないから

俺の人生に似てるんじゃないかと一人で喋って一人で笑ったのさ

真っ黒のスプレーを買ってきて ありふれたテーマを全部塗りたくった
顔に付いてもなりふり構わずに 次から次に黒く塗り潰した

落ち着きを取り戻した雰囲気で 暫らくは様子をみていたんだけれど
どうにも暗い気持ちになってきて どうにも暗い気持ちになってきて

どっかで見た事ある様な光景で 暗い気分で考え込んでたら

これって俺の人生じゃないかと一人で思って一人で笑ったのさ

赤と黄と黒のストライプでポップアートの偽者の住人
明るさ暗さと燃えてる感じでポップアートの危険な住人

言うならば俺の人生こんな感じ 救いどころが掴めない状況
言うならば俺の人生こんな感じ 落ち着きどころが掴めない心境


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May 20, 2008

詩・「頭が痛いと思い出す男の事」

働きたくない、

楽したい、

呑んで、

書いて、

ヤリまくりたい。

おいそれ、

ブコウスキー。

おい、頭が痛い、

寝過ぎからか、

寝てないからか、

はたまたそれ以外か、

おい、頭の中がいっぱい。

旅に出て、

働かず、

楽をし、

呑んで、

書いて、

ヤリまくりたい。

おいそれだから、

ブコウスキー。



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May 16, 2008

詩・「ワタシは座り込んでいる」

ワタシは座り込んでいる

誰とも目を合わす事無く

ワタシはへたり込んでいる

不甲斐無さの置場も無く

ワタシは寝転んでみる

あれ程に素敵な夢が見たいと願った筈なのに

怒鳴り声で目覚めている

ワタシはワタシ自らの怒鳴り声で目覚めている

ワタシは吹かしている

草花にまで煙たがられながらも

煙草を吹かさずにはいられないでいる

ワタシは寝転んでみる

良く晴れた真昼間の駐車場に寝転んでみる

ここでは良い夢が見れるのではないかと

凝りもせずに期待している









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March 08, 2008

「地下室のセッション」

「地下室のセッション」

地下室のセッション 埃っぽい階段
下りれば更に埃っぽい溜まり場

ピアノの上にコーヒーが香る
花瓶を挟み 横には灰皿
数十本もの吸殻 溜まった灰皿

主はソファー 真っ赤なレザー
ゆっくり腰を上げ 咥え煙草で
ピアノに近づく 地下室のセッション

夜も昼もない

地下室のセッション 埃っぽい溜まり場
仲間が集まり 思い思いの場所につく

吊り下がる裸電球 ドラムのカウント
スウィングなイメージ 煙草灰だらけ

心も踊る 世界をシャットアウト
夜も昼もない 純粋なビート
揺れる裸電球 地下室のセッション

死ぬまでここにいよう 死ぬまでここにいよう
仲間を集めて 死ぬまでここにいよう

心が踊る 世界をシャットアウト
夜も昼もない 地下室のセッション

溢れるコーヒー 地下室のセッション


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January 03, 2008

「ラウンド ミッドナイト」

「ラウンド ミッドナイト」

一人きりの夜に 読書灯だけ灯して
ドロップアウトした男の 物語に入り込み

興奮して眠れずに 夜を明かしてる男は
とても健康な者だと 信じて疑わない

ラウンド ミッドナイト

部屋の外の車道は 酔っ払いのストリート
ハイヒールのコツコツと 下手くそな鼻唄と

俺は眠る気がしない 焼酎を嗜んで
物思いに耽るのは 蝋燭の火を点けてから

ラウンド ミッドナイト

どんな事を考える 何歳まで生きるかと
答えのない事ばかり 自分の事考える

本の続き気になって 読書灯だけ灯して
破滅型の男の 物語に憧れる

真夜中に全てを取り払う様な気分で
真夜中に全てが見える



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November 26, 2007

「俺は今日も」

「俺は今日も」


俺は今日も

コーヒーを飲み過ぎていて

俺は今日も

古着屋で店員に間違えられた

俺は今日も

映画を観て

俺は今日も

歯医者に向かった

俺は今日も

煙草を止めず

俺は今日も

レコードで踊った

俺は今日も

本を読み

俺は今日も

読破した

俺は今日も

モデルガンで遊び

俺は今日も

ダンボールに描いたグラサン顔をぶち抜いた

俺は今日も

夜はギターを弾き

俺は今日も

真夜中に眠る

この中の一つもしてない人

世の中には腐る程おる

おる



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October 17, 2007

「表現者」

「表現者」

指導者の云う事が全て正しいと俺は思わないぜ
指導者の云う事は全て疑うべきだとすら思ってるぜ

魂きれいに売り飛ばしてこの先何が残ると云うつもりかい
指導者の云う事に何でもかんでも従う男になりはしないぜ

付き合ってられないね

プラットホームの女の子 ちょっと何かが欠けてる様な女の子
ドラッグストアの女の子 何から何まで行き届いてる様な女の子

花柄テーブル円で囲んで未来の話を繰り広げてみたくもなるね
プラットホームの女の子と ドラッグストアの女の子と

付き合ってられないんだろうね

根本から変える必要がありそうだね
革命とかそんな大逸れた事じゃなくて
未来の話で盛り上がろうぜ
未来の話で盛り上がろうぜ

盛り上がろうぜ

浮浪者の云う事にちょっと耳傾けてみるのも良いね
浮浪者の云う事には真実が溢れてる様な気がするね

ふざけた事を口にしながら煙草ふかして夜の闇に消えて行く
ふざけた事を吐き出しながら疲れきってやっと終わったと床に就く

床に就いて夢を見る 浮浪者になった夢を見る
浮浪者になった嬉し哀しの夢を見る
浮浪者になった嬉し哀しの夢を見る

浮浪者になった夢の後 真実を見抜いてやる
浮浪者になった夢の後 真実を見抜いてやる



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October 07, 2007

濃いコーヒー

飲んだら一発で胃が荒れる様な

濃いコーヒーを飲み干したら

「新たな旅に出ようぜ」

と、誰かが呟いた


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July 19, 2007

詩・「コンバンハ」

詩・「コンバンハ」


コノヤロー

俺の部屋を

黒いものがウロチョロしている

コノヤロー

俺の部屋を

黒いものがコソコソしている

バカヤロー

俺のレコードの後ろに

黒いヤツが隠れやがった

バカヤロー

俺の本棚の中に

黒いヤツが逃げやがった

コノヤロー

バカヤロー

コンバンハ

潰す気はない

殺す気はない

どうぞ

安全な場所で

生き延びてほしい

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June 27, 2007

詩・「個人的理由」

俺を広島で括るな

俺を音楽家で括るな

俺をフリーターで括るな

俺を貧乏で括るな

俺を低血圧で括るな

俺を男で括るな

俺を団体で括るな

括るなよ

俺は俺で

個人だ、憶えとけ


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June 18, 2007

詩・「ドクター」

「ドクター」

感情抑えきれずにやさぐれていました
ふて腐れた顔して いらいらいらららら

もう一つの人格が本当の俺を狂わせる
だけども本当の俺がどっちかなんて知らんけれど

Doctor says I’ll be alright
Doctor says I’ll be alright
Doctor says I’ll be alright
But I’m feeling blue

絶望と手繋いで笑い転げてみました
死んだ様な顔して へらへらへらららら

もう一つの人格か 逃げる様な事言うなよ
どっちの俺も本当なのかも知れないぜ

医者が言う 大丈夫さ
医者が言う 問題無い
どこにも悪いところなんか無いんだってさ
だけど心は暗い

医者が言う 大丈夫さ
医者が言う 心配無い
どこにも悪いところなんか無いんだってさ
だけど俺の心は暗い 暗い 暗い

感情抑えきれずにやさぐれていました
足下おぼつかない ふらふらふらららら

自分だけで精一杯 生きるだけで精一杯
他に手が回らない 知ったこっちゃないんだけど

医者が言う 大丈夫さ
医者が言う 問題無い
どこにも悪いところなんか無いんだってさ
だけど心は暗い

俺が言う 大丈夫さ
俺が言う 心配無い
どこにも悪いところなんか無いってさ
だけどまだ心は暗い 暗い 暗い



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疑問はすぐに投げかけようぜ

俺に仕事場を仕切らせてみないか

きっと上手く行くぞ

簡潔にまとめる事が出来るぞ

涼しげな顔して言われた通りに

ただただ業務をこなす人達

疑問はすぐに投げかけようぜ

俺の疑問を

鳩が豆鉄砲食らった様な顔で眺める人達

狂っとるのはお前だぜ

何でもかんでも信じずに

全てを疑ってかかってみないか

そしたらきっと

上手く行くぞ

開いた口が塞がらんとはこの事で

開いた口が塞がらんとはこの事だ

だから俺に

仕事場を仕切らせてくれないか

決して仕事に熱心な訳ではないが

効率の悪さに

開いた口が塞がらんのだ



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May 28, 2007

Fucker

俺の価値観で、面白くもない奴と話はしたくない

俺の価値観で、下らん話に笑う事はない

俺の価値観で、帳尻合わせをする必要はない

俺の価値観で、謙遜する必要はない

俺の価値観で、お前の価値観に興味はない

俺の価値観で、一匹狼で大いに結構

俺の価値観で、俺は生きる

Fucker Fucker Fucker

俺の価値観で、俺は死にたい



dscn0686.jpg



P.S 酒井泉水(ZARD)が亡くなった。別に好きでもないし、嫌いでもないけども、感慨深いモンある、ある。何が起こるか分かったモンじゃない。



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詩・「雨が降ったって大丈夫」

「雨が降ったって大丈夫」

雨が降ってきた夜に 口ずさむ唄がこの世にはない
パトカーのサイレンが聞こえる様に 自然な感じで唄いたい

あの娘は陽気な口笛で 冴えん一日を乗り切ってみせる
俺はといえば口々に 声に出すのさ

もう帰ろうぜ

雨が降ってきた夜に 口ずさむ唄を作りたい
パトカーのサイレンのリズムで 小粋な感じで唄いたい

雨が降り止む気配はない 傘の骨は突き出しているし
濡れて歩いてみるのも良い そっちの方が似合ってるって

言われたとしたら 思わず俺は笑顔で
有り難うだとか 口にしてしまう様な気がするね

寂しくなってきたら 誰かに電話したりしないで
布団の中に潜り込んで 思考回路を変えてやるんさ

雨がやり切れん思いを 全て流すとか言ったりするけど
俺はそうは思わない どうしてかって聞かれたりしたら

だって雨って 神様の涙って
思ってる方が幸せになれる気がするの

お気に入りの傘を見つけたよ 雨が降ったって大丈夫
お気に入りの長靴見つけたよ 雨が降ったって大丈夫

雨が降ってきた夜に 喜び勇んで外へ飛び出した
怖いモンはこの世にないんだと いった雰囲気で飛び出したんだ

雨が降ったって大丈夫 雨が降ったって大丈夫

アメニモマケナイ男になりたい


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March 25, 2007

詩・「発端」

「発端」

喫煙所にて

勢いあまって

煙草のフィルター付近を

圧し折ってしまった瞬間

今日は帰るべきだと

俺は踏んだ

明日は休むが

9時55分に

起床起床

昨夜真夜中

フラフラの頭に

突如舞い降りてきた曲を

呼び戻したい

曲が出来る瞬間というのは

きっとそういうモンだ

フラフラの概念

吹き飛ばしたい

at 01:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

March 13, 2007

深夜高速バスブルース(北九州編)

深夜高速バスブルース(北九州編)

バスの中で見た 夜行バスの中で見えた
真っ暗な山奥に外灯がポツンと一つ
そこにお気に入りのソファ持ち込んで読書したい

運転手さんブレーキ外れた様に南に向かってひたすら
小倉パーキングエリアに辿り着いた時の為に
ショートホープが胸ポケットの中

その山奥の外灯の下に
ソファと本とアンプとギターが

ガソリンがあれば何処にだって行けるなぁ

4tトラックが真横を走り過ぎて行った時
頭の中に勝手な物語描いて
俺の耳には人生賛歌聴こえる

京都辺りのラブホテル街に流れ星が落ちた
そんな星でも願いを込めて構わないかい

「空想を今すぐ現実にしてくれ」

懲りもせず俺はバスに揺られて
北九州まで下って来たけど
今度はちょっと気分が違うんだ
バスの中で見た風景のせいさ

これだから旅はいつまでだって続くぜ

広島辺りのラブホテル街に流れ星が落ちたから
早く急いで願い事を決めなくっちゃ

「空想を今すぐ現実にしてくれ」



at 02:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

March 06, 2007

詩・「やりたい」

「やりたい」

飛び抜けたい

突き抜けたい

触りたい

ぶち壊したい

行きたい

見たい

違いたい

弾きたい

読みたい

強い

強くない

弱い

そう弱い

唄いたい

乗りたい

持ちたい

泣きたい

歩きたい

口に出したい

手に入れたい

元取りたい

取り返したい

守りたい

自由にやりたい

生の感情恐れるべからず

俺は生きたい

生きたい

俺はやりたい

やりたい

なら、やろか。

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February 28, 2007

詩・「弁明ではないが」

「弁明ではないが」

俺のこの日記

「高哲典」やら

「城野マウンテンジャム」やら

「チャールズ・ブコウスキー・ポスト・オフィス」やら

様々な言葉で引っ掛かってくれて嬉しい

しかし

「警察庁交通課弁明集」

これで引っ掛けて

この日記覗いた奴、誰やねん

お前面白すぎるぞ

ちょっとは役に立ったか?

P.S しかし俺が警察に向けて言う事は「弁明」ではない。あいつらの間違いを指摘してやりたいだけだ。朝の渋谷・国道246号線を見てみろ。何とか点数を稼ごうと、粗を探そうと、眠たい顔したポリスメンがウロウロと5、6人。あいつらに「君等ヒマか?」と問いたいだけだ。

at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

February 27, 2007

詩・睡魔

「睡魔」

朝10時54分

9時にセットしたベル式目覚まし時計が

床の上で轟音響かせのた打ち回る

すなわち2時間鳴り響いた計算

俺の睡魔に敵うモノ無し



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February 13, 2007

詩・「爪切り」

「爪切り」

俺は夜

爪を切らない

だから今

マクドナルドで爪を切る

ハンバーガーの匂いと共に

響き渡るは

爪切りの音

俺は爪を切らない

「コーヒーショップ モッカ」の爪切り以外では

俺の爪

「コーヒーショップ モッカ」の爪切り次第

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February 07, 2007

詩・「ワーキング」

「ワーキング」

渋谷駅構内

おにぎり売りのおばさん

毎日よー働いとるね

そこを毎日通る俺

こちらこそ

よー働いとるね

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February 05, 2007

詩・「ヘビースモーカー」

「ヘビースモーカー」

十一本目の煙草の最中

十二本目の煙草に思いを寄せる

俺は本物の

ヘビースモーカー

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January 29, 2007

詩・「エンジン」

「エンジン」

一日一回エンジン掛けろ

そうじゃなきゃぶっ壊れるぞ

取り返しが付かんぞ

そう

何にしても、だ


・例えば俺のバイク。走り出すまでに10分位掛かる。drive to 渋谷。弦を買い込み、明日に備える。演りたい曲をリストアップして、驚き。とても40分じゃ追いつかん=唄いたい唄が多過ぎる。俺みたいなモンの為に電車を乗り継いで来てくれる人達、この人達に下手は打てん。いやいや、それ以上に俺自身に下手は打てん、打てんぞ。


at 20:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 28, 2007

詩・「自由」

「自由」

其処はとても自由な場所だった 
其処はとても自由で溢れてた
真夜中に子どもが親に連れられて
ママまだ上手くは乗れないよ 自転車の練習をしたり
ラジカセの音楽に合わせて女の子達が踊り狂ってた

其処はとても自由で溢れてた
誰も咎める奴なんて居なかった
外灯の下で一人バスケットボールに熱中したり
カップルが階段に座って流れる車眺めながら
ただただ楽しそうに手を繋いでいる
その横で男が一人缶ビールを啜る

其処に行くと東京の空は低いって
言われる理由がやっとこさ分かった
おいらベンチに寝転んで空を見上げて
あの星座はなんだろうなどと
詳しくもない星について考えながら
天国はあるんだと心底思った

誰かがやってる線香花火綺麗だったけれど
ゴミは持ち帰れよ 神聖な場所さ

ポイ捨てと自由は結びつかない
ポイ捨てと自由は交わる事がない

お月さんに挨拶がしたかったけれど
生憎雲が出てきて半分位隠れた
また来るねって勝手に約束をして
絵の中の人の様に黄昏て歩いた

あくる日余りにも東京っぽい光景
井の頭線の車内においら押し込められ
後ろポケットに突っ込んだ文庫本は取り出す余裕も無く
見ず知らずの男女と肩を寄せ合っている

居酒屋で真実を注文してみたい
自動販売機の下に宝物はないかい
思い出を1ダース届けてもらいたい
神聖なオフィスで演奏してみたい

其れはとても自由な発想で
其れはとても自由で溢れてて
真夜中に子どもが親に連れられて
お茶目によろけながら自転車の練習をしている

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January 22, 2007

詩・「チャンス」

「チャンス」

朝起きる

蛇口ひねる

本来出るもの



こいつが出ん

理由は明確

未納未納

これでまた

ブルース生み出せる

考え方

次第次第

予定は

延期続きで

週間天気は嘘だらけ

7か月分

一気に払い込め

外は冬晴れバイクに乗って

三軒茶屋まで一っ飛び




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December 10, 2006

詩・「ただそれだけ」

「ただそれだけ」

親切な人には
自然と親切になり
そうでない人には
必要以上に
はらわた煮えくり返る

俺はただそれだけの男

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December 01, 2006

散文・「悪くない始まり」

俺のスピーカー
かっこいい音楽しか流れない仕組み
トム・ウェイツ「orphans」
三枚組の一曲目
「Lie To Me」で踊りまくる

でも俺のスピーカー
時にはかっこ良くない曲
流さなければきっとぶっ壊れてしまう

夕方からは「エッシャー展」
後ろで洗濯機の音
俺の誕生月 十二月
悪くない始まり

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November 25, 2006

詩・「バニラ」

すれ違った女から

めっちゃバニラフレーバーの香りが発せられ

鋭く漂っとったけん

お前食べ物か

と、罵ったった

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November 24, 2006

詩・「お洒落」

「お洒落」

盛岡のタリーズコーヒーで
飲んだコーヒーの
レシートを
渋谷ビル
屋上灰皿の中に捨てた
それはとても
お洒落な瞬間


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November 15, 2006

詩・「気まずい関係」

「気まずい関係」

猫が近くにやって来て
ミャーと泣きやがるモンだから
俺は食べかけのパンを
それはそれはほんのちょっとだけ千切って
猫に渡した

そしたら猫が
それはそれは嬉しそうに跳びついて
今度はニャーと泣きやがるモンだから
俺は終わりかけのパンを
ほんのちょっとだけ千切って
猫に渡そうとした

だけども
そのパンがあまりにも美味しくて
俺はついに食べつくしてしまった

やけに気まずいモンだから
猫に手を振ってその場を去った
猫はこのケチンボの後姿を
ニャーミャー泣きながら見つめた

ぐっどらっくと呟いた



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November 13, 2006

「尊敬の眼差し以外のなにものでもない眼差しで」

「尊敬の眼差し以外のなにものでもない眼差しで」

右のブレーキなくなって
後ろのタイヤはパンク寸前
それでもいいわと
オンボロ自転車またがって
目指すわ
近くの図書館へ
辿り着いたその瞬間
目に入るはシャッター鉛色
よく見りゃ
本日定休日

後ろのタイヤが回らない
意地を覚悟で押して行く
それでもいいわと
ポンコツバイク引きずって
目指すわ
近くのバイク屋さん
ほんの百メートルで力は限界
百メートル走十回やるより息切れて
歩いて行くのさバイク屋さん

兄ちゃんバイクの場所まで来てくれて
その場で何やらやり出した
工具なし 手は真っ黒々け
俺はその様子を眺める
尊敬の眼差し以外の
なにものでもない眼差しで
コツコツコツコツ
タイヤを蹴り上げる
その間僅か一分三十秒
「直ったよ」
手を上げ兄ちゃん帰ってく

「いくらですか?」
この一言を言いそびれた事に
俺はとても後悔している
お金も受け取らず帰って行く兄ちゃん
あんた渋過ぎるよ
持つべきものは手に職さ

P.S そんなわけで、0円で奇跡の復活。兄ちゃんはお金儲けの商売してないよ。心からバイクが好きなんじゃろうな。ほんまにありがとう。寿命を超えてもまだまだ乗り続けるぜ。




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散文・「五百五十円」

「五百五十円」

俺は今日
五百五十円のお釣りを
意識もせず
偶然にも
二度受け取った
もちろん違うお店で

こんな男には
滅多にお目にかかれない

のではないか

at 20:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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