旅
October 21, 2012
2012 ジャリズリ感でゴー vol.2
'12.10.20



'12.10.20(土)
秋田 / LIVESPOT2000
1. ロマンのど真ん中
2. 思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
3. ヘイトアシュベリー
4. マーケットに春はない (can't buy spring)
5. 流れる道の上
6. 愛すべき日々
流れに流れて辿り着くロンリー秋田シティは初上陸。
知らない街を歩くのが大好きだ。
現在地は横手ニューヒップタウン、
愛すべき人間が提供してくれたモダンホテルに本日から二泊。
明日は明日とて、その愛して止まない人間のプライヴェートパーティ、
睡眠時間も肺の痛みも皆無、
いや、眠りはするが興奮し続けながら、訳分からんままでゴー。
ヤングマン&ガールズ+秋田美人に最敬礼。
October 20, 2012
2012 ジャリズリ感でゴー vol.1
'12.10.19






'12.10.19(金)
岩手/盛岡 club change wave
1. 死んだ街で笑え (仮)
2. 深夜高速バスブルース (東北編)
3. 自作自演屋
4. マーケットに春はない (can't buy spring)
5. ニューヨーク・サブウェイ・ブルー
6. 愛すべき日々
睡眠時間も肺の痛みも皆無、
思い出の街、盛岡生粋ピーハツシティにて初日を突破。
吹き飛ぶ五弦、シャラクサく引き千切る五弦、巻き起こる手拍子のリズムでキメる「愛すべき日々」、
全部奴等のオカゲだ、最敬礼。
彷徨い歩くテントウ虫野郎このワタシ、
また来る約束交わして明日はまだ見ぬ秋田へ狙うスリッピン&スライディン。
August 20, 2012
サマー・ロード・トリップス vol.2 ’12
'12.8.17~19








眠り方を忘れ、興奮止まず、ポンコツデリボーイ号に乗り込み岩手の奥の奥を目指す。
ただただ喋り倒し、車中で曲を仕上げ、瞬きの間に奥の奥まで辿り着く。
喉が錆び、ジャリズリ指数がピークを越したとておどけ続け、69時間まともに眠らんままに、
天国の様な場所で自由を唄い続ける。
'12.8.17(金)~19(日)
【SONG OF HEAVEN】vol.6
岩手県下閉伊郡田野畑村 道の駅たのはた
思惟の森コミュニティ公園
8.17
1. 何を想う
2. 深夜高速バスブルース ~東北編~
3. 自作自演屋
4. 流れる道の上
5. マーケットに春はない (can't buy spring)
8.18
1. 夢の暮らし
2. 思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
3. ヘイトアシュベリー
4. 草臥れて、夢を見て (with ウケタケユキオ)
5. マリーと暮らす
6. 愛すべき日々
・ザ・デリボーイズ
1. デリボーイスピリッツ
・高哲典 with 白井幹夫 (ex.THE HIGH-LOWS) & 山口ひろとし
1. 自由
8.19
・ザ・デリボーイズ
1. デリボーイスピリッツ
【デリボーイスピリッツ】
ポンコツのデリボーイ 乗り心地は最高
ガタボロのスクラップボーイ 睡眠に成功?
なんてさせる訳もない ドライバーはYU
ただハイウェイを疾走 太陽は上昇
5人組の男がそれぞれのサングラスで
ギャングの様な仕草であの村を目指すのさ
パツキンのダイナマイトガール 横には居ないけど
ショッキングピンクのTシャツ ドライバーはYS
ロードマップを広げくしゃくしゃにして
ラジオのボリューム上げりゃアナウンサーがホームランを告げる
ポンコツのデリボーイ 居心地は最高
ガタボロのスクラップボーイ 睡眠に成功?
なんてさせる訳もない ドライバーはYU
ただハイウェイを疾走 太陽は上昇
パツキンのダイナマイトガール 横には居ないけど
チャーミングレイツガール あの村で待つ
ギャングの様な仕草であの村を目指すのさ
チャンプの様な仕草であの娘を狙うのさ
ポンコツのデリボーイ 乗り心地は最高
ポンコツのデリボーイ 何もかも解放
出来たばかりの詩をその場で唄えるコト程に胸躍るモノはない、
しかも5人組として、演奏を信頼すべき仲間に任せて。
下世話な話、茶番劇、喋り倒し、瞬きの間に下北沢まで辿り着く。
永遠に続くパーティ感覚で駆け抜けるたかだか一週間、
「今から沖縄へ飛べ!」などとお偉方に一発指図されてみたい、
そしたら喜んで行く、どんな街でも、どんな村でも。
一人の喜びと、仲間が居る喜びをエゲツナく同時に噛み締めている、
完璧に仕上げたい、おどけながらロマンのど真ん中へ。
August 08, 2012
精確 ’12


1998年6月20日、広島グリーンアリーナでコンサートを観た帰り道、
駅前大画面には人だかりが出来、その画面には確かに日本代表サッカー戦が映っていた。
その人だかりに心向くままに突っ込み、
「おー!やー!かー!とりゃー!きー!」などと盛大に叫び、
その真横では9歳差があるホットガールが苦笑いで俺に問うた、
「エッ!アンタ、いつからそんなにサッカー好きなん?」、
「それがな、俺にも分からんのね、ハフッ!」。
アレは一体何だったのかと今も時々思い出す、
アレは一体何だったのか、今となっては皆目想像も出来ない光景、
そんな感じで時は流れ続けている始末。
喉が痛い、これはマズいと考えている俺はいつにも増してJPSを吹かしているド阿呆、
嗚呼、団体である前に、個人で吠えるというコトに徹底的な執着心さえ抱き続けていたい気分。
2012年8月4日、ポッピン福島シティへと総勢9人で乗り込む。
祭りに浮かれた福島の街を歩く、
ソレはニューオリンズの雰囲気にクリソツにも思えた。
なんせ身体は一つだ、ファッキンジョブ、アメリカ、風呂場、万年ベッド、ステージ、エトセトラ、
何処に居てもたった一つの身体で感じている。
車の中ではレッドホットチリペッパーズ、ディープパープルなどが聴こえていた。
高速道路沿いに見えるラブホテルの戯けたネーミングセンスに半ば呆れ半ば関心などしながら、
俺はこれ等の音楽が大嫌いだと初めて明確に意識した。
巧みでもクールでも偉大なるロックでもハートに響かんコトには勝ち目など無い。
喉が痛い、これはマズいと考えている俺はいつにも増してJPSを吹かしているあん畜生、
精確な勝ち目を探しながら。
May 07, 2012
in majix studio 2012.5.5~5.6
2012.5.5


「ラウンドミッドナイト」
Ag&Ba&Vo / 高哲典
2012.5.6
ミックスダウン&ダイナマイトパーティ
魂のレッドウィーク完遂。
「幸福」って言葉を生きている内に後23回使えるのなら、その1回を今こそ盛大に使ってやりたい胸中。
丸山章太郎、鴫原浩平、武藤昭平、宍戸留美、ウエタケユキオ、徳毛伸一、etc、敬称略、
3ピースロックンロール、トーキンビリー短編、一人芝居、弾き語りからなる四作四色の音が完成、
携わってくれた、いや、いただいた太々しい且つニヒル極まる方々に脱帽、
一人ではとても出来た芸当ではない事柄に愛を、
多大なる尽力に敬礼、
際限無く精進します、生きている限りは。

May 04, 2012
in majix studio 2012.5.1~3

2012.5.1(火)

「ロマンのど真ん中」
Eg&Vo / 高哲典
Ba / 丸山章太郎
Dr / 鴫原浩平
「自作自演屋」
Ag&Vo / 高哲典
Eg / 鴫原浩平
Ba / 丸山章太郎
Dr / 武藤昭平(勝手にしやがれ)
2012.5.2(水)

「草臥れたタクシードライバーの胸中に愛を」(仮)
Ag&Vo / 高哲典
Ag / ウエタケユキオ
Ba / 丸山章太郎
撮影&映像&ヴォーカルディレクション / 宍戸留美
2012.5.3(木)

グレイトヒップエンジニア / 徳毛伸一
曜日感覚など微塵も消えた昨今、
アイスコーヒーを飲みまくりながら録音稼業は目下最高潮。
その場その場で意見と理想を交え合い、従い、従え、
かくいう俺は「ここはこうで」、「ここはジャズで」、「こっからソロで」などと専門用語の類いを根こそぎ無視しながらどうにかほざいている。
驚愕なのはそれに応えてくれる人達、違う血が通い、俺一人では到底成し得ない音楽が出来上がりつつある。
途中経過の音を既に303回は聴いている、ソレを聴く時、歓喜は心底から沸き上がってくる。
「俺一人では到底成し得ない・・・」、すなわち、楽しくてしょうがないといった塩梅。
そんな訳で今日はオフ、頭が一杯でソレ以外の事は何も考えられない、考えたくもない始末。
明日はもう一曲、そしてエレキギターを録音、今直ぐにでもヤリまくりたい所存。
飛び乗る体重計は49.9kg、スーパーガリヒョロボーイの復活劇、
気が付けば風呂には何日か入ってない、目下最高潮。

December 14, 2011
ファンファーレ・ヒストリーズ 2011.12.13



'11.12.13(火)
かれこれ14年前からやり続けている事柄の一つに「ギターを弾きながら誕生日を迎える」という純粋行為がある。
ソレを「まだ生きてるぜ」の胸中で軽快に実践しようとジャリズリ唄い出した矢先、
0時ジャストのゴングからまるで予想もしていない程に鳴り止まないヤサグレ野郎&ポッピンガールからの「おめでとう」コールズ、
ソレは一日中ファンファーレの如く鳴り続け、
30人以上の「愛有りお金無き」生粋人間達がケツに火を点けて燃え上がるべき単なる火曜日、単なる猿に律儀に一言突き付ける、
「出逢ってくれてありがとう」、
「おい正気か、このモノズキ野郎」と感じる捻くれ気分多々有れど、
狙いを定めて一つずつ着実に積み重ねて行けばきっと「なりたかった人間」をまんまと貫く事が出来るんだろう、
随分とシケ込んでいたあの頃は仕返しを続け、今、ニヒリズムをカマす為に有効、
涙を拭けよ、その何年か前の誕生日に手に入れた真っ赤なハンカチーフで。
新年が明けた場面でさえコレだけの数「おめでとう」を告げられる事はない、
いや、俺に取っては新年が明けた瞬間に違いはないがコレは乱痴気に充分匹敵する騒ぎだ。
こんな時、「ありがとう」くらいしか返せる言葉が見当たらないのはウィット足らず野郎の様で実にシャラクサイが、
奇をてらう必要もなく今は「ありがとう」だけで充分事足りるってんだからスバラシイ、
恥じるだなんて、負い目を作るだなんて、屋根の無い場所での雨宿りと同義だ、すなわち御免で無意味だ、
取り急ぎ且つあと1213回でも書こう、ありがとう。
フラブラ電車旅の過程、長年意識し続けていたソウル福生タウンに辿り着く。
横田基地前ストリートはニューヨーク125thストリートを彷彿、
悶着は避け、ドンクサイ事柄からは逃げ、穏やか胸中をキープオンしながら行きたい場所へ向かう旅、
そしてハッタリ東京ライフは本日から驚愕の12年目へ突入。
俺がいつか死んだら哀しんでくれるモノズキがこの街に存在するだなんてエゲツナイ奇跡、
どうか今後も居続け、増やし続けられる様に心掛ける事はただ一つ、狙いは断固外さないという純粋行為、
ソレはヘラワラと頭を下げて「どうか気に入られる様に願う」だなんてヤス過ぎる手口ではない、
愛すべきチンピラ野郎&ヒッピーガール、ありがとう。
'11.12.16(金)
【レッツゲットロマン】~31イヤーズオールドワンマンタイム~
アット 下北沢BAR?CCO
出演 : 高哲典
OPEN / 19:00 START / 20:00
CHARGE / 1000(+2order)
August 22, 2011
サマータイムブルース ’11
'11.7.28~7.30
【SONG OF HEAVEN 2011】 ロードムービー
制作 / 植竹レコード
配信ポストカード1500枚を名古屋GURU×GURUというヒップなバーで「やりたい事をして稼いだお金」で引き換える。
猿小屋の更新金は未払い、生命保険はいまだ未加入、ブーツは擦り切れ、自慢のオールドバイクには左ブレーキが付いてない、
完璧なんて程遠いが見た事も無い景色を全部焼き付ける事にかけては右に出る者無しの心意気、
例えば「飛田新地」、「ヘイトアシュベリー」を即座に曲にした様に飛田新地の曲を書いている。
新世界界隈に何度も出向きながらあの区域まで足を伸ばした事がなかったなんてまったくもってのあん畜生、
まだ見た事も無い景色が果てしなくある、一生では到底追い付かない程に。
ところで先月末の岩手県田野畑村への車内ロードムービーが到着、
免許など皆無、スピード違反で捕まるなんて真っ平御免の最高峰、
俺は後部席中央部分に鎮座しフキゲンとゴキゲンの狭間で年々増え続ける茶番話と与太話を延々繰り広げていた。
立ち止まるのは倒れてしまってからで充分事足りる、夏はまだ終わらないと知っている限りは。

August 21, 2011
全ての事を許せんモンかと考えてみる vol.4





'11.8.20(土)
甲子園最終決戦は一塁側内野スタンド、大差をつけて終幕した試合にそれ相応のロマンを受け取る。
二日間、ほとんど眠る間もなく街を徘徊、
オールドスタイルを断固固辞する看板に胸躍らされながらウロつき続け遂に辿り着く「飛田新地」、
ニッポンが世界に誇示するべきドサクサストリートに時代錯誤感は近年稀にみる高ポイントをマーク、
大好きな鈴木清順監督1960年のハイカラモダンムービー「すべてが狂ってる」を何故か思い出す。
夜には「流れる道の上」の詩に従う様に流れるプールに浮かんで全ての事を許せんモンかと考え、
生粋の演歌、ジャパニーズブルースが小粋に流れる大衆酒場では地域密着の経営に愛を感じながら瓶ビールを三本空けて酔いどれを気取る。
そして流れに流れて現在地は京都マイボーンタウン、
モダンソファに腰掛け想像力を駆使して、如何に笑えるかって事だけに神経を費やしている。
August 20, 2011
全ての事を許せんモンかと考えてみる vol.3



'11.8.19(金)
例えば神経擦り減らして手に入れたカネで旅に出るって事は何よりも神聖な行為、
寝る間など要らない、旅の時間は寝るという行為を可能な限り排除して街を徘徊。
例えば20年振りに再会したモダンガールとたっぷり20年分の与太話を凝縮して笑い合うってのは何よりも神聖な行為、
泣く間など要らない、旅の時間は笑い続けるという行為を可能な限り手探りしながら夜を徘徊。
明日は甲子園最終決戦、6時過ぎには格安ホテルを飛び出て堂々たるバックネット裏鎮座を狙う心意気。
そんな中、印刷業者に発注を掛けたポストカードの制作状況が到着、
「発送の準備が整いました!」
8割方イカれているとさぞかし評判の「イラストレーター」でもそこそこの仕上がりが期待出来るって事は俺の腕もまだまだ捨てたモンじゃないのかも知れない、
そして首謀者からも次から次へと連絡事項が届いている、
天下のFMTをハッタリで操り、雑務を軽快にこなしながら旅の醍醐味を味わい尽くす胸騒ぎ気分。
August 19, 2011
全ての事を許せんモンかと考えてみる vol.2

◆第三弾 / 【流れる道の上】 配信中
唄&アコースティック / 高哲典
エレキギター&オルガン / 藤井一彦(THE GROOVERS)
ウッドベース / 黒川修(バンバンバザール)
レコーディングエンジニア / 徳毛伸一
【流れる道の上】
月曜日に月に向かって踊り出す男
何か哀しい事でもあったのかい?
不貞腐れた顔をして夜を睨みながら
しくじってしまった思いをチャラにしようとする
火曜日はケツに火を点けて燃え上がる男
やりたい事をやる為にやりたくない事もやる
例えば神経擦り減らして手に入れたカネで
旅に出ようとするって事はどんな気分だい?
侘しい気持ちいつまでも続きません様に
水曜日はスイスイと泳ごうとする女
「上手く行かない事ばっかりで気が滅入りそうなの」
だから木曜日に木に登り「ワタシは此処だよ」と言う
何か悔しい事でもあったのかい?目が腫れてるぜ
虚しい気持ちいつまでも続きません様に
俺は今、流れるプールに浮かんで
ユラユラユラと揺られながら空に見惚れてる
そしてまた流れる暦の上
全ての事を許せんモンかと考えてみる
金曜日はキラキラとした太陽の下で
感情を爆発させながら詩を唄っていた
例えば死んだ友達に向けて唄う時、
とても誇らしい気持ちになったよ
土曜日は相も変わらず土臭い男
太ってもないのに太った事を気にしている女の様な
微かな臆病風にいつも吹かれている
哀しみ背負い込んだままでも笑えます様に
俺は今、流れに流れて
格安ホテルの最上階から人を眺めてる
そしてまた流れる道の上
全ての事を許せんモンかと考えている
日曜日は人が多くてとても嫌いだから
不貞腐れた顔をしてやりたくない事をやる
そしてまた迎える月曜日、月に向かって
踊り続ける男は明日に賭けているんだろう
賭けているんだろう
「既に配信中の「ヘイトアシュベリー」と「アウトローバカヤロー」の2曲について歌詞を埋め込みました。
iTUNESやWindows Media Playerなどで歌詞が表示出来る様になります。
歌詞を埋め込んだ楽曲データをアップロードしましたので、
下北沢majix http://www.majix.jp/
にログイン後のマイページから再度ダウンロードして下さい。
FMTにてハイカラ業務連絡、
現在地は大阪新世界、格安ホテルのロッキン和室でこの曲を聴き、そして唄ったところ。
全ての事を許せんモンかと考えてみる vol.1
忙しなく荷物をまとめ、神経磨り減らして手に入れたカネを根こそぎポッケに詰め込み、西へ向かう深夜高速バスに乗り込む。
「リュックサック革命」、確かジャック・ケルアックの言葉。
そして俺のリュックサックにはファッキンマッキントッシュ(FMT)、水着、ヴィニールジャンキーの本がごった返し。
どんな注文にも即座に対応するべくFMTを旅に連れて行く、いつからかそんな大人になった。
本日00:00~、しくじってしまった思いをチャラにしようと企み続ける男、とある一週間の短編、「流れる道の上」が遂にドロップアウト、
http://www.majix.jp/
この詩の景色をどうか頭の中だけでも描いてほしい。
そして俺は実践に次ぐ実践、専売特許のスナック感覚駆使して懲りる訳もなくバスの中、
例年と異なるのは隣の席には相棒と呼んで久しき男が鎮座しているという事。
とにかくバスの中で物思いに耽りながら愛している人間達の顔を思い浮かべてみる時、
ほとんど男達の顔しか浮かばないってのは最高と書いて粋な構図だ。
【レッツゲットロマン】番外編、朝8時、甲子園バックネット裏へ颯爽たる鎮座を目指して。
August 01, 2011
天国を目指して ’11



電波さえ追い付かない岩手県は田野畑村【SONG OF HEAVEN】から華麗なるカムバック、
不機嫌とゴキゲンとヤサグレと歓喜のトンネルを縦横無尽しながら残ったモノは達成感。
驚異のポンコツデリボーイ、その後部座席中央部分に堂々たる鎮座をカマして繰り広げる世紀の与太話の羅列、
運転もナビゲーターも出来ない俺に出来る任務があるとするならそれはせいぜい口を動かす事くらいだ。
男が云った、
「まるで深夜ラジオを聞いている様だ」
それは理想の境地、残ったモノは達成感。
地震の爪痕、瓦礫の山と化した風景の中では「HAPPY」と書かれた空き缶が転がっていた、
皮肉は何時だってそこいら中に転がっている。
今は落ち着いて文章を書ける状況ではない、
ツイストし続ける最新式、http://twitter.com/#!/new_hip_moderns
こちらの力を借りてみよう。
思い出に浸る余裕も無いまま着実且つ確実に近付く8月4日【レッツゲットロマン スペシャル!】、
明日はどうやらファッキンジョブ、旅に出る為にやりたくない事もやるって仕組み、
お土産は世紀の与太話で勘弁。
July 21, 2011
in majix studio vol.5



'11.7.20(水)
下北沢のとあるビルの5Fに存在する「majix studio」から全世界へ向けて発信するダイナマイト企画、
8/5(金)00:00~3週連続配信決定、
http://
一発目はロサンジェルス&サンフランシスコ大茶番旅から帰国後、
即座に書き上げたヒッピー生誕の地での思い出「ヘイトアシュベリー」に確定。
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【ヘイトアシュベリー】
作詞/作曲/高哲典
編曲/藤井一彦
Ag&Vo/高哲典
Eg&Cho/藤井一彦(THE GROOVERS)
Wb/黒川修(バンバンバザール)
Dr/武藤昭平(勝手にしやがれ)
Tp/KOO (BLACK BOTTOM BRASS BAND)
T.sax/IGGY (BLACK BOTTOM BRASS BAND)
レコーディングエンジニア/徳毛伸一
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奇跡の管楽器がファンファーレの如く鳴り響く、
「シーフードパスタにパシフィックジャズが溶けて、純真な大男がトランペット吹いてるぜ」。
今日までハッタリ極まるレコーディング位しか行った事も無かった俺が今、
一気に飛び越え過ぎた雰囲気漂うプロフェッショナル極まる現場を目の当たりにしながら言葉少なにただただ感銘を受けている始末。
あの旅から三ヶ月強、そして今、ヘイトアシュベリーの空気と思い出と何やらがとんでもないメンバーの手に寄りフラッシュバック、
鉄壁のサウンドの後ろで辛うじてギターを、そして全面で唄っているのはどうやら、いや、断固俺だ、
近年稀にみる最高具合、何が起きているのか腰を据えて考える暇もない。
ミックスダウンなる神聖作業に立ち合い遂に一曲目がコンプリート、
8/5(金)00:00~全世界へ向けて軽快にドロップアウトを決め込むのは「ヘイトアシュベリー」。
既にこちとら523回は聴いた、そして今も連続リピート、
かれこれ8時間近くに亘り同じ曲を聴き続けている有り様、
君にも貴様にもチンピラにも自殺志願者にも貴方にも765回は聴いてほしいと切に願う陽気なスゥインギンソングの幕開け。
お世話になりっぱなしの人達の顔に泥を塗って逃げるなんてブーガルー女と同義だ、
俺は突き抜ける。
July 19, 2011
in majix studio vol.4



'11.7.18(月)
完全なる朝帰り、俺ってひょっとしてそこそこの不良なのかも知れない、
今現在、二つだけ確かな事がある、
「地上デジタル対策」なるオカマ極まる代物に費やす時間など皆無って事と、
「レコーディング」なる神聖極まる作業、その場で得る教養が楽しくて仕方ないって事だ。
唄入れを終え、全神経を費やして作品を完成へと導いてくれるプロデューサーが呟いた、
「煙草吸って良いぜ、但し一本だけな」
その瞬間の歓喜を俺は生涯忘れない、断固忘れたくもない。
事を終えれば下北沢440、そして天下の「王将」で神聖なJPSをキメながらアルコールを嗜む、
オマケにもう一つだけ確かな事がある、
コレは夢じゃない、現実に起こっているって事だ。
20日には奇跡としか捉えようも無いブラックボトムブラスバンド(BBBB)を迎えてトランペット&テナーサックスを録音&ミックスダウン、
コレは夢じゃない、現実に起こっている事だ。
オマケにたった一つだけ確かな事を追加したい、
かれこれ6時間後にはファッキンジョブのPC前に堂々たる鎮座を決め込んでいるって事だ、
まったくもってイカす×80025。
July 17, 2011
July 09, 2011
in majix studio vol.2




'11.7.8(金)
二日目は全て引っ括めて18時間、
こんな経験は生まれてこの方初めてに違いない、
一体何が執り行われているのか、
それを整理するにはIQ僅か5.2の俺の足りん頭ではあまりにオカマ過ぎる。
猿小屋舞い戻り便所に駆け込めば這いずり回るゴキブリに話し掛ける、
「よー、貴様大丈夫か?」
ヌカす俺は生まれたばかりのあん畜生、
モノホンの唄録りは16日、
見た事も感じた事も無い旅はどこまでも続く。
produce / 藤井一彦 (THE GROOVERS/SION&THE MOGAMI etc...)
・参加ミュージシャン
エレキギター / 藤井一彦
エレキベース / ウエノコウジ (the HIATUS / ex.thee michelle gun elephant)
ウッドベース / 黒川修 (バンバンバザール)
ドラムス / 武藤昭平 (勝手にしやがれ)
配信サイト「majix」より7月下旬 or 8月上旬配信開始!
'11.8.4(木)
配信記念ライヴタイム
【レッツ・ゲット・ロマン・スペシャル】(仮)
アット 下北沢440
出演 / 高哲典 ゲスト有!
July 08, 2011
in majix studio vol.1



'11.7.7(木)
初日は瞬きの内に11時間、何も食さず。
右も左も縦も横も上も下も夢も現実もまるで定かでない狂乱のぺーぺー野郎このワタシ、
俺は言葉を無くした単なる猿だ、
生まれたての子羊同然だ、
こんな感情は生まれてこの方初めてに違いない、
この現実を受け止めるにはIQ僅か3.8の俺の足りん頭ではあまりに軟弱過ぎる、
もはや凄過ぎてとても手に負える騒ぎじゃない。
produce / 藤井一彦 (THE GROOVERS/SION&THE MOGAMI etc...)
・参加ミュージシャン
エレキギター / 藤井一彦
エレキベース / ウエノコウジ (the HIATUS / ex.thee michelle gun elephant)
ウッドベース / 黒川修 (バンバンバザール)
ドラムス / 武藤昭平 (勝手にしやがれ)
March 10, 2011
the フィーバーズ ’11



二人で自転車に乗り向かう一円パチンコ、
連発するフィーバーの嵐に笑いが止まらず。
いつか岐阜の町で同じ光景があった、
連発するフィーバーの嵐にガリヒョロなおっさんがシワクチャの笑みを携えて放った言葉、
「いやー、パチンコっておもろいなぁ」
玉を打ちながらあのガリヒョロはもうこの世にはいないのかと考える。
丸三日間、ハイカラデートの如き行程でお母ちゃんと水入らずの時間を過ごし、
初詣から場違い極まるデパート徘徊、
合間にギターを磨き、トランクを磨き、珈琲を煽り、
普段、あの狭苦しい基地ではとてもやる気になれない様な事柄に精を出し、
そして曲はそこそこの痛快且つ軽快さで生み出され続けている。
所詮こちとら、単なるド田舎者の類いかも知れない、
バットしかし、田舎も都会も地球の裏側もそこそこに弁えてるってのは豪快且つ爽快な強みだ、
金持ちの環境で育てられなかった事が何よりの御褒美だ、
いちいち些細な事柄にでも歓喜する事が可能可能。
'11.4.13(水)
【レッツ・ゲット・ロマン】 パート6
アット 下北沢BAR?CCO
19時開場/20時開演/1000円(+2order)
ドサクサ紛れに確定のこちら、
出演者はいよいよとんでもなくイカす方向性で調整中、
年がら年中こんがらがっているんだけれど年がら年中胸騒ぎも絶えないって仕組み、
この気持ちを忘れてはいけないという気持ちを忘れてはいけない。
March 09, 2011
The 福山トーキングブルース ’11

ハードケースを担いできた事は近年稀にみる成功具合、
誰にも会わず引き蘢り長閑極まる静かな一日を過ごす。
下北沢とは音の鳴り具合がまるで違う事実に一丁前に気付きながらギターを爪弾けば即座に曲が形になる、
平穏とはまさにこの事、缶ビール片手に汚れてしまった心を洗い落とす。
問題なのはパソコンとかいう文明の利器にはエロティックな映像が際限なく溢れているという事、
邪念にじゃあねと手を振る潔さは断固足りない始末。
シャワーなどある筈も無いが故、バスクリンがたっぷりと入れられた風呂に浸かり、
そのお湯をそのまま洗面器ですくい上げ頭から爪先まで洗い流すハッタリワイルドスタイル、
そこらに蔓延るボンボン気取りをハナで笑っているのは俺の方だ。
黒電話には「悪い知らせでベルがなりません様に」と書かれたシールが貼ってある、
周りに居る奇跡の人間達、誰にも死んでほしくない。
そして下北沢のボスから連絡が入る、
胸躍る嘘みたいな事柄が次から次へと動き出している。
いつか誰かが口癖の様にほざいていた、
「この広島の核弾頭!」
有言実行という響きがエゲツナイ程に性に合う男になるべきだ。
March 08, 2011
The 怒濤's

旅に出る時の爽快さはナニモノにも代え難い神聖さ、
時に味わえるグレイトジョブを軽快に突破すれば気分は高揚、怖いモノ無し。
コマのついたトラベルバッグなどオカマの転がすモンだと断固決め込み、
昭和トランクに平成マッキントッシュ、本数冊にノートブック、あれやこれやと詰め込み根性で取っ手を掴めば、
新宿駅に到着する頃にはすっかりと右手が痺れイカレていた。
そこで思った、「ひょっとしてボクもオカマの仲間入りですか?」、
そして溜まりに溜まった作業を福山の町で片付けようと、急遽左肩にはハードケースを担ぐ事にした。
8時間57分に亘るバスの中、最前列の特等席に座り込み、
フロントガラスから見渡せる深夜高速の景色はまるっきりロードムービー、
パーキングエリアで肉まんとからあげ串を平らげる俺の足下には猫が四匹ワーニャーと泣き叫び、
「一口だけでもどうか私達にお恵み下さい」とチャーミング極まる仕草でせがんできた。
肉まんの切れ端を放り投げると奴等は一斉にそれに飛びついた、
その純粋さに思った、「人間もこうでなくちゃいけない」、
手を振って別れたが奴等は呆然と俺の髭を眺めるだけだった。
久方振りに福山の町に降り立てば相も変わらずな町具合、
朝の6時からフルコースの如きハイカラワンダフルメニューがコタツの上に並べられ、
俺は猫四匹と同様の呆然さで果てしなく両手を合わせた。
December 13, 2010
October 28, 2010
ハートビート・メンテナンス ’10








当てなどなくても良い、
胸を躍らせてやるという口実と名目、そして簡素な地図だけあれば良い。
ブランド物を毛嫌いし、巷の流行語とは永久に無縁、
ほんの少しの紙切れと行動、そして歩く為の足があるなんて奇跡だ。
常に路地裏で格闘しているイメージ、
侍、将軍、武士、
ウサギちゃん、
ガラの悪いチャップリン、
ありとあらゆる称号を勝手に独り占め、
ブランドと流行なんて胸の中で解決してやれば良い。
「アンタ、感動屋さんやね」などと誰かが俺を笑う、
シャワーが出る部屋に住んでいるだけでも俺には感動だ。
ポマードを手に入れてイカサマリーゼント作るけど
誤魔化し様はないみたいだから冷たくはしないでくれよ
優しくもされたくはないけど
こんな詩を書いたのは確か4年半以上も前、
昔から優しくされるとどうしようもない寂しさが込み上げてきやがる始末。
誰の記憶にも残らず死んで行くより、せめて「アイツは一体何だったんだ」と思わせてやる、
徹底的な差で、圧倒的な個人戦で、単純明快な仕組みで、ハートビートにだけ忠実に、
厄介者でも嫌われ者でも何でも良い、何が一番大切な事かを知っている限りは。
場末のラーメン屋と完璧な看板を掲げたバー、
路地裏に堂々と鎮座する完全な喫茶店で珈琲を水の如く飲みまくりながら全身に沁み込ませ、
飽きもせずニュースペーパーを読み漁る。
自分の詩だけ唄いながら掻き鳴らす19個のアクセサリーは俺だけの宝物、
次はニューヨークだ、修業だなどと一丁前なハッタリで洒落込んで。
October 26, 2010
ハートビートの光 ’10


ありふれた言葉使いなど金輪際どうでも良い、会話がないならないでも良い、
言葉を交わすでもなく通じ合える人間が少なからず近くにいてくれれば心底嬉しい。
徹底的な差で、圧倒的な個人戦で、単純明快な仕組みで、
用のない人間にヘラヘラ出来る程、俺はお人好しでもパープリンボーイでも、まして八番煎じ野郎でもない。
しょうもない枠に収まるなんてクダラナ過ぎて閉口×291、そして未開拓仙台シティは冬の匂い。
古着屋店員が突然話しかけてくる、「そのスタイルから察するにこういうのはどうでしょう?」。
やっこさんが手に持っていたのは50年式、燃え上がる程の「真っ赤なシャツ」、
すなわち、グレイト店員の颯爽たる登場に一瞬たじろぐ。
格安モダンホテルの9階ではブラウン管にかじりつく、そこにはゴダール映画、仕立て屋物語、
教養溢れる映像が次から次へと映し出されている。
ハッタリの胸中ともの凄い誇りをポッケに詰め込んで5℃の街を歩き続ける。
October 25, 2010
赤い奴等 ’10

「ヤツは赤シャツを好んで着る。つまりは危険と血を好む輩なのだ」
チャールズ・ブコウスキー
そして俺は無意識の内に、
赤シャツを好んで着て、
赤いハンカチを後ろポッケに突っ込み、
赤いトランクが赤いカーテンに隠れている。
不意に優しくされると込み上げてくる感情、
孤立し続ける中で掴んでこそ感じる事が出来るモノホンの達成感、
そして俺みたいなあん畜生でも優しさと安堵感を求めていたりもする、
怒りを鎮めてくれるモノに凭れかかりたくもなったりしやがる右往左往の胸中事情。
俺が幸せを感じる時、誰かはきっと不幸せ、
スタイリッシュを気取る程、こちとら人間出来てもいない、
そしてニヒルを演じきるにはどうやらエチケットを知り過ぎている。
たまには相棒と旅に出る、
仙台行きに際して相棒が口を挟む、
「今日の日を思ってどうにか山を乗り越えてきたんだぜ」
やりたい事をやる為にやりたくない事をやる、
旅が好きだ、夢を見れる。
突然相棒がヌカす、
「アメリカでCDデビューが決まったぜ」
何が何だかまるで定かでない胸中、ヤツは俺の心の友達。
トランクに詰め込むモデルガン、ブコウスキー、
オンボロブーツと380円ジャケット、
いつかホールデンがくれたハイカラブラックスラックス、
喫茶店徘徊、北の方、スナック感覚、
旅のお供にあの娘がくれた缶コーヒー、
最低気温はファッキン6℃、その中で夢を見る。
August 22, 2010
甲子園の中と道の上 ’10
’10.8.21(土)

格安ホテルをチェックアウトし、決勝戦開始の三時間前には既に甲子園内をうろついていた。
チケットは軒並みソールドアウトで、俺はどうにか滑り込みで三塁側アルプス席チケットを確保し、
東海大相模大応援スタンドにさも「99年度卒業生」面で座り込んだ。
ありあまる時間を駆使して物思いに耽り、そしてランボーをペラペラと捲った。
ところで甲子園内の喫煙所にて、22歳の誕生日に手に入れた大事な大事なジッポライターを失った。
居た場所を離れる時には忘れ物がないかの三度見確認を断固怠らない男このワタシ、
決勝戦という事で浮かれていたのか、確認を怠りJPSとライターを置き去りにし、気付いて取りに戻った時には無くなっていた。
ドクロとトランプ柄がほとんど剥がれたイカすライターは甲子園で姿を消した、懸命の捜索も報われずさようなら。
東海大相模大応援スタンドからは興南大応援スタンドが見渡せた。
「ハイサイおじさん」の粋な音頭に足が自然と踊りだしたが俺の席は東海大相模大応援スタンド、
「99年度卒業生」という設定であるが故、適度に控えた。
試合を観戦しながら、どちらが勝つとか負けるとかなどは実にどうだって良く、
「これだけの人間に応援されるのは一体どんな気分なのか」という味わったこともない感情を想像してみただけでビリビリときた。
何かを応援するという機能が圧倒的に欠けている男このワタシ、
俺は所詮、自らの事しか応援出来ない底無しのあん畜生。
試合前に灼熱の甲子園で読んだランボーの詩を拝借しよう、
あらゆるものに縛られた哀れ空しい青春よ、
気難しさが原因で僕は一生をふいにした
心と心が熱し合う時世はついに来ぬものか!
ほら、トランクにランボー、まったくもって役に立つ。
本気で帰りたくない感情が襲い出し、
北海道にでも飛びたい衝動に激しく駆られながら梅田の街を歩き倒し、
頭の中で作り上げていた詩を結局は律儀に乗り込んだ新宿行きバスの中で書き込んだ。
’10.8.22(日)

音楽など聴かず、思考と葛藤を繰り返しながら瞬く間に新宿に降り立つ。
動きを止めたらどうしようもなく厄介なモノに飲み込まれそうで、
午前一番、着替えるのもしゃらくさく、水着にリュックサックの定番スタイルでロードバイクまたがり神聖なる駒澤公園まで一っ飛び。
あの日、水着を手に入れていたかいなかったかで俺の常夏独り占め気分は随分と違っていただろう。
昨日までの甲子園、先日の岩手、旅の幕切れに愕然としながらハッタリクロールで息も絶え絶え泳ぎ続ける。
そして間髪入れず天下の六本木タウンまでロードバイク走らせ「マン・レイ展」鑑賞、
もう何も終わらせたくないなどと粋がる胸中。
ドヤ街情緒溢れる新世界だろうと天下の六本木だろうと頭にはタオルだ、しょうもない事柄に縛られ続けるのは止めろ。
ところで一心不乱で走り続ける道中で、
一生外さないと強く決めていた靴職人兄貴にオーダーメイドして作ってもらったブレスレットを落とした。
一夏を共にしたブレスレットはきっと246号の道の上、懸命の捜索も報われずさようなら。
俺は大事なモノを身に付け過ぎているのかも知れない、愕然とする程にうなだれて苦笑い。
さぁ、灼熱の甲子園で読んだランボーの詩を拝借しよう、
この世は欠点だらけだと君は言うのか?驚いて?
気にせずに、生きてみたまえ!
たいていな不運なんかは放っておいて・・・・・・・。

田野畑村のKEYNAと、素晴らしく美しい写真だと思う。
天国へ行ってしまったのえさんと最後に交わした言葉が忘れられない、
「一歩外に出ただけで、歩く速度が違うだけでストレスだ」
俺は死なない、この写真の様に笑える事だけ求めていたい。
’10.9.21(火)
ライヴ アット 池袋トライ
w/山口ひろとし/渡辺としのり/etc...
18時開場/19時開演/1000円(+1drink)
田野畑村にて共演の山口ひろとし氏と早速にして迅速極まる再会、運命なんて簡単に変わる。
’10.8.30(月)
十条フォークジャンボリー主催
【池袋オープンマイクジャンボリー】
18時開場/19時開演/500円(+1drink)
こちらは呼ばれもせんのに「やぁ、来ちゃいました!」顔にて新曲を連発予定、
「たいていな不運なんかは放っておいて」何かに縛られるのは止めだ。
よく聞けよ、焦燥のセンチメンタルボーイズ
一人ぼっちを気取る程、一人ぼっちでもない(ニュースタンダードナンバー)。
August 21, 2010
哀しみに勝て ’10

「甲子園に行く」なんて単なる口実に過ぎない。
目的は「旅に出る」という行為そのもので、一つのキッカケとして甲子園があるだけだ。
一番の目的は「感じて歩く」、はたまた「詩を書く」という事かも知れない。
頭の中ではありとあらゆる思考が渦巻いている。
例えば仕事を辞めたい、神経を痛めるばかりで人嫌いになるばかり、不貞腐れて人相は果てしなく悪くなる一方、
でも辞めたらこんな暮らしはきっと出来ないだろうという葛藤。
日雇い労働者の様な風貌で足を引き摺りながら歩き回り、4階建てのアンティーク屋に辿り着く。
ひたすら狙うのはそこだけだバカヤロー、居心地の良い場所、それは時に味あるモノだけが並べられたアンティーク屋。
新世界格安ホテルのすぐ近くに天下の「スパワールド」がある。
8階にある温水プールから通天閣を一望し最高の眺め、
流れるプールではファッキンカップルやら家族連れやらクソガキやらに交じって一人平泳ぎをキメる男このワタシ、
この瞬間のナニモノにも代え難い胸中が分かるか。
執念の「子ども連れで来たんやけども娘達はウォータースライダー乗りに行きましたさかい、今は僕一人ですねん」顔を駆使して眉間に皺を寄せて泳ぎ続けるフライデーナイトの胸中を忘れない。
いよいよ胸が張り裂けそうで堪らないんだけども、俺は俺のハッタリの勇気をそこそこに褒めてやりたい心意気。
「ここに奴等がいたらどれだけ幸せか」とセンチメンタルに浸る事多々あれど、
俺は一人の喜びと一人じゃない喜びを必要以上に知り尽くしたいあん畜生、全ては八倍返しの為の前章に過ぎない。
ハチミツミルク何ちゃらゼリー風呂に浸かり、塩サウナに入る、嬉しい事だけを考えていたい。
五ヶ月振りに計った体重は49.90kg、
まだまだ行ける、ストイック気取りで-3kgの余裕がほしいと企むスーパーガリヒョロボーイ(SGHB)。
いつまでも流れ続けたい、ジョンレノン/ピースベッドの心意気で全裸で眠ろう。


August 20, 2010
新世界ブルースタウンの夜


もはや哀しくなる程に胸躍る一日。
立ち止まる前に次から次へと仕掛けていかないと、どうしようもなく厄介なモノに押し潰されてしまいそうな胸中。
雪駄履き、堺筋だとか千日前だとか日本橋だとか何だとか、足が棒になっても延々と歩き続ける。
モノホン喫茶にてカツスパゲティなるハイカラメニューを平らげながら、
以前渋谷という街に存在した「パールライト」という喫茶店のモノホンおっさんマスターの事を思い出す。
やっこさん今頃、天国でアイスコーヒーでもお代わりしながらきっと甲子園の行く末を案じているんだろう。
ところで5、6曲分の歌詞をドサクサ紛れにまとめて完成させようとしながらいつまで経っても1曲も完成に辿り着かない。
準決勝を観ながら、アンティーク屋を巡りながら、流水プールに身を委ねたりしながら書いた詩が仕上がったら、
インチキエンジニアの手でもお借りしてニューアルバムを作りたい。
August 19, 2010
夢に浸って現実が消えた ’10
午前のニュースでは天気予報士が呟いていた、
「特に大阪は火曜日までとんでもない暑さになるでしょう」、
すなわち、まったくもってイカす予報に夢を。
そして俺はようやく難波行きの深夜高速バスの中、
一足お先に吹っ飛んで行った魂を追いかけるって寸法。
昼間には今日までどんな風に生きてきたのか冷静に問い詰めてみたくもなるキチガイが相も変わらず電話口でがなり立ててきやがる、
「お前、名前は何ていうんだ??」
殺意を抱く、コイツを殺して哀しむ人間がいるのか、きっといるのだ、悔しい。
殺意を抱いた事のない人間なんて信用しない、
俺はいつかどうしようもなく醜い人間を勢い余って殺してしまうかも知れない、可能性はゼロではない、
その時はお前、弁護人になってくれるか。
その前に俺が明日くたばってしまうかも知れない、哀しむ人間が傍にいてほしい。
トランクに詰め込むモノ、水着、ノートブック、ランボー。
先日岩手に出向く前、俺のトランクの中身を聞いた竜也の兄貴がほざいていた、
「モデルガンとかランボーとか要らなくねーか?」
そこでこちとら、0.8秒のスピードで即座にアンサー、
「要るんだよ」×880。
「昔は色んな町に行って・・・」などと過去だけを懐かしむなんて甚だ御法度、
俺は生涯現役を望んで止まない。
August 17, 2010
フリー・スタイル・デイズ

客商売なんてまったくもってしょうもないと常日頃思い続けている。
誰よりも不向きだと常日頃煮え繰り返している。
思い続け、煮え繰り返し続けながら気付けば今日まで、
ほとんど抜け出す事もなくファッキン極まる客を相手にお金を稼ぎ続けている。
例えば今日の仕事はまるで茶番、
俺の魂は田野畑って村の星降る夜の中、
熊が今にも飛び出さんばかりの山奥の中、
雨降る盛岡シティにて輩五人で平らげたじゃじゃ麺の中、
イカすオンボロ、デリボーイって車の後部座席に置き去りにしたままの様。
哀愁のセンチメンタル星人、竜也の兄貴がドアをノックし我が物顔にてモダンソファに腰掛ける、
「なんて愉快な旅だったんだ!」
気持ちは同じで、何度も乱痴気な写真を見返したりしている。
甲子園に行き、ニューヨークへ行く、
客商売をして稼いだお金をポッケに詰め込んで。
スナック感覚は専売特許、何かに縛られっぱなしの人間は嫌いだ。
August 15, 2010
天国はあるんだと心底思った ’10








’10.8.12(木)~8.14(土)
電波さえ追いつけない山の奥深くまで、個性溢れるあまりにも夢見がちな男達と旅に出る。
ハードケースとトランクがズラリ並ぶ光景にロマンの欠片も感じない人間なんてただのモグリだ、信じて疑わない。
俺よりも俺を知っている様な人間達が集い、総移動距離は1364kmを記録、
万年後部座席の立役者このワタシ、
俺はお調子者のセンチメンタルボーイズ達と何もかもうまくやっている様にさえ思える次第。
こんな旅はまるで初めてかも知れない、
何たって一人ではトランプもモデルガン遊びも高校球児気取りのキャッチボールさえ楽しめない。
俺は一人の喜びと一人じゃない喜びを必要以上に弁えていたいあん畜生。
屋根裏によじ登って眺めた星は冗談の様に輝き、嘘の様に流れ星が降り注いでいた。
俺達はただの子どもで、よじれる程に笑い、目に見える光景を即興で歌い、花火を両手に抱えて踊り続けた。
燃え上がる太陽の下で不必要な事は何も考えず、KEYNAと、空に向けて叫ぶ様に唄い続けた。
’10.8.13(金)
岩手県田野畑音楽祭
「SONG OF HEAVEN vol.4」
岩手県下閉伊郡田野畑村/思惟の森コミュニティ公園
KEYNA/髙哲典/今村竜也とウエタケユキオ/
十条フォークジャンボリー/渡辺雅弘(girasoul)/
リョー/MAR(まー)/ヤクワタクロウ/fleurmer(フルーマー)/
ムック(絵)/山口ひろとし/作兄(サニイ・Bomb-Do)/
Abie(あびぃ)/マイコン/浮意流(フィル)
1.深夜高速バスブルース(東北編)
2.ロマンのど真ん中
3.自由
4.夢の暮らし
5.愛すべき日々
全てを書き綴るなんてあまりにも野暮で、そしてキリがない、
時間を共有した人間達が誰一人死なず、誰一人哀しまずに突き抜け続けてほしい。
1364kmの間、命を守り続けたユキオウエタケ氏の名ドライブテクニック、
KEYNAとそれを取り巻くヒッピー集団の根性と行動力に絶え間なき脱帽を。
夢の世界からどうやら日常の世界へ
見知らぬ町から見慣れた景色へ
例えば今夜が最後の夜なら虹を潜り何を想う
車が東京に辿り着いた時にした握手を忘れない、
今村竜也とウエタケユキオ、十条フォークジャンボリー、バスと電車移動の渡辺雅弘、
築き上げた城は崩壊させない、崩壊するのは俺が腐った時で充分だ、
そんな時がきたらどうぞ見苦しい程に毛嫌いしてくれて構わない。
好き嫌いは如何なる場面でもハッキリさせた方が良い、
どうせ今後も各々が各々の為に闘い続けるだろう。
’10.8.15(日)
疲れ知らずのウーパールーパー野郎このワタシ、
ご多分に漏れず着替えるのもしゃらくさく、水着にリュックサック姿でまたがるロードバイク、
どれが現実でどれが夢かなんて実にくだらない事柄、
神聖極まる駒澤公園で推定1150mのハッタリスイミング。
確か三日後の夜には再びバスに乗り込み、颯爽たる偽OB顔にて甲子園バックネット裏に鎮座、
アイスコーヒーでも飲みまくりながら盛大にほざくんだろう、
「大逆転を狙いやがえ!!」
運転手さんブレーキ外れた様に西に向かってひたすら、
俺は運転手と、旅と、どうしようもない仲間達に凭れながらロマンと20代最後の真夏のど真ん中。

August 12, 2010
台風を蹴散らして ’10
仕事の話は止めてくれ、
そんな類いは実にくだらない。
ドンクサイ輩の話は止めてくれ、
そんな類いは実にどうだって良い。
女の話は止めてくれ、
そんな類いは実に聞き苦しい。
各々が各々の仕事を切り抜けて、
ようやく迎える誇り高き人間達との旅。
二人以上の人間と旅に出るのは一体いつ振りなのか、
もはや思い出せない程だ。
ハッピートランクに詰め込むモノはトランプとモデルガンとJPS、
俺は子どもで、まるで胸の躍りを止める術さえ知らない。
愛すべき相棒が言ってたぜ、
「アンタは50代になっても変わりそうにないね」
それは俺自身が望んで止まない事だ。
朝も早よからこの街抜け出し、
12時間後、24時間後には「渋谷」なんて夢の出来事、
サングラスでもかけて、
「今が全てだ」などと盛大にほざいてやる事さえ可能可能。
運転手さんブレーキ外れた様に東北に向かってひたすら、
こちとら御多分に漏れず後部座席は断固キープオン。
’10.8.13(金)
岩手県田野畑音楽祭
「SONG OF HEAVEN vol.4」
岩手県下閉伊郡田野畑村/思惟の森コミュニティ公園
KEYNA/髙哲典/今村竜也とウエタケユキオ/
十条フォークジャンボリー/渡辺雅弘(girasoul)/
リョー/MAR(まー)/ヤクワタクロウ/fleurmer(フルーマー)/
ムック(絵)/山口ひろとし/作兄(サニイ・Bomb-Do)/
Abie(あびぃ)/マイコン/浮意流(フィル)
http://bluecondor.net/soh/pc/
July 09, 2010
レッドウィークに希望を ’10




’10.7.8(木)
洗濯物を干せるだけ干し、
オーバーオールに必要な物だけしこたまポッケに詰め込んで、
勝ち誇った様な気分で旅に出た。
東京なんてちょっと外れればすぐにのどかな田んぼ畑が現れる、
晴れ渡る空の下を午前の内から踊りながら歩き続ける。
東京の「と」の字も知らないどっかの輩が盛大にほざいていた言葉が焦燥たるフラッシュバック、
「東京は住むところじゃないんだ、見るところなのだ」
貴様一体、東京の何を見て言った?
引っ込んどけ、この狂乱戯けイモ野郎、
俺は東京が好きだ、京都も岩手も福岡もその他も同様、
まだ見た事のない風景を根こそぎ焼き付け続けたい。
ロックウェルの絵を鑑賞しながら、
この画家が好きで、同名のバンドまで組んでいた安部裕二氏の事を考えていたら、
当の本人から突然電話が鳴っていた。
電話には出られなかったが、この男との関係性は以前からこういった「偶然」を超えた中にある。
とにかく時間などいくらあっても足りない、
明日は明日とて執念のハッタリデジタルダイバーこのワタシ、
まだ見た事のないファッキンデジタルの荒波さえ颯爽と突破、
仕事があるだけ良い、良いに違いないとどうやら認めざるをえない胸中。
ところで新曲が二曲、同時進行で最終調整、
時間などいくらあっても足りない。
BGMは小林旭、スロー・ダンディ・ブルースに腕組みを。
June 04, 2010
ウィットタイム・オン・マイ・マインド
’10.6.3(木)
朝も早よから起き上がり、電車を乗り継ぎ文庫本片手に向かった先は驚愕の多摩動物公園、
チャーミングポマードイカサマモヒカンモウジキ無職人間このワタシ。
動物園なんて、人間が動物達をハナで笑う為の戯けた娯楽だと思っていた。
監獄に入れられた動物達を、監獄に入れられてない人間共がお金を払って上から眺める場所だと思っていた。
バットしかし、動物は動物のままに本能を失わず生きていた、
人間は所詮猿から進化した生き物だと、猿の本能を眺める度に思い出す。
やけに広い敷地の中でライオンやトラやタヌキが日向ぼっこをしている様を見て勝手なる安心を感じ、
こいつらは俺みたいなモンよりよっぽど自由なのかも知れない、
そう思い、少しだけ動物園が好きになってしまった。
様々な事柄を言及しながら電車を乗り換え天下のハイカラ六本木タウン、
まるで同じ一日、同じ日本とは思えない風景の変化を味わい、
美術館では「印象派」と呼ばれる絵画を鑑賞。
1874年、いや、それ以前から世界は変わっていない、
何か人と違う事をやろうとする人間はいつだって「反逆者」と罵られた。
「単なる印象を絵にする無知な輩」、軽蔑と酷評の時を経て「印象派」は新しい世代を築いた、
要するに信じた事をやり続ければ良いというだけのシンプル極まる解決策、
生きる道にもしもマニュアルがあるなら、まずはそのマニュアルを疑わなければならない。
座右の銘「新しい酒は新しい革袋に盛れ」、いつだって心の胸ポケットに。
天下の六本木にも存在するモノホン純喫茶でホットコーヒー&ショートケーキ、
すっかりと日も暮れた頃、サラリーマンで混雑極まる満員電車乗り込み下北沢、
夢にまで見たモダンオンボロレストランのドアをこじ開ければ愛想も程々にカウンターのおばさんが呟いた、
「もう閉めようかなと思ってるんですー」
おー、この自由度、愛想具合、外観の期待に反さず「完璧だ」、俺は胸を躍らせ続ける。
そこで久方振りに、以前働いたバーへと駆け込み、
タイムリミットが迫るその瞬間まで足りん頭を駆使してマシンガントーク。
今まで様々な仕事をしてきたが次は一体何処へ辿り着くだろう、
とにかくこんなヒップな一日がある限り、俺はきっと何処にでも行けるんだろう。
「俺みたいなモンに付き合ってくれてありがとう」、
肩でも叩いて君に感謝を忘れない。
May 07, 2010
皮肉なハッタリ論文 ’10
俺はつぶやかない。
最新機能を駆使して、一言で「僕は今ここに居ます」などと皆に知らせるその精神、滑稽さ、
少なくとも俺はそこまで自惚れる事など出来ない。
だいたい俺みたいなモンの無意味な「つぶやき」に一体どんな効果があるのか、
そんなモンはまるで皆無だと人五倍強く思っている。
裏を返せば俺にはまるで自信がなく、
堂々と「もう疲れた」などとウィットの欠片もない無意味極まる「一言だけ」を曝せる人間は、
「周りはよっぽど自分に注目している筈だ」などと何の疑いもなく考える事が出来る程に自信のある人間なのかも知れない。
少なくとも俺はそこまで自惚れる事など出来ない、そんなモンは赤面最高峰の類いだ。
俺は断じてつぶやかない、
その分、長文、散文、短編、哀しみ、喜び、憤り、エトセトラ、好きな様に書き綴るだろう。
「面白いと言われたい」と一丁前にヌカす女のまったくもって組み立て方の下手な話展開、
「変わっていると思われたい」と笑顔でほざく輩のまったくもっての凡人具合、
そんな類いを意識している時点で「負けている」事にさえ気付かずやり過ごせるその教養のなさ加減、
程度の低い信じ難い光景、根こそぎさようなら、
俺は俺の価値観に忠実なシンプル極まるノータリンあん畜生、
バットしかし、名前は断固隠さない、隠す負い目など何一つない、
あるのはポリシーとモラル、おまけにエチケット、これだけで充分事足りる。
ところでそんな大茶番戯言はともかく、
「5.6」は相棒、一足お先の大台30歳の誕生日だ。
「相棒」、それは時に君で、時にアンタで、時に兄貴で、時にお前で、時に貴様だ、
勝手に思い浮かべてしまう顔が多々ある、それはとても幸せな事だ。
「俺は貴様の相棒でも何でもないぜ」だとか何だとか、場合によっては思われたりするのかも知れない、
バットしかし、そんな事柄断固ノープロブレム事項、
そこんところはちょっとばかし自惚れさせろって寸法だ。
同じ旅を共有し、毎日毎晩語り明かした男が迎える30歳、
お金はあるけど夢がないのと
夢はあるけどお金がないのと
なぁ相棒、どっちが良いと思う?
返事を待つまでもなく俺は頷いている
大阪新世界、真夜中の大衆酒場で男が言ったぜ、
「止めたら殴るぜ!」
「お互い様だ」とガラガラに枯れた声で俺は答えた、いつまでもヒップな関係性を築き続けたい。
止める理由もなく、何だかクールな波が押し寄せている感さえ漂う昨今の胸中事情、
「12.13」、俺が奇跡の30歳を迎える日にして「東京10周年」を迎える暁には、
とんでもなくビッグなモダンフェスティバルの一つでも催してやろうかと企みたくもなる今日この頃。
さぁとにかく、
「石原裕次郎69年日活映画、【嵐の勇者たち】を観て寝ます」
おっ、おー!!%$#&$#:??+@$%:*/&~¥#?;@[%&#=!!!!!
「つぶやいて」もうたぜ。
May 02, 2010
「心の風来坊」 Vol.6
旅の風景、行動、断片を思い出す度、とんだセンチメンタルが襲い出す今日この頃、
煙草とお酒、モダン喫茶と缶コーヒー、女と男、フカフカ布団と吐き出す唄、
求めていたモノは所詮、それらの類いだ。
真夜中のホテルで、疲れも知らず、広々とした机の上で、
一日に使ったお金の計算をするのが、好きだ。
真夜中のホテルで、眠りもせず、暴風雨ですっかりびしょ濡れになったブーツを、
ドライヤーを駆使して乾かすのが、好きだ。
大衆酒場で、モダン喫茶で、オンボロ定食屋で、ライヴハウスで、ベッドで、飽きもせず、
気の合う人間と永遠なる与太話を繰り広げるのが、好きだ。
時には、会話もなく、各々が各々の課題について思考錯誤しながら、
物思いに耽るのが、好きだ。
置いてあるスポーツ新聞に、一通り目をやりながら、珈琲が到着すれば、スポーツ新聞を横に置き、
意識を珈琲に切り替えるその瞬間が、好きだ。
街の名前さえ知らん所で、カートを引きずって、ハードケースを抱き締めて、
我が物顔で歩きまくるのが、好きだ。
しかめっ面をして、重い荷物を持ち上げて、
長い長い階段を上りきった時の風景が、好きだ。
名古屋から大阪への移動中、久方振りに聴いたブギの女王、
笠置シヅ子の陽気さ加減が、好きだ。
一度は誰かの手により、ゴミ捨て場に捨てられたトランクを救い出し、今や毎回、大事にステージまで持ち込んで、
そいつを見やりながらチューニングをするのが、たまらなく好きだ。
このトランク自身、「捨てられた筈の俺が何故こんなところに?」、
そう不思議がり、喜んでいる筈だなどと、勝手に解釈するのが、好きだ。
ぬいぐるみに話しかける、確かに生きている、
この感覚が、好きだ。
午前の新世界で、日活映画の様な風景の中で、音楽の事を少しだけ忘れて、
スマートボールに全神経を集中させるのが、好きだ。
一人が、好きだ、
バットしかし、二人が、好きだ。
二人でいる事の心強さと余裕、
お互い、奇跡的な味方であり、
何より敵でもある人間同士が、
何日も行動を共にして、闘う様が好きだ、
たまらなく好きだ、
お金を貯めて新しい場所へ。
May 01, 2010
「心の風来坊」 Vol.5




’10.4.30(金)
リハーサル前の空いた二時間を有効活用、
ドサクサ紛れに中毒の如き勢い駆使して行きつけレコード屋駆け込み、散々頭で諸々を計算しながら四枚を抜き出す。
リハーサルを終えれば再び発狂心斎橋タウン中心部に舞い戻りうろつくゴロツキ二人、
旅の最中、もはや何軒目かも定かでないモノホン喫茶潜り込みオムライスを平らげる。
’10.4.30(金)
アット 大阪/心斎橋CLUB★JUNGLE
1.ロマンのど真ん中
2.思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
3.深夜高速バスブルース(大阪編)
4.自作自演屋
5.夢の暮らし
6.愛すべき日々
敵も味方もない型、額面通りの類いにはどうにもこうにも喧嘩を売りたくなる性分このワタシ、
三弦を吹き飛ばしながら、何かを睨み続けながら、すっかりしゃがれた声にて叫び散らしてみる。
終演後、ヒップなファッションセンス溢れるモダンなお姉ちゃんが「どうしても一言伝えたくて」と近付いてきた。
戯けたスタイルでソファに凭れてハイネケンを煽っていた我が物顔の臆病者に突然話しかけてきた。
それはポップな言葉の数々、胸の高鳴りは驚異の12連符を断固キープオン、
「スタイル崩さず絶対にそのままでいて下さい」
よー姉ちゃん、胸躍る言葉ランキング颯爽たる殿堂入りおめでとう、
真っ当な精神とその目と耳を100%中505%愛している。
「受け取った言葉を杖にして歩いてやれ」などとどっかのやさぐれ野郎が叫ぶなら、
「かしこまりました」と俺は阿呆の様に唱え続けるだろう。
ところでそんな一丁前気取りの精神論はともかく、お姉ちゃんが言ったぜ、
「話かけたら怒られるんじゃないかと思って怖かったわ」
ノー、断固ノー!
怒りは理不尽と茶番な事柄が交じり合う時にのみ湧き出るって仕組み、
一体今日まで何人にこんな言葉を投げかけられたのか、
バットしかし、俺はその度に仰け反って大笑いする事に成功している始末。
ハイネケンを散々煽った後、深夜高速バスは東に向かってまっしぐら、
音楽を聴く間もなく眠り続けて気付けばファッキン新宿タウン着。
もっと果てしなく長い旅に出たいと強く思っているんだけれど、
とにかく恋人との呼び声高き「十条フォークジャンボリー」との【ソウル・ロマン派】はまだ未完結、
’10.5.3(月・祝)
アット 下北沢BAR?CCO
5月3日、俺は意識不明の大事故から丸19年、十条フォークジャンボリーは30歳を迎える誕生日3日前、
すなわち、とても大事な日にお互いがお互いを潰し合うかの如き迫力でもって殴り合う次第。
BGMは50’sロックンロールレコード、
歩き続けたボロボロブーツと、出会えた人間らしい人間に感謝を忘れない。
April 30, 2010
「心の風来坊」 Vol.4





’10.4.29(木・祝)
アット 大阪/東心斎橋ドアーズインヘブン
1.ベリータイアードシンキングブルース
2.自作自演屋
3.ラウンドミッドナイト
4.ロマンのど真ん中
5.自由
6.マリーと暮らす
7.愛すべき日々
近年稀にみる程に枯れ果ててしまった声を有効活用して唄うトーキングブルース。
大阪新世界、串かつのオンパレードを経て、最後のベッドに倒れ込み眠りこける。
そして本日遠征最終日、昭和30年代の雰囲気漂うスマートボールに興じて笑う男達、
いつもの喫茶で珈琲を一杯、
リハーサルを終えれば繰り出すレコード屋、
すなわち、パーフェクトトリップの確信犯。
マリッジブルーの如き雰囲気漂う今日この頃、
明日の朝には新宿に降り立つなんてまったくもって冗談の一つにもならない始末。
April 29, 2010
「心の風来坊」 Vol.3




’10.4.28(水)
アット 京都/西院OHHーLAーLA
1.どうにかなりそう
2.ロマンのど真ん中
3.深夜高速バスブルース(京都編)
4.ウイスキーとトランクを道連れに
5.アウトローバカヤロー
6.マリーと暮らす
7.愛すべき日々
一弦、六弦、四弦、三弦、一弦、感情移入は最高峰、次から次へと弦を吹き飛ばし最後はギター歯抜け状態、
どうにかこうにか手拍子求めてアカペラにてハッタリ大団円、
飾ってあったFACES「OHHーLAーLA」のレコードジャケットを終始睨みながら盛大に唄う。
とにかく喉は枯れ果てまったくもってのあん畜生具合、
天下のイノダコーヒにてハイカラタイムを経て辿り着く大阪新世界、
どこまでも突き抜けたい心意気は断固キープオン。
April 27, 2010
March 24, 2010
破滅型の男の物語に憧れる ’10
「ゆりかもめ」なるハイカラ線路に揺られながら「この行為は後程語り草になるぞ」などと考えていた。
9年分の思いを一ツアーで取り戻してやるって寸法だ。
何ちゃらコミュニティを駆使し、大枚叩いてチケットを確保した。
スナック感覚代表格、後先の事など考えたくもない。
バットしかし、会場に着き周辺を徘徊する内、眩暈がしてきた。
白ワインの猛威、「これがかの有名な二日酔いというヤツか」、最初は思った。
ボブディランは颯爽と登場し高らかに唄い上げる。
平常装い今この瞬間に全神経を傾けようとしたのも束の間、
こちとら冷汗、脂汗、眩暈、とんでもない睡魔、
何やらかんやらに突然襲われ駆け足でトイレ一直線、しこたま吐いてしまう体たらく。
そんな事が何度か繰り返され、立つ事さえままならず、時に座り込みながら二度目のボブディラン観賞。
トイレにへたれこんで聴いた「ハイウェイ61」、
幻覚症状の最中で聴いた「ライク・ア・ローリング・ストーン」、
俺は永遠に忘れない。
雨の降る中、クラクラのペラペラ状態にて凭れながらどうにか部屋に辿り着けば告げられる37.7℃。
すなわち、二日酔いでも何でもなく、俺はどうやら専売特許「我が物顔」さえ奪われる程に体を壊していた。
煙草もウイスキーも珈琲さえも視界に入れたくなかった。
その時、俺が最も欲したモノはまさか、「バナナ・オレ」唯一つだ。
勢い任せも度が過ぎたという事か、調子に乗り過ぎたツケか。
仕事を休み、時に甘いモノに頼りながら日々を航海。
「アンタ、筋金入りね」
ヒップな女に愛情たっぷりに呆れられるのが俺の夢、まだまだ行ける。
March 23, 2010
ジャンクション男に幸せを ’10
生ビール6杯後の白ワイン暴飲、昨晩、「いつもの店」CCOにてヘビードリンク&モアー。
十条フォークジャンボリーとの二人旅はもはや宇宙クラスの楽しみ具合、昨晩、それをこの目で確認した。
部屋に戻り時間にして僅か8.27秒、ヘベレケのペロンペロンにて眠りこける。
目覚めれば出勤時間はとっくにオーバー、醜い顔、クラクラとくる脳ミソ、すなわち仕事を休むスーパーガリヒョロボーイ。
そして「このきっかけ断じて逃すべからず」の心意気でよろけながら向かう街、イカサマ近未来タウンお台場。
アルコールよりもカフェインよりも、そして仕事よりもどうやら今はボブディランだ、まったくもって罪深い男だ。
「よくそんなお金あるね」などとどっかのお姉ちゃんが囁くのなら俺は高らか盛大に答える、
「あるかいなそんなモン」
全ては心意気、加速し出したら止まらない。
March 18, 2010
午前7時のガレージ・ホラー・ランブルズ
瞬きの内に辿り着くインチキ新宿タウン、
運転手さん、まだまだ遠くまで俺を運んでやってくれ。
煙草とブラックコーヒーという名の、
歴史上最高の組み合わせにどっぷりと浸かった幻の如き二日間、
お金を貯めて新しい場所へ。
次回は乱痴気騒ぎ【ソウル・ロマン派】二人旅、
ストイック極める強攻日程の渦の中、唄を運ぶ為の旅、
お金を貯めて新しい場所へ。
午前7時から大好評開催中の気狂いレコード大試聴会、
誰かが聞いたぜ、
「レコード集めてはるんですか?」
ノー、断固ノー!
こんなモノは「集める」のではなく、自然の内に「集まる」モノだ。
すなわち、仲間と呼ばせていただきたくなる様な連中と同じ類い、
自然の内に「集まる」モノだ、信じて疑わない。
恐怖に怯えながら、踊り続けて日々を航海。
March 17, 2010
バランスを超えて ’10

朝も早よから目を覚まし、
奇跡の玉子焼き定食、
間髪入れず三軒目モダン喫茶、
小粋な姉ちゃんに告げる合言葉、
「ホットドッグプリーズ!!!」
路地裏の隅でたこ焼き、
白昼のど真ん中でたこ焼き、
狂乱「タイムボムレコーズ」に二時間費やし計四枚6460円、
ポイントカードは満点突破、
ヒップな柄シャツ通常二枚6930円のところ、
二枚を1050円で手に入れるスーパーガリヒョロボーイ、
気軽に話しかけてくる店員、
手に入れるチャールス・ミンガス伝記本、
街を徘徊する男と女、
手には煙草かたこ焼きのいずれかが持たれている確率の高さ、
街を徘徊する男と女、
どいつもこいつも同じに見える、
所詮俺もその中の一人なのだと思われているなら寂しくてやり切れない始末、
グラム売りヒッピー柄ど真ん中の花柄ズボンは格安表示、
チャーミング店員姉ちゃんと与太話を繰り広げた後、
そいつをレジへと持ち込んだら、
そのハイカラズボンはグラム売り対象外につき4975円、
2000円以上の「偽お洒落さん気取り」は8.7割方お断り性分な故ナクナク断念、
どうでも良いけど旅とは宇宙、
疲れ知らず、
何でもかんでも我が物顔にてケリをつけろ、
そうだ、こんな贅沢な日々を過ごす為に俺は怒りの耐えない仕事をしている、
すなわち、バランスはいつだって保たれているも同然。
関西ロイヤルストレートディ

遠回りのない、ストレートな人間を愛している。
そして大阪の街を歩けば頻繁にそんな言葉が耳に飛び込んでくる。
新世界、小粋なおっさんが何人も力を合わせて切り盛りしている1000円床屋へ専売特許、スナック感覚にて飛び込む。
櫛と鋏を俺の頭皮に堂々と突き刺しながらおっさんが言ったぜ、
「兄ちゃん、テッペンから禿げるタイプやで」
こちとら間髪入れずおっさんの胸ぐら掴み、殴り合いに発展、
いや違う、焦燥の引き攣り苦笑いにて答える、
「おい、それほんまか??」
「プロが言うてんねやから間違いあらへんがなそんなモン」
そこから話は、何一つ振ってないにも関わらず昔の野球選手の話題へとぶっ飛んだ。
何が何だかまるで分からない、筋金入りモノホンのおっさんにはとても敵わない。
ストレートは心底心地好いがこちとら、硝子細工の心を2、3枚叩き割られたままの胸中。
「禿げる雰囲気ゼロ」と「これは禿げる」、すなわち対極の共存、俺はご多分に漏れず前例を破る人間になりたい。
ところで天下のボブディラン、叶う事なら東京でもう一度観たい心意気。
途中クラクラときた、目の前で行われている現実にクラクラと目眩がした。
生で観ている奇跡に血沸き胸躍り、体は本場の空気を味わっていた。
さて、風呂場で久方振りに体重計に飛び乗れば驚異の48.7kg、
お腹の出っ張りがシャクに障る昨今、そんなモノは単なる被害妄想なのかも知れない。
あの体重計に狂いがなければ俺は正月から数えて何と7kgの減量成功者。
年明けに今年の目標を殴り書きしたメモがフラッシュバック、
「ニューヨーク」 「料理」 「ボブディラン」 「52kg」 「免許」 、
次に狙うのはニューヨーク、そして免許取得と相成る運び。
仲間と共に旅に出たい、思い思いが好き勝手やれる様な旅に。
明日は明日とて言わずもがなのレコード漁り、古着屋冷やかし、合間合間に喫茶店ブレイク。
写真はスナックひょっとこ、ひょっとこママの経営方法をいつか窺ってみたい。