April 2006
April 30, 2006
April 29, 2006
広島県福山市
「東京タワー」を半分位読んだ。泣いた。それでという訳じゃないけど、やっぱり夏に一回福山に帰ろう。お母さんに会いに帰ろう。俺は今まで、「帰ってから、また東京に戻って来る時が寂し過ぎて嫌じゃ」と少なからず勝手に思っとった。でもやっぱり一回帰ろう。今の時点で一年五ヶ月帰ってない。お母さんはたった一人で住んどる。いつも電話で元気に話してくれるけど、ほんまは寂しかったりするんかな?するよな、一人じゃもんな。夏にちょっとでも余裕持って帰れる様に、とりあえず今はやる事やろう。帰ったら多分、御飯をいっぱい作ってくれる。無理をしてでも作ってくれる。俺はそれだけで胸がいっぱいになって苦しくなってしまう。「おいしいやろ?良かったなぁ」と笑いながら言う顔を思い浮かべただけで涙が溢れてしまう。いつもお母さんの前では、涙を堪えるのに必死になってしまう。俺は最近お母さんの事をよく書く。「あいつマザコンだったんか」と思う奴がおらんとは限らん。俺はマザコンという意味がいまいち分からんけど、 お母さんに対する気持ちは人一倍、いや誰よりも強いと思う。 それを人はマザコンというなら、俺はマザコンで充分だ。但し、そんな単純なモノではないという事を、自分の中では分かっている。
一杯呑み屋
久し振りにライヴハウスの仕事。17時から5時までじゃ。終わってけんじと二人で「ぶ~ふ~う~」という小洒落た喫茶店風バーというか、まぁそんな所に一杯ひっかけに行った。ジョッキビール+カレー。お金も無いのにちょいと調子に乗ったかな。まぁでも楽しかったわ。最近、「一杯ひっかけに行く」という行為が結構好きじゃな。前は「お金もったいない」の一点張りだったんじゃけどな。まぁ今ももちろんそういう気持ちはあるけどな。帰り道歩きながら、ガラス越しに映る自分の顔見て、「俺もひょっとして年取ったんかな」なんて考えたよ。そんな訳でさっき帰って来た。BGMはCHARLES MINGUS。6.26下北沢DAISY BARが決定しそうだ。店長が前のライヴを見て気に入ってくれた感があり、どうやらビッグ・ネームと対バンが出来るかも知れん。ええ感じかもな。まぁ、「俺の方こそビッグ・ネームじゃ!」という気持ちは実は強くあるよ。ひょっとしたら6月はライヴ4本決まるかもな。うん、ええ感じじゃ。今日は22時から、またライヴハウスで働くよ。
April 28, 2006
座右の銘
レジに並んどった。レジは二つあるのだが、一人しかおらず、後ろではおばさんが品出しをしとった。俺を先頭に、更に後ろに二人並んどった。ここで一つ、「はよ来いよ」とイラつく。やっとレジをやっとる人が、「レジお願いします!」と声を掛ける。そしてそのレジに行こうとした時、あろう事か、俺の後ろにおった若者馬鹿女が涼しげな顔で割り込んできた。「いや、俺!」ともちろん声を掛けたわけだが、「いちいちそんな事言わせんなや」と二つ目のイラつき。そしてレジのおばちゃん、「いや、こちらのお客様が先ですので」と「俺がモノ言う前に声掛けろや」と三つ目。ほんまに馬鹿が多い。俺だけが100%正しいのに、俺だけが間違っとる様な雰囲気。レジのおばちゃんの、「こちらのお客様が先ですので」の一言があれば、「いや、いいですよ」となったかも知れん。ああいう奴等の神経を俺はどう捉えたらええのだろうか。「馬鹿は相手にせん」と言っても、ああいう馬鹿を無視する事はとても出来そうにない。俺の詩にこんなのがある、「普通な事が普通じゃなくなって 普通じゃない事が普通になりつつある 当たり前な事が当たり前じゃなくなって 当たり前じゃない事が当たり前になりつつある」。ここでいう普通とか当たり前とかいうのは、例えば「家に靴を脱いで入る」といった類の、マナーの話である。俺のモットーは「馬鹿なルールより マナーを守る」だ。好き勝手にやるが、人には迷惑を掛けたくない、という事だ。
お笑いライヴ
「お笑いライヴ」なるものを渋谷のシアターDという所へ見に行って来た。前働いとったパチンコ屋で、俺がそこを辞めてから入った女の子が出演するという事で、「ヤウターズ」の解散ライヴを見に来てくれた子という事も手伝い、前の仕事仲間(ヤウターズメンバー含む)8人と共に見に行った。客はほぼ満員、考えてみれば、お笑いのライヴを生で見るのは初めてだったのではないか。「あぁ今の所いらんわぁ」「ここ長過ぎるなぁ」と偉そうな視点で見てしまったが、「お笑いもやっぱり大変じゃわなぁ」と思う次第である。なんせ客は笑いだけを目的に見に来ているのである。それだけでハードルは随分上がる(宿命だな)。明らかに笑う所じゃない所で笑う奴(そんなのセンスじゃんと思うかも知れんが、明らかにセンスがない)、子どもが映像に出てきただけで「可愛い~!」と声を上げざわめく女、これにはうんざりしたが、まぁ見に行った甲斐はあった様に思う。まぁ人の事はどうでもええ、企画ライヴも近づいてきた、俺は俺の事をやるだけで充分じゃ。終わって焼き鳥屋に食べに行って、ビールをジョッキ二杯頂いて、帰って気付けば寝とった。そう、今の俺は睡眠前の俺ではなく、寝起きの俺なのだ。
April 27, 2006
HEARTBREAKERS
の、「L.A.M.F」(すなわち、LIKE A MOTHER FUCKER)。これ程かっこいいロックンロールアルバムが他にあるのかと、ごくたまに思う時がある(もちろんいっぱいあるのだが)。それが今だ。一曲目「BORN TO LOSE」から、曲間も短く、カウント「1.2.3.4!」で次から次へと畳み掛けてくるのだ。PUNKが好きだという奴と話をする時、「PUNKなら俺はジョニーサンダースじゃな、HERATBREAKERSじゃわ!」と迷わず答える様にしている。DVDも持っとるのだが、実にギターが下手な人なのだ。うん、そんな事はどうだっていい。パンクスピリットを持ち合わせているのだから。
自費出版
昔からずっと思っとる事がある。本を出したい。内容はもちろん自叙伝。そしてその中に自分の考えを織り込む。俺を知っとる人、知らん人、そしてお母さんにも読んでもらいたい。いつかほんまに出したいと思っとる。その為にはまず原稿を書き上げなければならない。あれも書く、これも書きたい、一体何ページ位になるだろうか。第一部ー京都・広島時代、20歳までのノンフィクション、第二部ー上京、充分一冊の本に仕上がる筈だ。それをふとした時、自分で何回も読み返したい。(もっと前の夢は、ROCKIN’ON JAPANの二万字インタビューに答える事、だった)。とにかくいつになるか分からんが必ず作りたい、そんな事を思っとる真夜中、BGMはエディ・コクラン。19歳の衝撃、ここからオールディーズを掘り下げたりもした。「TIRED AND SLEEPY」、いつ聴いてもかっこいい。今日三度目のリピート。
April 26, 2006
「mona records」ライヴ決定!
おい!「mona records」から連絡あったぞ!先程、眠ろうと思った矢先、メールの音が部屋中に響き渡って、「何やねん」と思ってさりげなくみたら、「音源を聴かせて貰って凄く良かったので是非うちでやって頂きたく~」だってよ。さすが話が分かるなぁ、おい!これには眠気も吹っ飛んだな。(ほんまは20時50分に送信されたメールだったけど、俺の携帯電話は何年も愛用しとる代物で、メールボックスとやらが前々から満タンで、古いのを消さんと新しいのが入って来んシステムなんだな)日程は6.13か14のどっちか。明日早急に連絡せんとな。とにかくデモテープを持って行った所で連絡がまだないのは440のみじゃ。結構ええ線いっとるかもな。440もモタモタしとらんとはよー連絡くれよ。まぁ、6月は「BIG MOUTH」、「三軒茶屋GRAPEFRUIT MOON」、そして「mona records」と三本全て俺が切り開いたライヴハウスで唄えるぞ。うん、興奮して眠れそうにないな。P.S、2月にお前とコーヒーを飲んで、俺が「ここでやってみたいなぁ」と呟いた、あの「mona records」でこんなに早く唄える事になりました。喜んでくれよ。まだまだ俺はやるぞ。
April 25, 2006
読書
ウイリアム・バロウズ「裸のランチ」「ジャンキー」、そしてリリー・フランキー「東京タワー」(この本を手に入れる事になった経緯は「リリー・フランキー」の回参照)、三冊の本を手に入れた。ビートジェネレーションの精神が好きな俺じゃけど、関連本じゃなくて、小説だったら、ジャック・ケルアック「路上」と「地下街の人びと」位しか読んでなかったもんでな。ブコウスキーはビートニクとは違うしな。とにかく、ウイリアム・バロウズは前から読んでみたかったんじゃ。今、お金の持ち合わせがほんまに無くなってしまったこの俺は、この三冊をクレジットカードで手に入れた。もちろん、来月の終わりにはお金が入ってくる予定があるからだ。クレジットカードとは実に便利なものだ。しかし俺は決して、カード地獄に陥ってしまう様な大馬鹿者ではない、という事を最後に付け加えておく。
April 24, 2006
コールセンターにて
世の中の人間を、「意地の良い人」、「意地の悪い人」の二通りに分けるとする。俺は最近、テレフォンアポイントの仕事もしている。俺にとって一番似合わん仕事の一種ではある。ところが意外や意外、結構やりがいというものがある。契約を取れば取るほど時給が直ぐに上がるという粋なシステムだ。仕事中、基本は一人、お偉い方に指図される事も殆どない。相手はつながった電話の客だけ。KDDIの受付代理店、「客には一切デメリットのない、ほんまに電話料金が今までより安くなるだけという案内の発信業務」である事を先に付け加えておく。そこで今日一発目につながったこんなおばはん。自分の名を名乗り一通り説明した後、おば「あなたどこの何というお方でしたかしら?」俺「KDDI受付代理店の高と申します」、おば「あなた、高さん?アルバイトなの?それとも新入社員?いやぁ、喋り方下手だなーと思って。そんなんじゃKDDIの本社の方にも印象悪いわよ~」(意地の悪い声)俺、頭の中「煮えくり返る」が言葉も出ん。俺はこういう時、「すぐさま吠えまくる」か、急な言葉に声を失い「絶句」するかのどっちかになる。この場合、仕事という事もあり後者になったという訳だ。俺は道端でも店でも、デリカシーのない奴がおったら直ぐ顔に出るし口にも出す。でも、もの凄く親切にしてくれる人には、人一倍丁寧に接しとるつもりじゃ。「よっしゃ、ライヴの為に今日もやるぞ」と意気込んどる時にいきなりあのおばはん、あれはいったいどう捉えたらええのか。気にはせんけど、気分が悪い。とあるおばさんは、「あなた、高さん?風邪には気を付けてね、とても通ったいい声してらっしゃるわ、頑張ってね!」などと声をかけてくれたりもする。「うちは取り合えずいいわー、御免ね、ご苦労様」と紳士な対応をするおっさんもおる。うーん、結論として俺は「意地の悪い人」にはなりたくない、そしてなろうと努めてもなれん、という事である。P.S、俺は仕事が出来ん訳じゃないぜ、そして仕事が出来ん事を棚に上げておばさんに悪態を吐いとるだけの馬鹿ではないぜ。念の為。
April 23, 2006
俺の中のNGワード
「金」(正解=お金)、「食う」(正解=食べる)、「キモい」(←今書いただけで恥ずかしい、正解=気持ち悪い)、「タメ」(正解=同い年)、「超やばくない?」(←今書いただけで寒気、正解=ほんまやばいなぁ)、「死ぬかと思った」(正解なし)。今日休憩中の喫煙場所で、若干5分の間に、女二人が繰り広げとった会話に登場した言葉である。たった5分でこれだけのNGワード、俺は苦笑いしてしまった。特に「死ぬかと思った」は俺の中で許せん言葉である。類似語として、「暑くて死にそう」、「死にたい、ほんと疲れた」などという言葉がよく耳に入ってくる。頭の中は煮えくり返って、「そんな事で死んでたまるかぁ」の連発である。俺は「殺す」という言葉も好きじゃないが、「暑くて死にそう」などを耳にするときまって、「よし、暑くても死んでないな、その代わり俺がお前殺してやろうか!」と思ってしまう程だ。「そんなんだから友達少ないんだよ」と、もし問われたなら俺はこう答える、「そんな友達はいらない」。
「明大前にて」
俺は手に入れたばかりのオールディーズレコードへ
コーヒーを横に置きやっと針落とした所
その横で彼女は興味なさそうな素振りで
「せっかくの休みよ もっともっと遊びましょ」
その内に彼女はヘッドフォンでテレビ観賞
今聞いたばかりの情報を俺に残さずに喋る
テレビの情報に騙されん俺の立派な耳は
「悪いが今の話全て右から左」
俺はライナーノーツを片っ端から読み漁って
今得たばかりの情報を得意気に喋り捲る
その横で彼女は興味なさそうな素振りで
「悪いが今の話全て右から左」
噛み合わねえなぁ 明大前にて
集中力の欠けた俺の頭と体は
自然の成り行きとして屋根裏部屋へと移る
この部屋は自慢だが何しろ危険がいっぱい
例えば夏の日は軽く40度超える
俺の自慢のレコードがサイケデリック化してしまわん様に
仕事中でも何でもそれだけが気掛かり
そんな事を洩らせばきっと彼女はこう言うだろう
「私って何なの?あんたって最低よ」
噛み合わねえなぁ 明大前にて
やがてそれぞれの部屋に引っ越していった二人は
物足りなさを感じ電話越しに喋り捲る
そこでこないだ彼女がこんな事を洩らした
「染み付いてしまったの あのレコードが聴きたい」
例のサイケデリック化してしまったその内の一枚を
久し振りに回したら気持ち悪くて気持ち良い
まさに俺とお前の関係の様だろう
「上手い事言うだろう もう一回やろうぜ」
やり直そうぜ 明大前にて
コーヒーを横に置きやっと針落とした所
その横で彼女は興味なさそうな素振りで
「せっかくの休みよ もっともっと遊びましょ」
その内に彼女はヘッドフォンでテレビ観賞
今聞いたばかりの情報を俺に残さずに喋る
テレビの情報に騙されん俺の立派な耳は
「悪いが今の話全て右から左」
俺はライナーノーツを片っ端から読み漁って
今得たばかりの情報を得意気に喋り捲る
その横で彼女は興味なさそうな素振りで
「悪いが今の話全て右から左」
噛み合わねえなぁ 明大前にて
集中力の欠けた俺の頭と体は
自然の成り行きとして屋根裏部屋へと移る
この部屋は自慢だが何しろ危険がいっぱい
例えば夏の日は軽く40度超える
俺の自慢のレコードがサイケデリック化してしまわん様に
仕事中でも何でもそれだけが気掛かり
そんな事を洩らせばきっと彼女はこう言うだろう
「私って何なの?あんたって最低よ」
噛み合わねえなぁ 明大前にて
やがてそれぞれの部屋に引っ越していった二人は
物足りなさを感じ電話越しに喋り捲る
そこでこないだ彼女がこんな事を洩らした
「染み付いてしまったの あのレコードが聴きたい」
例のサイケデリック化してしまったその内の一枚を
久し振りに回したら気持ち悪くて気持ち良い
まさに俺とお前の関係の様だろう
「上手い事言うだろう もう一回やろうぜ」
やり直そうぜ 明大前にて
April 22, 2006
誰かが!
この「哲学の哲に辞典の典」はもちろん、俺が管理人という事になる。そして「日別アクセス数」なるものを俺は確認する事が出来るのだが(まぁ昨日確認出来る事を遅ればせながら発見したのですけども)、なんとこれを読んでいる人が結構いるのだ。特に4.18、「下北沢DAISY BAR」ライヴ翌日のアクセス数が、飛び抜けている事が判明したのだ。その数字は45件を記録している。これは単なる偶然か?それともライヴの日に配った「高 哲典スケジュール」に、このURLを載せた効果なのか(まぁあの日客は7人しかおらんかったがな)、はたまたイタズラなのか?いや、「お気に入り」に登録して「毎回読んでます!」なんて奴もいたりするのだろうか。どうなんだ?そこでこの事実を確かめるべく、ここは俺から一つお願い申し上げよう。「楽しみに読ませてもらってます!」しかり、「読んどるぞ~!」しかり、「お気に入り登録してるに決まってんじゃーん!」しかり、何でもええぞ、コメントをお寄せ頂けないだろうか?それが届くのを俺は心からお待ち申し上げる次第なのである。(といっても、「必見!」とかいって毎回、怪しすぎる迷惑なのを送ってくるどこの誰か分からん奴、お前はええ加減にせーよ)。P.S、この日記に比べ、「プロフィール」と「生い立ち」のアクセス数は非常に少ないぞ。そこのチェックもお忘れなく。
映画
を俺はあんまり見んが、たまに映画館に足を運ぶ時がある。と言っても、ハリウッド超大作や宮崎駿の類のモンではない。そう、大概がドキュメンタリー映画だ。「タカダワタル的」「ゴールデンカップス・ワン・モア・タイム」「ブコウスキーオールドパンク」、the pogues酔いどれフロントマン、「Shane・the pogues・堕ちた天使の詩」、遠藤賢司「エンケン対武道館 不滅の男」、そして今年一月に見たのが、ボブディラン「ノーディレクション・ホーム」。これを見に行ったのは忘れもせん、金曜日19時の回。「やばいなぁ、座れるかどうかも分からんなぁ」などと思いながら映画館に入ったら、客はなんと俺を入れて7人。これはこれで腹立ったというか呆れて、頭の中には?マークが点灯しっぱなしだったな。まぁ、おかげで休憩入れて3時間以上もの長編ドキュメンタリーを自分の部屋であるかの様にくつろいで見れたんじゃけどな。そしてこの「ノー・ディレクション・ホーム」が6月、DVD化される。これは楽しみじゃな。見た事なかった65年の「フォークロック」を作り上げた頃のライヴ映像、それに加え、更に特典映像も収録されるらしい。生き方もルックスも男前の男、ボブディラン、次はいつ日本にやって来るのか。一万円でも一万三千円でも俺は見に行くぞ。
April 21, 2006
重大発表
またバンド出来るぞ!しかも20歳からずっとやりたいと思っとったウッドベースで!まさかの急展開じゃ。俺は時給600円のライヴハウスで働き出して、ひょっとしたら大正解だったんかも知れんという気がしてきた。オーナーはええ人じゃし、映画監督の人と話が出来たり、PAアシスタントの人がDJイベントの企画をやると言えば、「ちょっと~、俺にもやらせて下さいよ~」と、長年DJをやりたいと思っとったのが来月現実になったり。そして次はバンドの話。最近入ったけんじ君という髪の毛真っ赤っ赤の兄ちゃんが、「今度ウッドベース貰うんですよ」と言っとって、その後独り言の様に、「俺、めちゃめちゃロックンロールなバンドとカントリーみたいなバンド二つやりてぇなぁ」と言った。俺はその言葉を聞き逃さんかった。「ほんまかー!ちょいやらんか?カントリーとブルースとジャズテイストのバンド、俺アコースティックとハーモニカでなぁ!」。うん、興奮した。彼は「いいですよ」とその時はそれで終わったのだが、俺はもうすでにやる気になっとった。彼に、俺は本気である事を、冗談じゃない事を伝えたくてしょうがなかった。その時はまだ連絡先を知らんかった。次逢うまでに一週間以上ある。俺は彼に早く逢いたかった。その間に、違うバンドを探しとるという高橋君に連絡、「「ウッドベース入れて、カントリ、ブルース、ジャズテイストでバンドやる話あるんじゃけど、どう?」。高橋君、「別にやってもいいよ」。よし決定。17日、俺の弾き語りライヴの日、けんじ君に逢って、「前の話、あれほんまにやろうや、ドラムも手配したでぇ!」と声をかけた。そして見に来てくれた高橋君を紹介し、「よし、ちょっとほんまにやろうや、8月ライヴじゃ!」と意気込んだ。けんじと連絡先を交換し、そして今日、部屋で二人で初練習を一時間程前に終えた。いけるぞ!高橋君はサポートじゃけど、これがもっと固まってくれば絶対いける!「難しいですねぇ、これから猛練習ですねぇ。なんか安請け合いしちゃったなぁ。こりゃ大変だ!」と言っとったが、ずっとベースを離さず、俺がやろうとしとる事を理解してくれた。「やる気がありゃ、俺は何でもええんじゃ」と笑った。目指すは、カントリー・ブルース・ジャズ・ロカビリーバンド。そして8月ライヴ。そして440!お母さん、俺は元気でやっとるよ。
April 19, 2006
G.LOVE&SPECIAL SOUCE
朝8時過ぎまで眠れんかった。と言うことで30分前位に起きた。朝に良く聴く音楽、G.LOVE&SPECIAL SAUCE「COAST TO COAST MOTEL」。(コーヒー+煙草×G.LOVE)、この方程式はええぞ。G.LOVEは一昨年の11月に生で見たけどありゃ良かったわぁ。ウッドベースの人とドラムの人が確かジャズ畑の人なんよな。そりゃあ見事だったよ。今日は5.3の俺の企画にも参加してくれる、古澤直幸所属バンド「猛」のライヴを見に下北沢ERAへ。しかし、「歩いてほんの数分の所に山程ライヴハウスがある街に住む俺」っていうのは、未だに驚きというか、喜びというか、感慨深いもんがあるなぁ。渋谷とか新宿バイクで走っとっても、「俺、今渋谷を走っとるんか?これ渋谷か?どうなっとるんやぁ」とか、よー思うもんなぁ。自然にそう思える事は俺にとってもの凄い嬉しい事です。馴染んでないというか、流されてないというか、な。電車の乗り方、しょっちゅう間違えるもんなぁ。でもレコード屋の場所だけは結構知っとるぞ、と。自然とそうなっとる自分が嬉しい。「標準語をマスターしたい」とか口に出して言える奴、ほんま神経疑うわ。お前はどこまで自分がないんじゃと。お前の標準語はお前の育った町の言葉じゃろうがと。誰が東京の言葉を「標準語」って決めたんじゃ。そこを誰も疑わんのはなんでなー、と俺は思う。
リリーフランキー
が好きだ。前々から雑誌のコラムを読んだりしとって、「ええがな」とは思っとったのだが、「トップランナー」と「情熱大陸」に最近出とって、「やっぱりええがな」と思った。「東京タワー」を俺は読んでないが、あんなのを読んでしまったら俺は号泣してしまう可能性大じゃな。お母さんとの物語、自伝的小説、俺にも色々思う所はある。テレビの画面に、その本の何行かが映し出されるだけで、かるく泣いてしもうたわ。以前、本もろくに読まん友達が、「東京タワー読みたいですねぇ」と言っとるのを聞いて、「売れとる=良いと思うなよ、何をベタな事言うとんねん」と思ったが、あれはやっぱり読んでみたい。しかし、書店に行って「東京タワー」をレジに持って行く時は気まずいわな。だってそのレジの姉ちゃんに「うわー、こいつ大ベストセラー小説買っとるわ~」とか思われるの嫌じゃもん。そういう訳じゃないのにな。まぁそんな事レジの奴は思わんかも知れんけど、そういうの俺、もの凄い気にしてしまう性質なんじゃわなぁ。俺だったら思うもん、「うわうわ~、浜崎あゆみ買うで、こいつ~」とかな。ほっときゃええのにな。因みに、ミスターチルドレンは大好きです。
April 18, 2006
遅ればせながら
昨日のライヴの感想を書くで。まず俺は極度の緊張感。リハーサルは何となくこなしたが、本番がいざ始まって他の奴を見とる時から、手と足の震えが止まらん感じなんじゃわ。いつもライヴ前は緊張はするんじゃけど、昨日のはなんか分からんけどいつもとなんか違うんよな。3番目の人が始まって、俺は楽屋でスーツに着替えて、終わるのを待っとった。その時なんか意識が朦朧とする程だったもんなぁ。ステージに出て行ってチューニングを済ませ、「よっしゃ!」と大声で叫んだ。心の中では「落ち着け」と。客はすかすか、10人もおらんかったな。1.名を呼んだ(新曲),2.明大前にて,3.ヘアースタイルブギと3曲続けての素晴らしい展開。ここで一回目のMC。去年9月に警察に捕まった(逮捕じゃないぜ)話を細かく話す。これが俺を知らん人にも受けとる。皆笑っとる。俺が狙ったのは、スーツで格好つけとる感じに見せといて、いざMCとなるとぐっと引き寄せる展開。その話の流れで、4、東京ライフで「ポリスマンは陰に隠れてるぜ 気を付けな」と唄い、MC、また受けとる、5、首ったけ、MC、受けとる、6、ワンダフルピースタイム、MC、受けとる、7、何を想う、そしてアンコール、(まぁ事前にやってくれと頼みましたんですけれども)8、30days。演奏はひどいもんがあった。デイジーバーの人、友達の感想は口を揃えて「面白かった」。これはまずい。いや、MCで客を引き寄せるのはそりゃあ大切な事じゃし、俺の武器の一つじゃ。しかし、俺は話し家じゃない。俺が望むのは「曲良かったなぁ、MCも面白かったなぁ」なのだ。曲がええだけじゃ駄目かも知れんし、MCが面白いだけでももちろんいけん。曲じゃなくてMCばっかり期待される様になっても困るっちゃ困る。でも俺の事知らん人も、俺が終わるまで席を立つ奴が一人もおらんかったのは嬉しかったなぁ。いや、曲の良さに自信はあるんじゃけどギターがずれまくっとったんよなぁ。しかしデイジーバーの店長は「ギターうまいじゃん、ブルージーな感じで。MCも面白かったし、あれなら全然1800円取る価値あるよ」だった。嬉しい。それが本心として、そう言ってくれるなら俺はまだまだええもん見せれるぜ。まぁ昨日のライヴ、あれはあれでええんじゃ。しかし一人でライヴをやるとなると、バンドと違って、バンドの時はベースの奴が俺の知らん友達を呼んだり、ドラムの奴が呼んだりするけど、一人の時は、俺だけを見に来てくれとる訳じゃ。俺の為だけにお金を払って見に来てくれるんじゃ。それはほんまに何事にも変えがたい位嬉しい。昨日は4人だけだったけど、昨日来てくれた4人の男、心からありがとう。打ち上げも楽しかったなぁ。次の企画ライヴは、ギター、唄、MC、打率10割を目指すぜ。
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下北沢DAISY BAR
身震いと言うか武者震いと言うか、今日はいつも以上に気持ちが高ぶっとる気がする。去年の12月から弾き語りを始めたが、その時は曲がりなりにも「ヤウターズ」というバンドがあった上での活動だったが、今日からはほんまの意味での一人じゃ。「高 哲典スケジュール」なるものも作成し、広島から出てくる前から下北沢でライヴをやる事が小さな一つの夢だったこの俺が、なぜか五年以上かかり、今年二月「下北沢ロフト」で下北沢初ライヴをやり、ここにきてようやくその「スケジュール」表は六月まで全て下北沢でのものになっとる。下北沢だけでやるのもどうかと思うし、他の奴には「それがなんやねん」かも知れんが、俺にとっては感慨深いものがあるのだ。まぁこんなの始まりの始まりじゃし、満足なんかするわけないし、下北沢でライヴ出来たら「どうやねん」というのはそりゃ思っとる。問題は場所じゃなく、客の入り具合でもなく、人気の高さでもなく、内容一つじゃ。(客が入る+人気がある=かっこええ)というのは、必ずしも正しくない。客がおらんでもかっこええ奴はいっぱいおる。まぁでも、弾き語りでこんな活動をしていく事になるとは、広島におった頃は想像してなかったなぁ。俺はその点、しつこいし、しぶといんじゃ。まだまだいくで。
April 16, 2006
本物
俺は、高い高い目玉が飛び出す様なギブソンかなんかのギターを使って、「やっぱりそのギター良い音しますねぇ」などと言われるより、名もあんまり知れてない様な安モンのギターを使って、「何ですか、そのギター?味のある音出してますねぇ」と感心される様な男になりたいなぁ。その方がよっぽど価値あるわな。まぁそうは言ってもギブソンを一回は使ってみたかったりもするけどな。大体ギターなんてモンは見た目が九割で、弾く奴が弾いたら何でもええ音すると思うんよな。例えばCHARが通信販売の初心者用ギターを弾いたところで、やっぱりええ音すると思うんじゃわ。ノーブランドのギターの名前の部分を「GIBSON」って書き換えただけで、「やっぱりギブソンは良い音ですねぇ」などと言う輩が絶対山程おる筈なんじゃわ。そうはなりたくないな。俺の部屋は今、吉田拓郎とT.REXがヘビーローテーションの仲間入りじゃわ。そんな事より爪切って練習じゃ。22時からはスタジオへ。
April 15, 2006
眠れん
また眠れんようになってしもうた。早起きの予定なのにな。一回寝たのにすぐ目が覚めて今は眠れそうにない。今日仕事場でこんな女がおったわ。「可愛いでしょこの服、これ蝦ちゃんが着てたの!」と周りの女に自慢気に話しとる。俺はといえば心の中で大きな溜息。他の奴が着とるのと全く同じ服着てお前はそんなに嬉しいんか。ああいうのを聞くと俺は哀しくなる。お前には自分というもんがないんかと。まぁ「ほっといてよ」と言われればそれまでなんじゃけどな。俺は例えば、高田渡を心から好きじゃけど、あの人に生まれ変われると言われても断るし、なれるとも思わんしなろうとも思わん。あの人はあの人じゃけぇええのであって、高田渡さんはこの世で一人で充分じゃ(亡くなってしまったけど)。俺は俺でこの世で一人で充分なんじゃ。そういう気持ちがない奴が多過ぎる気がする。ああいう人種は俺にとって不思議でしょうがない。ついでに書くが、エレベーターで右側はすっからかんなのに、左側にずら~と長蛇の列を作っとる奴等、あれは一体どう解釈したらええんじゃろうか。荷物を持っとるならまだしも、手ぶらにも関わらず、エレベーターに乗る前から律儀に左に並んで乗れるのを待っとる。「一生並んどけ!」と大声で叫びたくなる程イラついてしまうのは俺だけか?まぁとにかく俺は俺だけの事を考えとけばええか。今日はスタジオに一時間入ったけど、17日が更に楽しみになった。きっと皆の度肝を抜けるんじゃないかと思う程かっこええで。
April 14, 2006
「BIG MOUTH」
6.3(sat)「BIG MOUTH」でのライヴが決定したで。オーナーの人は良さそうな人で、福山に友達がおるって言っとったな。デモテープを聴いて「どうかなぁ」と思う奴には昼間にオーディションしとるらしいけど、俺はいきなり夜の部に出れるという事でまぁ嬉しいわな。一発とび抜けたライヴを見せんといけんな。ところで「池ノ上BOB TAIL」からもメールで連絡あって、「演奏レベルは高いと思いますが、通常ブッキングは難しいです。」とあった。「「何組かでイベントを組んで頂ければと思います」。すなわち断られたのか?すぐに返信、「どういう理由ででしょうか?」。まぁとりあえず、「俺が唄うブルースに首ったけ vol.2」は池ノ上BOB TAILでやらせてもらおうかな。そこで首ったけにすれば、何も問題はないじゃろ。
April 13, 2006
池ノ上「BOBTAIL」
腰を上げるまでは重い俺じゃけど、勢いで、一ヶ月程前に友達と呑みに行った池ノ上のバー「BOBTAIL」にデモテープを持って行って来た。思い立って、歌詞コピーして、ジャケットサイズに切って、持って行って、戻って来る、その間僅か30分少々。なんでも勢いでやったったらええんじゃ。しかしあれじゃな、持って行く前にCDちょっと聴きなおしたけど、ギターと唄、いまいちかもな。それでいてあのCD、ギターと唄以外何も入ってないんよな。という事はあのCD自体いまいちって事なんか。しかしセンスがええっていうのは、センスがええ奴なら分かってくれると思うんよな。まぁでも更に自分自身の満足度を高める為に録り直した方がええよな。
April 12, 2006
いやぁ
使い方がいまいち分からんけどこれからちょいちょい書いてみようか。二日前に「440」と「mona records」と茶沢通り沿いの「BIG MOUTH」と「off beat」っていうバーにデモテープ持って行ったんじゃわ。特に「440」は俺の一つの目標なもんでな。まぁ、俺より全然良くない奴も出とるけぇいける筈なんじゃけどな。今夜のBGMは昨日に引き続き、上田正樹と有山淳司「ぼちぼちいこか」じゃな。まぁ、かっこ良過ぎてBGMでは済まされんのよな。5.3の企画は楽しみじゃな。なんたって、小学五年生の時、意識不明の大事故起こして、丸十五年にあたる日じゃけぇな。あの十五年後に下北沢の洒落こましたバーで、俺が企画ライヴするなんて、俺も含めて誰一人想像出来んかったよな。