February 2007
February 28, 2007
February 26, 2007
’07.2.20(火) 楽し過ぎて後が怖い夜
’07.2.20(火)
昼過ぎ起床、二日酔いゼロ。完全な休日、完璧な天気。俺達、駅前探検隊。靴探し、数あれど当たりは一つもないという悲劇、靴業者の哀れさ。俺の物選びに対する目は厳しい。夕方、小学生の頃からの行きつけ、中華料理屋「五十番」ご馳走。普段、全く押し付けがましくない俺があえて言わせて頂く、「ここの天津飯食べに行く為だけに広島県福山市まで出向いても後悔せんぞ」。 「俺、これ食べて育った」。フン、過言じゃない。これ口に入れたら他の店で食べる天津飯、もはや天津飯とは呼べん、呼べん。店員のおばちゃんに、「抜群です」と、長年積もりに積もった思いを告白し、向かった先、秀行(8710)事務所。学校の勉強は出来んでも、頭の回転だけで充分上手くやって行けるんじゃという事を証明してみせる男、秀行。今気付けば、早10年来の友達。4年振り位か?連絡一切取れん時期もあったけど、ほんまに良かった。逢う前、緊張。この男も、立派な仕事人&お父さんになりやがった。俺の顔見て、「老けたなぁ、これのどこがええん?」。やかましい。まぁ、最高の褒め言葉じゃけど。もう一人、男、加わる。英行、こいつもまたお父さん。中学、高校仲間。結婚式行けんかった変わりに、この男にも唄を贈った。3曲入れたCDを、そっくりそのまま会場でながしてくれたらしい。さて、俺には所詮、唄を贈る事位しか出来んのだ(かっこ良く聞こえるかい?)。8年振りの再会。高校時代の話になる。あいつはどうした?アイツはどうだ?そして浮かび上がる男、孝介。去年10月頃電話で話した。「大阪で修行を終えて、家の割烹料理屋継いどる」。電話をかける。「おい、お前元気か?今から懐かしいメンバー連れて食べに行くぞ」。奴も驚き。俺も驚き。前にも書いた、「死んでもええんじゃないかと思える程、愉快な夜」始まり。アイツの料理人の姿見て痺れたな。見返したとはあの事を言う。今、お前を馬鹿にする奴は一人もおらんよ。秀行も、英も、一人一人違うけど、お前ら皆渋いよ。俺もお前らには負けんぞ、と強く思ったな。お前らが子どもを育てたり、料理に夢中になったり、仕事に夢中になったりする時と同じエネルギーで、俺はまだまだ音楽に夢中でありたい。そして秀行の、「俺を見る洞察力」には恐れ入った。あの男、「俺より俺の事分かっとるんじゃないか?」。こんなところで一つ一つ言われた事思い出しながら書いても決して伝わらんけど、俺は涙が出ても足りん位嬉しかった。あの内容、全部ビデオに収めとけば良かった。
「絶対、銅像に話し掛けるタイプじゃろ?」(はい)
「いくら怒って帰っても、靴は揃えて部屋に入る」(はい)
「ボーリングのピンとか部屋にありそう」(はい)
「レコード聴く時、ジャケット立てる」(はい)
「何でそんなところで悩むん?ってところで悩む」(そうかもな)
「求人雑誌、後ろポケットに突っ込んで歩く」(はい)
「こんな面倒臭い男について行くの大変」(そう?)
「話は理解出来るけど、決して共感は出来ん」(そう?)
「とりあえず東京戻ったら病院行ってくれ」(俺は正しいぞ)
あぁ、もう書ききれん。まだまだある。全部、全部褒め言葉(褒めてないよ、と奴は言うがな)。俺は奴に、こんな詳細を話した憶えはない。すなわち、只者ではない。一生離したくない。また逢う約束をした。卒業して何年経っても付き合える仲間、これ財産。会計時、秀行、お金を出そうとした俺に言った、「今は俺の方がまだお金持っとる。貧乏ミュージシャンは黙っとけ」。こいつら、ほんまに。倍返しじゃ済まんぞ、憶えとけよ。その後、裕一を誘って真夜中、コーヒーを飲みに行った。こんな俺でも心は人一倍ある、次の日も朝から仕事の秀行を気遣い、通りがかった綺麗めな「珈琲館」を指さし、「あそこでええじゃん」と声をかけた。驚愕。返ってきた言葉、「ああいうとこ好きじゃないじゃろ?もっと汚くてボッロボロの喫茶店みたいなとこがええんじゃろ?」。おい、キスさせろよ、文句言わせんぞ。そして辿り着いたバー、ナイス・店構え。ブラックコーヒー一杯。警察の話、バス会社の話などの、怒りに震えた話、俺にしてみれば理に適っとる話を聞いとった店のマスターが、「凄いですねぇ、それは島国じゃ無理ですねぇ、中国とか合うんじゃないですか?後は大陸ですよ、大陸」と話に加わった。そんなモンかね?俺には分からんけど、そんなモンかね?BGMが、スティービー・ワンダーからSIONに変わった。あれは決して偶然ではないと思う。俺は、普通の企業におさまる事なんか一生出来んと思う、という話をした。「15年後、俺は何をしとると思うか?」って話もしたな。秀行「鉄工場」、裕一「ライヴハウスのレジ打ち」。俺「誰も成功しとるとは言わんのんじゃなぁ」。「成功なんかさせて堪るか」とか何とか。「2時間で喧嘩してクビになるわ」と皆は笑った。「さっきの話聞いてると鉄工場?ないなぁ。レジ打ち?それもないなぁ」。マスターが言った、「個性の強い人は、音楽とか芸術をやるか、店作るかのどっちかですよ。絶対向いてますよ」。俺は何年も前から店を作りたいと思っとる(簡単に口にするのは良くないけど、ほんまにそう思っとる)。喫茶店、バー、溢れるレコード、常連客。「米軍基地の近くに店を出せ、日本人相手じゃ話にならん」とか何とか。皆、俺をおだてとるだけなんか?それでもええ、それでもええよ、俺は嬉しい。「俺は個性が強いとは思ってないですよ(他の奴とは違う、とは強く思っとるが)、俺はこれが普通なんです」「そういう人は、それが普通と思ってるから余計性質が悪いんですよ」。そんなモンかね?俺には分からん。分からんけどひどく嬉しい。マスターに聞いた、店を出す為の資格は「食品衛生なんちゃら」だけでええ、後はお金があれば最低でも店は持てる、という話だった。
「その食品衛生の資格取る為に勉強して、今も役に立っとる事ってありますか?」
「それは特にないですねぇ。」
こんな話をしとる時、秀行が会話に加わった。
「また理に適ってないとか何とか言うんじゃろ?」。
ザッツライト。皆、俺の事分かってくれとる。消火器を置く位置とかも決められとるらしい。俺が店作ったら、見回りに来た奴等に、「ここにこれ置いたら、見栄えが悪いでしょう?とか何とか言ってごねそうじゃなぁ」とか。それは充分有り得るな。理に適ってなかったら、そりゃごねるよ、俺は。帰り際、マスター、「テレビで見れるの楽しみにしてます」。秀行、「そりゃ18時台じゃなぁ」。誰がニュースのお時間やねん。コーヒー一杯でこんなに話が出来る。帰りの車の中、運転席と助手席で、裕一と秀行が、子どものアレルギーの話をしとった。すっかりお父さんになった二人の会話を聞きながら、俺はシンプルに「かっこええなぁ」と思った。別れ際、秀行が言った、「そのままのスタイルで成功とかしたらほんまに悔しいなぁ」。心配するなよ、充分悔しがらせてやるぜ。
P.S 写真無断転載、許してくれ。あぁ、何年経ったとしても鮮明に憶えとるであろう素敵な夜。今日また秀行から連絡があった。コメントにも寄せられとる、「作っとる物」の正体、CDだった。ジャケットだった。人の為にここまで出来るか?簡単に出来る事じゃないよ。正直、裏があるんじゃないかと思うもん。俺なんかの為にな。もはや嬉し過ぎてお礼も言えんよ。4.1、福山で盛大にライヴ演ろうかな。演りたいな。俺はまだまだ続けるよ。ありがとう。
昼過ぎ起床、二日酔いゼロ。完全な休日、完璧な天気。俺達、駅前探検隊。靴探し、数あれど当たりは一つもないという悲劇、靴業者の哀れさ。俺の物選びに対する目は厳しい。夕方、小学生の頃からの行きつけ、中華料理屋「五十番」ご馳走。普段、全く押し付けがましくない俺があえて言わせて頂く、「ここの天津飯食べに行く為だけに広島県福山市まで出向いても後悔せんぞ」。 「俺、これ食べて育った」。フン、過言じゃない。これ口に入れたら他の店で食べる天津飯、もはや天津飯とは呼べん、呼べん。店員のおばちゃんに、「抜群です」と、長年積もりに積もった思いを告白し、向かった先、秀行(8710)事務所。学校の勉強は出来んでも、頭の回転だけで充分上手くやって行けるんじゃという事を証明してみせる男、秀行。今気付けば、早10年来の友達。4年振り位か?連絡一切取れん時期もあったけど、ほんまに良かった。逢う前、緊張。この男も、立派な仕事人&お父さんになりやがった。俺の顔見て、「老けたなぁ、これのどこがええん?」。やかましい。まぁ、最高の褒め言葉じゃけど。もう一人、男、加わる。英行、こいつもまたお父さん。中学、高校仲間。結婚式行けんかった変わりに、この男にも唄を贈った。3曲入れたCDを、そっくりそのまま会場でながしてくれたらしい。さて、俺には所詮、唄を贈る事位しか出来んのだ(かっこ良く聞こえるかい?)。8年振りの再会。高校時代の話になる。あいつはどうした?アイツはどうだ?そして浮かび上がる男、孝介。去年10月頃電話で話した。「大阪で修行を終えて、家の割烹料理屋継いどる」。電話をかける。「おい、お前元気か?今から懐かしいメンバー連れて食べに行くぞ」。奴も驚き。俺も驚き。前にも書いた、「死んでもええんじゃないかと思える程、愉快な夜」始まり。アイツの料理人の姿見て痺れたな。見返したとはあの事を言う。今、お前を馬鹿にする奴は一人もおらんよ。秀行も、英も、一人一人違うけど、お前ら皆渋いよ。俺もお前らには負けんぞ、と強く思ったな。お前らが子どもを育てたり、料理に夢中になったり、仕事に夢中になったりする時と同じエネルギーで、俺はまだまだ音楽に夢中でありたい。そして秀行の、「俺を見る洞察力」には恐れ入った。あの男、「俺より俺の事分かっとるんじゃないか?」。こんなところで一つ一つ言われた事思い出しながら書いても決して伝わらんけど、俺は涙が出ても足りん位嬉しかった。あの内容、全部ビデオに収めとけば良かった。
「絶対、銅像に話し掛けるタイプじゃろ?」(はい)
「いくら怒って帰っても、靴は揃えて部屋に入る」(はい)
「ボーリングのピンとか部屋にありそう」(はい)
「レコード聴く時、ジャケット立てる」(はい)
「何でそんなところで悩むん?ってところで悩む」(そうかもな)
「求人雑誌、後ろポケットに突っ込んで歩く」(はい)
「こんな面倒臭い男について行くの大変」(そう?)
「話は理解出来るけど、決して共感は出来ん」(そう?)
「とりあえず東京戻ったら病院行ってくれ」(俺は正しいぞ)
あぁ、もう書ききれん。まだまだある。全部、全部褒め言葉(褒めてないよ、と奴は言うがな)。俺は奴に、こんな詳細を話した憶えはない。すなわち、只者ではない。一生離したくない。また逢う約束をした。卒業して何年経っても付き合える仲間、これ財産。会計時、秀行、お金を出そうとした俺に言った、「今は俺の方がまだお金持っとる。貧乏ミュージシャンは黙っとけ」。こいつら、ほんまに。倍返しじゃ済まんぞ、憶えとけよ。その後、裕一を誘って真夜中、コーヒーを飲みに行った。こんな俺でも心は人一倍ある、次の日も朝から仕事の秀行を気遣い、通りがかった綺麗めな「珈琲館」を指さし、「あそこでええじゃん」と声をかけた。驚愕。返ってきた言葉、「ああいうとこ好きじゃないじゃろ?もっと汚くてボッロボロの喫茶店みたいなとこがええんじゃろ?」。おい、キスさせろよ、文句言わせんぞ。そして辿り着いたバー、ナイス・店構え。ブラックコーヒー一杯。警察の話、バス会社の話などの、怒りに震えた話、俺にしてみれば理に適っとる話を聞いとった店のマスターが、「凄いですねぇ、それは島国じゃ無理ですねぇ、中国とか合うんじゃないですか?後は大陸ですよ、大陸」と話に加わった。そんなモンかね?俺には分からんけど、そんなモンかね?BGMが、スティービー・ワンダーからSIONに変わった。あれは決して偶然ではないと思う。俺は、普通の企業におさまる事なんか一生出来んと思う、という話をした。「15年後、俺は何をしとると思うか?」って話もしたな。秀行「鉄工場」、裕一「ライヴハウスのレジ打ち」。俺「誰も成功しとるとは言わんのんじゃなぁ」。「成功なんかさせて堪るか」とか何とか。「2時間で喧嘩してクビになるわ」と皆は笑った。「さっきの話聞いてると鉄工場?ないなぁ。レジ打ち?それもないなぁ」。マスターが言った、「個性の強い人は、音楽とか芸術をやるか、店作るかのどっちかですよ。絶対向いてますよ」。俺は何年も前から店を作りたいと思っとる(簡単に口にするのは良くないけど、ほんまにそう思っとる)。喫茶店、バー、溢れるレコード、常連客。「米軍基地の近くに店を出せ、日本人相手じゃ話にならん」とか何とか。皆、俺をおだてとるだけなんか?それでもええ、それでもええよ、俺は嬉しい。「俺は個性が強いとは思ってないですよ(他の奴とは違う、とは強く思っとるが)、俺はこれが普通なんです」「そういう人は、それが普通と思ってるから余計性質が悪いんですよ」。そんなモンかね?俺には分からん。分からんけどひどく嬉しい。マスターに聞いた、店を出す為の資格は「食品衛生なんちゃら」だけでええ、後はお金があれば最低でも店は持てる、という話だった。
「その食品衛生の資格取る為に勉強して、今も役に立っとる事ってありますか?」
「それは特にないですねぇ。」
こんな話をしとる時、秀行が会話に加わった。
「また理に適ってないとか何とか言うんじゃろ?」。
ザッツライト。皆、俺の事分かってくれとる。消火器を置く位置とかも決められとるらしい。俺が店作ったら、見回りに来た奴等に、「ここにこれ置いたら、見栄えが悪いでしょう?とか何とか言ってごねそうじゃなぁ」とか。それは充分有り得るな。理に適ってなかったら、そりゃごねるよ、俺は。帰り際、マスター、「テレビで見れるの楽しみにしてます」。秀行、「そりゃ18時台じゃなぁ」。誰がニュースのお時間やねん。コーヒー一杯でこんなに話が出来る。帰りの車の中、運転席と助手席で、裕一と秀行が、子どものアレルギーの話をしとった。すっかりお父さんになった二人の会話を聞きながら、俺はシンプルに「かっこええなぁ」と思った。別れ際、秀行が言った、「そのままのスタイルで成功とかしたらほんまに悔しいなぁ」。心配するなよ、充分悔しがらせてやるぜ。
P.S 写真無断転載、許してくれ。あぁ、何年経ったとしても鮮明に憶えとるであろう素敵な夜。今日また秀行から連絡があった。コメントにも寄せられとる、「作っとる物」の正体、CDだった。ジャケットだった。人の為にここまで出来るか?簡単に出来る事じゃないよ。正直、裏があるんじゃないかと思うもん。俺なんかの為にな。もはや嬉し過ぎてお礼も言えんよ。4.1、福山で盛大にライヴ演ろうかな。演りたいな。俺はまだまだ続けるよ。ありがとう。
大きな弱点
俺はといえば旅の楽しさにすっかりとりつかれ、仕事を見事二日間もすっぽかしてしまっている。嗚呼、何という体たらく。「明日からは、明日からは」と常日頃唱えてはおるが、その明日が気付けば今日になっとる。そして今日も唱える、という繰り返し。現在5時20分、若干五時間後には、いつもより肩身の狭い思いで仕事をこなしとる予定。
「鼻唄鳴らして 日常の概念吹き飛ばそうぜ」
などと一丁前に唄っとるが、これは吹き飛ばし方が違う、間違っとる。自分勝手にやらせてはもらうが、人に迷惑を掛けるな、の出来上がりである。BGMはズート・シムズ、そう、明け方のジャズ。「コーヒーは?」飲み過ぎた。「明日からは?」ノー!今日から俺は全て借りを返す。借りはあくまでも借りであり、取り戻さんと結局全部自分に跳ね返ってきてしまうという仕組みであるが故。
「鼻唄鳴らして 日常の概念吹き飛ばそうぜ」
などと一丁前に唄っとるが、これは吹き飛ばし方が違う、間違っとる。自分勝手にやらせてはもらうが、人に迷惑を掛けるな、の出来上がりである。BGMはズート・シムズ、そう、明け方のジャズ。「コーヒーは?」飲み過ぎた。「明日からは?」ノー!今日から俺は全て借りを返す。借りはあくまでも借りであり、取り戻さんと結局全部自分に跳ね返ってきてしまうという仕組みであるが故。
February 25, 2007
’07.2.19(月) 移動ー酔っ払い
’07.2.19(月)
朝11時9分発、小倉ー広島行きバスに乗り込む為、10時前起床。そう、分刻みのスケジュール。朝食頂き、車でバス停まで送ってもらい、また来る約束交わしてバスに乗り込む。嗚呼素敵な天気、素敵な旅。景色、山、海。バス慣れした俺の体、あっと言う間に広島=見慣れた風景。俺の愛しとるコーヒーショップ、「サンマルクカフェ」、目と鼻の先に堂々と二店舗。さすがサンマルクカフェ、と勝手に握手を交わし、目指すは俺の育った福山シティ。広島ー福山行き「ローズライナー」乗り込む。あっと言う間。素敵なライヴを終えて帰って来たぞ、俺の街、町。いつもわざわざ迎えに来てくれる最高の友人、裕一が、懲りもせず今回も迎えに来てくれる。家に戻り、お母さん、「よぉ、元気か?」。ゆっくりとした時間を過ごし、夜、裕一の家に行く。小学生からの友達、高校のバンド仲間、結婚式の時友人代表挨拶をさせてもらった男。昔からの約束通り、唄も贈ったな(親族でもないのにぶっちぎりに泣いたな)。いまや子ども二人を育てる立派なお父さん。呑む、御馳走になる。バス会社の文句を言いながら。「いつも怒っとる話しかせん」とか言うが、俺はいつも意味もなく「怒っとる」訳ではない。その時は怒っとっても、それをこうやって帰って来た時に笑い話に出来ればそれでプラスになる。と言って、笑い話にする為に俺はいつも怒っとる訳でも、無論ない。「こいつのどこがええ?」とか言うが、それは俺にとって大いなる褒め言葉にしか聞こえん(違うの?)。考え方、生き方、全部違っても色んな話が出来て、分かり合える友達が一人でもおれば充分なのに、生意気にも何人もおってくれるという事実が嬉し過ぎる。これが俺の誇り、行動力、全部繋がっとる気がする。高校生の時の若々しいライヴビデオを見て、焼酎、ウイスキーなんぞも頂き、すっかり酔っ払って明け方、また歩いて帰った。俺は非常に幸せ者だ、などと千鳥足で呟きながら。
朝11時9分発、小倉ー広島行きバスに乗り込む為、10時前起床。そう、分刻みのスケジュール。朝食頂き、車でバス停まで送ってもらい、また来る約束交わしてバスに乗り込む。嗚呼素敵な天気、素敵な旅。景色、山、海。バス慣れした俺の体、あっと言う間に広島=見慣れた風景。俺の愛しとるコーヒーショップ、「サンマルクカフェ」、目と鼻の先に堂々と二店舗。さすがサンマルクカフェ、と勝手に握手を交わし、目指すは俺の育った福山シティ。広島ー福山行き「ローズライナー」乗り込む。あっと言う間。素敵なライヴを終えて帰って来たぞ、俺の街、町。いつもわざわざ迎えに来てくれる最高の友人、裕一が、懲りもせず今回も迎えに来てくれる。家に戻り、お母さん、「よぉ、元気か?」。ゆっくりとした時間を過ごし、夜、裕一の家に行く。小学生からの友達、高校のバンド仲間、結婚式の時友人代表挨拶をさせてもらった男。昔からの約束通り、唄も贈ったな(親族でもないのにぶっちぎりに泣いたな)。いまや子ども二人を育てる立派なお父さん。呑む、御馳走になる。バス会社の文句を言いながら。「いつも怒っとる話しかせん」とか言うが、俺はいつも意味もなく「怒っとる」訳ではない。その時は怒っとっても、それをこうやって帰って来た時に笑い話に出来ればそれでプラスになる。と言って、笑い話にする為に俺はいつも怒っとる訳でも、無論ない。「こいつのどこがええ?」とか言うが、それは俺にとって大いなる褒め言葉にしか聞こえん(違うの?)。考え方、生き方、全部違っても色んな話が出来て、分かり合える友達が一人でもおれば充分なのに、生意気にも何人もおってくれるという事実が嬉し過ぎる。これが俺の誇り、行動力、全部繋がっとる気がする。高校生の時の若々しいライヴビデオを見て、焼酎、ウイスキーなんぞも頂き、すっかり酔っ払って明け方、また歩いて帰った。俺は非常に幸せ者だ、などと千鳥足で呟きながら。
ペットショップ嫌い
立ち寄った一軒のペットショップ。体の大きさとそれ程変わらん籠に入れられ、笑いながら、の様に見えるが実は嘆きながらこちらを見つめる犬、猫ちゃん。店員話掛けるは、「はい、可愛いでしょ?その子5万9800円、あっ、それは6万9800円よ」。動物が愛らしい目付きで見つめるのは、「買ってくれ」という意味合いからではない。「ここから出してくれ」と訴えとる様にしか俺には見えん。そそくさとその場を立ち去り、俺は気分が悪くなった。生き物に値段、価値を付ける事自体狂っとる。「お前が食べとる肉、魚はどう捉える?」と問われたならば何も答える事が出来ん俺ではあるが、動物は小さい籠に入れて飼う、買うモンではない事は確かだ。
February 24, 2007
’07.2.18(日) 幸せな気分
’07.2.18(日)
昼過ぎ起床。二日酔いという言葉を知らんこの俺、しかし若干頭が痛い印象。朝食頂き、下原元気宅「Genki Record」にてレコーディング。頭痛いのは何処吹く風(やっぱり二日酔いという言葉は知らん)、本格的なマイク&設備。だけども、おいらのやるこたぁ一発録り。思考、小細工は一切要らん、さっささっさと一発録り。元気よ、ミックスはお前に任せた。結果、三曲パッケージ(ほんまはもっと録りたかったの)。
Recording at Genki Record
1.自由
2.深夜高速バスブルース
3.スポットライトな生き方
まぁ何というかこのCDはあれだ、魂込められとる。北九州で録ったという事実、下原元気宅で録ったという事実、全て嬉しい。そして夕方、「北方バードマンハウス」着(写真1)。北九州まで来て言うのも失礼かも知らんが、何とも京都な雰囲気。入った瞬間から武者震い、止まらん。リハーサルで「C.M.C」を演り、本番でもいける事を強く確信。
ライヴ アット 北方バードマンハウス
1.自由
2.明大前にて
3.喜怒哀楽名な男
4.コウモリの詩
5.深夜高速バスブルース(北九州編)
6.C.M.C(ルースターズ)
7.何を想う
8.スポットライトな生き方
客が良く見渡せる。食事に夢中になっとる奴、下を向いたままの奴、そいつらを交互に睨みつけながら俺は唄った(写真2)。一曲目、「自由」
「おいらベンチに寝転んで空を見上げて
あの星座は何だろうなどと詳しくもない星について考えながら
天国はあるんだなぁ 心底思った」
ここ唄いながら、自分の詩に感慨深くなり、目に涙、溜まった。ステージから見て左斜め上部分、ソニーロリンズのレコードが飾ってあるのを発見、一人胸高鳴った。反応は先日の方が良かった気がしたが、俺自身は満足した面持ちだった。そして下原元気のライヴ、俺が持ってないモノを見せつけられとる感さえ漂い、嫉妬すら覚えた(調子に乗るなよ)。逆にヤツは俺の事をこう言った。「それはお互い様です」(調子に乗るよ)。軽い打ち上げ後(写真3)、楽屋でセッション(写真4&5)。このセッション、俺は一生忘れん。すなわち全部忘れん。真夜中、「ジョイフル」にて打ち上げ。一日でお互いを分かり合えた仲間(と呼ばせてね)、「SIX」のドラマー、ただし君もおる。元気、ただし君、俺、嬉しい言葉をお互い言い合った。でもそんなのはこんなところに書いても伝わらん。ただただ胸に大事にしまっとく。明け方、元気宅までハードケース抱えて歩いた。近過ぎる星、最高潮の気分、あぁ明日から福山だ。
昼過ぎ起床。二日酔いという言葉を知らんこの俺、しかし若干頭が痛い印象。朝食頂き、下原元気宅「Genki Record」にてレコーディング。頭痛いのは何処吹く風(やっぱり二日酔いという言葉は知らん)、本格的なマイク&設備。だけども、おいらのやるこたぁ一発録り。思考、小細工は一切要らん、さっささっさと一発録り。元気よ、ミックスはお前に任せた。結果、三曲パッケージ(ほんまはもっと録りたかったの)。
Recording at Genki Record
1.自由
2.深夜高速バスブルース
3.スポットライトな生き方
まぁ何というかこのCDはあれだ、魂込められとる。北九州で録ったという事実、下原元気宅で録ったという事実、全て嬉しい。そして夕方、「北方バードマンハウス」着(写真1)。北九州まで来て言うのも失礼かも知らんが、何とも京都な雰囲気。入った瞬間から武者震い、止まらん。リハーサルで「C.M.C」を演り、本番でもいける事を強く確信。
ライヴ アット 北方バードマンハウス
1.自由
2.明大前にて
3.喜怒哀楽名な男
4.コウモリの詩
5.深夜高速バスブルース(北九州編)
6.C.M.C(ルースターズ)
7.何を想う
8.スポットライトな生き方
客が良く見渡せる。食事に夢中になっとる奴、下を向いたままの奴、そいつらを交互に睨みつけながら俺は唄った(写真2)。一曲目、「自由」
「おいらベンチに寝転んで空を見上げて
あの星座は何だろうなどと詳しくもない星について考えながら
天国はあるんだなぁ 心底思った」
ここ唄いながら、自分の詩に感慨深くなり、目に涙、溜まった。ステージから見て左斜め上部分、ソニーロリンズのレコードが飾ってあるのを発見、一人胸高鳴った。反応は先日の方が良かった気がしたが、俺自身は満足した面持ちだった。そして下原元気のライヴ、俺が持ってないモノを見せつけられとる感さえ漂い、嫉妬すら覚えた(調子に乗るなよ)。逆にヤツは俺の事をこう言った。「それはお互い様です」(調子に乗るよ)。軽い打ち上げ後(写真3)、楽屋でセッション(写真4&5)。このセッション、俺は一生忘れん。すなわち全部忘れん。真夜中、「ジョイフル」にて打ち上げ。一日でお互いを分かり合えた仲間(と呼ばせてね)、「SIX」のドラマー、ただし君もおる。元気、ただし君、俺、嬉しい言葉をお互い言い合った。でもそんなのはこんなところに書いても伝わらん。ただただ胸に大事にしまっとく。明け方、元気宅までハードケース抱えて歩いた。近過ぎる星、最高潮の気分、あぁ明日から福山だ。
February 22, 2007
’07.2.17(土) 北九州・乗り込み
’07.2.17(土)
朝9時35分発、羽田空港ー福岡行き。税関で当たり前の如くひっかかるが、これにもしも乗り遅れたら文句の言い様のないこの俺は、何とか飛行機に駆け込んだ。席ど真ん中、見える景色、おっさんの頭+雲のみ。2時間弱で福岡上陸。持ち込んだ大江慎也の本を開く余裕も無い程、早い。バス会社のボケに有無を言わさず返金してもらい、コーヒー飲み干し、バスで一時間半、小倉へ向かう。下原元気、4ヶ月振りの再会。「俺は来ると言ったら来るんじゃい」。ラーメンかき込み、夕方、ライヴハウス、「城野マウンテンジャム」到着(写真1)。嗚呼、とてもとてもロカビリーの雰囲気。俺は北九州までハードケース抱えて、俺の唄に自信を持って唄いに来た。それに加え、ルースターズに敬意を表しにやって来た(写真2)。
ライヴ アット 城野マウンテンジャム
1.自由
2.ヘアースタイルブギ
3.深夜高速バスブルース(北九州編)
4.ロマンチック
5.どうしようもない恋の唄
6.何を想う
7.スポットライトな生き方
「深夜高速バスブルース」、バスに乗れんかった分、この曲で元を取るべく唄う。
「運転手さんブレーキ外れた様に 南に向かってひたすら
小倉パーキングエリアに辿り着いた時の為に ショートホープが胸ポケットの中」
唄いながら映像がはっきり浮かんだ。俺はしぶといんじゃ、覚えとけ、借りは返す。ライヴはあっと言う間、反応は上々。トリのバンド、「SIX」。俺の曲も知らんのに、俺を企画に出させてくれた人達。ドラムのビートに心が踊りまくる。終了後、マスターが俺を呼ぶ(写真3)。「俺は好きだねぇ。色々見てるけど、その中でも良いねぇ。色々回ってるんでしょ?唾つけといた方がいいよ。無駄にはならないよ」。おい、ビール持って来てくれ。気分が良い。打ち上げ、明太子おにぎり、おでん、かしわうどん、ビール。「SIX」のボーカル&ギター、ヨシムラさんと言葉を交わす。聞けばJUDEのオープニングアクト、ルースターズのメンバーとも共演した事のあるバンド。そして「また是非一緒に演りましょう」という言葉を、決して一方的ではなく、お互いが交わす。これが偶然とはとても思えん。下原元気宅に泊めてもらい、5時、6時頃まで、また呑んだり何だりしながら語り合う。ヤツと俺のやっとる音楽は真逆じゃ。しかしお互いが認め合っとる。ヤツはまだ二十歳。俺はヤツが持ってないモノを持ち、ヤツは俺が持ってないモノを持っとる。「本当に呼んで良かったです」「ほんまに来て良かった」、こんな言葉を何十回と交わす。明け方、部屋の窓を開け、普段吸わん煙草を(ヤツは)「もう一本いっときますか?」と笑いながら、四本立て続けに吹かす。そう、一日目の予想以上の大成功をおおいに称えながら。一生忘れん。嗚呼、音楽というヤツは一体どこまで素晴らしいのか。18日に続く。
P.S バス会社への苛立ちは、僅か数時間で遥か彼方まで吹き飛ばしてやった。文章だけではとてもこの楽しさは伝えきれん。だが、なるべく詳細を書きたい。
朝9時35分発、羽田空港ー福岡行き。税関で当たり前の如くひっかかるが、これにもしも乗り遅れたら文句の言い様のないこの俺は、何とか飛行機に駆け込んだ。席ど真ん中、見える景色、おっさんの頭+雲のみ。2時間弱で福岡上陸。持ち込んだ大江慎也の本を開く余裕も無い程、早い。バス会社のボケに有無を言わさず返金してもらい、コーヒー飲み干し、バスで一時間半、小倉へ向かう。下原元気、4ヶ月振りの再会。「俺は来ると言ったら来るんじゃい」。ラーメンかき込み、夕方、ライヴハウス、「城野マウンテンジャム」到着(写真1)。嗚呼、とてもとてもロカビリーの雰囲気。俺は北九州までハードケース抱えて、俺の唄に自信を持って唄いに来た。それに加え、ルースターズに敬意を表しにやって来た(写真2)。
ライヴ アット 城野マウンテンジャム
1.自由
2.ヘアースタイルブギ
3.深夜高速バスブルース(北九州編)
4.ロマンチック
5.どうしようもない恋の唄
6.何を想う
7.スポットライトな生き方
「深夜高速バスブルース」、バスに乗れんかった分、この曲で元を取るべく唄う。
「運転手さんブレーキ外れた様に 南に向かってひたすら
小倉パーキングエリアに辿り着いた時の為に ショートホープが胸ポケットの中」
唄いながら映像がはっきり浮かんだ。俺はしぶといんじゃ、覚えとけ、借りは返す。ライヴはあっと言う間、反応は上々。トリのバンド、「SIX」。俺の曲も知らんのに、俺を企画に出させてくれた人達。ドラムのビートに心が踊りまくる。終了後、マスターが俺を呼ぶ(写真3)。「俺は好きだねぇ。色々見てるけど、その中でも良いねぇ。色々回ってるんでしょ?唾つけといた方がいいよ。無駄にはならないよ」。おい、ビール持って来てくれ。気分が良い。打ち上げ、明太子おにぎり、おでん、かしわうどん、ビール。「SIX」のボーカル&ギター、ヨシムラさんと言葉を交わす。聞けばJUDEのオープニングアクト、ルースターズのメンバーとも共演した事のあるバンド。そして「また是非一緒に演りましょう」という言葉を、決して一方的ではなく、お互いが交わす。これが偶然とはとても思えん。下原元気宅に泊めてもらい、5時、6時頃まで、また呑んだり何だりしながら語り合う。ヤツと俺のやっとる音楽は真逆じゃ。しかしお互いが認め合っとる。ヤツはまだ二十歳。俺はヤツが持ってないモノを持ち、ヤツは俺が持ってないモノを持っとる。「本当に呼んで良かったです」「ほんまに来て良かった」、こんな言葉を何十回と交わす。明け方、部屋の窓を開け、普段吸わん煙草を(ヤツは)「もう一本いっときますか?」と笑いながら、四本立て続けに吹かす。そう、一日目の予想以上の大成功をおおいに称えながら。一生忘れん。嗚呼、音楽というヤツは一体どこまで素晴らしいのか。18日に続く。
P.S バス会社への苛立ちは、僅か数時間で遥か彼方まで吹き飛ばしてやった。文章だけではとてもこの楽しさは伝えきれん。だが、なるべく詳細を書きたい。
朝思う事
只今海老名サービスエリア。すなわち既に神奈川入り。乗車時間9時間オーバー。早い、あっという間。ほんまに何処にだって行けるし、何時だって帰れる。真夜中、最高の友達から届いた最高の文章に、俺は声を押し殺して、泣いた。おいお前、俺を持ち上げ過ぎるのもええ加減にしろ。嬉しい、大切な仲間が離れた場所に何人もおってくれる事が、単純に嬉しい。髭のガラガラ声のおっさん、俺の耳元で唄う、
「ブルースに身を委ねながら 逆らい続けてる奴等を思ってる」。
俺は何もないのに、無理に逆らいたい訳じゃない。でも逆らわんと手に負えん事が多過ぎる、そう思ってしまう限り、俺は逆らい続けるしかない。バス会社のシステム、警察、色んな怒り心頭した話をした。皆こう言う、「理解は出来るけど共感は出来ん」。そうかそうか、いつか共感し合えたらええなぁ。俺から怒りを取ったら何が残る?多分大事な部分が抜けてしまう気がする。怒る理由もないのに俺は怒らん。よー分からん文章になってきた。さぁ、もう朝がきた。車内は明るい、俺は窓の外の景色を眺める、そう穏やかな気持ちで。
「ブルースに身を委ねながら 逆らい続けてる奴等を思ってる」。
俺は何もないのに、無理に逆らいたい訳じゃない。でも逆らわんと手に負えん事が多過ぎる、そう思ってしまう限り、俺は逆らい続けるしかない。バス会社のシステム、警察、色んな怒り心頭した話をした。皆こう言う、「理解は出来るけど共感は出来ん」。そうかそうか、いつか共感し合えたらええなぁ。俺から怒りを取ったら何が残る?多分大事な部分が抜けてしまう気がする。怒る理由もないのに俺は怒らん。よー分からん文章になってきた。さぁ、もう朝がきた。車内は明るい、俺は窓の外の景色を眺める、そう穏やかな気持ちで。
26歳・2007.2.17~2.22
「運転手さんブレーキ外れた様に東に向かってひたすら
次のパーキングエリアに辿り着いた時の為に
ショートホープが胸ポケットの中」
「懲りもせず俺はバスに揺られて 世田谷の街まで戻って行くけど
今度はちょっと気分が違うんだ」。
口ずさむ唄、これしかない。俺は今、バスの窓側の席に座っているところ。近年稀にみる最高の旅が明日の朝、終わりを迎える。福山駅前、「釣人の像」に心の中で「また来るぞ」と挨拶を交わし、現在地、岡山-兵庫。あぁ、書き記しておきたい事が一週間分山積み。でも心配要らん、記憶と写真、思い出ダブルで詰め込んどる。後程たっぷり書かせて頂く。15年後どうなるか?今、ただ一つ言える事、「賭けには負けんぞ」。俺は俺のやり方で、お前等よりかっこいい男になりたい。そして言わせたい、「お前かっこよすぎるわ」。「育った環境裕福じゃなくて良かったよ お蔭でこんな男になれたよ」。お母さん、これはあんたの唄だぜ。
次のパーキングエリアに辿り着いた時の為に
ショートホープが胸ポケットの中」
「懲りもせず俺はバスに揺られて 世田谷の街まで戻って行くけど
今度はちょっと気分が違うんだ」。
口ずさむ唄、これしかない。俺は今、バスの窓側の席に座っているところ。近年稀にみる最高の旅が明日の朝、終わりを迎える。福山駅前、「釣人の像」に心の中で「また来るぞ」と挨拶を交わし、現在地、岡山-兵庫。あぁ、書き記しておきたい事が一週間分山積み。でも心配要らん、記憶と写真、思い出ダブルで詰め込んどる。後程たっぷり書かせて頂く。15年後どうなるか?今、ただ一つ言える事、「賭けには負けんぞ」。俺は俺のやり方で、お前等よりかっこいい男になりたい。そして言わせたい、「お前かっこよすぎるわ」。「育った環境裕福じゃなくて良かったよ お蔭でこんな男になれたよ」。お母さん、これはあんたの唄だぜ。
February 21, 2007
February 20, 2007
February 19, 2007
February 18, 2007
狂った人達
バスに
乗り遅れた
俺は大勢の人の前で久し振りに怒り狂った
しかし言うまでもない
狂っとるのはバス会社のあのシステムだ
乗り場の案内がなく 迷い
5分程遅れた
連絡は一切なかった
そしてあの眼鏡のおっさん
嘲笑う調子で言う言葉は
「払い戻しは出来ません」
俺は自分の非を認めた上で怒り狂った
「そんな汚い商売しとんか」と
俺は間違った事は一切言ってないと自負する
払い戻しは可能になった
明日朝一番
15時間のロマンを捨てて
飛行機で北九州に向かう
所要時間一時間半
ロマンはあまりない
しかし明日はライヴだ
俺は唄う
マニュアル人間に用はない
P.S まさかまさかの、現在地、下北沢。旅に出遅れたどうしようもない気分。北九州で全て取り返してやる。
乗り遅れた
俺は大勢の人の前で久し振りに怒り狂った
しかし言うまでもない
狂っとるのはバス会社のあのシステムだ
乗り場の案内がなく 迷い
5分程遅れた
連絡は一切なかった
そしてあの眼鏡のおっさん
嘲笑う調子で言う言葉は
「払い戻しは出来ません」
俺は自分の非を認めた上で怒り狂った
「そんな汚い商売しとんか」と
俺は間違った事は一切言ってないと自負する
払い戻しは可能になった
明日朝一番
15時間のロマンを捨てて
飛行機で北九州に向かう
所要時間一時間半
ロマンはあまりない
しかし明日はライヴだ
俺は唄う
マニュアル人間に用はない
P.S まさかまさかの、現在地、下北沢。旅に出遅れたどうしようもない気分。北九州で全て取り返してやる。
February 14, 2007
February 13, 2007
February 11, 2007
February 10, 2007
February 06, 2007
February 05, 2007
意外な結末
昨日、我が「210」でのレコーディングは、上手い事気分が乗らず、3曲位軽い気持ちで録った後中断し、洗濯機を3回程回転させ、ウォークマンで「放送室」を聞き漁りながら皿洗いに勤しみ、その流れでトイレ掃除までやりのけてしまうという、意外なる快挙へと至った。夜、「外で本を読みたい」衝動が湧き出し、大竹伸朗をポケットに、下北沢南口マクドナルドへと繰り出す。ずっと敷居の高かったマクドナルドへ、俺はここ数カ月の間に、軽快なテンポで足を踏み込む術を覚えた様だ(セットを気軽に頼める術は別に覚えたくもない)。その後、行きつけの古本屋で森永博志、レコファンにてビージーズを、2つ計480円の破格値で手に入れ、ブコウスキーの如くハイネケン瓶ビールを一杯ひっかけて「210」に戻るといった案配。嗚呼、何とも意外な結末。嗚呼、素敵。
February 04, 2007
February 03, 2007
俺と天狗と下北沢
俺は天狗が好きで、天狗は下北沢が好き。そして下北沢は天狗が好きで、俺は下北沢が好き。天狗は俺の事好きかい?下北沢は俺の事好きかい?
とにかく、「しもきた天狗まつり」開催中。天狗が街を練り歩き、下北沢は赤一色。この洒落た街の「大改造計画」を着々と進めとる輩、どこのどいつじゃ(しかし、俺は反対運動にも参加した事がない故、口だけ人間になるのか?)。先日、下北沢一番街「悪童処」初物色(豆付き天狗お面が150円で売られていたモンでな)。あぁ赤一色。本物悪がきマスター。クリスマス?ノー、ヴァレンタイン?ノー、節分?イエス、ザッツライト。
P.S 3日間、お仕事ぶっ通し10時間オーバー。今日の夜がどれだけ有意義であるべきか、俺には分かる。明日休み=レコーディング三昧。天狗の声 or 和太鼓の音をマイクが拾うのか否か。あぁ、それもまた素敵。
とにかく、「しもきた天狗まつり」開催中。天狗が街を練り歩き、下北沢は赤一色。この洒落た街の「大改造計画」を着々と進めとる輩、どこのどいつじゃ(しかし、俺は反対運動にも参加した事がない故、口だけ人間になるのか?)。先日、下北沢一番街「悪童処」初物色(豆付き天狗お面が150円で売られていたモンでな)。あぁ赤一色。本物悪がきマスター。クリスマス?ノー、ヴァレンタイン?ノー、節分?イエス、ザッツライト。
P.S 3日間、お仕事ぶっ通し10時間オーバー。今日の夜がどれだけ有意義であるべきか、俺には分かる。明日休み=レコーディング三昧。天狗の声 or 和太鼓の音をマイクが拾うのか否か。あぁ、それもまた素敵。
February 02, 2007
February 01, 2007
思わぬ休日、まさかの充実
昨日の出来事=すなわちライヴ翌日。10時からの仕事を見事すっぽかし、まさかの三連休。12時半頃、おさむからの電話でようやく起き上がり、仕事場に電話をかける。「明日はその分良い仕事しますよ」。そこで思い立った様に向かった場所、乃木坂、国立新美術館「20世紀美術探検」。イッツ・行動派。内容は思った感じとはちょっと違ったが、今思えば洒落た雰囲気。しかし、大竹伸朗を彷彿させる作品(大竹伸朗以前のモノかも知れんが)を見る度、「全景」をもう一回見たくなるといった案配。代々木上原(あぁ久し振り)、線路側看板文字、「岡本太郎美術館」。次に行くとこ、あっこに決めた。そして部屋に戻り、次に向かった場所、バンド「ASIMOV」、サポートギター・スタジオ・イン・西荻窪。ザッツ・行動派。ポケットには、大竹伸朗「既にそこにあるもの」。スタジオ後、ミーティング。
男「あんたのギターは、スタイルが出来上がっている。でも俺はその方向は求めてない」。
私「俺も作り手じゃし、言っとる事は無茶苦茶分かる。腹も立たん。合わんとなったら俺も出来ん」。
あぁ、素敵な別れ。思わぬ休日、まさかの充実。
P.S 本日、お仕事ぶっ通し10時間半。そう、明日も明後日も。俺は取り戻す男。
男「あんたのギターは、スタイルが出来上がっている。でも俺はその方向は求めてない」。
私「俺も作り手じゃし、言っとる事は無茶苦茶分かる。腹も立たん。合わんとなったら俺も出来ん」。
あぁ、素敵な別れ。思わぬ休日、まさかの充実。
P.S 本日、お仕事ぶっ通し10時間半。そう、明日も明後日も。俺は取り戻す男。