September 2007

September 30, 2007

「トゥルーロマンス」

「トゥルーロマンス」観賞。

軽快な展開に練られた脚本、巧妙なラブストーリーに絶妙なハッピーエンド。ニクイ男、その名はタランティーノさん。

P.S いよいよ次は、「俺たちに明日はない」。

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September 29, 2007

「DICK TRACY」

「DICK TRACY」観賞。

見たよ、遂に。俺は「DICK TRACY」のTシャツを持っている。以前、古着屋で手に取ったのだ(まぁ今は着てないが)。Tシャツから映画にたどり着くまでに三、四年かかった。しかし、慣れんハッピーエンドに戸惑ったのは何を隠そうこのワタシ。

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September 28, 2007

「殺しの烙印」

「殺しの烙印」観賞。

鈴木清順監督、俺にとっての四作目。「ゴーストドッグ」という映画の中で、殺し屋が地下の排水口から拳銃を突きさし、顔を洗おうと洗面台におる男を撃ち殺すというシーンがある。そして俺は観た、ジム・ジャームッシュが鈴木清順に敬意を表す姿を、この「殺しの烙印」という1967年の作品の中で。そう、この映画には全く同じシーンがある、あった。「殺しの烙印」から「ゴーストドッグ」までの間は30年以上あるにも関わらず、ジム・ジャームッシュは明らかに敬意を表しとる感がある。敬意と物真似は紙一重、一歩間違えばトンだコソ泥野郎の出来上がり、という事になる。それは音楽にもいえる。ブルーハーツとミスターチルドレン、それらに似たバンドは多過ぎる。いくら好きでもあれは敬意ではない、ただの物真似、いや物真似すら出来てないぞと、俺なんかは思ってしまう。誰かに似た音楽を演る位なら、俺はすぐにでも足を洗う。敬意を表しとると感じさせるか、ただの物真似と感じられるか、それは当の本人の腕に試される。ルースターズのファーストとローリングストーンズのファースト、曲名も曲調も似たものが多い。紙一重でトンでもない事になるが、俺には完全にルースターズからローリングストーンズへの「敬意」と捉える事が出来る。そう、この例えは抜群に分かりやすい。いくら色んなミュージシャンが好きでも、俺は俺でありたい。

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September 27, 2007

バリー・マッギーさん

今日は今日とて外苑前、目指すはワタリウム美術館。住所は例の「神宮前」、その場所に再び足を踏み込む決意のこのワタシ(まぁ今回は通称「裏原宿」とはかけ離れた場所で一安心)、目当ては、鼻高々の絵一枚見ただけで行く事に決めた「バリー・マッギー展」。三時間、あわよくば四時間でも見る予定だったが、結果、一時間足らず。展示だけで読み物はほとんどなかった。ボロボロの山程あるビデオデッキやDVDデッキに絵が描いてある。ボロボロの山程あるテレビが積み上げられ円で囲んで、そのテレビから色んな映像が流れている。その円の中を覗けばDVDデッキがざっと積み上げられ配線がごちゃごちゃしている。壁がスプレーで塗り潰されていたりする。トラックが横に倒され、その上に五人が肩車で乗り、一番上の男が天井の高い所にスプレーで文字を書いている、という風景がそこにはある。これを人は前衛芸術と呼ぶのか。大竹伸朗がこれを見たら何というのか。来日時、下北沢や原宿の街の壁にもスプレーでペイントしたと書いてあったが、俺はその絵(ペイント)を見つける自信がない。鼻高々のおっさんの絵が書いてあれば話は別だが。俺は決して、行って損をしたと、そう書きたい訳じゃない(ほんまに)。だってそれはそれで楽しかったんだもの。

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ちょっとしたロマンについて

先日仕事を終え真っ先に向かった場所、天下のタワーレコード渋谷店。そこでワタシは体験する、細野晴臣と大滝詠一が新品同士で同じレコード袋に入れられるというロマンを。この感覚が分かるか?何、分からん?それならもう良い。大滝詠一の7inchレコード、タイトルは「幸せの結末」、すなわち、HAPPY END。そう、ハッピーエンド、おやっ、はっぴぃえんど、どう、一夜限りの再結成とか。

P.S また衝動買いの雑誌、「TITLE」11月号、その特集、「COFFEE&MUSIC」。そうワタシは、「COFFEE&CIGARETTES GENERETION」(映画「COFFEE&CIGARETTES」より引用)。細野晴臣のニューアルバム、このセンス、まさに世界クラス。ジャケットも抜群の感覚。

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「野獣の青春」

「野獣の青春」観賞。

鈴木清順監督、俺にとっての三作目。1963年作品。ちょっと待ったれや、という程面白い。おいコラ、という程難易度が高い。俺は理解に苦しみ、ラストシーンを何度も巻き戻し、それでも良く解らず、途中のシーンも何度も観返すに到った。これを一回観ただけですぐに理解出来るヤツはおるのか。他人の目で観た、この映画の感想を聞いてみたい。

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September 26, 2007

「傷だらけの天使」

「傷だらけの天使 vol.1」観賞。

まぁ、これは映画ではないが。こういった類のドラマは、内容的には多少無理があったとしても、いちいち格好が良い。雰囲気だけでもう面白い。渋谷の、俺が毎日の様に歩いとる歩道橋がシーンで出てきた。70年代の風景。

P.S 「傷だらけの天使」「探偵物語」、もっともっと観たい。

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September 25, 2007

メモに従い

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半額レンタルにて映画を7本追加した。今週も一気に畳み掛ける。まずはそう、「傷だらけの天使」を。

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THE ORIGINAL MILLS BROTHERS

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THE ORIGINAL MILLS BROTHERS。昨日百円で手に入れたレコード。そう、こいつはまさしく通称「ジャケ買い」の最高峰、僅か百円にして三千円分の煌めき。真夜中、とても気分が躍る一枚。この人達が何者か?それは、全くの無知。スキャット、スキャット。ジャケットの文字、「1931-1935」。

September 24, 2007

流れ者の物語

バイクでブーンはお預けにして、電車に乗っかり新宿へ向かう。そう、新宿には用がある、レコード屋が沢山あるから。大バーゲンで活気溢れるディスク・ユニオンを一フロアごとに見て回る。外に出る度、袋が一つずつ増えていく。日が暮れ帰る頃には右手に五袋、中身は十枚+「昭和ジャズ喫茶伝説」という本一冊。まずまずの爽快感にして重量感。俺の給料、家賃+生活費+レコード+本+映画レンタル、これで95%を占める。最近追いつかず、レコードの写真を載せるのがおろそかになっとるが(ほんまは、後で自分で見返す為に全部載せたい)、現在のBGMは本日の十枚の内の一枚、ライ・クーダー「流れ者の物語」。一曲目の出だしの時点で、俺の大好きなアルバムの一枚になりそうな雰囲気を充分に携えている。

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September 23, 2007

集中読書

昨晩、久し振りの集中読書、ウィリアム・バロウズとアレン・ギンズバーグの「麻薬書簡」。俺はドラッグの「ド」の字も知らんし、無論摂取した事などないし、勿論しようとも思わん。途中まで読んだが、1ページも理解出来ん状態。もはや、これを芯から理解出来る輩はおるのか、といった心意気。でも最後まで読み進めたら何かあるかも知らん、そう思って最後まで読みたい。途中本を変え、ブコウスキー「酔いどれ紀行」読破。最後の詩の何編かに鋭く共感を覚える。その後、まだ読み足らん衝動が走り、佐野元春「ビートニクス」。俺は本を気分により回し読みするのが好きだ。毎日こんな時間が持てると良い。明日は待ち望んだ休日で、新宿までバイクでブーンと行きたいが、雲行きが怪しい。まぁ、それも良い。休日である事に変わりはない。今夜はギターを弾きたい気分。

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September 22, 2007

PIERROT LE FOU

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このジャケットに、文句の一つでもつける輩はおるのかと俺は問いたい。

「ROOTS,ROCK,REGGAE」

「ROOTS,ROCK,REGGAE」観賞。

ジャマイカの歴史、すなわちレゲエの歴史。一時間弱しかないが、見応えは二時間もの。これを観て改めて思う、俺が唄いたいのはそう、レベル・ミュージック。

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September 21, 2007

「狂い咲きサンダーロード」

「狂い咲きサンダーロード」観賞。

以前からDVDに録ってあったがまだ観てなかったこの作品を軽い気持ちで観賞してみた。結果、軽い気持ちで観れる類ではなかった。これを人は前衛的と呼んだりするのか。

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September 20, 2007

俺は何故、よく店員と間違えられるのか論

俺は何故、よく店員と間違えられるのか。俺は何故、よく人に道を尋ねられるのか。これは以前から俺の一つのテーマであったが、ここにきてこのテーマは更に膨らんできている。今回は、「俺は何故、よく店員と間違えられるのか」にスポットを当てたい。俺のスタイルは至ってシンプルで、休日はサンダル、無地のTシャツ、ポークパイ・ハット。先日は下北沢の古着屋で、「これ試着しても良いですか?」と声をかけられた。俺はその時、古着屋に積み上げてあるTシャツを何となく眺めていた。意表をつかれ、咄嗟に出た言葉、「あぁ、良いですよ」。無論、俺は店員ではない。こんな時、俺はどう答えればベストなのか。誰も傷つけずにサラリと交わす言葉はあるのか。「俺は店員じゃないですよ」と冷たく言い放てばええのか。それは俺には出来そうにない。まるで俺まで恥ずかしい思いをした気分になる。相手に悪気はないのだ。なるべく傷つけたくはない。何で俺は見ず知らずの兄ちゃんに気を遣わんといかんのか。俺は居心地が悪くなり、店を出るに至った(俺は気が小さいのか)。そして今日は今日とてドン・キホーテ。俺のスタイルは至ってシンプル、サンダル、真っ赤なポロシャツ、ポークパイ・ハット。籠を下に置いてアイスクリームコーナーを物色する。そこに近寄ってきたおっさん、「砂糖はどこにあるの?」と俺の目を真っ直ぐに見つめ問いかけてくる。「知らんがな」の大声を辛うじて抑え、そしてまた意表をつかれ、咄嗟に出た言葉、「よく分かんないです」。俺はしんどい、ドン・キホーテカラーの黄色さえ一切使ってないスタイル、しかもサンダルにハット、これで店員と間違えるとは何事なのか。おっさんは更に詰め寄ってくる、「ねぇ、砂糖ないの?」。俺はどうすればええのか。「俺が店員じゃないのは一目瞭然やろ、自分で探せ!」と罵るのが正解か。それは俺には出来そうにない。俺は怒りっぽい一面があるが、そういう事ではとても怒れん。なんせ、おっさんに悪気はない。「この店員、感じ悪いよ」とばかりにおっさんは暫くその場に立ち尽くし、俺は籠を持ってレジに向かった。何度も書くが俺はサンダル、サンダル、それも汚めのサンダル。そんな輩をドン・キホーテの食料品売場で雇うか。気が滅入る、まるで俺が悪い事をした気分になってくる。いや、悪い事をしたんじゃないかとすら思えてくる。優しく「俺は店員じゃないんで違う人に聞いて下さい」と言えば良かったんじゃないかと考え込んでしまう。しかし、それも俺には出来ん。とても恥ずかしい。俺は何も恥ずかしい事はしてないのにも関わらず、恥ずかしい。おっさんは後で気付くだろうか、「あの人は店員じゃなかったわ」と。それがなければ、「あそこの店員はとんでもない」になり兼ねん。何で俺は見ず知らずのおっさんに、そしてドン・キホーテにまで気を回さんといかんのか。しんどいがこの七不思議に対し、俺の中に答えはない。

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「KING OF COMEDY」

真夜中、「KING OF COMEDY」観賞。

ラブストーリー?おちゃらけコメディ?そんなモンはどっかのカップル同士がどうぞ勝手にお手々を繋いで観れば良い。こちとらそんなモンにまで手が回る気配はない。これ?おちゃらけコメディ?とんでもない、てんでもない。これは真剣なコメディである。ストーリーは無茶苦茶、百歩譲っても無理がある。しかし、しかし最後の主人公のシーンには感動すら覚える。この映画にはロマンが溢れている。映画は、面白い。

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September 18, 2007

「レッツ・ゲット・ロスト」

「レッツ・ゲット・ロスト」観賞。

チェット・ベイカー・ドキュメンタリー。昨日はこの映画を観ながら早い段階で熟睡、本日再び観賞、再びコックリさん。先程ようやく観終えた。この映画を観るのに俺はまだ早過ぎた、のか。

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September 17, 2007

「新幹線大爆破」

「新幹線大爆破」観賞。

ラブストーリー?おちゃらけコメディ?そんなモンはどっかのカップル同士がどうぞ勝手にお手々を繋いで観れば良い。こちとらそんなモンにまで手が回る気配はない。その前に、そういった類には興味が持てそうにない(しつこいか?)。しかしこの「新幹線大爆破」、二時間半一気、これぞ本物。見終わった後の疲労感、このそそるタイトルの通り、決して裏切られる事はない。俺が聞きたいのは、「この映像は何をどうやって撮ったんですか?」、これに尽きる。

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September 16, 2007

神宮前にて

トーキョーヒップスターズクラブ、ビートジェネレーション関連の本やら、服を取り揃える店。俺は遂にそこに足を踏み込む為、渋谷から原宿方面に歩いた。歩いて行く内に気付いたが、そこは通称「裏原宿」なる場所だった(「裏原宿」がどこの場所を指すのかがまず俺には分からんが、多分そんな感じだった)。その通りを歩きながら俺は、ご多分に洩れず気が滅入った。どんくさい輩、高い服を着た時点で満足顔のヤング、洒落こましたショップ、意味もなく高いTシャツ。俺は旅に出る時の服、仕事に行く時の服、ライヴの時の服、変える必要はない。おっと、これは押し付けになりかねん。勝手にしてくれればええのだが、俺はやっぱり気が滅入る。そんな場所のちょっとだけ外れにあったトーキョーヒップスターズクラブ、Tシャツを八千円で手に入れる程、俺はお人好しではない。本の一冊でも手に入れたろかしらと、行く前はそんな心意気だったが、まぁええかにすぐ変わった。結論からして、「神宮前」は俺をお呼びではない。そして、その場所に鎮座する洒落こましたショップも、俺の事などきっとお呼びではない。それで良い。近頃の映画観賞の影響か、前を携帯電話片手に、後ろの俺の事など一切考えずノロノロと歩く輩に、拳銃をバーンとやらかしたい衝動。俺は書く事によって少なくとも救われる。これは、書く事がなかったら救われんと、こう捉える事も出来る。

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「いつかギラギラする日」

「いつかギラギラする日」観賞。

ラブストーリー?おちゃらけコメディ?そんなモンはどっかのカップル同士がどうぞ勝手にお手々を繋いで観れば良い。こちとらそんなモンにまで手が回る気配はない。その前に、そういった類には興味が持てそうにない。しかし、世の中には俺の胸を躍らす映画がまだまだ腐る程ある様に思う。真夜中に観た「いつかギラギラする日」、これはまさにその類。時間を感じさせん映画、それが本物。萩原健一、男でも惚れる、それが本物。この映画は俺の記憶の中に間違いなく残る。

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例の如く映画を

「ルーツタイム」
「すべてが狂ってる」観賞。


先日の「ルーツタイム」はつまりその、アレだ。内容度外視で音楽だ、音楽。「すべてが狂ってる」はつまりその、例の如く鈴木清順監督で例の如くタイトルからして素晴らしい。吉永小百合(新人)の字幕、すなわち1960年の映画で例の如くハッピーエンドは度外視。内容も良く、出てくる車が例の如く一台残らずかっこいい、これは驚異だ。そして全編通して流れる音楽は、ジャズだ。

P.S このペースで行くと月20本、行くぞ。

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馬鹿な子どもに捧げるブルース

俺は子どもが好きじゃない。いや語弊がある、馬鹿な子どもが好きじゃない、すなわちその親が好きじゃない。勝手にしやがれ二回目の日比谷野外音楽堂、気の利いたブルースの途中でギャーギャーわめく子ども、こういう類には目も当てられん。管理が出来んならこんな場所には連れて来るな、神聖な場所という事を忘れるな。もし連れて来るなら誰の迷惑にもならん所でやれ。お前の可愛い子どもが誰の目にも可愛い子どもに映ると思うなよ、タコ。客、出演者、関係者、全てに迷惑を掛けとるという事実を忘れるな。俺は後ろを振り返り大きい声で怒鳴ったが、聞こえたかどうかは知らん。だってそこでやり合ったら俺はもう後ろには引けん様になり、俺までも迷惑な客になってしまうのだ。そしてその時点で自分自身もライヴを楽しむ事が出来ん様になる。そこが難しい。そんな事を考えさせる親の罪はひどく大きい。そんな事も手伝ってかどうかは知らんが、去年に比べ、ライヴの良さはなかった。あれで本人達が「満足した」と言い切る事はない様に思う。そこには「魂」が宿ってない感じがした(それとも俺に「魂」が宿ってなかっただけか)。

P.S いや、日比谷公園はイカした公園です。あんなオフィス街のど真ん中にロックの殿堂があるんだ。これはある種の神秘です。

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September 15, 2007

「PULP FICTION」

「PULP FICTION」観賞後につき、

体の芯から混乱状態。



P.S さぁ、俺は伝説の日比谷へと出向く。



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粋に行き生く

世田谷通りをブーンと走りながらな、物思いに耽ってな、俺はこの通りを今まで何回位走ったんかなとか考えるわけよ。12月で丸7年になるんよ。信じ難いけど少なくとも俺は東京には染まってないよ。そして俺はな、このオンボロバイクに一体何年乗っとるんかなとか考えてちょっと嬉しくなったりするわけよ。ナンバーは「福山ナンバー」なわけよ。これがなかなかに粋を感じさせるわけよ。ところでな、何で深夜に世田谷通りを走ったかというとな、それはまた映画を借りに行ったんよ。吉祥寺で映画観て帰った直後、また3本な、嫌いな長蛇の列に並んでまで借りたんよ。長蛇の列に並ぶ試練よりな、この場合、映画を借りたい意思の方が強かったってわけよ。俺は自分が「良い」と思ったモンはな、とことん突き詰めてやりたいんよ。じゃあそろそろ「パルプフィクション」観賞のお時間よ。さて明日はな、勝手にしやがれ観に行くんよ、ライヴをな。

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September 14, 2007

ギャング映画からジャマイカンレゲエムービーまで

「東京流れ者」観賞。

タイトルからして素晴らしいこの日活映画、好きか嫌いかと問われれば瞬発的に俺は好きだと答えたい。1966年のこの映画、内容(仁義・裏切り)もさる事ながら、飛び抜けた車のデザイン、音楽とファッション、ことわざ多用の洒落た言い回し。ハッピーエンドとは無縁のラストシーン。鈴木清順監督、まだまだ後追い観賞したい作品が目白押し。

今日は今日とて吉祥寺、目指すはバウスシアター、観賞するはジャマイカ映画「ルーツタイム」。すなわち本日、部屋を飛び出し映画館にて映画観賞、ギャング映画も良いが、俺はポップなジャマイカンレゲエムービーも愛したい。


P.S 現在仕事中。しかしこれさえ乗り切れば、俺にはニ連休という頼もしいヤツが口を広げて待っているのだ。 

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September 13, 2007

「TAXI DRIVER」

「TAXI DRIVER」観賞。

知ってもない事をさも知った様に振舞うのはもはや悪だ。俺は以前、「TAXI DRIVER」のどの部分を観て、観た気になっとったのか。5年前とはまるで印象が違う。大胆不敵なあん畜生、その名はトラビス・デニーロ。

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頭いっぱい

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短命すぎた首相を嘆くTVニュース
みんな苦笑してる 苦笑してる 苦笑したりしてる


正しくはこうだった。

駄目な日本の情勢を社会派は問う
短命すぎた首相を嘆くTV BLUES
みんな苦笑してる 苦笑してる 苦笑したりしてる


こんな唄が昔あった。唄は良い。何が良いかってこんな事が実際に起こった時、直ぐに口づさめる。昨日は9.11、22時には知らん間に眠りにつき、結局起きたのは11時前だった(6年前の9.11、ボブ・ディランのアルバムの発売日で、あの時もそれを聴きながら知らん間に眠りにつき、真夜中に目が覚めテレビをつけた瞬間、飛行機がビルに突っ込んだ映像が出てきて映画なんか何なんか暫く分からんかった。ボブ・ディランのそのジャケットを見る度、あの時の事を思い出す)。また出た、13時間。不規則。俺は本日、遅番だった。コールセンターでは御法度のノードリンク残業で22時まで切り抜け、約12時間振りに水を口にする。これにより俺はまた水の有り難みを実感する。今夜は「TAXI DRIVER」、約5年振り2回目の挑戦。最初に観賞した時は、よー分からんかった覚えがある。そういえば昨日、3本の映画を追加した。鈴木清順監督。全くのノー知識だが、ジャケットとタイトルに強く惹かれた。 好きな感覚というのは不思議と繋がるモンで、パッケージの裏を返せばジャームッシュもどうたらこうたらと書いてある。すなわち
、好きらしい。60年代日活映画。俺はとにかく、自分の感覚で見たいと思ったモンは何でも見、聴きたいと思ったモンは何でも聴く、そう決め、それを実行する男でありたい。

P.S 来年1月、THE BIRTHDAYが武道館で演る。俺はご多分に洩れず見に行きたい。昔からかねがね、この手のバンドが武道館で演る事に興奮を覚える。しかも一階席はオールスタンディング。俺は出来れば二階、三階席でその光景を眺めたい。この手のバンドが武道館に立つ事、曲も勿論だが、その光景自体に俺は興奮を覚える。俺は音楽が好きだ。そして俺は正直、首相の降板ニュースよりも自分自身の事で頭がいっぱいの様だ。

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September 11, 2007

レッツ映画探検

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「男はソレを我慢できない」
「CUBE 2」観賞。


畳み掛ける様に映画を観たい、とてもとてもそんな気分。何か書いて、自分は何も偉くないくせに評論じみた文章に仕立てる様な輩の二番煎じになるのは一番避けたい事だがしかし、俺の中のグッド・バイブレーション映画ランクに、見事初登場上位に食い込んでくる様な作品には今回まだ巡り合えてない状態。下北沢が舞台=良い作品、そんな考えは微塵もないし、「CUBE 2」はドキドキ感目当てだったがちょっと肌に合わん印象。俺は、やっぱり俺はギャング映画が好きだという事に改めて気付いた。勝手にせぇってよ、はい、そうします。未知の映画探検はまだまだ続く。

P.S 写真はミスター・ピーナッツ君。そう、例のアレ。

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September 10, 2007

映画漬けでゴー

真夜中、「青春☆金属バット」観賞。5時就寝。これは去年、映画館まで足を運んで観ようと思った作品だったが、DVDでやっと観るに到った。俺の中に、好きな人が出とる(この場合、野狐禅)、もしくは作っとる作品=必ずしも最高な作品、といった方程式は微塵もない。寺島進に首ったけ。

真昼間、「アイアン カウボーイズ」観賞。サブタイトルのゴーストライダーとはまさしくジム・ジャームッシュ。あの人には、良い所を全部持って行くというクセがある。

次は何を観ようか。そう、「男はソレを我慢できない」、これで決まり。

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感覚で生きろよ

君は見たか、何を、「情熱大陸」密着・大竹伸朗を。俺は去年の誕生日の翌日に、手に入れたばかりのカメラを手に見に行った「全景」と、本をちょっと読んだ程度で大して何も知っちゃおらんが、あの感覚人間振りはとてもイカす。この「情熱大陸」は見逃さんでほんまに良かったと思う。

本日、バイクを走らせ三軒茶屋まで。その訳、つたや半額、そして真夏に乗り損ねたオンボロバイクドライブ。俺は気の向くままに邦画・洋画、計六本をレンタルした。月十本位観て、今まで何回も観ようとして結局観てないままになっとった分を全て取り返してやろうかといった心意気。基本的に半額の時しか借りまへんねん精神の持主このワタシ、これから暫く映画漬け。少なくともこの一週間は一日一本のペースで臨む。さぁ、何から観ようか。それはもちろん感覚で決める。そう、ワタシは生まれたっての感覚人間。

P.S ほんまに久し振りに古本ではない、出たばっかりの雑誌を衝動買いした。「EYESCREAM」、その特集「文学集団ビート・ジェネレーション」、表紙・ジャック・ケルアック。これを素通り出来る程、ワタシは人間が出来てない。

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September 09, 2007

「10ミニッツオールダー」

そういえば先日「10ミニッツオールダー」、巨匠映画監督七人の短編集観賞。

その中で飛び抜けた存在、その名はかの有名なヴィム・ヴェンダース。



P.S ワタシは就業時間を大きく飛び越え残業中。しかしもう帰る。本日、何ヶ月振りかにバイクに乗っかりつたやへと出向く。観たい映画、これもまた尽きる事はない。レッツ・パルプフィクション。

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September 08, 2007

気付けば深い夜

何時間眠っても、13時間眠っても、体のだるさがとれません。そんな時、ワタシはレコード盤に針を落とすのです。そんな時、ワタシは教養溢れるドラえもんを読み耽ってみたりもするのです。関東にやってきた噂の大型台風9号は、深い眠りの間に通り過ぎていた様です。おっと、そうこうしとる間に夜がやって来ました、それも深い夜が。おっと、それもその筈、起床は15時半でした。先程、マンドリンを30分程弾き鳴らしてみました。何でも毎日弾けば形にはなってくるものだと思います。おっと、明日は残業を一休みしてセッション、噂のセッションが待っています。BGMはブルーグラス・ミュージック、レコードラック導入により取り出しやすくなったこの部屋で、ワタシは懐かしのレコードに針を落としてみたりもするのです。

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September 07, 2007

スゥイートベイビー・ジェイムス

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台風の夜に聴く音楽、そいつはジェイムステイラー。明日は休日、俺は台風が無事に通り過ぎるのをただただ待つ。しかし、のんびりする事にはさぞかし忙しい。嗚呼、部屋の更新の次は火災保険の更新、人生は更新の連続なのか。

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September 05, 2007

当たり前の話

俺は働く

俺は更新料を取り戻すべく働く

俺は残業をする

俺は更新料を取り戻す為に働く

台風直撃ニュースが飛び交う

そんな中、俺は働く


P.S BGMは曽我部恵一「LIVE」。これ聴きながら眠りたい。

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September 04, 2007

ふざけたギターに捧げる文章

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何を猥褻な写真を、とはそりゃあんた、モグリの発言だぜ。俺はこのジャケットが好きだ。まぁ、まともに眺めたのは本以外では昨日が初めての事であるがしてそのー。で、おいどん!ジャケットどうこうより内容はどないや、おぅ、そんな焦らさんといてね。音、音がな、ワタシには何が何だか、もはやこれはギターの音なのかどうかさえ・・・、といった類の感じでね。あっ、針についた埃のせいで音が歪んで聴こえただけか、それなら埃を取ってまた針を落としてこれで良・・・、えっ、なんやのんこれー、かの有名なワウペダルいう代物でっしゃろかー。とにかくドラッグでもないとこれをほんまに理解するのは無理がありますねんさかい。そんな戯言よりもな、肩全般が痛い、よって体全身がだるいんです。それは何が原因であるかと思いを馳せるとな、いとも簡単に答えが閃くんです。先日の「右手にレコードラック、左手にレコード、そしてお米5kg」、それしかないんですワン。ワタシはきっと、世にいうところのあれでしょうよ、あれ。そうそれ、イッツ運動不足。一目散に横になりたい、それ位イタイイタイの。

P.S こんな文章を書かせたのはきっと、「ELECTRIC LADYLAND」のふざけたギター(良い意味)、すなわちジミ・ヘンドリックスさんのせいでしょうよ。

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September 03, 2007

この部屋は俺のモノ

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この部屋はそう、まだ俺のモノ。苦笑いとしかめっ面の両方を兼ねそえた顔で更新料を払い込み、下北沢には色がないレコードラック、こいつを求めて渋谷各駅電車。降りる人がまだ降りてもないのに乗り込んで行く男、それに笑顔でついて行く女、そのカップルを同じ割合で馬鹿にしとる時間だけで簡単に渋谷へと着く。あった、あったぞ、白色レコードラック(¥2930)。白黒2トーン、こいつが俺の目的。軽く目を向けた新入荷コーナーで、探し求めたJIMI HENDRIX「ELECTRIC LADYLAND」の裸体ジャケットがこんな時に限って見つかる始末(¥1890)、これもここぞとばかりに手に入れ(カード頼り)、ドンキホーテにてお米を手に入れる。右手にラック、左手にレコード、そして5kgのお米。嗚呼、良き重たさ。この部屋でそう、まだ生活をする。ラックを組み立てレコード総並び替え。写真では分からんがこだわりの順番、5時間強。ほら、また部屋が広くなったぞ。

P.S 10月12日、名古屋行深夜高速バスに乗る。「野狐禅/RADIO CAROLINE」、このイカした組み合わせを見に行く。しかし俺は、このライヴを見に行くという名目(きっかけ)のもと、ただ単純に旅に出たいだけだ。戻ってきたら、きっと栃木までバイクの免許を取りに行く。年末に今年の俺を自分で振り返った時、「今年は色んな事をして、色んな街に行った」、こんな風に思える様になりたい。

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September 02, 2007

60歳目前の加川良の精神

観た。観る前、ドキドキした。何を、加川良を。部署異動初日の仕事を気分良く終わらせ向かった先、下北沢ラ・カーニャ。焼酎+加川良、これはやけに胸躍る組み合わせであったが、開演前に既に呑み干した。おかわりは控えて唄に入り込む。ベタかなんか知らんが、まさかの「生活の柄」にときめき、「教訓Ⅰ」に体を硬直させる。他の曲はどうか?良かったに決まっとるし、それはそれは素晴らしい。初めて聴いたのは4年ちょっと前位か。しかし俺はこの人への思い入れがなかなかに強い。よって、ドキドキした。音楽でも映画でも何でも、いくら好きな人だとしても「これはあんまり」という時があるが、初めて観た加川良のライヴにそんな部分は微塵もなかった。これから加川良を聴く時、その度にきっと今日のライヴの雰囲気を思い出す事になる。何がどう良いのか?それは各々で勝手に感じて勝手に考えればそれで良い。明日は鹿児島でライヴがあるという。60歳目前にしてこの精神はまさに一つの理想形。帰り道、贅沢にも「珉亭」にてじゃじゃ飯なる御馳走を平らげつつオグリ昌也と愉快な一時を過ごし、俺は現在、しっぽりとまた加川良の音楽に入り込んでいる最中。

P.S 明日は更新料を払い込む予定。さぁ、なる様になる。

September 01, 2007

無銭扱いになる前に

昨夜ライヴ後、微熱はない事にし、夜中から「庄屋」へ出向く。男二人、終わらぬ会話。音楽、映画、女性、仕事、タトゥー。焼酎、大いに酔っ払う。今日は今日とて定食屋「千草」。80年代後期~90年代前期辺りのJ-POP有線が何故か不思議な力を持つ定食屋(入った瞬間、まさかのユニコーン)。今日の俺はといえば、レコードラックを手に入れ部屋を凄い事にする予定だったが、目当ての色無く断念、調子狂い。何故そんな事をする気になったかと言えば足の踏み場がない事だけがその理由なのではなく、部屋の更新。そう、俺はまだ暫くこの部屋に滞在したい。そこで新たなレコードラック、これを要する。嗚呼更新料、コイツを払い終えればその瞬間からおいら無銭扱い。無銭旅行、これも良い。おっと、ソイツを払い終える前にまずは加川良、明日はそう、加川良 アット 下北沢。

at 20:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │日々 

’07.8.31(金) 表現する為の下北沢ロフト

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’07.8.31(金)
ライヴ アット 下北沢ロフト


1.ガラクタミュージック
2.ドクター
3.表現者(仮)
4.首ったけ
5.深夜高速バスブルース
6.自由
7.スポットライトな生き方


唄った。大いに唄った。客が多くても少なくてもMCの受けがさほどでも関係なかった。リラックスライヴ、これ、身に付けた感がないでもない。俺は決して悪くないが、まだまだ良くなるぞとは感じた。共演者の人に「地でやれば良いんですね、勉強になりました」と言われた。話半分だとしてもそういう言葉は快く受け止めとけば良い。伝わった事が嬉しかった。地じゃないライヴってどんなんや、と思う。客にすり寄る時点でそれはもはや自分ではない。その点、ぶれる事はない。客がどうであれ俺は自分の唄を唄いたい。新曲は歌詞を変えて一気に加速し出した。ライヴ後、俺には微熱があった。興奮から解き放たれたのが原因かも知らん。




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